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私にとって京ちゃんは空気だった だから私は麻雀部に入った後も和ちゃんや優希ちゃんという新しい友達を優先した だから私はお姉ちゃんと仲直りするために全力を傾けた だって京ちゃんは私にとって空気だったから それが間違いだったのかもしれないと知ったのは、昨日偶然見てしまった光景のせい 京ちゃんは見たこともない女子に校舎裏で告白されてた 嬉しそうな顔と申し訳なさそうな顔の入り混じった表情で京ちゃんは手を合わせていた 断ったんだと、私はほっとした。同時に思う、あれが見知らぬ誰かではなく麻雀部の誰かだったら 京ちゃんは受け入れてしまうんじゃないかって、私から離れるんじゃないかって やっぱり京ちゃんにとって私は空気だった、傍にいることが当たり前で、なくては人間は死んでしまう、そんな存在 京ちゃんが他の誰かのところにいるなんて想像できない、したくもない だから、ねえ、お願いだから私とずっと一緒にいてください そんな私の独白を聞いた京ちゃんは、なんていうか複雑そうな顔をしてた、あれ、何か間違ったかな? 京太郎「あーなんだ、最初はこいつ俺を貶してんのか? と思ったんだが     ていうかこれ、ある意味咲自身ををネタに脅迫してね?」 咲「それだけ京ちゃんが大事だっていうことだよ、ねえ答え貰っていいかな?」 京太郎「あーなんだ、俺は空気なんだろ? だったらまあ、地球上にいるかぎりは一緒なんじゃねえの」 素直じゃない京ちゃんの耳は赤くそっぽを向いてて、それでも返ってきた言葉に私は笑顔を咲かせた カン

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