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京太郎「なにこれ」 煌「私がデコレーションしました!」 京太郎「煌さんの仕業か」 部室へ来ると机の上に派手にデコレーションされたノートが置いてある。 どうやら煌がこの日誌をこうしたらしい、何故そんな事をしたのだろうか? 新道寺において一番まともだと思っていたのだが案外、煌も性格がぶっ飛んでいる。 京太郎「お、何人か書いてるな……読んでも?」 煌「問題ないかと……そのうち京太郎君にも回ってくると思いますし」 煌の言葉に京太郎は頷き表紙を開き中を確認していく。 内容は去年の秋からで結構続いてるようだ。 日誌なのに漫画形式でしんどうくんの物語が書かれている。 最後の結末がすっごい無理矢理終わっており日誌かすら怪しい内容だ。 京太郎「……ページが真っ赤だ、哩さん何を考えてこんなの書いたんだ」 中にはホラー風になってたりして少々哩の精神状態は、大丈夫なのだろうかと心配にもなる。 だが、おかしかったのは最初だけで残りは普通の内容のようだ。 自分もこれを書かなければいけないのかと思ってたのでほっとした。 京太郎「ふんふん……あっ俺の事も書かれてる」 見ていくと新入部員の話が書かれていた。 中には初めての男性部員とかかっこいい!とか書かれており、京太郎は恥ずかしがった。 京太郎「…もの珍しさか結構俺の事書かれてるんですね」 内容を読み進めると所々に京太郎が出てくる。 今日は朝食は………等が書かれており…… 京太郎「まてーい!何で美子さんが俺の朝食の内容知ってるんだ!?」 煌「今日何を食べたとか話をしたんじゃないですか?」 京太郎「あぁ…そっか、この日そんな事も話した気がする」 気を取り直し中身を見ていく。 中では仁美が京太郎とこんな政治について話したと細かく書かれていた。 それを見てあの日かと思い出す、たまたま新聞で話題になった話をしたのだが 仁美がそれに喰い付いたのだ。 京太郎「……あの日は大変だった」 追伸:今日の京太郎は、部屋で筋トレしてた。 京太郎「………なんで知ってるんだろうか、てかこれ共有する内容か?」 煌「部員の仲を深める大事な内容ですね!」 そうなのだろうか…? 少々気にはなるが先を読んでいく。 今度は姫子の日誌のようだ。 内容は至って普通…普通………。 京太郎「…7:30 京太郎起床 8:00 のんびりと登校 8:20 クラスメイトと雑談しつつ授業の準備………」 その日の京太郎の一日が延々と書かれていた。 京太郎「……ふぅ」 煌「どうしました?」 京太郎「ゴミ捨て行って来ます」 バタンと日誌を閉じ、笑顔で煌に告げる。 そしてそのまま足を外に向けて歩き出した。 煌「だ、だめですから!?」 京太郎「えぇい離せ! これは残して置いたらやばい!」 歩き出すも直ぐに煌に気付かれ腰に抱きつかれ身動きが出来なくなった。 結局日誌を捨てようとするも部員全員に止められ断念せざる終えなくなったとか…… カンッ!

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