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滑り込み七夕シリーズ!
「ウチはお姫様やない」
何となくそんな気がしていつも一歩引いてしまう。
今も昔もそう…
本当に好きだったのかさえ自分でも分からずに気づくと涙がこぼれ落ちる。
こんな自分が嫌やって…
今回はちゃんとしよ思ーとったのに…
何でかな…?
やっぱり怖がって一歩踏み出せん自分がここにおる。
竜華「ほーら怜!もうそろそろ彼来るで!ちゃんとしとき!」
怜「ん~ん、今目覚めたばっかやし~もうちょい横でいさせて~」
竜華「も~そんな髪ぼっさぼさで千年の恋も冷めてまうで!」
怜「んじゃ私らまだ一年の恋やから大丈夫やな」
竜華「いやいや、長さは関係ない」
怜「せやかてー、せやかてー」クド-
コンコン
怜「」ガバッ!! 髪 サササッ
竜華「フフッ… 今頃慌てて。ええで~どぞー」
怜「うあぁ …り、竜華っちょい!」
ガラガラッ
京太郎「お邪魔しまーす… あ、お久しぶりです!お二人とも!」
竜華「お久しぶりー」
怜「お、お久しぶり」
京太郎「久しぶりに会えるってのに怜さん入院中だなんて心配しましたよ…身体大丈夫ですか?」
怜「うん、まあまあです。 心配してくれてありがと」
京太郎「一年のぶりですね…」
怜「そやな…一年ぶり。会いたかった…///」
竜華「ホント事あるごとに会いたい会いたいゆーとったで~。耳にタコ出来るかと思ったわ」
怜「それ言い過ぎちゃう? ゆーても週一くらいやろ?」
竜華「週一も一年になれば何回になると思ーてんねん?ww」
京太郎「すみません中々会いに来れなくて…」
怜「京太郎のせいじゃないって。半分は私のせい」
竜華「まるで織姫、彦星やな~羨まし!もしかして京太郎くんそれ狙って今日こっちに来たん?」
京太郎「えぇ!いやーそういう意図はなくてたまたま今日になっただけなんすよ~」
竜華「はぁ… そこはウソでも7/7にあなたの彦星が会いに来ましたよ。ってゆーほうがカッコええで。なぁ怜?」
怜「ん?いや別に京太郎はいつでもカッコええよ」
竜華「あんたもまじレスかい…
まーええわ。積もる話もあるやろ?お邪魔虫はそろそろ帰るとするわ」
そう。
それが一番いいのだと。
言い聞かせて…心に鍵をかける…
竜華「じゃあな。怜、京太郎くん!」
京太郎「あ、ちょ、ちょっと待って下さい!」
竜華「?」
京太郎「えーまぁ確かに俺と怜さんは織姫、彦星かもしれないけど… き、今日はデネブにも一緒にいて貰いたいです」
竜華「え?それってどゆーこと…?」
怜「京太郎がな、竜華のコト好きなんやって」
竜華「はああぁぁぁ!!??どーゆーことやねんそれ!?」
京太郎「怜さんも勿論大好きです!でも、それと同じくらい竜華さんも好きなんです!コレは… 俺の本心です竜華さん!」
竜華「いやいや、浮気やろそれ!ええんか?怜!?」
怜「ええも何も私は最初からそうなれば良いなぁと思っとったで」
竜華「何考えてんねんあんたら… 訳わからんわ…」
怜「一年前私が京太郎に告白するって竜華に話した時、困った顔したの今でもよう覚えてんで。 あん時からどうすれば三人幸せになれるのかずーっと考えてたんや。答え出すのにこんな遅くなってしもーたけど。ごめんな竜華苦しかったやろ?」
竜華「…ウチはそれでもええと思ったから、何も言わないで怜を後押ししたやで。それを今更…」ウルウル
怜「でもまだ好きなんやろ?京太郎の事」
好き?
あー…そっか。
まだ好きやったんや京太郎くんの事。
閉まってもう開けることはないって思っとったのに… この想い。
竜華「グスッ… ええんか怜?ウチも…白鳥も京太郎くんのこと好きになって?」グスッ
京太郎「いいんです!寧ろそうなって貰わないと困ります!!怜さんと何度も話し合って決めたコトなんですから!」
怜「せやで、観念せいや竜華」ニコッ
竜華「グスッ… もう敵わんな~ ; せやな。もう自分にも嘘つくのやめる! ウチは京太郎くんのコト好き!」
京太郎「あ、ありがとうございます!!」
竜華「ふぅ。こうなってしまったからには京太郎くんにはシッカリウチらの事幸せにしてもらうで!」
京太郎「勿論!任せてください!!」
竜華「…では改めて二人とも、これからもよろしゅー頼みます。」
怜「よし、話はまとまったな!じゃ今日は朝まで3Pや!!!」
京太郎・竜華「……」
カンッ