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ずっと一緒だと思っていた ずっと隣にいると思っていた ずっと優しく声をかけてくれると思っていた 今、彼は私を突き放そうとしている 今、彼は私に憎悪の視線を向けている 今、彼は私に声を荒げて詰問していr(ゴチン 咲「ぶつなんてひどいよ京ちゃん!」 京太郎「うるせぇ!シリアスぶって話を重い方向にもっていこうとしてんじゃねぇ!」 咲「ぶー、だって京ちゃんが私を追い出そうとするから」 京太郎「いやおかしいだろ、なんでお前が俺の部屋に荷物持ちこんでんだよ!」 咲「京ちゃんが大学に受かって、アパート暮らしを始めるって聞いたから」 京太郎「そうだな、お前と同じ大学で同じ学部になったよな、そこまではいい」 咲「うん!これからも一緒だよ京ちゃん!」 京太郎「だからってお前、なんで俺の部屋に荷物運びこんでるんだよ!」 咲「え、おじさんとおばさんにちゃんと許可はとったよ?そしてよろしくお願いされたよ?」 京太郎「なにしてんの俺の両親!」 咲「『あの子、おもちおもち言ってるから結婚できないか変な女につかまりそうだから咲ちゃんがいてくれてよかった』 ってお義母さんから言われちゃったよ!」 京太郎「なんでお前、ポンコツのくせにそんな外堀うめまくりなんだよ!」 咲「てか、お義父さんたちが3LDK借りてくれた時点でおかしいと思いなよ京ちゃん」 京太郎「こんなときだけ正論言うなよ!」 咲「むー。それとも何京ちゃん。私を放り出すの?まだ四月で外は寒いよ?都会に私を一人放り出すの?」 京太郎「あー、いや、それは流石に心配ではあるんだが」 咲「それよりずっと京ちゃんのそばにいるほうが面倒がないよ?手をつないでくれてたら迷子にならないよ?」 京太郎「そう、なのか?」 咲「そうそう。ちゃんとお料理やお洗濯やお掃除とかメイドさんロックンロール並にがんばるよ!」 京太郎「メイドさんロックンロールがなにか知らないが、確かにそれは魅力的だなぁ」 咲「そうそう、お互い助け合っていこうよ!ね!」 京太郎「釈然としないがお前を一人にしておくと心労もやばいし、仕方がないか……」 咲「そうだよ!ちゃんとメイドさんロックンロール並みにがんばるから安心して!」 京太郎「はいはい。わかりましたよお姫様」 咲「犯った!」 後日、メイドさんロックンロールの意味を体で知ることになるとは この時の京太郎に知るすべはなかった カンッ!

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