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第六層拠点パート3」(2016/04/03 (日) 16:51:03) の最新版変更点

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―― 私にとって誰かの役に立つと言うのはとても重要な事だった。 …母さまが私に望んだのはそういう『良い子』だったから。 誰にも迷惑を掛けない子だったから。 だから、私はこれまで自分を抑えてきた。 それ以外に生き方を知らなかったから。 そうすればきっと母様も私の事を迎えに来てくれるって思っていたから。 ―― でも、現実はそうじゃなくて。 母様は私を迎えに来るどころか手紙の一つだってくれなかった。 それどころか、『良い子』であったはずの私の周りには友達と呼べるような誰かもいない。 その寂しさに一人布団の中で泣いた記憶は…恥ずかしいけれど、結構ある。 でも、どれだけ一人で泣いても母様も、そして友達も私の側にはいないまま。 ―― だから…一度だけ母様に手紙を出した事がある。 小間使いのような立場とは言ってもお小遣いくらいは貰える。 それで私が初めて買ったのは出来るだけ綺麗な便箋と、切手。 自分の近況を書いたその便箋は…しかし、数日後、戻ってきた。 既に届け先の住所には母様はいないのだという事実と共に。 ―― …多分、そこから私は意固地になったんだと思う。 精一杯のワガママを込めて出したその手紙は誰にも届かなかった。 また会いたいという気持ちを出来るだけオブラードに包んで差し伸ばした手は…ただ虚空を掴んだだけ。 私にはもうここしか居場所がない。 本当に母様に捨てられてしまったのだと…そう突きつける事実に…私はより『良い子』になろうとした。 そうすればきっと母様も私の事を迎えに来てくれるんだって…それだけが私の心の支えになった。 ―― そんな私がクラスで孤立するのも当然だったんだろう。 私は自分が『良い子』であるが為に、周りを利用しているだけだったんだから。 私は相手を見ていない。 ただ、相手が求めている事を機械的に返すだけ。 自分の中の強迫観念めいた感情を満たす為に動く私は気味悪がられても仕方がない。 陰口を叩かれるのが…当たり前だ。 でも…そうと分かっていても…私は自分の生き方を変えられなくて…。 ずっと…ずっとそうやって…一人で生きていくんだとそう思っていた。 ―― でも…今は…。 …昔ほど『良い子』である事に執着しなくなった。 それはきっと『彼』が私に対して手を差し伸べてくれたからだろう。 私の助けになりたいと…そう言ってくれた…たった一人の人。 そんな彼のお陰で…私は少しずつ生き方を変えられるようになった。 一人では…なくなった。 春「…あ」 そんな彼 ―― 須賀くんが一人、ラウンジで座っているのが見えた。 けれど、その顔は何時もとは違い、暗く落ち込んでいる。 まるで悩んでいるようなその姿に、買い物帰りの私は惹かれるように近づいていった。 春「…須賀くん」 京太郎「あ…春か…」 京太郎「買い物帰りか?おかえり」ニコ 春「…うん、ただいま」 そう私へと笑う彼の顔はとても暖かなものだった。 自分が落ち込んでいるのを感じさせまいとしているその笑みに、私の胸は小さく締め付けられる。 勿論、それは彼の優しさだ。 須賀くんは…私に心配掛けさせまいとしてくれているからこそ、そうやって優しい笑みをくれる。 春「(…でも、これは辻垣内さん達だったら?)」 …多分、彼はそんな風に笑みを見せない。 きっと弱い部分を垣間見せ、頼ってくれると、そう思う。 少なくとも私が見てきた彼ら、或いは彼女らの絆はそれくらい強かった。 春「(…でも、私は…)」 まだ私は仲間になって日が浅い。 迷宮に一緒に探索したのも一回だけ。 それも途中で飛び出してきた怪物に倒れて終わっただけである。 ろくに活躍など出来ていない私に、長年連れそった夫婦のような信頼を向けろと言う方が難しいだろう。 春「(……相談して欲しい)」 そんな気持ちが胸の奥から浮かんでくる。 けれど、私がそんな事を言ってしまって本当に良いんだろうか? 信頼と言うのは欲しいと言って貰えるものじゃない。 自分の行動で勝ち取るもの。 幾ら京太郎が私に対して甘いとは言っても、そんな恥ずかしい事は言えない。 春「…京太郎はここで何を?」 京太郎「あー…まぁ…ちょっと部屋には居づらくて…さ」 春「…そう」 だからこそ、当たり障りのない事を聞いた私に気まずそうな返事が帰ってくる。 基本的に京太郎の部屋は彼のハーレムと言っても過言ではない。 京太郎と同棲している人たちは皆、彼の事が大好きだ。 そんな場所で居心地が悪いというのは、悩み事というのはよっぽど大変ならしい。 春「(…そんな京太郎に私が出来る事…)」 …分からなかった。 そもそも…悩み事の相談なんてした事もないし、された事もない。 そんな私がこんなにも落ち込んでいる彼に出来る事なんてそうそう簡単に思いつくはずがなかった。 でも、今の京太郎はどうしても放っておけなくて…だから… ―― 春「…じゃあ、私の部屋、来る?」 京太郎「え?」 春「…暇つぶし、ついでに」 ……部屋に家族以外の男性を招く。 それが一体、どういう風に受け取られるかくらい私にだって分かっていた。 けれど、私は京太郎の事を放っておけないし…何より…彼だったら…別に良い。 私に手を差し伸べてくれて…生き方を少しずつだけど変えてくれて…。 私の拙いワガママを聞いてくれる彼なら…例え、犯されたって後悔はない。 ―― 京ちゃん京ちゃん京ちゃん京ちゃん京ちゃん 春「(…多分、これも無関係じゃないと思うけれど)」 こうして京太郎と一緒にいると胸の内から沸き上がってくる強い衝動と甘い声。 自分以外の誰かが私の中に住んでいるようなその感覚にも慣れてしまっていた。 それはきっと私自身がこの『誰か』と同じ気持ちを共有しはじめているからなんだろう。 一緒に迷宮へと連れて行って欲しいとワガママを言った時にはまだ区別がつかなかったけれど… ―― 春「(…私は多分、京太郎の事が好き)」 それは京太郎を京ちゃんと呼ぶこの『誰か』の感情を自分のモノと勘違いしたからなんかじゃない。 私は私の意思で…京太郎を…好きになっている。 いや…多分、もっと深く…愛して…そして依存しているんだと思う。 彼とこうして一緒に過ごせるようになる前の生活なんて私にはもう考えたくないくらいだったから。 春「(…だから…できれば私も京太郎と恋人になりたい)」 彼のハーレムに入れてほしい。 その資格は…自意識過剰ながらあると思う。 京太郎はあんなに綺麗で可愛い恋人ばっかりなのに、私の胸をチラチラ見るから。 ただの仲間としてではなく一人の女として意識して貰っているのは分かる。 けれど、そこから彼に踏み込んできてもらうのは多分、望み薄だ。 京太郎はスケベではあるけれど、それと同じくらい辻垣内さん達のことを大事に思っている。 決して誠実ではないけれど、自分から他の誰かに手を出したりはしないだろう。 春「(…だから、アピールしなきゃ)」 私が役に立つんだって。 京太郎の事が好きなんだって。 側において欲しいんだって。 ……でも、それは私にとってとても苦手な分野。 自分から何かをアピールする事なく…ずっと受け身で育ってきたから。 そういう事は殆どした事がない…。 春「(…でも、やらなきゃダメ)」 …この前の戦いで思った。 私は足手まといだって。 そしてそれ以上に何時死んでもおかしくないんだって。 本当に命の危険がある場所なんだって…思い知った。 …次の探索で私の命があるかどうかは分からない。 だから…後悔しないように…ここで精一杯、彼にアピールしなきゃ。 春「どうぞ」 京太郎「あ、あぁ…お邪魔します」 そんな事を考えている間に京太郎と一緒に部屋へと帰ってきた。 唐突な訪問になるけれど…でも、基本的に掃除もちゃんとしているから大丈夫。 私物も黒糖を除けば服くらいなものだから、散らかってはいない。 京太郎「…で、春」 春「何?」 京太郎「この部屋の隅に積まれているダンボールの山は一体…」 春「黒糖」 京太郎「…え?」 …あれ? 何か私、間違った事言っちゃった…? …それは黒糖のダンボールだって事に間違いはないはずなんだけれど…。 …あ、もしかして空箱を詰んでいると思ってる…? 流石にそんな風に誤解されるのは恥ずかしい…。 ちゃんと誤解を解かないと…。 春「…ちゃんと中身は入ってる」 京太郎「こ、壁埋め尽くすくらい並んでいるこれ…全部にか?」 春「勿論」 春「ちなみにちゃんと管理も出来てる」 春「右端から製造年月日に並べて、製造所が別の分はダンボールにラベルを張ってある」 春「毎日、整理整頓もしてるから問題ない」 京太郎「そ、そうか…」 …よし。 ちゃんと女子力アピールも出来た。 …でも、京太郎は何か気圧されているような…? …気のせい…??? 京太郎「でも、これだけの黒糖あって食べきれるのか?」 春「寧ろ、足りないくらい」 京太郎「…え?」 春「それくらいなら一週間でなくなる」 京太郎「い、一週間…」 春「ちなみに在庫管理や整理もエクセルでやって、減ってきたら自動で発注掛けるようにプログラムを組んである」 京太郎「わざわざプログラムまで…」 春「…折角、黒糖が買えるようになったのに、なくなったりしたら大変だから」 春「本を買ってきて3日で覚えた」 京太郎「み、3日…?」 春「うん。…京太郎も何か管理して欲しいのがあったら私がプログラム組んだりするけれど…」 京太郎「い、いや…流石にここまで情熱傾けるものはないから良いかな…」 春「…そう」 …これを期に京太郎の私生活に入り込めれば…と思ったけれど…。 やっぱりそう簡単にはいかない…。 そもそも京太郎のそういう私生活の部分を支えているのは福路さんだし…。 まずは彼女の方にアピールするのが良かったのかもしれない。 春「…それより京太郎、お茶飲む?」 京太郎「あー…そうだな」 京太郎「折角だし貰おうか」 春「…うん、ちょっとまって」 …とは言え、福路さんの壁は厚い。 私も何度かごちそうになったけれど…お茶も料理も彼女には敵いそうにもなかった。 元々の技量だけでもかけ離れているのに、その上、相手は経験から京太郎の胃袋をがっちり掴んでいる。 正直、そんな相手に真正面から太刀打ちしようとするのは下策。 ここは私にしかないものでアピールするべき。 京太郎「…ちなみにそのお茶って…」 春「この前の黒糖のお茶」 京太郎「あ、やっぱりか」 春「ダメだった?」 京太郎「いや、アレは俺も好きだから大丈夫」 春「…そう」 …ちょっと嬉しい。 私も…このお茶の事がとても好きだから。 好きな人と…好きなものを共有出来るのって…とても胸が暖かくなる。 …京太郎も今、私と同じ気持ちだったら良いのに。 春「はい、どうぞ」 京太郎「おう、ありがとうな」 そう言って京太郎はお茶を受け取ってくれる。 そのままフーフーと息を吹きかけるのはそれが淹れたてだからだろう。 できれば温かい内に飲んで欲しいけれど、こればっかりは仕方がない。 それにそうやって息を吹きかける京太郎もちょっと可愛いから…嫌じゃなくて…あ、そうだ。 春「…京太郎、貸して」 京太郎「え?」 春「私がフーフーしてあげる」 京太郎「い、いや…それくらい出来るって」カァ …女子力アピールのいい機会だと思ったけれど断られてしまった。 でも、恥ずかしがる京太郎も可愛くて良い。 フーフーするのも可愛いけれど…それは後でも見れるし…。 恥ずかしがる京太郎は今しか見れないんだから…ここはもうちょっとおしてみるべき…? 春「…私が京太郎にふーふーしてあげたい」 春「…それじゃダメ?」 京太郎「う…いや…ダメって言う訳じゃないけど…」カァ 春「…じゃあ、させて」 京太郎「…はい」スッ …あれ? てっきり恥ずかしがって渡してくれないと思ったのに…。 …結構、あっさり手渡されてしまった。 ちょっと予想外…でも、折角、こうして渡してくれたんだし…頑張って冷ましてあげよう。 春「ふーふー」 京太郎「も、もう良いって」 春「…ダメ。京太郎が火傷しちゃう」 京太郎「そこまで猫舌じゃないって」 春「…それでももうちょっと冷まさなきゃダメ」 …うん。 別にこうして好きな人のお茶を冷ましてあげるという事に喜んでいるからじゃない。 確かに京太郎は基本的に福路さんに何でも頼んで、私がお世話をする余地なんて殆どないけれど。 それでも、私がこうして熱心に冷ましているのは京太郎の為。 …私がこうしてふーふーするのを楽しんでいることとはまったくの無関係。 春「(…でも、流石にそろそろ冷めすぎかもしれない…)」 最初はアツアツの熱湯だったお茶も時間経過と共に冷めていく。 それを手の中で感じる私の胸に残念さが沸き上がってきたのは意図的に無視した。 あくまでもこれは京太郎の為であり、私のワガママではない。 …少しずつ変わってきてはいるけれど、私はまだそういう建前がなければ自分から何も出来ない女のままだから。 春「…はい」スッ 京太郎「あぁ、ありがとうな」 そう言って差し出した私の手から京太郎は湯のみを受け取る。 そのままコクリと嚥下していく様を私はなんとなくジっと見つめていた。 内心、沸き上がってくるのは期待の感情。 私が淹れて、私が冷ましたお茶を彼は一体、なんと言ってくれるのか。 それが気になって、私は京太郎から目が離せなくなっていた。 京太郎「…うん、美味しい」 春「…そう」 そんな私の期待に京太郎は応えてくれる。 福路さんの淹れたものではなく、私の淹れた…いや、お世話したお茶を美味しいと言ってくれた。 それに微かに表情筋が浮き上がり、顔が綻ぶのを感じる。 …子供の頃は表情がなくて気味が悪いとそう呼ばれていた私が自覚出来るほどのえみを浮かべるのは珍しい。 …やっぱりそれも私が他の人に負けないくらい彼の事を愛してしまっているからなのだろう。 春「…美味しかったらもっと淹れてあげる」 京太郎「あぁ、これがなくなったらまた頼むよ」 春「うん」 京太郎の言葉に頷きながら私もお茶を飲む。 自分の分は覚ましてなかったからまだちょっと熱いけど、私はこれくらいの方が好き。 あんまり覚ましすぎると味はともかく、匂いが散って、最初に口に含んだ時の感動がなくなるから。 黒糖の匂いが微かにただよい、口の中でも黒糖の味が楽しめるこれくらいが一番好み。 …ただ、ちょっと熱いからちょっとずつしか飲めないけれど。 春「…あつ」 京太郎「はは」 春「…む」 それでも口から漏れてしまった言葉に京太郎が微かに笑うのが聞こえた。 別にそうやって笑われるのは、普段、それほど気にしない。 そんな風に気にするくらいに私は周りの人たちに別段、強い関心を持ってこなかったから。 けれど…その中で唯一、例外だと言っても良い彼に笑われるとちょっとおもしろくない。 怒るってほどじゃないけれど…なんとなく頬の辺りが膨らんでしまう感じがする。 春「…京太郎の所為」 春「京太郎の分を冷ましてたから私、火傷してしまった」 春「責任とってほしい」 京太郎「責任って…」 京太郎「いや、まぁ、俺に出来る事なら何でもするって約束したから良いけどさ」 …そんな感情任せに八つ当たりした私の言葉を京太郎は受け止めてくれる。 しかも、何でも良いとそんな懐の大きさまで魅せつけてくれて。 正直なところ、普通に謝罪されてそこで終わりになると思っていただけにちょっと戸惑ってしまう。 そもそもそんな風に誰かにお詫びを求めたり、責任を追求した経験どころか、しようと思った事すらない。 春「(…何が適切…?)」 …こういう時、人付き合いの経験がまったくないのが困る。 私の感情はさておき、彼が私の事を友人と思ってくれているのは確実だ。 これだけ世話を焼いてくれて、部屋にだってあがってくれる彼の気持ちくらい私でも分かる。 けれど、そんな風に友人と呼べるような相手なんて私の人生では一人としていなかった。 友人を相手にこういう時どういう対処を求めるのが一番かというノウハウが私の中にはまったくなかったのである。 京太郎「本当に何でも良いんだぞ?」 京太郎「さっきも言ったように、俺は春のしたい事を全部叶えてやるつもりだからさ」 春「……じゃあ、冷まして」 京太郎「ん?飲み物を?」 春「ううん、舌を」 京太郎「えっ…」 …あれ?間違った? 口を火傷したという状況から発生する賠償責任と、彼との関係を進めたいという気持ちの両方を満たす良い案だと思ったんだけれど。 …でも、彼の反応を見るとちょっと普通じゃない要求だったらしい。 やっぱり急ぎすぎた…? 京太郎「さ、冷ますって…どうやって?」 春「…キスで」 京太郎「い、いや、流石にそれはまずくないか?」 春「…大丈夫。外国では挨拶みたいなもの」 京太郎「流石にそんなディープな挨拶はしねぇよ」 春「…むぅ」 …とは言え、一生懸命考えたのをそんな風に無下にされるとやっぱり面白くない。 京太郎にとっては論外かもしれないけれど、私としてはそれなりに勇気を振り絞ったんだから。 …そもそも京太郎が何でもするなんて言わなかったら私だって、こんな事言わなかったのに…。 それを一蹴するなんてちょっと男らしくないと思う。 春「…何でも良いって言ったのに」ポソ 京太郎「うぐ」 春「…シたいこと叶えてくれるって言ったのに…」ポソリ 京太郎「う…うぅ…」 …そこを責めるだけで京太郎は苦しそうな顔をする。 今にも裁判で逆転されそうな検事を彷彿とさせるその表情に心の中の溜飲も下がった。 発端は私の失敗だったのだし、そろそろ京太郎を責めるのは辞めてあげよう。 …そもそも私は京太郎に女子力アピールしたいのだし、こんな風にいじけている暇はない。 春「でも、仕方な…」 京太郎「分かった」 春「…え?」 京太郎「…そこまで言うなら、しっかり冷ましてやろうじゃないか」 …………え? 京太郎…本気? そりゃ私は嬉しいけれど…でも、本当に良いの…? 京太郎「…でも、恥ずかしいから目を閉じてくれないか?」 春「…うん」 …あぁ、でも…本気なんだ。 京太郎、わざわざ私の隣までやってきて…目を閉じろって言ってる…。 本当に…私にキスしてくれる…の? …嬉しい…本当に…嬉しい…っ♥ 京太郎「じゃあ…そのままちょっと舌を出して…」 春「…ひゅん…」 …でも、恥ずかしながら私にキスの経験なんてない。 作法やセオリーを何一つとして知らない私には京太郎の言葉に従うしかなかった。 …これがクラスメイトが良く呼んでた女の子向けの雑誌とか読んでいたらまた違ったのかもしれないけれど。 自分には恋愛なんて無縁だと決めつけないで少しは呼んでおけばよかったと今更ながらに少し後悔した。 京太郎「ほら、行くぞ」サラサラ 春「ん…ぅ♪」 …あぁ…♪今、甘いのが舌にふわって掛かって…♥ これ…黒糖の味…。 きっとさっき飲んだ分が京太郎の舌に残っているんだと思う…♪ …良かった、私もさっきキスする前にお茶を飲んでおいて…。 京太郎でもこんなに黒糖の味がしっかりするんなら…私も同じくらい黒糖の味になっているはず…。 少なくとも…変な味には…なってないと思う…。 春「(…あれ?)」 ……でも、これ、何か粉っぽいような…? 黒糖の味がするって言うか…黒糖そのもの…? いや…まさか、そんなことはないはず。 私はちゃんと京太郎とキスしてる…してるはず。 でも、ちょっと不安だから…少しだけ目を開けて… ―― 春「…」スッ 京太郎「あ、まだ目をあけちゃダメだぞ」 春「………・・…京太郎、何してるの?」 京太郎「何って…春の口の中を冷まそうとしてる」 …うん、それは私にも分かってる。 さっき京太郎が宣言した事を忘れるくらい私も馬鹿じゃない。 けれど、彼の顔は私が期待したようにすぐ目の前にはなかった。 京太郎は今、私から少し離れた位置で、お茶に入れる用の黒糖をスプーンで掬っている真っ最中だったのだから。 春「…なんで黒糖?」 京太郎「知らないのか?口の中を火傷した時には砂糖が効くんだぞ」 …京太郎の言う通り、確かに口の中のヒリヒリとした感覚はもう大分、薄れていた。 私の知らなかった黒糖の効果に驚きがまったくないと言えば嘘になる。 正直、彼の豆知識に感嘆している私がいるのも事実。 だけど… ―― 春「…私が聞きたいのはそれじゃない」 京太郎「あー…いや、だってさ…」 春「…さっきするって言ったのに」 京太郎「さ、冷ますって言っただけだから」 春「…屁理屈」 京太郎「う…」 …確かに思い返すと彼はキスするなんて言っていない。 あくまでも私の舌を冷ますとそう言っただけ。 だけど、私はそれに期待していたし…そして彼もそうやって私に期待させるようにわざと目を瞑らせたりした。 そうやって私の事を癒やそうとしてくれたのは嬉しいけれど…さりとてその非道は決して忘れられるものじゃない。 春「これは今度こそお詫びとしてキスしてもらわなきゃいけない」 京太郎「か、勘弁してくれよ…」 春「…京太郎は私とじゃキス出来ない?」 京太郎「で、出来ないって言うか…俺、他に恋人がいるしさ…」 ……そんな事私だって分かってる。 彼が既に両手に花どころの状態ではない事なんて…迷宮に潜る前から知っていた。 だけど、それでも…私は今、彼にキスして欲しかった。 私の気持ちを汲み取って、むさぼるようなキスで…初めてを奪って欲しかったのに。 春「(…ここで好きだって言えば…して貰える…?)」 …かもしれない。 だけど、流石にここでハッキリと好きだと言えるほどの強情さは私にはなかった。 だって、彼は今、間違いなく悩み事を抱えているのだから。 そんな状況で私も彼が好きだと気持ちをぶつけては、京太郎の悩み事を増やしてしまうだけ。 その気持ちが解決するまではハッキリと好きだとは言わず、自分の事を売り込むのを専念した方が良い。 春「…じゃあ、京太郎にとって…私は魅力的?」 京太郎「まぁ…そうだな。魅力的だよ」 春「…もっと正直に」 京太郎「う…可愛いって思ってる」 春「もっと」 京太郎「む、胸とか大きくて良いなぁって…」 春「…もっと言って」 京太郎「さっきだってちょっと役得だって思いましたぁっ!!」 春「…」カァ しかし、そう分かっていても、溜飲の下がりきらない私の言葉に京太郎は正直な言葉をくれる。 本来ならば胸の内に秘めて決して表には出さないであろうそれに私の顔が微かに朱色を差した。 何だかんだ言って私の事を意識してくれている彼に心臓がトクンと甘く脈打つのが分かる。 彼に出会うまでまったく知らなかった自分のその反応に、少しだけ彼のことを許しても良いような気がしてきた。 春「…そういえばさっきの知識は一体、何処から…?」 京太郎「あぁ、昔、火傷した時に久に教えてもらったんだよ」 春「……」ピクッ …そんな気持ちが一瞬で吹き飛ぶのは彼の口から私以外の女の人の名前が出てきたからだろう。 竹井久。 あのインターハイで私と戦った清澄の部長であり、私達の中で一番、彼との付き合いが長い人。 京太郎の恋人である人たちの中でも、他とは少し違う立ち位置の彼女に、私は決して悪い印象を抱いてはいない。 寧ろ、私の大好きな黒糖を褒めてくれた珍しい人だとそう記憶している。 春「(…でも、それとこれとは話が別)」 彼にとってはこれはただの友人との会話なのかもしれない。 けれど、私にとって今の時間は、『大好きで仕方がない人との二人っきりでの語らい』なのだ。 その最中に自分以外の女の人に入り込まれるのを歓迎出来るはずがない。 例え彼女が嫌いでなくても、そして彼にとって彼女が恋人であったとしても。 今この瞬間だけでも自分だけを見て欲しい私にとって、それは再び不機嫌になるには十分過ぎるものだった。 春「…」スクッ 京太郎「あれ?春?」 春「………」ススス ストン 無言でテーブルを挟んで向かい合う形から京太郎の隣に座り直した私に京太郎が疑問の声を向ける。 けれど、今の私にはそれに応えてあげられれるほどの優しさはなかった。 あるのはただデリカシーのない京太郎への拗ねるような気持ちだけ。 春「…して」 京太郎「え?」 春「もっとさっきのして」ゴゴ 京太郎「え、えっと…普通に黒糖食べていれば…」 春「…京太郎にして欲しい」 春「…良いよね?」 京太郎「…はい」 多分、京太郎にも私に悪い事をしたという気持ちはあるのだろう。 静かに問い詰めるような私の声に彼は否定を挟まなかった。 逆に小さく肩を落として諦めるような反応を見せた京太郎はそのままスプーンを手に取る。 春「ダメ」 京太郎「え?」 春「…京太郎の手で直接塗りこんで」 京太郎「い、いや…塗りこむって…」 春「…スプーンで載せるよりはそっちの方が確実」 京太郎「それはそうかもしれないけど…」 春「…してくれるよね?」 京太郎「あー………分かった」 春「…ん」 よし、押し切った。 流石にちょっと自分でもムリがある論理だと思っていたけれど…。 今回ばかりは京太郎がヘタレで助かった。 …まぁ、それ以上に京太郎がヘタレで困っている事が多いからプラマイ0には程遠い訳だけれど。 京太郎「じゃあ、行くぞ」サラサラ 春「うん…ひて」スッ …そのまま京太郎の手で私の舌に黒糖が塗られていく。 サラサラとした細かい粒を硬くて骨ばった指に刷り込まれるのは普通に食べるのとはちょっと違う。 正確に言えば、これは食べているのではなく治療の為。 もっと言えば…京太郎の仕返しする為なのだから違って当然なのだけれど。 春「(…でも、違うのはそれだけじゃない)」 こうして私の舌に黒糖を塗りこんでいるのが大好きな人のものだからだろう。 不格好にならない程度に突き出した私の舌には黒糖以外の味も伝わってきていた。 少ししょっぱいそれは、黒糖の甘さをより引き立て、私の味覚を強く刺激する。 まるでスイカに塩を掛けたら甘くなるような感覚に私は驚きを感じながらもズブズブとのめり込んでいった。 春「は…ちゅぅ…♥」 京太郎「ぅ…」 そんな私の舌はいつの間にか小さく動くようになっていた。 チュルチュルと舌で彼の指をしゃぶるようなそれに目の前の京太郎から小さく声があがる。 くすぐったそうな、それでいて、心地よさそうなその声は私の胸をキュンと疼かせた。 彼に対しての仕返しがしたかった私がそれを見逃すはずがなく、より彼を辱めようと舌を指に密着させる。 春「(あぁ…♪これ…美味しい…♥)」 既に京太郎の舌に黒糖の味は殆ど残っていない。 けれど、彼の身体に残ったかすかな塩気だけでも私の身体は喜んでいた。 まるで京太郎の一部を舐めているというだけでも幸せだと言うように身体の芯が熱くなってくる。 太陽の日差しから受けるポカポカとしたものよりも、より心地よく、そして暖かな感覚。 それが興奮だと自覚した頃には私はもう物足りなくなり始めていた。 京太郎「は…春…?」 春「ふぁ…ぁ♪もっとぉ…♥」 京太郎「え…?」 春「もっと…黒糖欲しい…♪」 京太郎「あ…う、うん…」 勿論、京太郎の指だけでも十分、美味しい。 けれど、私を夢中にしていたのはその塩味だけではないのだ。 黒糖の甘さと重なったあの瞬間の味こそが、私を虜にしていたもの。 それが欲しいと訴える私に彼も応え、再び指に黒糖を載せてくれる。 春「…はむっ♪」 京太郎「ぅあ…」 そんな京太郎の指に私は瞬時に食いついてしまう。 まるで我慢出来ない子どものようなはしたない自分を、けれど、理性は止める事は出来なかった。 寧ろ、これがもっと欲しいのだと訴えるように舌が這いまわり、口全体が京太郎の指へとしゃぶりつく。 最早、舐めるとも言えないその行為に、私の中の興奮は少しずつ色を変え、ジリジリと炙るような熱へと変わっていった。 春「ん…っ♪んんっ♥」 春「はみゅ…♪ちゅるぅ…♪♪」 その熱を発散しようとするように私の口はより熱心に京太郎の指へとしゃぶりつく。 頬の粘膜で根本をしゃぶり、指の根本までズリズリと舌で舐め洗った。 勿論、ツメの部分だって忘れてはいない。 先端の敏感な部分は私の舌が這い回る度に逃げるように動くが、私がそれを逃すはずがなかった。 唇をすぼめるようにして指を閉じ込めながら、彼の人差し指全てを味わい続ける。 春「ぷぁあ…♥」 彼の指をようやく離した時にはもう彼の指はグチョグチョになっていた。 その関節部分からドロリと透明な液体が垂れるほどネットリとした光景に私の頬は緩んでしまう。 何せ、そうやって彼の指を穢しているのは他でもない私の体液なのだから。 辻垣内さんでも福路さんでも竹井さんでもない。 滝見春が…こうして彼の身体に自分の残滓を残したのだ。 春「(…これ…良い…かも…♪)」 ただ彼の指を黒糖と一緒に舐めるだけでも幸せだった。 けれど、その幸せは、どうやら一挙両得のようなものだったらしい。 こうして彼の指がグチョグチョになっている光景を見ると背筋がゾクゾクするのが分かる。 微かに危ない響きを伴った寒気のような快感。 それをダメだと拒絶出来るほどの理性はもう私の中には残っていなかった。 春「はぅ…♪ふぁ…♥」ポォ 京太郎「えっと…は、春?」 春「……ん…♥」スッ 京太郎「ぅ…」 そのまま勢いにまかせて私は京太郎へと身体を傾ける。 スッと堕ちるような私を、彼はしっかりと抱きとめてくれた。 力強くも温かいその感覚に私の幸福感はさらに強くなっていく。 春「(…これも…素敵…♥)」 京太郎の熱い胸板を間近に見ながら、彼に抱きとめてもらいながら、彼の優しい体臭を感じながら、彼の鼓動を聞きながら。 そんな風に五感の殆どで愛しい人を感じる幸福感は素晴らしいと言う他なかった。 この上、味覚まで満たされてしまったら、どうなってしまうんだろうと…そんな事を思ってしまうくらいに。 勿論、そんな幸せなんて今まで一度も味わった事がない私にはその幸福感を拒めるはずがない。 新しい自分と感覚を発見した喜びと共に彼の胸板に顔を埋め、自分の全てを京太郎で埋め尽くそうとしていた。 春「ん…ぅ…♪」スリスリ 京太郎「あー…」 そんな私を京太郎は拒まない。 何処か気まずそうな声をあげながらも、私が落ちないようにしっかりと抱きとめ続けてくれる。 恋人がいる身の上にも関わらず、止めろと彼が言わないのは以前した約束の為か。 それとも私の事を好ましく思ってくれているのか。 …後者であればこの幸せはもっと強くなるのだけれど。 春「(……どう…なんだろう?)」 …聞いてみたい気もするし、聞いたらダメな気もする。 自分の望む答えが返ってくるような気もするし、完全にフラれてしまいそうな気もする。 この幸せがもっと強くなるような気もするし、水を差されてしまうような気もする。 …結局のところ、今の私はそれを尋ねる事を迷っていて…それで… ―― 春「……京太郎」 京太郎「お、おう」 春「……お菓子、食べよう」 京太郎「え…あ、う、うん。そうだな」 そうぎこちなく頷く京太郎から私はそっと離れる。 勿論、このまま彼に抱きついたままずっと過ごしていたいけれど、流石にそれは迷惑になるし。 何より…私はもう決めた。 このまま足踏みしているよりも…彼の気持ちを確かめようって。 少しでも前に出て…彼にアピール出来る部分を増やそうって。 だから…私は… ―― 春「…京太郎、もうちょっと椅子さげて」 京太郎「ん?こうか?」スッ 春「…うん、ありがとう」 春「じゃあ…お邪魔します」スッ 京太郎「えっ!?」 そのまま私は京太郎の膝の上に座った。 勿論、それは彼に対して背中を向けるものじゃない。 お互いに顔を向け合い、見つめ合うような形。 元々、身長差は結構あるけれど、こうして膝の上に座ると大分、それもなくなる。 丁度、私の顔の辺りに、京太郎の顔が来るその光景は思った以上に良かった。 京太郎「は、春…?」 春「…京太郎、疲れてるみたいだから」 春「だから…私が癒してあげる」 京太郎「い、癒やすって…?」 春「…手始めに…」スッ 春「…ほら、あーんして」 京太郎「えっ」 春「黒糖、美味しい」 京太郎「いや、それは分かっているけど…」 そこで京太郎は私に疑問の目を向ける。 けれど、私は彼のそれに応えるつもりはなかった。 勿論、何時もであれば私はどんな質問であろうと応えただろう。 スリーサイズだって喜んで彼に教えていたはずだ。 でも、今だけはその疑問に気づかないふりをしたい。 彼がいったい、どこまで私のワガママを許してくれるのかどうかを確かめる為にも。 今はひたすらに押して押して押して…そしてアピールを続けたかった。 春「…食べて」 京太郎「…あ、あーん…」 疑問に応える代わりに再度、押した私の言葉に、京太郎はゆっくりと口を開いた。 瞬間、見えるピンク色の粘膜に私の胸がドキリと跳ねる。 さっき欲しくて、でも、与えられなかったその舌にむしゃぶりつきたいという衝動が胸の内から沸き上がった。 しかし、今は大事な時間なのだと理性が何度も繰り返し、その衝動は意識の底へと押し込めていく。 春「…美味しい?」 京太郎「う、うん…美味いよ」 春「…そう」 春「じゃあ…もっと食べて」 そんな私が彼の口へと入れてあげた黒糖に京太郎からの称賛が返ってくる。 それは勿論、ぎこちないものではあったものの、さりとて、決して嫌がっている訳ではないのだろう。 モグモグと動く顎の動きはリズミカルで、彼が黒糖を喜んでくれているのが伝わってくる。 だからこそ、私は彼に向かい合ったまま、何度も黒糖をその口へと放り込んでいった。 春「(…あーんも膝に乗るのも大丈夫みたい)」 個人的にはこれはもう恋人同士がやるような事だと思うのだけれど、彼はそれを許してくれている。 けれど、それだけではやっぱり京太郎の心は見えてこない。 何時も辻垣内さん達に対して、もっと過激な事をやっていて、許容する範囲が随分と後ろに下がっているのか。 或いはそれだけ私に心を許してくれているのか。 これだけではどうしても判断がつけられなかった。 京太郎「…そういえばさ」 春「ん?」 京太郎「春の指って綺麗だよな」 春「…ぅ…」 …反則が過ぎる。 私が考え事をしている最中にそんな事を言うなんて。 正直、まったく予想外だっただけに胸のトキメキが一瞬、危なかった。 理性が後一秒でも手綱を取るのが遅かったら私は彼の唇に間違いなくキスしていただろう。 京太郎「あんまり指とかジロジロ見た事ないけれど…透き通るみたいに白くて、細い女の子らしい指してて」 京太郎「ツメも綺麗に切りそろえてたから関心した」 春「こ、黒糖食べる時にツメが伸びてたら不潔だから…」 京太郎「あぁ、なるほど。一応、固めてあるだけで粉だもんな」 春「…」コクン …そんな私を一々褒めるだなんて…やり過ぎだ。 勿論、私だって褒められた事くらいあるけれど…でも、好きな人というのはやっぱり特別なのだから。 こうして胸の内から大好きだと言えるような人に綺麗だと言われると再び理性の留め具が緩んでしまう。 正直、今もこうして意識的に口を閉じていなければ、彼の事を愛しているとそう口走ってしまいそうなくらいなのだから。 春「(…それとも…誘ってる?)」 普通、女の子にこんな事をされてそう簡単に褒められるとは思えない。 京太郎は色んな意味で百戦錬磨だから、例外なのかもしれないけれど…でも、さっきまではぎこちなかった訳だし。 そんな京太郎がこういう事を言うって事は…もしかして私に好きって言わせたいからなのかもしれない。 ううん、多分、そのはず。 だって、私にここまでさせて拒んでいないのだから。 京太郎も私の事を欲しいとそう思ってくれている……。 春「(…でも、そうじゃなかったら?)」 …ふと湧き上がるその疑問に私の中で盛り上がりかけた機運が一気に静まり返った。 それはきっと私自身、それがどれだけ楽観的な予測か分かっているからだろう。 これまで一緒に居て分かったが、彼は結構、迂闊な人間だ。 特に女の子に関しては無意味にガードがゆるいところがある。 多分、今回も私に対して警戒していないだけで、私の告白を誘っているとかそういうのではないのだろう。 春「(……そうと分かっていても…)」 一度、火がついた『もしかして』は中々、消えきらなかった。 そのまま直接告白する度胸はないけれど、告白したいという気持ちそのものはなくならない。 臆病さと蛮勇さ。 その二つが同居する心を持て余しながら、私は彼の口へと黒糖を運び続ける。 そんな私の手に意外なほど長い黒糖が舞い込んできた。 京太郎「あぁ、なんだ、珍しい形してるな」 春「…うん」 黒糖は基本的には粉状だ。 このお菓子はそれを固めたものを砕いて、パックの中へと入れている。 ポリポリという音がするくらいには硬いが、さりとて決して頑丈という訳ではない。 こんな細長い形ならば、たいてい、輸送の途中で折れると思うのだけれど…どうやら奇跡的に生き残ったらしい。 正直、長年、黒糖を買い続けている私だって、こんな形の黒糖は見たことがなかった。 京太郎「写真でも撮るか?」 春「…そうする」 京太郎「だよな。こんなポッキーみたいなのまずありえないだろうし」 …ポッキー? あぁ、確かにあのチョコレートのお菓子に似ているかも。 実際はアレよりもずっと短くて、ちょっと太い訳だけれど…。 でも、京太郎がポッキーと言うのも分かる気が……あ。 京太郎「よし」パシャ 京太郎「こっちは撮れたぞ。春はどうする?」 春「……私は京太郎に送ってもらうからそれで良い」 京太郎「そっか。じゃあ…」 春「ん…」パク 京太郎「え?」 そのまま黒糖を咥えた私に京太郎が驚きの表情を向けた。 まるで一体、何をしているのか、理解出来ていないその顔に私はゆっくりと唇を近づけていく。 勿論、黒糖が私の口に銜えられている以上、そのままキスという訳にはいかない。 けれど… ―― 京太郎「え、えぇっと…春さん…?」 春「…ひゃべて」 京太郎「い、いや…食べてってこれ…」 春「こひゅとーげーむ」 京太郎「いや、聞いたことないんですけど!?」 …正直、私も聞いたことがない。 そもそも黒糖はそんな風にゲーム出来るような形状じゃないから。 だけど、彼への告白を悩む私の前にこんな形の黒糖が出てきたのはきっと天啓。 神様がこれを使えとそう言ってくれているんだと私はそう判断した。 春「りゅーるは折っふぁら負け」 春「勝っら相手の言う事をなんれも聞く」 京太郎「いや…それは大体、分かるけど…」 春「…じゃあ、しよ?」 京太郎「…しなきゃダメか?」 春「らめ」 京太郎「う…うぅ…」パクッ 私の言葉に京太郎は肩を落としながらも従ってくれる。 多分、最悪、自分の方が折ってしまえば良いと考えているんだろう。 そもそも何でも言う事を聞くという罰ゲームそのものが彼にとってのデメリットになっていない。 京太郎は最初から私のワガママを出来るだけ叶えようとしてくれているのだから今更なのだ。 春「(でも…)」ポリポリ 京太郎「…」ポリポリ お互いに黒糖を食べながら近づいていく顔。 勿論、これはキスでも何でもないので目を開いたままだ。 ハッキリと近づいていく二人の距離が分かるだけの胸のドキドキが止まらない。 けれど、この状態を今すぐ終わらせてしまうのはなんだか惜しくって…。 私は何時も以上にゆっくりと黒糖を歯で削って進んでいった。 春「(京太郎の顔が近づいてくるのが…凄い分かる…♥)」 きっと私だけなくて京太郎の方も興奮しているんだろう。 僅かに近づいていく彼からは吐息が吹きかかり始めていた。 ふぅふぅと肌を撫でるそれは思いの外熱くて…私の中のドキドキをより強くする。 このまま彼にキスしたい。 でも、こうしてゆっくりと近づいていく期待を楽しみたい。 そんな二律背反はゆっくりと前者の方へと傾いていった。 春「…ん…♪」ポリポリポリ 京太郎「ぅ…」 僅かにスピードをあげる私の咀嚼に彼が固まる。 それはきっとこのまま続ければ、私達の口が触れ合ってしまうからなんだろう。 既にお互いの吐息が届いてしまうくらい近づいている状態で、黒糖を削る速度をあげれば当然の事だ。 後五秒…いや、三秒もあれば、私は京太郎にファーストキスを奪ってもらえる…♥ 春「(する…しちゃう…っ♥)」 春「(京太郎と…キス…する…♪)」ポリポリ 私の顔が至近距離と呼べるような距離にまで来ても、彼は黒糖を折らなかった。 私が参加して欲しいと頼んだ以上、真剣にやらないのは不誠実だと思っているのかもしれない。 或いは…彼自身もこうして私とキスするのを期待しているのかもしれなかった。 けど…どちらにせよ、私にとってはそれほど大きな違いはない。 彼がどう思っているにせよ…私の気持ちを受け止めてくれるならそれで… ――
春「……京太郎」 京太郎「お、おう」 春「……お菓子、食べよう」 京太郎「え…あ、う、うん。そうだな」 そうぎこちなく頷く京太郎から私はそっと離れる。 勿論、このまま彼に抱きついたままずっと過ごしていたいけれど、流石にそれは迷惑になるし。 何より…私はもう決めた。 このまま足踏みしているよりも…彼の気持ちを確かめようって。 少しでも前に出て…彼にアピール出来る部分を増やそうって。 だから…私は… ―― 春「…京太郎、もうちょっと椅子さげて」 京太郎「ん?こうか?」スッ 春「…うん、ありがとう」 春「じゃあ…お邪魔します」スッ 京太郎「えっ!?」 そのまま私は京太郎の膝の上に座った。 勿論、それは彼に対して背中を向けるものじゃない。 お互いに顔を向け合い、見つめ合うような形。 元々、身長差は結構あるけれど、こうして膝の上に座ると大分、それもなくなる。 丁度、私の顔の辺りに、京太郎の顔が来るその光景は思った以上に良かった。 京太郎「は、春…?」 春「…京太郎、疲れてるみたいだから」 春「だから…私が癒してあげる」 京太郎「い、癒やすって…?」 春「…手始めに…」スッ 春「…ほら、あーんして」 京太郎「えっ」 春「黒糖、美味しい」 京太郎「いや、それは分かっているけど…」 そこで京太郎は私に疑問の目を向ける。 けれど、私は彼のそれに応えるつもりはなかった。 勿論、何時もであれば私はどんな質問であろうと応えただろう。 スリーサイズだって喜んで彼に教えていたはずだ。 でも、今だけはその疑問に気づかないふりをしたい。 彼がいったい、どこまで私のワガママを許してくれるのかどうかを確かめる為にも。 今はひたすらに押して押して押して…そしてアピールを続けたかった。 春「…食べて」 京太郎「…あ、あーん…」 疑問に応える代わりに再度、押した私の言葉に、京太郎はゆっくりと口を開いた。 瞬間、見えるピンク色の粘膜に私の胸がドキリと跳ねる。 さっき欲しくて、でも、与えられなかったその舌にむしゃぶりつきたいという衝動が胸の内から沸き上がった。 しかし、今は大事な時間なのだと理性が何度も繰り返し、その衝動は意識の底へと押し込めていく。 春「…美味しい?」 京太郎「う、うん…美味いよ」 春「…そう」 春「じゃあ…もっと食べて」 そんな私が彼の口へと入れてあげた黒糖に京太郎からの称賛が返ってくる。 それは勿論、ぎこちないものではあったものの、さりとて、決して嫌がっている訳ではないのだろう。 モグモグと動く顎の動きはリズミカルで、彼が黒糖を喜んでくれているのが伝わってくる。 だからこそ、私は彼に向かい合ったまま、何度も黒糖をその口へと放り込んでいった。 春「(…あーんも膝に乗るのも大丈夫みたい)」 個人的にはこれはもう恋人同士がやるような事だと思うのだけれど、彼はそれを許してくれている。 けれど、それだけではやっぱり京太郎の心は見えてこない。 何時も辻垣内さん達に対して、もっと過激な事をやっていて、許容する範囲が随分と後ろに下がっているのか。 或いはそれだけ私に心を許してくれているのか。 これだけではどうしても判断がつけられなかった。 京太郎「…そういえばさ」 春「ん?」 京太郎「春の指って綺麗だよな」 春「…ぅ…」 …反則が過ぎる。 私が考え事をしている最中にそんな事を言うなんて。 正直、まったく予想外だっただけに胸のトキメキが一瞬、危なかった。 理性が後一秒でも手綱を取るのが遅かったら私は彼の唇に間違いなくキスしていただろう。 京太郎「あんまり指とかジロジロ見た事ないけれど…透き通るみたいに白くて、細い女の子らしい指してて」 京太郎「ツメも綺麗に切りそろえてたから関心した」 春「こ、黒糖食べる時にツメが伸びてたら不潔だから…」 京太郎「あぁ、なるほど。一応、固めてあるだけで粉だもんな」 春「…」コクン …そんな私を一々褒めるだなんて…やり過ぎだ。 勿論、私だって褒められた事くらいあるけれど…でも、好きな人というのはやっぱり特別なのだから。 こうして胸の内から大好きだと言えるような人に綺麗だと言われると再び理性の留め具が緩んでしまう。 正直、今もこうして意識的に口を閉じていなければ、彼の事を愛しているとそう口走ってしまいそうなくらいなのだから。 春「(…それとも…誘ってる?)」 普通、女の子にこんな事をされてそう簡単に褒められるとは思えない。 京太郎は色んな意味で百戦錬磨だから、例外なのかもしれないけれど…でも、さっきまではぎこちなかった訳だし。 そんな京太郎がこういう事を言うって事は…もしかして私に好きって言わせたいからなのかもしれない。 ううん、多分、そのはず。 だって、私にここまでさせて拒んでいないのだから。 京太郎も私の事を欲しいとそう思ってくれている……。 春「(…でも、そうじゃなかったら?)」 …ふと湧き上がるその疑問に私の中で盛り上がりかけた機運が一気に静まり返った。 それはきっと私自身、それがどれだけ楽観的な予測か分かっているからだろう。 これまで一緒に居て分かったが、彼は結構、迂闊な人間だ。 特に女の子に関しては無意味にガードがゆるいところがある。 多分、今回も私に対して警戒していないだけで、私の告白を誘っているとかそういうのではないのだろう。 春「(……そうと分かっていても…)」 一度、火がついた『もしかして』は中々、消えきらなかった。 そのまま直接告白する度胸はないけれど、告白したいという気持ちそのものはなくならない。 臆病さと蛮勇さ。 その二つが同居する心を持て余しながら、私は彼の口へと黒糖を運び続ける。 そんな私の手に意外なほど長い黒糖が舞い込んできた。 京太郎「あぁ、なんだ、珍しい形してるな」 春「…うん」 黒糖は基本的には粉状だ。 このお菓子はそれを固めたものを砕いて、パックの中へと入れている。 ポリポリという音がするくらいには硬いが、さりとて決して頑丈という訳ではない。 こんな細長い形ならば、たいてい、輸送の途中で折れると思うのだけれど…どうやら奇跡的に生き残ったらしい。 正直、長年、黒糖を買い続けている私だって、こんな形の黒糖は見たことがなかった。 京太郎「写真でも撮るか?」 春「…そうする」 京太郎「だよな。こんなポッキーみたいなのまずありえないだろうし」 …ポッキー? あぁ、確かにあのチョコレートのお菓子に似ているかも。 実際はアレよりもずっと短くて、ちょっと太い訳だけれど…。 でも、京太郎がポッキーと言うのも分かる気が……あ。 京太郎「よし」パシャ 京太郎「こっちは撮れたぞ。春はどうする?」 春「……私は京太郎に送ってもらうからそれで良い」 京太郎「そっか。じゃあ…」 春「ん…」パク 京太郎「え?」 そのまま黒糖を咥えた私に京太郎が驚きの表情を向けた。 まるで一体、何をしているのか、理解出来ていないその顔に私はゆっくりと唇を近づけていく。 勿論、黒糖が私の口に銜えられている以上、そのままキスという訳にはいかない。 けれど… ―― 京太郎「え、えぇっと…春さん…?」 春「…ひゃべて」 京太郎「い、いや…食べてってこれ…」 春「こひゅとーげーむ」 京太郎「いや、聞いたことないんですけど!?」 …正直、私も聞いたことがない。 そもそも黒糖はそんな風にゲーム出来るような形状じゃないから。 だけど、彼への告白を悩む私の前にこんな形の黒糖が出てきたのはきっと天啓。 神様がこれを使えとそう言ってくれているんだと私はそう判断した。 春「りゅーるは折っふぁら負け」 春「勝っら相手の言う事をなんれも聞く」 京太郎「いや…それは大体、分かるけど…」 春「…じゃあ、しよ?」 京太郎「…しなきゃダメか?」 春「らめ」 京太郎「う…うぅ…」パクッ 私の言葉に京太郎は肩を落としながらも従ってくれる。 多分、最悪、自分の方が折ってしまえば良いと考えているんだろう。 そもそも何でも言う事を聞くという罰ゲームそのものが彼にとってのデメリットになっていない。 京太郎は最初から私のワガママを出来るだけ叶えようとしてくれているのだから今更なのだ。 春「(でも…)」ポリポリ 京太郎「…」ポリポリ お互いに黒糖を食べながら近づいていく顔。 勿論、これはキスでも何でもないので目を開いたままだ。 ハッキリと近づいていく二人の距離が分かるだけの胸のドキドキが止まらない。 けれど、この状態を今すぐ終わらせてしまうのはなんだか惜しくって…。 私は何時も以上にゆっくりと黒糖を歯で削って進んでいった。 春「(京太郎の顔が近づいてくるのが…凄い分かる…♥)」 きっと私だけなくて京太郎の方も興奮しているんだろう。 僅かに近づいていく彼からは吐息が吹きかかり始めていた。 ふぅふぅと肌を撫でるそれは思いの外熱くて…私の中のドキドキをより強くする。 このまま彼にキスしたい。 でも、こうしてゆっくりと近づいていく期待を楽しみたい。 そんな二律背反はゆっくりと前者の方へと傾いていった。 春「…ん…♪」ポリポリポリ 京太郎「ぅ…」 僅かにスピードをあげる私の咀嚼に彼が固まる。 それはきっとこのまま続ければ、私達の口が触れ合ってしまうからなんだろう。 既にお互いの吐息が届いてしまうくらい近づいている状態で、黒糖を削る速度をあげれば当然の事だ。 後五秒…いや、三秒もあれば、私は京太郎にファーストキスを奪ってもらえる…♥ 春「(する…しちゃう…っ♥)」 春「(京太郎と…キス…する…♪)」ポリポリ 私の顔が至近距離と呼べるような距離にまで来ても、彼は黒糖を折らなかった。 私が参加して欲しいと頼んだ以上、真剣にやらないのは不誠実だと思っているのかもしれない。 或いは…彼自身もこうして私とキスするのを期待しているのかもしれなかった。 けど…どちらにせよ、私にとってはそれほど大きな違いはない。 彼がどう思っているにせよ…私の気持ちを受け止めてくれるならそれで… ―― 京太郎「…っ!」ポキ 春「…あ」 京太郎「わ、悪い…折っちまった…」 ……けれど、その気持ちを伝える為の唇を後少しで届かなかった。 後、ほんの一、二回、歯で砕けばそれでキスできていたのに。 その前に彼が黒糖を折り、ゲームが中断してしまった。 それに気まずそうな顔をしながら、京太郎は顔を背ける。 それはきっと…私の期待を裏切ったからなのだろう。 春「…京太郎」スッ 京太郎「は、春…」 そんな彼の頬に私は両手を這わせる。 初めて触れた男の人の頬は思った以上に滑らかなものだった。 女の子のような柔らかさはない分、引き締まったその肉からは逞しさを感じる。 けれど、彼はその逞しさを発揮する事はなく、再び真正面に…私の方へと無理矢理向かせようとする手に従ってくれた。 春「…じゃあ…罰ゲーム…♥」チュッ 京太郎「ふゅ!?」 …勿論、私がその程度で我慢出来る訳がなかった。 だって…もう私の心の中は京太郎とのキスで一杯だったのだから。 後ほんの僅かで得られた最高の瞬間を前に、期待がはちきれそうになっていたのである。 それなのにキスをするギリギリで折られてしまっては、気持ちが収まる方がおかしい。 彼を求める気持ちが許容範囲を超えてしまった私は短くそう告げながら彼の唇を奪った。 春「(これ…思った以上に…良い…♪)」 京太郎の唇は私のそれよりも少しだけ固かった。 けれど、その表面の滑らかさは私のモノと殆ど変わらない。 まるで吸い付くようなその感触に私はすぐに魅了され、何度も何度も彼に唇を押し付ける。 春「京太郎「…♥」チュッ 春「京太郎…♥京太郎…っ♥」チュッチュ 京太郎「あ…うぅ…」 小鳥が啄むような私のキスに京太郎の口からぎこちなく声が漏れる。 …多分、彼は私とこんな事をするつもりなんてなかったんだろう。 私がどれだけ京太郎の事を好きでいるかなんて…まったく考えていなかった。 だからこそ、こうして狼狽えるような声をあげ、キスを続ける私にどうすれば良いのか迷っている。 春「(…だったら…今がチャンス…♥)」 そんな彼に遠慮する気持ちは私の中にはなかった。 勿論、頭では彼が悩んでいる事くらい分かっている。 でも…それとは比べ物にならないくらいに…私にとっては彼の唇と言うのは大きかった。 本能なのか、或いは恋人たちとの交歓の中で生まれた反射なのか。 彼の唇は私を求めるように吸い付いてくれるのだから。 離れる時だって、それを拒むように微かに抵抗するその唇を前にして…私はもう自分の中のメスを抑えてはいられなかった。 春「(好き…♥)」 春「(京太郎…大好き…♥)」 私の理性に出来る事と言えば、その決定的な言葉を抑えこむ事だけだ。 それを言ってしまえば、間違いなく彼を悩ませると分かっているからこそ、私はそれを喉の奥へと押し込んでいく。 勿論…こうして彼にキスしている時点で今更だという認識は私の中にもあった。 けれど、それでも…そうやって気持ちを抑えこもうとしているという免罪符が私にとっては必要だったのである。 春「ふぁ…ふゅぅ…♪」レロォ 京太郎「んぅっ!?」ビクッ 今まで私は他の誰かの事をこんなに求めた事はなかった。 私にとって他者との関係は、あくまでも求められ、それに応える事で完結していたものだったから。 そんな生き方とはまったくの真逆な事をしている自分を受け止めるには、どうしても言い訳が必要だった。 『こうして彼の唇を舐めていても私は我慢している』という免罪符がなければ私は到底、そんな自分を受け止められない。 春「(はぁ…♪でもぉ…♪)」 …そうやって彼の唇を舐める度に私の中の免罪符はドンドン軽くなっていく。 それはきっと京太郎の唇がとても美味しいものだったからだろう。 さっき彼の指で感じた黒糖と塩気が混ざり合った極上の味。 それがさっき私と黒糖ゲームをやっていた京太郎の唇からはっきりと伝わってくる。 私を虜にしたそれをもっと味わいたいという気持ちはドンドンと強くなり…私はもっとワガママになってしまう。 春「(欲しい…っ♪)」 春「(京太郎が…もっと…もっと欲しい…っ♥)」 春「(もっと…京太郎の味を知りたい…っ♪)」 自分を抑えなければ、という気持ちとは違い、彼を求める自分勝手な欲求だけが膨れ上がっていく。 それはもう理性や言い訳なんかでどうにか出来るようなものではなかった。 今までの私はもっと慎ましやかで、こうして他者に何かを求める事なんて苦手だったはずなのに。 …いや、寧ろ…その所為…? 私が今までずっと我慢してたから…こうして京太郎の事が欲しくなって…しまうの? 春「んぢゅぅ…♥」クチュゥ …分からない…。 分からない…けど…京太郎はとっても美味しい…。 特に…舌を強引に入れていった口の中は、黒糖とはまた違う甘さがして…。 何処かシロップにも似た優しい味は、黒糖の控えめな甘さに良く合う。 塩気と一緒に味わったさっきのものも良いけれど…私はどちらかと言えば、こっちの方が好みだ。 春「れろぉ…ぉ♪はみゅぅ…♥」 京太郎「は…ふぁぁ…っ」ブル だからこそ、私の舌は彼の口腔を這いまわる。 黒糖の味を私が知らない領域にまで引き上げているその味が欲しくて。 彼が小さく震えているのにも構わず、あちこち全部を舐めまわしていた。 唇の裏側も、歯茎の前も、その裏側も。 私の舌はありとあらゆる場所を唾液を残すように舐め回し、そして暴れまわっていた。 京太郎「はぁ…あ…ぁぁ…」ムク 春「んふぅ…♪」 そんな私の下腹部を硬い何かがグイと押し上げていた。 まったくそういった経験のない私にだって…それが何かくらいは分かる。 それは…間違いなく京太郎の肉棒だ。 いや…チンポと言った方がよりエッチで彼が興奮するかもしれない。 実際、彼は大星さんにチンポって言わせていたし…これからはそう呼ぼう。 京太郎「はぁ…あ…ぁぁ…」ムク 春「んふぅ…♪」 そんな私の下腹部を硬い何かがグイと押し上げていた。 まったくそういった経験のない私にだって…それが何かくらいは分かる。 これは…間違いなく京太郎の肉棒だ。 私のキスで興奮し…私の為に大きくなってくれた…愛しい人のチンポなのである。 春「(あ…あぁぁ…♥)」ゾクゾクゥ すっごい…っ♪ まさか…京太郎が勃起しただけで…こんなにもゾクゾクするなんて…。 ううん…ゾクゾクだけじゃない…。 私…幸せになってる…。 大好きな人のチンポ押し付けられてお腹の奥から…興奮してる…っ♥ グイグイって押されてるお腹から…幸せに…なってってる…っ♥ 春「(じゃあ…もっともっと…興奮させてあげないと…♪)」 それが彼を愛しいと思っているからなのか、或いは自分の幸福感の為なのか私にはもう判断がつかなかった。 ただ、確かな事は私の心も身体も、それを求めているという事だけ。 京太郎がより興奮し、私に幸せをくれる事を。 このままキスだけじゃなく…私を床に押し倒して犯してくれる事を私の全ては望み始めていた。 春「(…だから…♪)」スッ ブルン 京太郎「っ!?」 …京太郎…本当に…ここが好きなんだ…♥ 巫女服開けさせて…密着しただけで…一瞬、息のんだのが分かる…♪ 身体もピクンってして…本当は…私の胸…触りたかった…? …良いよ、京太郎なら…♥ 私の全部…ここで…京太郎に…あげちゃうから…。 だから…おっぱいも幾ら触っても…大丈夫…♥ 春「(…ほら…ね…♪)」スッ 春「ふくぅ…っ♪」 京太郎「うあ…」 あぁ…私…自分で京太郎の手を…胸に押し付けてる…♪ まるで痴女みたいな事…しちゃってる…♥ でも…そうやって京太郎の手押し付けるの…気持ち…良い…♥ 私とは違う…硬くて…大きくて…そして熱い手…♪ 興奮しちゃってるのが分かるオスの手が私の胸を押し込んで…♪ キスしているのに…変な声…出ちゃった…♪ 春「(もっと…もっとして…っ♥)」 春「(もっと…私の事…メチャクチャに…して…♪)」 春「(京太郎のしたい事…私に全部…ぶつjけて…♥)」 春「(私は…それを求めてる…から…♪)」 春「(それが…私の一番…して欲しい事だから…♥)」 それは私の身体に宿った私とはまた違う『何か』の意思なんかじゃない。 私自身が彼の心と、そして身体を求めているからこそ。 京太郎に犯されて、身も心も彼のモノになりたがっているからこそ出てきた言葉。 心の底から浮き上がってきたそれに…私の中で境界線が一気になくなっていく。 京太郎「は…る…それ…」 春「ん…ふゅぅ…♪」 …今の私にはもう私と『何か』の区別はなかった。 私と『何か』の意思が等しく彼を求めた時点で、『何か』がスゥゥと消えていったのだから。 まるで砂漠に堕ちた水のように吸い込まれていったそれが、私の中に色々な知識をくれる。 一体、どうすれば京太郎がもっと興奮してくれるのか。 どうすればこのオスは悦んでくれるのか。 この世で一番、美味しいものは一体何なのか。 その全てが刷り込まれるようにして私の中へと入り込む喜びに私は不可視の尻尾を揺らした。 春「ちゅぅ…♪」チュパ 京太郎「はぁ…はぁ…」 京太郎「春……その尻尾と耳は…?」 春「…ふふ…♥」フサフサ 勿論、尻尾と耳と言っても、本物ではない。 私と完全に合一化した『何か』 ―― 狐火が体表付近にまで魔力を迸らせているのが京太郎には見えているだけ。 いわば太陽のプロミネンスのようなものに過ぎず、特に何かしらの効果がある訳ではない。 元々が魔力である所為で、自分の意思で動かせはするものの、何かを掴む事すら出来ない朧げなものだ。 春「…私のコレ…見える…?」 京太郎「あ、あぁ…そりゃ…勿論…」 春「…そう…♪」 …そしてそれが見えるのは私にとって特別な相手だけ。 その他の誰かには私は今まで通り、人間そのものの姿にしか見えない。 本来ならば性交しないと見えないらしいけれど… でも、こうして見えるという事はきっと京太郎と私の波長がとても合ったという事なんだろう。 その喜びにお腹の奥がキュンをするのを感じながら、私は彼の首筋に顔を埋めた。 春「…京太郎、エッチ…しよ…♥」 京太郎「え、エッチって…」 春「…私…したい…♪」 春「京太郎と…エッチ…したい…♥」レロォ 京太郎「う…」 そのまま京太郎の首筋に舌を這わせれば、彼の口からくすぐったそうな声が漏れる。 けれど、それはただくすぐたそうなだけではなく、何処か熱の篭ったものだった。 何だかんだ言って京太郎のチンポはズボンを押し上げるくらいに大きくなってくれている。 つまりは…それだけ私のキスに…おっぱいに…身体に興奮してくれていたって事なんだろう…♥ 春「…京太郎も…してるでしょ…♪」 春「発情…しちゃってるはず…♥」 春「私…分かる……♪」 春「京太郎の…大きなこれが…熱くなってるの…ちゃんと分かってるから…♪」スッ 京太郎「あぁ…っ」 そう耳元で囁きながら私は京太郎の腰へと両手を伸ばした。 そして、既に私のお腹で自己主張を繰り返している硬い肉棒を撫でてあげる。 ズボンと下着越しのその刺激はきっと彼にとっては物足りないものなのだろう。 瞬間、彼の口から出た声は女の子のような可愛らしいものではあるものの、何処か寂しそうなものだった。 春「…これじゃ収まりが…つかない…♪」 春「エッチしないと…チンポも可哀想…♪」 春「気持ち良くなりたいのに…気持ち良くなれないなんて…辛いだけ…♥」 春「だから…私と一緒に…気持ち良く…なろう…?」スリスリ 京太郎「う…くぅぅ…」 その状態で私はゆっくりと京太郎の上で身体を揺らす。 スリスリと胸を彼へと押し付けるようなその動きに彼の口から迷うような声が漏れた。 きっと今の彼は理性を必死にもり立てて、欲望と戦っているんだろう。 けれど…そんな風に頑張ったって無駄。 どれだけ京太郎が頑張っても…気持ち良い事には絶対に勝てないんだから。 女の子も男の子も…ケダモノになるのが一番、幸せなんだから…♥ 京太郎「…お、俺は…」 春「…京太郎は私の事嫌い…?」 京太郎「そ、そんな訳ないだろ…!」 京太郎「でも、それは…仲間としてのもので…」 春「…じゃあ、私の事、一度もそういう目で見た事なかった…?」 春「私の身体…メチャクチャにしてみたいって…そう思わなかった…?」 京太郎「そ、それは…」 勿論、そんな事あるはずない。 だって、彼はインキュバスなんだから。 こうして平静そうな顔をしているものの、内心、私と同じ欲望が渦巻いている。 実際、彼に胸を見られた回数は一回や二回じゃないし、今もこうして興奮してくれているのだから。 彼もまた私とエッチしたいって思ってくれているのは確実。 春「…私は…されたい…♥」 春「京太郎にメチャクチャにされて…一緒に気持ち良くなりたい…♪」 春「だって…私は…好きだから…♥」 春「京太郎の事…こんな風に襲っちゃうくらい…大好きだから…♥」 京太郎「春…」 そんな彼の最後の砦を崩そうと私は愛を告げる。 勿論、それは今まで決して告げるつもりのないものだった。 けれど、ことココに至って、気持ちをひた隠しにするメリットは殆どないといっても良い。 キスをして…ノーブラの胸を押し付けて…ズボン越しに愛撫までしている今、寧ろ、誤魔化しても話をややこしくするだけだ。 ここは彼をコレ以上苦しませない為にも私を肌を重ねる理由をあげた方が良い。 京太郎「お、俺は…」 春「……」 …あれ? てっきりここで京太郎は私に襲いかかってくれるものだと思っていたのだけれど…。 もしかして…私の自意識過剰だった…? いや…でも、実際、肉棒だってこんなに大きくなってるし…今も私の胸から手が離れていないし…。 私とエッチしたいとそう思ってくれているのは決して間違いではないと思うんだけれど…。 京太郎「す、少し時間をくれないか…?」 京太郎「いきなりこんな事言われて俺、混乱して…」 春「…嘘つき」 京太郎「う…」 …そうじゃなかったら黒糖を折った時にあんなに気まずそうな顔をしない。 私が本気でキスを期待してたって思ってなかったらあんな反応を見せるはずがないだろう。 きっと彼は私が最初にキスを強請った時から私の気持ちにうすうす気づいててくれていた。 気づいていて…だからこそ、私のワガママに応えてくれていたはず。 春「…本当は私の気持ち…分かってた癖に」 春「私にだって…それくらい分かる」 春「まだ恋人じゃなくても…京太郎の事ずっと見てたから」 京太郎「……」 そんな私の推測を京太郎の沈黙が肯定してくれる。 私の言葉に何も返さず、ただただ気まずそうな顔をする彼。 そんな京太郎に私は… ―― 春「…京太郎」 京太郎「…俺…は…」 春「…悩み事…辛い?」スッ 京太郎「あ…」 …私はゆっくりと京太郎の頬に両手を戻す。 そのままゆっくりと撫でる手は、さっきのように自分へと向き直らせる強引なものではなかった。 寧ろ、まるで追い詰められたような声を漏らす彼を癒やそうと優しく包み込む。 春「…ごめん。信じてもらえるかは分からないけれど…困らせるつもりはなかった」 春「そもそも告白するつもりはなくて…今もアピールするだけのつもりだったのに…」 春「…その、ついつい興奮して…勢い任せにここまでしてしまって…ごめんなさい」 京太郎「い、いや、謝る事なんてないだろ」 春「…本当?」 京太郎「あぁ。別に嫌だったって訳じゃないし…」 京太郎「寧ろ…その気になりにくい原因は俺の方にあるって言うか…」 …勿論、私は魔物だ。 ここで彼に対して殊勝な態度をとるのも計算づく。 私がこうして謝れば、優しい京太郎が慰めてくれると分かっての事。 …けれど、そうやって私が謝ったのは決して計算だけが原因ではない。 分かっていたにも関わらず、こうして彼を追い詰めてしまった自分への反省は魔物となった私の中にもあった。 春「…じゃあ、それを教えて欲しい」 京太郎「いや…でも…」 春「私は京太郎の役に立ちたいから」 春「さっきのお詫びもしたいし…お願い」 京太郎「春…」 こんな風に言えば京太郎は決して私を拒めない。 そもそも彼は私に対して「何でもして欲しい事を叶える」とそう約束しているのだから。 キスの時のように強い抵抗感があるならばまだしも、今回のこれは悩み事の相談だ。 何だかんだ言って黒糖ゲームに付き合ってくれた彼ならば、きっとその重い口を開いてくれるはず。 京太郎「…情けない話だぞ」 春「なら、余計に聞きたい」 春「そんな話、辻垣内さん達には出来ないと思うから」 京太郎「まぁ…な」 そこで小さく笑う彼の顔には自嘲が浮かんでいた。 ハーレムという一般的には羨ましがられる立場にいる京太郎ではあるけれど、だからこその気苦労もあるのだろう。 そもそも恋人の誰もを平等に扱うという事そのものがかなり難しい事なのだから。 出来る出来ないは別としてそれを心がけている彼にとっては、中々、彼女達に言えない事もあって当然だ。 京太郎「…俺、次の探索をどうするか迷ってる」 京太郎「正直、咲を相手にして勝てる気がしない」 京太郎「この前のは間違いなく幸運だったから逃げられただけだ」 京太郎「真っ向勝負すらさせて貰えない相手に…勝てるだけの策がない」 春「……」 そんな彼から漏れる言葉は私にとっても共感出来るものだった。 宮永咲。 京太郎の幼なじみである彼女から感じるプレッシャーは凄まじい。 あの時戦った彼のかつての仲間とは比べ物にならないほど強い相手だ。 しかも、その相手は京太郎を手に入れる為に確実性のある策を打ち出してきている。 前回だって竹井さんが来なかったら、私達はきっと全滅していただろう。 京太郎「…でも、咲の事は放っておけない」 京太郎「迷宮の中には未だ多くの人が囚われ続けているし…」 京太郎「その人達の帰りを待っている人は…今もいるんだ」 春「…うん」 脳裏に浮かぶのは姫様を始めとした永水女子の人たちの事。 今よりもずっとずっと臆病だった私は、彼女達に踏み込む事が出来なかった。 勿論、良い人だっていう事は分かっていたし…こちらに対して歩み寄る姿勢は何度も見せてくれていたけれど。 でも、私自身が生き方を帰るだけの勇気を出せず、結果、友人と呼べるような関係になれないまま別れてしまった。 私はこうして運良く京太郎に助けてもらえたけれど…きっと姫様たちは今もあの迷宮の中にいるだろう。 京太郎「なら…勝ち目のない戦いに皆を巻き込むよりは…俺が生贄になろうかってさ」 春「え?」 京太郎「そうすれば咲だって皆の事を開放してくれるかもしれないからさ」 京太郎「それに…結局のところ、大本の原因は俺にあるんだ」 京太郎「出来れば自分の手で決着を付けたいと思ってここまで来たけれど…でも、コレ以上、続けても無駄ならばいっそ…」 春「……」 ……私には分かる。 きっと彼は今まで苦しいくらいに悩み続けていたという事が。 だって、それは彼が今まで築き上げてきた全てをぶち壊すものなのだから。 辻垣内さん達との関係を断ち切って… あんなに彼の事を慕っている皆のことを振りきって…自分が犠牲になるなんてそう簡単に思える事じゃない。 でも…それは… ―― 春「…それはズルい」 京太郎「え…?」 春「…そんな風に…一人で抱え込むのはズルい」 …そう。 だけど…それはズルいと思う。 勿論、京太郎は私達のリーダーだ。 一段上の立場として色々と考えなければいけない事があるのも良く分かる。 けれど…それは彼一人で抱えて良いものじゃない。 皆で共有して…一緒に悩んで苦しんで…それで出さなきゃいけない類の問題だ。 京太郎「でも…これしか方法が…」 春「…別にそれしか方法がない訳じゃない」 春「そもそも他の人なんて見捨てて逃げるという方法もある」 京太郎「いや…それは…」 春「…私はする」 京太郎「え?」 春「京太郎が一人犠牲になるつもりなら…私は貴方を動けなくしてでも連れて行く」 春「そして…他の人の事なんて考えられないくらいドロドロにしてあげる」 京太郎「は…る…?」 それは勿論、喩え話じゃない。 私にとって、それは本気で脳裏に浮かんだプランだった。 無論、姫様たちを見捨てなければいけない事は残念だし、辛いという気持ちはある。 けれど、その為に京太郎に犠牲を強いたりはしたくない。 私にとって一番大事なのは…姫様達ではなく、今、目の前にいるこの人なのだから。 春「…多分、他の人もそうすると思う」 春「皆…京太郎の事が大好きだから」 春「京太郎と離れるくらいなら…死んだほうがマシだって思ってるから」 春「…それはきっと私よりも京太郎の方が良く分かっているはず」 京太郎「それ…は…」 そこで言葉に詰まる辺り、きっと自分でもまったく考えなかった訳ではないのだろう。 何せ、京太郎のハーレムを遠巻きに見て、最近、ようやく探索の仲間入りをした私でさえはっきりと断言出来るくらいなのだから。 辻垣内さん達が愛情の行く先を失った後、どんな風になるかを優しい彼が想像していないはずがない。 京太郎「でも…それじゃあ…俺はアイツに何も…」 春「…だから、皆で考えれば良い」 春「…宮永さんも京太郎も…辻垣内さんも」 春「皆が皆、幸せになれる方法を一緒に探そう」 京太郎「…そんなものあるのかな?」 春「…ある。きっと…ある」 春「皆で探せば…きっと見つけられる」 …そう断言する私の脳裏に朧げな光景が浮かび上がる。 ボロボロになりながらも無数の竹を飛び抜け、私のところへとやって来た京太郎。 …記憶のどこを探してもつながりのないそれは…夢なのか、或いは最早、私が失ってしまった記憶なのか。 私には分からない。 けれど…私には不可能に思えた壁を…彼は…ううん、彼らは一度、乗り越えたんだ。 きっと今回だって…乗り越えられるとそう信じている。 春「…だから、そんな風に抱え込まないで」 春「京太郎は一人じゃない」 春「貴方に手を差し伸べたいとそう思って…待ってくれている人が沢山いるんだから」 春「貴方と一緒に…どんな事でも挑戦してくれる人たちが側にいるんだから」 春「自分一人で抱えて…諦めたり…しないで欲しい」 京太郎「…あぁ、そうだな」 京太郎「ごめん…俺、弱気になりすぎてた…」 春「…ううん。気にしないで」 春「それに…京太郎の気持ちは私にも分かるから」 …きっと昔の私なら同じような事を考えただろう。 自分が犠牲になれば、それで丸く収まるのであれば、と安易な結論に手を出していたはずだ。 勿論、今の欲張りでワガママになった私にはそんな風な答えには同意出来ないけれども。 しかし、彼がそれに至った経緯は十二分に共感出来る。 京太郎「…ありがとうな、春」 春「…ううん。お礼は要らない」 春「それより…」チュッ 京太郎「ぅ…」 春「…宮永さんのところにたどり着く為にも新しい力は必要だと思う…♥」スリスリ 京太郎「は、春さん…?」 春「エッチ…しよ…♪」 京太郎「せ、折角、良い話だったのに、そこに戻るのか!?」 春「…当然…♪」 だって、私がこうして彼の心へと大きく踏み込んだのは、突き詰めて言えば、京太郎とエッチしたかったからだ。 彼に心置きなく私の肢体を貪り、肉棒の味を舌だけじゃなく身体そのものに教えこんで欲しいからである。 それはこうして彼の相談を受けている間、一時たりとも忘れてはいない。 それに… ―― 春「…京太郎もさっきからヤる気十分…♥」ナデ 京太郎「うあ…」 そう言って撫でた彼のチンポは相変わらず硬いままだった。 ううん、悩み事が一つ軽くなった所為か、さっきよりもよりたくましくなっているような気さえする。 一応、真剣な話をしている最中にも萎える気配がなかったのは私の身体と密着していたからだろう。 きっとこの熱い滾りの中には私とのセックスを期待する感情が一杯詰まっているはずだ。 春「…スる理由は沢山あるけど…シない理由はないはず…♪」 京太郎「まぁ…そうなんだけど…」 春「…そんなに私の身体、魅力がない?」シュン 京太郎「い、いや、そんな事ないって!」 京太郎「寧ろ…その、魅力的過ぎて…今もムスコ勃起しちゃってるし…」 京太郎「でも…さ、俺…」 春「…もう」チュ 京太郎「ふぅ!?」ビックリ 先送りのような形ではあるけれど、悩みが一つ解決したからと言って、彼がそう簡単にその気になれるとは思っていない。 そもそも未来に対する見通しは相変わらず暗いままなのだから。 もしかしたら次の探索で永遠に別れるかもしれないと思っている彼が容易く手が出せる訳がないと私にだって分かっている。 …けれど、この期に及んで、まだ躊躇われるのは女としてちょっと屈辱。 彼がどれだけそうじゃないと言っても…私の魅力がないんだってやっぱり少しそう思ってしまう。 春「(だから…私が強引に…その気にさせてあげる…♥)」 その為の知識はもう十分過ぎるくらい私にある。 こうして彼にするキスだって、もう私だけが満足する為のものじゃない。 京太郎に少しでも快感を与えようと、ねっとりじっくりと労るように舐っていく。 勿論、彼の弱点への愛撫も忘れない。 もうズボンがはちきれそうになっているそこを両手でしっかりと挟み込み、ズボン越しでも感じられるように強く扱いてあげる。 春「んちゅ…♥は…ぴゅぅ…♪」レロォ 京太郎「はぁ…あ…っ」 私の愛撫に京太郎の吐息が一層、熱くなった。 もう興奮しているのが丸わかりな熱くてトロトロな息。 浴びている私の肌が蕩けてしまいそうなそれに舌の動きが激しくなる。 クチュクチュレロレロとエッチな水音をかき鳴らすようなそれに京太郎の腰が少しずつ動き始めた。 春「(スリスリって…まるでオネダリしてるみたい…♪)」 多分、それは京太郎も意識していない動きなんだろう。 私の愛撫に高まった興奮がただ身体を揺らしているだけ。 意識はまだ戸惑い続けているのは彼の奥で動かない舌から良く分かった。 それでもこうして腰が動くのは心はともかく身体が堕ちているから。 彼の心はまだ抵抗していても、身体は既に私とエッチしたいってそう思ってくれている。 春「(嬉しい…っ♪)」 春「(私のチンポ擦り寄らせてくれるのが…興奮してくれるのが…♥)」 春「(本当に…本当に…嬉しい…♪)」 コレが京太郎以外の誰かであれば、私はきっと悲鳴をあげていただろう。 潔癖症と言われるほどではないが、私のパーソナルスペースはかなり広い。 そこに同性が踏み込むだけでも緊張する私が、異性に性器を擦りつけられて我慢出来るはずがない。 きっと身体中に怖気が走り、吐き気を催していた事だろう。 春「(だから…ご褒美あげる…♥)」 けれど、それが京太郎であるというだけで私は嬉しくて堪らなくなっていた。 胸の底から幾重にも重なった歓喜の波が沸き起こり、もっと彼に興奮して貰いたくなる。 ズボン越しでもハッキリと分かるこの熱くて硬い肉棒をもっともっと押し付けて欲しくなる。 だから、私は京太郎のズボンへと手を伸ばし、そのままベルトをゆっくりと外して… ―― 京太郎「ふあ…っ」ピクン 春「ふゅふぅ…♪」 パンツ越しに触る京太郎のチンポは思った以上に熱くて、そして硬かった。 丁寧に洗濯された布地からはドクドクと脈打つような蠢きが伝わってくる。 こうして触れている指先からでも興奮してしまうその蠢きに私の手は惹かれていった。 京太郎「あ…ぅ…」 春「(…京太郎…可愛い…♪)」 春「(もっと…エッチな声…聞かせて…♥)」 そのままゆっくりと扱く私の手に京太郎は熱い声を漏らしてくれる。 キスしっぱなしの唇からトロリと溢れだすその声は本当に可愛らしい。 さっきよりも熱っぽさを増しているのもあって背筋に甘いゾクゾクが走り抜けていくのが分かる。 勿論、それを前にしてもうタガが外れてしまった私が我慢出来るはずがなく、両手で挟みこむようにして肉棒を可愛がり続けた。 京太郎「はぁ…はぁ…っ」 勿論、既に腰が動いてしまうくらいに興奮している京太郎がそれに我慢出来るはずがない。 私の手の動きに合わせるようにして彼の腰が小さく揺れ動いていた。 椅子の上で身を捩るようなその動きも可愛くて仕方がない。 正直、このままパクリと食べちゃいたい、なんて、そんな言葉が思い浮かんできてしまうくらいに。 春「(凄…ぃ…♪まだ…大きくなる…♥)」 でも、そんな京太郎の反応とは違って、肉棒のサイズはドンドン膨れ上がっていく。 京太郎が一番気持ち良くなれる部分はもうパンツのゴムが浮き上がって悲鳴をあげていそうなくらいに大きくなっていた。 今にもパンツを破いてしまいそうなその逞しさに私の胸はキュンとときめく。 それはきっと私の本能が京太郎を自分のオスだと認めているからなのだろう。 どれだけ京太郎の反応を可愛いと思っていても…私の胸に確かに根ざした感情は変わらない。 今でさえ挿入時に裂けてしまいそうなくらい大きいのに、その上まだ大きくなっていくその肉棒への恐怖心なんて身体中の何処を探してもなかった。 春「(寧ろ…こうしてシコシコしてるだけで…興奮してしまう…♥)」 愛しい人の最も本能的な部分。 その滾りを手のひらで受け止める手コキはパンツ越しと言えども、堪らないものだった。 否応なくこのチンポに今から犯されるのだと想像させられる逞しさに子宮がキュゥゥンと震えてしまう。 まるでこの肉棒が早く欲しいとそう訴えかけているようなそれに下半身に欲求不満が広がっていった。 それを解消しようと私の腰もゆるやかに動き始め、京太郎の足に淫らな部分を押し付けてしまう。 春「(もう…こんなに濡れてしまってる…のに…♥)」 春「(ここからさらに濡れてしまったら…私…我慢…出来る…かな…♪)」 春「(京太郎にエッチしてもらえるまで…私…子宮、抑えられるか…な…♪)」 そんな不安をよそに私の腰はクチュクチュと音を鳴らす。 それは勿論、既に私のオマンコから垂れ流しになった愛液がかき鳴らしているものだ。 キスのそれよりも控えめなその音は、しかし、ほんのすこしずつ大きくなっていっている。 こうして京太郎の太ももでオナニーする事に…私が興奮してしまっているから…♪ 京太郎の肉棒をシコシコしながら準備出来た子宮が…愛液を垂れ流しにしてるから…♪ 私の身体…ドンドンエッチになって…いやらしい音も…一杯…させちゃってる…♥ 春「(でも…止まらない…っ♪)」 春「(気持ち…良い…っ♥)」 春「(京太郎の身体でオナニーするの気持ち良い…っ♪)」 春「(このままじゃ私の方が我慢出来なくなっちゃいそうなのに…っ♪)」 春「(オマンコのクチュクチュ…止まらない…っ♥)」 勿論、それに対する抵抗感は私の中にもあった。 こんな風に膝の上でオナニーなんてし始めたら、幾ら京太郎でも引いてしまうんじゃないだろうか。 そんな不安が私の中で警鐘を鳴らし、理性に欲望を締め付けさせようとする。 けれど、そうやって理性がどれだけ働こうとしても…もう欲望には敵わない。 完全に魔物の本能が目覚めてしまった私には京太郎の身体でオナニーする気持ちよさにどうしても勝てなかった。 春「(だから…っ♪)」ズル 京太郎「ふぁ…っ」ブルン 春「(こっちをもっと可愛がってあげる…♥)」 春「(私よりも…京太郎が先に本気になっちゃうように…♥)」 春「(直接…チンポシコシコしてあげる…っ♪)」 けれど、そうやって京太郎の肉棒を扱くのは諸刃の剣だった。 そもそもパンツ越しの時点で扱いている側の私が興奮してしまうくらいに逞しかったのである。 こうして直接触れるようになってしまっては、余計に興奮してしまうのが当然だ。 春「(薄い布地がなくなっただけなのに…全然…違う…♥)」 春「(こっちが触っている側なのに…あっちから押し込められてるみたいに硬くて…♪)」 春「(熱も手の皮が蕩けちゃいそうなくらいにドロドロになってってる…♥)」 春「(大きさも…両手でなければ掴めないくらい大きくて…♪)」 春「(張り出しているカリ首は…本当に…凶悪…♥)」 春「(こんなので…オマンコ突かれたら…私、絶対に狂う…♪)」 春「(初めてで味わって良いモノじゃ…ない…♪)」 春「(こんなのねじ込まれたら…私…京太郎以外の人と…絶対にエッチ出来ない…♥)」 春「(京太郎以外の男じゃ…満足出来ない身体にさせられてしまう…♪)」 まだ私が触っているだけで、セックスも何もしてはいない。 けれど、こうして手のひらから感じる逞しさは、処女である私に淫らな想像をさせるに十分すぎるものだった。 勿論、セックスのセの時も経験した事のない状態で、暴力的と言っても良いサイズの肉棒を味わう事に対する恐怖は私の中にはない。 寧ろ、こうして京太郎の肉棒を撫でている間にも期待と興奮が高まり、キュゥゥンと震えたお腹から熱い汁が搾り出されるのを感じた。 京太郎「はぁ…う…っ!」ガシッ 春「きゅうぅっ♪」ビクッ 瞬間、京太郎の手が私の胸をギュっと掴んだ。 今まで私に押し付けられるだけであった硬い手からの初めての反応。 それに私が小さく声を漏らしたのは、決して痛かったからじゃない。 突然、私の胸を掴んだ彼の力が強かったけれど、それでも私の身体は既に発情してしまっているのだから。 多少、手荒に扱われたところで気持ち良くにしかならないであろう私にとって、それは痛いどころか強い快感だった。 京太郎「はちゅぅ…っ」 春「~~~~っ♥」 けれど、京太郎の攻勢はそれだけでは終わらなかった。 私が彼の手によって声をあげ、舌の動きを止めた瞬間、京太郎は舌を動かし始めてくれたのだから。 今まで奥に引っ込んでいて私と触れ合う事のなかった熱くてドロドロの粘膜。 それが舌に触れた瞬間、私の胸は歓喜に弾け、一瞬、声を失ってしまう。 春「ふあ…ぁ…♪」 京太郎「ん…ひゅむ…」 春「ふきゅ…♪ん…あぁ…っ♥」 そんな私の舌を京太郎は優しく舐めてくれる。 さっきまでの受け身だったのが嘘のように暖かく、そしていやらしく、私の舌を愛してくれるのだ。 勿論、その技巧はついさっきまでキスもした事がなかった私とは比べ物にならない。 お互いに舌が触れ合うギリギリから撫でるようにして私を愛撫するその粘膜に私は完全にリードされていた。 春「(これが…本当の…キス…♥)」 春「(お互いに求め合う…本物の…キス…ぅ♪♪)」 春「(凄…い…♥気持ち…良い…♪)」 春「(ドロドロの幸せが…舌から流れ込んでくるみたい…♥)」 勿論、快感の総量で言えば、胸のそれには及ばない。 今もグニグニと弄ばれる柔肉からは乳首の先端までピリリと響くような強い快感が走っているのだから。 けれど、そんな強弱なんて気にならないくらいに今の私は幸せになっている。 愛しい人にようやく本当のキスをしてもらえたというだけで胸の中がいっぱいになり、目尻に涙が浮かんでくるのが分かった。 春「(あぁ…♪京太郎…上手…ぅ♥)」 春「(すっごい…エッチなキス…沢山して…くれて…♪)」 春「(舌でも…こんなに気持ち良く…してくれるなんて…♥)」 春「(ちょっと…悔しいくらい…上手…♥)」 春「(私以外の女の人の影を感じてしまうくらい…♪)」 春「(舌のペロペロ…上手すぎる…ぅ♪)」 私以外の女の人に鍛え上げられたであろう技巧に私の胸が小さく軋む。 彼に沢山の恋人がいる事は理解していたし、納得もしていたけれど…やっぱり実際に感じると違うんだろう。 でも、そんな痛みも京太郎に少し舌を擦りつけて貰えれば、あっという間に消えてしまった。 まるで小さな子犬がじゃれあうように舌を擦りつけ合う愛撫。 スリスリとお互いの味と匂いを摺りこんでいくようなそれに私の舌が歓喜に震え、根本からドロドロと唾液が溢れだすのが分かった。 春「んふうぅうっ♪♪」 それを京太郎の舌へと塗り替えした瞬間、彼の手が私の胸を移動した。 押し付けた胸を横から包み込むものではなく、真正面から迎え入れるような形に。 自然、敏感な乳首の周りも彼の指が食い込み、私の胸に強い快感を与えてくれる。 微弱な電流のようにビリビリとしたそれは相変わらず乳首へと溜まり、ピンと張ったそこから疼きを走らせた。 春「(胸…も…良い…っ♥)」 春「(横よりも…真正面からギュってされるのが良い…♪)」 春「(京太郎にメチャクチャにされてるみたいで…凄く興奮…するぅ…♪)」 実際、京太郎の指はとても意地悪だった。 私の胸を揉んでいるかと思えば撫で、撫でているかと思えば摘む。 京太郎がチラチラと見てきた柔らかなそこを彼の手はありとあらゆる方法で弄んでくるのだ。 自分でそこを弄った事すらない私にとって、その快感と興奮は強すぎる。 既に発情しているのもあって、キスをしながらも私の口から甘い声が幾度となく漏れてしまった。 春「(でも…京太郎…乳首触って…くれない…♪)」 春「(一番、ウズウズして…気持ち良いところだけ…スルーして…♪)」 春「(そんなの…意地悪…っ♥)」 春「(意地悪…すぎる…♪)」 幾ら経験がないとは言っても、女性の体の性感帯くらい私も知っている。 今、こうして揉まれている乳房よりも、その先端にある乳首の方が間違いなく気持ち良い。 実際、今の私のそこが最早、子宮に負けないくらいの強い疼きを発していた。 乳房だけでもこんなに気持ち良いのに、そこに彼の手が触れたらいったい、どうなるのか。 そんな期待が私の中でドンドンと大きくなり、もう抑えられないくらいになる。 春「ふぁぁ…♪あ…んぁぁ…♥」 京太郎は相変わらず私のおっぱいに夢中なままだった。 勿論、そうやって自分の身体に夢中になってくれるのは私も嬉しい。 例え、それが玩具のような扱いであったとしても、私の心は喜んでいた。 愛しい人にそうやって求められる感覚に幸福感を感じていたのである。 けれど、だからといって、その欲求不満はもう押さえ込めるものじゃなかった。 私だって、ダッチワイフではないのだから、気持ち良くして欲しい。 そんな気持ちと共に押し付けようとした胸は、しかし、京太郎の手に阻まれてしまう。 春「(本当に…本当に…意地悪…っ♪)」 春「(そんな風に…私を焦らすなんて…卑怯すぎる…♥)」 京太郎がいったい、何を考えて、そんな風に私を焦らしているのかは分からない。 しかし、こうして欲求不満にさせられて、我慢出来るほど私は大人しいタイプじゃなかった。 京太郎がそのつもりならば、オネダリでも何でもして気持ち良くして貰おう。 そう思考を切り替えた私は京太郎の口から舌を引き上げ、そのまま口を離そうとして… ―― 春「んううぅううっ♥」 けれど、京太郎の方が私を離してくれなかった。 引っ込んだ私の舌を追いかけるようにして彼の舌が私の口の中へと入り込んでくる。 勿論、少しずつ意地悪な本性を露わにし始めた京太郎がそれで済ましてくれるはずがない。 チュルチュルと私の口の中を這いずり回りながら、あっちこっちに唾液を摺りこんでくる。 まるでさっきの私の仕返しだとそう言わなかりのキスに私の身体はゾクゾクしてしまう。 春「(しかも…私…唇まで吸い上げられて…っ♪)」 春「(逃げ場が…ない…♥)」 春「(完全に…逃げ道が塞がれてる…っ♪)」 京太郎の口は私よりもよっぽど貪欲だった。 ただ口の中を舌で這いまわるだけじゃなく、口の周りごと食べられてしまっている。 ジュルジュルと唇の内側で愛撫され、顔の周りが唾液でドロドロになっていく感覚。 それは本当に彼に丸呑みにされているような錯覚を私に齎し、それと同時に危険な陶酔を私の思考へ入り込ませる。 春「(このまま…食べられたい…♪)」 春「(京太郎にしゃぶりつくされたい…♥)」 春「(身体だけじゃなく…心までもグチャグチャのドロドロにして欲しい…♥)」 さっきの食べたいと言う欲求をそのまま裏返しにしたような言葉。 しかし、それはさっきよりも遥かに強く、そして激しいものだった。 このまま彼に食べられてしまうのであれば、ここで窒息しても良い。 長続きするキスに身体が酸素を強く求めるようになっても、私の胸の中にはそんな言葉が浮かんでいた。 一時の快感の為に破滅へと突き進むような淫らな自分をはしたないと戒める声はもう遠い。 今の私にはもう理性が働く場所など殆どなく、ただただ京太郎の餌のような状態になっていた。 春「んあぁ…♪ふ…きゅぅ…♥」ペチャ 既に私の口の周りを穢しているのは彼の唾液だけではなかった。 京太郎のキスで骨抜きになってしまった私の口は半開きのまま唾液を垂れ流しにしている。 私の口の周りについているのは私と彼の唾液を混ぜあわせたカクテルのようなもの。 その想像だけでも頭の中がクラリと揺れそうな欲情の中、私は必死に舌を動かし、彼と淫らなキスを繰り返す。 春「(わ、私…もう…ダメ…かもしれない…♪)」 窒息してしまいそうな状態でもキスを止められない私。 その腰は何時のまにか前後へと揺するのを止めていた。 勿論、それは私の下半身が今の自分をはしたないと顧みたからなどではない。 彼に貪られるキスに私の腰は抜けて、完全に彼へと身体を預ける状況になっているだけだった。 春「(京太郎の肉棒をシコシコする手も弱々しくなって…♥)」 私の両腕は流石に腰ほど顕著に脱力感が襲っている訳ではない。 とは言え、こうして甘く幸せなキスが長い間、続くとどうしてもそれに浸ってしまう。 今もこうして京太郎のチンポを可愛がってあげてはいるが、それはさっきとは比べ物にならないほど弱々しいものだった。 まるで義務感に背を押されているだけのようなそれに、けれど、京太郎の肉棒は萎える気配など見せない。 春「(寧ろ…先っぽから透明なお汁が出て…♪)」 カウパーと呼ばれる男の人の愛液。 それが肉棒の先っぽから滴り落ち、触れる私の手に絡みついてきた。 愛液よりも粘っこいそれはニチャニチャと言う音を立てながら、私の手を穢していく。 けれど、完全に発情してしまった私にはそうやって京太郎の体液で穢されるのが無性に嬉しくて堪らない。 春「(でも…なんで…胸だけ…意地悪…する…の…♥)」 春「(そこさえ幸せにしてくれれば…完璧なのに…♪)」 春「(私はもう身体中全部…気持ち良いと…嬉しいだけになれるのに…♪♪)」 春「(どうして…ぇ…♥)」 その嬉しさが強ければ強いほど、キスが幸せであればあるほど。 欲求不満が乳首の先へと集まっていく。 今や私の乳首はピクピクと震え、欲求不満を絶えず訴えかけるようなものになっていた。 もう触れられるだけでも爆発してしまいそうなくらい圧が高まったそこが不快で不快で仕方がない。 身体中が嬉しくて幸せな分、そこが全てを台無しにして、私の心をかき乱している。 春「(何でもするから…してぇ…っ♪)」 春「(京太郎の手で…私の乳首…イジメて…っ♥)」 春「(それだけで…私…堕ちる…からぁ…♪)」 春「(京太郎のモノになっちゃうから…お願い…っ♥)」 春「(乳首…乳首乳首乳首乳首乳首ぃっ♪♪)」 春「(その手で弄って♪イジメて…♪弄んで…っ♥)」 春「(おっぱいじゃなく…乳首で遊んで…っ♪♪)」 けれど、切羽詰まったその叫びは私の口から漏れる事はなかった。 京太郎の口は相変わらず私を離さず、また私自身も彼と離れたいとは思えない。 舌の根が痺れるくらいに酷使して尚、京太郎とのキスを止める事が出来ないのだから。 乳首の欲求不満も深刻ではあるが、彼とのキスを一時でも中断する事もまた辛い事だったのである。 京太郎「…ん」サワ 春「ひ…うぅううっ♪♪」 そんな私に流石に京太郎も良心が痛んだんだろうか。 彼の手はゆっくりと私の乳輪へと近づき、サワサワと周りを撫で始めた。 乳首の根本でもある桜色のその部分は乳首ほどではなくても既に敏感にさせられている。 そうして彼の硬い指先が微かに触れるだけでも甘い声を響かせてしまうくらいには。 春「(してくれる…の…?)」 春「(乳首で…遊んで…くれるの…?)」 春「(だったら…早く…して…っ♥)」 春「(そこじゃ…ダメだから…っ♪)」 春「(まだ気持ち良いところには遠いから…っ♥)」 春「(もうちょっと…もうちょっと先っぽの部分…っ♪)」 春「(そこよりももっともっと気持ち良い部分で…おかしくして…っ♥)」 そしてその感度の良さは私にとって期待をより強くさせるものだった。 乳輪だけでも背筋が揺れるくらいに気持ち良くなるのなら今の乳首はどれほど敏感なのだろう。 そんな疑問が期待の呼び水となり、私の胸で荒れ狂う。 もはや、痴女そのものと言っても良いその思考に、今の私は忌避感すら抱く事はない。 この欲求不満が解決する瞬間を夢見ながら愛液を垂れ流し、京太郎の舌に貪られるだけ。 京太郎「…」ソッ 春「~~~~っ♪♪」ゾクゾクゥ そんな私の乳首に京太郎の指が近づいていく。 ほんの数センチの乳輪をジリジリとナメクジが進むよりも遅い速度で。 焦らされているのが否応なく分からされるその指先に、私の背筋は期待混じりの快感を通り抜けさせる。 子宮から脳へと通ったその快感は私の思考を完全に蕩けさせ、意識の全てを乳首へと集中させた。 春「(キュンキュン乳首…っ♪私のエロ乳首…っ♥)」 春「(京太郎のオチンポと同じくらい勃起してる乳首を…そのまま思いっきり…っ♪)」 春「(思いっきり…ギュって…ギュゥゥってぇ…っ♥♥)」 春「(ふぁぁ…♪ク…る…っ♪♪)」 春「(もうちょっとで…クる…クる…クるうっ♪♪)」 春「(キちゃう…っ♥あぁ…っ♪早く早く早くぅうっ♪♪)」 春「(キて…っ♪お願い…キてええっ♪♪)」 春「(キ……うぅううぅうううっ♥♥)」 京太郎「…っ!」ギュッ 春「~~~~~っ♪♪♪」ビックゥゥ あぁ…あぁあっ♪ キ…たぁぁ…♥ 京太郎の指が私の乳首をギュってしてぇ…♪ すっごい疼いてるところ…ぉ♪ キュンキュン乳首思いっきり摘んで…っ♪ 気持ち…良い…っ♥ 一気に気持ち良いのが…クる…っ♪ 今まで抑えられてた分が…一気に頭の中弾けて…っ♥♥ 春「きゅうぅぅううぅううっ♪♪♪」 乳首をギュってされるだけで…津波みたいな気持ち良いのが…身体の中に広がっていって…♪ 頭の中まで…気持ち良くて…一瞬…白く…なった…♪ こんなに気持ち良いの…私…知らない…けど…♥ これって絶対に…絶頂…♪ こんなに気持ち良くって…嬉しいのが…絶頂以外の…はずが…ない…♥ 春「(私…イかされちゃった…♥)」 春「(京太郎に…乳首だけギュゥって…されちゃって…♪)」 春「(キュンキュン乳首…摘まれるだけで…イッたぁ…♥)」 春「(オルガズム…知っちゃった…ぁ♥)」 私…今までオナニーなんかした事なかったのに…♪ 今ので…私…絶対にダメになっちゃった…ぁ♥ エッチな気持ち良いのが…パァって弾けるところ覚えて…♪ 発情してた身体が…もう完全に…メスに堕ちたぁ…♥ 私をイかせてくれた…京太郎のメスに…身体が完全に切り替わって…♪♪ 京太郎「ちゅぱ」 春「ふあ…♪あぉ…お♪♪♪」プルプル 京太郎「…春、イッた?」 春「ぅ…ん…♪」 春「イ、イちゃっら…♥」 春「京太郎に乳首イジメらへて…アクメ…ひやったぁ…♪♪」 多分…私、今、すっごい顔してる…♥ キスでトロトロになった口はもう閉じなくて…舌もダランとだらしなく垂れ落ちてる…♪ イかされる前から垂れ流しの唾液は谷間にから袴の方へと入り込んでた…♥ 頬も真っ赤で、目尻からは気持ちよすぎて涙さえあふれているくらい…♥ きっと誰がどう見ても…発情したメス犬にしか思えないような…エロ顔を…大好きな人に晒してしまってる…♪♪ 春「(でも…それが…興奮…する…♥)」 春「(私の身体…もう京太郎の…モノだから…♪)」 春「(さっきの乳首イキで…身体がご主人様を覚えちゃった…から…♥)」 春「(京太郎にイキ顔見られるのも…凄く…良い…っ♪♪)」 春「(子宮がキュンキュンするくらい興奮してるぅ…♥)」 その所為で…私の下半身…もうグチョグチョ…♪ オマンコからジワァっと広がった愛液の勢いが全然、止まらない…♥ さっきイかせて貰ったのに…ううん…♪ イかせて貰ったからこそ…私…さらに発情してる…♥ 春「(もう乳首じゃ…ダメ…♪)」 春「(乳首は気持ち良いけど…でも、イきたがってるのは…もうそこじゃない…っ♥)」 春「(欲求不満が…今度は子宮にキてる…っ♥)」 春「(オマンコの一番奥…♪)」 春「(私の一番、大事で…一番、ワガママな部分が…っ♥)」 春「(京太郎のチンポを欲しがって…愛液垂れ流しにしてる…♥♥)」 今までだって…セックスしたいなって思ってた…♥ ここまでキたんだから抱いてもらわなきゃって…そう思って誘惑してた…♪ でも…今の私は違う…♥ セックスしたいんじゃなくて…しなきゃ…ダメ…♥ これ…エッチしないと絶対に治らない…♪♪ 京太郎のオチンポじゃなきゃ一生治らない…エッチな…病気…♥ 春「…京太郎…♥」シュル 春「してぇ…♪せっくしゅしてぇ…♪♪」 春「そうじゃないと…私…もぉ…ダメ…だから…♥」 春「京太郎のチンポじゃないと…ここ治らない…からぁ…♪♪」クパァ 京太郎「っ!」ゴク あぁ…♪京太郎が見てる…ぅ♥ 目の前で袴解いて…むき出しになった私の下着…♪♪ 飾り気のない白いパンツが透けて…私のオマンコに張り付いてるの…見られてる…♥ 興奮したオスの目で…オマンコ見られるの…良い…っ♪ 視姦されてるの…ゾクゾク…するぅ…♥♥ 春「良い…よね…♪」 春「京太郎も…私にきしゅしてくれたかりゃぁ…♥♥」 春「乳首イジメて…イかしぇてくれたからぁ…♪♪」 春「次は…セックス…ぅ♥♥」 春「セックス…したいはずぅ…♪」 春「私の処女マンコでどっぴゅん射精…したいはず…ぅぅ♥♥」スッ 正直、まだ腕はプルプルして…足腰にも力が入らないけれど…♥ でも…ここで頑張れば京太郎とエッチ出来る所為だろう…♪ 殆ど脱力したままの四肢は思いの外踏ん張って、京太郎のチンポを私の下着にこすりつけてくれた♥ ジリジリって熱く炙られてるような熱の塊を…ヌレヌレになった下着に思いっきり押し付けてくれた…♥♥ 京太郎「ちょ、ま、待ってくれ、春…!」 春「ここまで来て…待つはずない…っ♪♪」 春「する…っ♥絶対にエッチ…する…♪♪」 春「私は…京太郎のモノになる…ぅ♥♥」 それだけでも…正直、とっても気持ち良かった…♥ 触れた下着から伝わってくる熱や硬さに触っていないオマンコからビリビリって甘い感覚が伝わってくるくらいに…♪♪ やっぱり私の身体は…分かってる…♥ 私はもうこの肉棒じゃなきゃダメなんだって…♪♪ このチンポが私を一番、気持ち良くしてくれるんだって…♥♥ 処女マンコなのに…私の肉ヒダ全部がうごめくくらい…私の身体…京太郎の事ほしがってる…♪♪ 春「(だから…っ♪♪)」 春「挿入れるぅ…っ♥」 春「京太郎のチンポ…オマンコに挿入れるぅ…♪♪」 春「まだセックスもしてないのに…京太郎がいなきゃダメになったエロマンコに…っ♥♥」 春「ハメハメ…するぅ…♪♪」スッ 春「京太郎が嫌がっても絶対…オマンコでイチャイチャすりゅぅ…♥♥」ドロォ 京太郎「う…」 そう言いながら下着をズラしたら…それだけでも愛液の塊がこぼれ落ちてきた…♥ ドロリとした唾液のようなそれが京太郎のチンポに引っかかり、根本の方へと広がっていく…♪ 正直、その光景だけでも興奮して堪らないのに…ぷっくりしたオマンコの周りで肉棒がズリズリされるのが…とっても良くって…♥ やっぱり…生は全然…違う…♪♪ こんなの私の中に入ったら…本当にどうなっちゃうのか…期待ばっかり大きくなってく…♥ 京太郎「い、いや、挿入れるのは良いけど…もうちょっと待ってくれ…!」 春「…ホント…?」 春「挿入れて…良い?」 春「チンポ…逃げない…?」 京太郎「あぁ、逃げない。逃げないから…」 春「…あはぁ…♥♥」ズジュ だったら…遠慮は要らない…♥ 京太郎のチンポが逃げないなら…私そのままエッチする…♪♪ だって…こんな…こんな気持ち良いの我慢なんて出来ない…っ♥ お預けなんて…絶対…絶対…ムリ…っ♪♪ ただでさえ…ずっと高まっていた期待で胸の中弾けそうなのに…♥ もうちょっとだなんて…待てるはず…ない…っ♪♪ 春「あぁああああああああっ♪♪♪」 京太郎「は…るぅ…っ」 き…き…気持ち…良い…っ♥♥ オマンコにチンポ入れるの…気持ち…良すぎるぅぅ…っ♪♪♪ 外側に押し付けられるのと…全然…違う…っ♥♥ 直接…気持ち良いところをグリグリ押されてる…感じ…♥♥ さっきまでの欲求不満が全部消えてくのがはっきり分かって…っ♪♪ 春「いっきゅううううぅううぅうう♥♥」 イ…イっちゃっらぁ…♥♥ 初めてにゃのに…私…挿入れただけでイっひゃったぁ…♪♪ しかも…これ乳首の時よりずっとずっと気持ち良くって…♥♥ 身体の内側…全部気持ち良いのを塗りたくられてる…みたいに…♥ 気持ち良いのが…中々…引かない…っ♪♪ 余韻がずっと…ずっと続いてくぅぅ…♥♥ 春「(あぁ…♪これが…チンポ…ぉ♥♥)」 春「(今まで…辻垣内さん達を虜にしてきた…京太郎のオスチンポ…ぉ♪♪)」 春「(分かる…ぅ♥これ…虜になるのすぐに分かる…っ♪♪)」 春「(こんなの挿入れられたら…絶対に…抵抗出来ない…♥♥)」 春「(どれだけ清純な子でも…絶対にエロメスにされる…♪♪)」 春「(頭の中までチンポ一色の…発情メス犬にされちゃうぅ…♥♥)」 実際…私に挿入ってるのは…まだ先っぽだけ…♪♪ 一番太いカリ首の部分だってまだ通過してないのに…こんなに強くイかされてしまったのだから…♥♥ ここから先、挿入を続けるだけで…一体、何回イかされるか分からないくらい…♪♪ 春「(イきたい…っ♥♥)」 春「(私…もっとイきたい…っ♪♪)」 春「(もっともっとこのチンポにイかされて…メスにされたい…っ♥♥)」 春「(チンポ中毒になるまで…このチンポの虜になりたいぃ…っ♪♪)」グッジュゥ あぁぁっ♪♪ やっぱり…この肉棒…すごすぎる…ぅ♥♥ ちょっと腰沈めただけで…オマンコ全体がビクビしてるのが分かる…♪ 気持ちよすぎて…痙攣しちゃって…次の絶頂の準備整えてるのがハッキリ分かる…♥♥ 春「(だから…遠慮なんて…要らない…っ♥♥)」 春「(私も…イきたいから…♪♪)」 春「(準備出来てるなら…もっと挿入れるぅ…♥♥)」 春「(大好きな人のチンポを思いっきり飲み込んで…一杯、気持ち良くなってぇ…♪♪)」 春「(また…イくぅぅ…♥♥)」 春「(あのアクメがクる…っ♪クるぅうううぅうっ♪♪♪)」 春「ひあぁああぁあああっ♪♪♪」ビクンビクン あはぁ…♥♥ チンポアクメ…二回目ぇ…♪♪ 思ってた以上に…早くキちゃったぁぁ…♥♥ しかも…さっきよりも強くて…激しくて…身体がビクンビクンさせちゃって…♪♪ きっと私…最初よりも身体が敏感になってる…♥♥ イった所為で…身体がより気持ちよさに貪欲になってるのが…火照った身体から伝わってきてる…ぅう♪♪♪ 春「(チンポの硬さも最初と全然、違う…っ♪♪)」 春「(ゴリゴリって私のアソコ押し広げてるのが…はっきり分かる…♥♥)」 春「(チンポの熱も私の中がやけどしちゃいそうなくらい高くなってて…♪♪)」 春「(より強く…京太郎のオチンポ意識させられちゃう…っ♥♥)」 多分…このままイったら…私、凄い事になっちゃうと思う…♥♥ ただでさえ理性の手を離れて本能が暴走している状態なんだから…♪♪ この上、イく度にオチンポを強烈に感じるとなったら…私、絶対に止まれない…♥♥ きっと…気絶するまでエッチしちゃうんだと…思う…♪♪ 春「(それって…凄い…幸せ…♥♥)」 春「(気絶するまで…イき続けるなんて…素敵…すぎる…ぅう♪♪♪)」 でも…もうそれは私にとって怖くとも何ともない…♪ 完全に魔物になった私には…この気持ち良さは至上のものだから…♥♥ 他の全てを投げ捨ててでも最優先で確保するべき快楽に…私はもう完全に染まりきっていた…♪♪ むしろ、気絶するまで気持ち良くなれるのなら本望だと…震える腰をさらに進めて…京太郎のチンポを飲み込んでいく…ぅ♥♥ ―― ズンッ 春「~~~~~~っ♥♥♥」 あ…あぁ…あ…♪♪ お、奥…来た…♥ 今…京太郎のチンポが…奥に…キたぁぁ…♪♪ ズンって子宮押し込めるみたいに先っぽが奥を叩いて…♥♥ や、やば…い…♪♪ これ…ダメ…な…奴…♥♥ さ、さっきとは比べものにならないのが…クる…っ♪ すっごいアクメがクるうっ♥♥ こ、これ…本気イキ…っ♪♪ 本気の絶頂クるう…っ♪♪ 奥突かれただけで…私…マジイキ…するうううぅううっ♪♪♪ 春「ふゆうぅううううぅうううううっ♪♪♪」プッシャア お、オマンコから何か…出ちゃった…♪♪ これ…潮…って奴……? それとも…失禁…しちゃった…? 分からない…♪ そんなの…もう全然、分から…ない…♥♥ ただ…私…今…凄い気持ち良い…♥ 京太郎のチンポを奥までハメて…マジイキ…して…♪♪ 身体の中でいくつも気持ち良いが弾けて…幸せに…なってるぅ…ぅ♥♥ 春「はぁ…ぁ♪♪」 春「はひ…いぃう…♥」ピクン 京太郎「大丈夫か…?」ソッ 春「ふぁぁあっ♪♪」ビク ま、まるで幾つもイッてるみたいな…気持ち良い…状態だから…♥♥ 京太郎に背中抱きしめられただけで…変な声…出ちゃう…♪♪ まるでそこがおっぱいみたいに気持ち良くなって…♪♪ 私…本当に…ダメになっちゃった…♥♥ チンポ挿入れられただけで…私の身体…壊され…ちゃたぁ…♪♪♪ 京太郎「焦って挿入れたらそりゃこうなるよな…」ナデナデ 春「あ…ひぃ…いぅ…♪♪」 だって…仕方…ない…♪♪ 私は…あの日から…目の前で…大星さんと京太郎がエッチしてる…時から…♥♥ ずっとずっと…京太郎のチンポが欲しかった…から…♥♥ 本能だけじゃなくって…心でも京太郎の事を求めてた…からぁ…♪♪ だから…あそこで焦らないなんて…ムリぃ…♥♥ それに…こんなに気持ち良くって…京太郎だって…こんなにやさしく…撫でてくれるんだから…♪♪ 私は…間違ってなかったはず…ぅ♥♥ 京太郎「…まぁ、そんな訳でちょっと遅くなったけど…」 京太郎「少しは落ち着いたみたいだし改めて言うぞ」 春「ふぁ…いぃ…♪」 京太郎「…春、好きだ」 京太郎「俺の恋人になってくれ」 春「~~~~っっ♥♥♥」カァァ …え?…あ…ぅ…えぇ!? こ、告白…!? このタイミングで…そんな…ちょ、ちょっと…い、意外…すぎる…。 だ、だって、私…今、完全にエロスイッチ入ってて…そ、そんな事言われるなんて全然考えてなくって…。 むしろ、呆れられるとか叱られるとか…そんなのを想像してたのに…す、好きだなんてそんな…そんなぁぁ…♥♥ 春「あ…うぅうぅ…♥♥」キュゥゥゥン 京太郎「あ、中、締まってる」 春「ら…らってぇぇ…♪♪」 いきなりここで告白なんてされたら…反応するのは…心だけじゃ済まない…♥♥ 完全に京太郎のチンポで目覚めたメスのオマンコだって…キュンキュンしちゃうに決まってる…♪♪ 京太郎の告白が嬉しすぎて…大好き大好きって甘えるように締め付けちゃうのが…当然…♥♥ 京太郎「そこで恥ずかしがるくらいなら、自分から挿入れるのなんかやめとけよ」 京太郎「まったく…俺から告白して辛くないように調整しながら挿入れようと思ってたのにさ」 京太郎「予定台無しも良いところじゃないか」ギュゥ 春「ご、ごめん…なしゃい…♪♪」 …でも…私が焦りすぎて京太郎の予定を台無しにしてしまったのは事実だし…♪ ここは…ちゃんと謝っておくのがやっぱり正しい事だと…そう思う…♥ でも…そんな風にギュってされると…私…もう…ダメって言うか…♪♪ さっき告白された所為で…身体の中余計に敏感になってて…♥♥ こうしてギュってされると…オマンコがまたキュンキュンして…チンポに…吸い付いちゃう…っ♪♪ 春「(うぅん…♪それどころか…イきそうになってる…♥♥)」 春「(京太郎に抱きしめられるだけで…私のオマンコうごめいて…♪♪)」 春「(太くて硬いチンポに愛液刷り込むように蠢きながら…イきたくなってる…♥♥)」 春「(もっともっと絶頂が欲しいってそう言ってるぅ…♪♪)」 自分の身体が淫らな事くらい既に嫌というほど知っていたけど…♥ でも、まさか…抱きしめられるだけでこんなに興奮するなんて思ってもみなかった…♪♪ こんな状態で京太郎に突き上げられたら…一体、どうなってしまうんだろう…♥♥ 或いは…私が腰を動かして…チンポをジュポジュポしたら…どれだけ気持ち良いんだろう…♪♪ 京太郎「…で?」 春「ふぇぇ…♪♪」 京太郎「春は俺の恋人になってくれる気はあるのか?」 春「ん…ふゅぅ…♪♪♪」 そんなの…勿論、あるに決まってる…♥♥ そもそもさっき私の方から京太郎に告白したくらいなのだから…♪♪ ここで京太郎の申し出を受けないなんて…そんな選択肢は私にはなかった…♥♥ むしろ、私の方から彼に懇願し、ハーレムの一員に加えて欲しいくらい…♪♪♪ 春「…き、京太郎が…♥♥」 京太郎「…ん?俺が?」 春「京太郎が…私を満足させてくれたら…良い…♥♥」 春「京太郎の恋人にでも…奴隷にでも…何でも…なる…♪♪」 でも…私にはそれを素直に言葉にする事が出来なかった…♪♪ それは私の性格上の問題と言うよりは、高まりすぎた欲求がもうどうしようもなかったから…♥♥ 告白してくれたのは嬉しいし…彼の優しさには胸も震えるけれど…今の私が欲しがっているのは…それじゃない…♪♪ さっき奥を突かれた時にダメになった私の身体をもっともっと淫らに、そして気持ち良くして欲しくて…♪♪ 私をもっともっと壊れるくらいに犯して欲しくて…♥♥ ついついそんな…彼を試すような言葉が出てきてしまう…♪♪ 京太郎「…へぇ」グチュ 春「んひいいいぃいっ♪♪♪」 そんな私の生意気な言葉に…京太郎の腰が僅かに動いた…♥♥ ドロドロになったオマンコの中、自分ではまったく動かさなかった切っ先をズリズリと刷り込むように…♪♪ 勿論、奥と言っても…そこにあるのは柔らかい肉の壁…♥♥ チンポの味を教えこむようなその動きに子宮口がグニグニと変形し、私の背筋に強いゾクゾクが駆け上がってきた。 京太郎「…今のでイってるのに?」 春「う…ん…♪イってりゅ…けどぉ…♥♥」 京太郎「それじゃ足りない?」 春「足りな…ぃ…♪」 春「今のじゃ…足りにゃいぃ…♥♥」 春「もっと壊れるくらいにイかせて欲しい…っ♪♪」 春「おかしくなるくらいまで…京太郎のチンポの味を教えこんで欲しい…っ♥♥」 春「京太郎のチンポなしじゃ不安になるくらい…ダメな女に…して欲しい…ぃっ♪♪♪」 京太郎「…春はホント、欲張りだなぁ…」ナデナデ 春「ふあぁぁ…♥♥」 そう呆れるように言いながらも京太郎は私の頭を優しく撫でてくれる。 まるでそれで良いのだと言ってくれているような優しい手つきは、何処か父様を彷彿とさせるものだった。 優しくて暖かくて力強くて…そして何より大きな手。 でも、そんな父性溢れる手とは裏腹に京太郎のチンポは私の中で耐え切れないようにピクピクしていた。 京太郎「じゃあ…お望み通り、満足を通り越してイキ狂うまで犯してやらないと…な…っ!」グリグリ 春「ひぁあああああああああっ♥♥」 ち、チンポ…っ♪♪ チンポ…がぁあっ♥♥ な、なんで…私の中…さらにズンって押し上げて…っ♪♪ は、挿入って…来てるぅうっ♥♥ もう先っぽ奥まで来てるのに…無理やり…押し込まれて…っ♪♪ 奥が…グリグリぃっ♥ グリグリってされてるううっ♥♥ 春「(イっくううううっ♪♪♪)」 春「(またイクぅううっ♥♥)」 春「(子宮口突かれて…わ、私…すぐにアクメするううっ♪♪♪)」 そこ…私の弱点…なんだ…♪♪ チンポをゾリゾリってされると…簡単にイっちゃう…アクメスイッチ…ぃ♥♥ 初めてなのに…私もう…五回はそこでイかされちゃって…♪♪ か、身体さっきから…やばい…っ♥♥ ビクンビクンって跳ねるように痙攣して…止まら…ないぃ…♪♪♪ 京太郎「ほら、逃げちゃダメだぞ」ガシッ 京太郎「ちゃぁんと奥まで満足させてやるからな」 春「うひゅううぅううううっ♥♥」 し、しかも…捕まったぁぁ…♪♪ ビクンビクンってしてる身体…京太郎に抱きしめられて…♥♥ 逃げ場が…コレ…何処にも…ない…♪♪ ダメ…っ♥♥イかされちゃう…っ♪♪♪ 抵抗出来ないまま思いっきりアクメさせられちゃう…っ♥♥ 六回目…うぅん…も、もう七回目のアクメ…始まっちゃってるぅぅ…っ♪♪♪ 京太郎「オマンコ、嬉しそうにキュンキュンしてるぞ」 京太郎「そんなにイかされるの嬉しいのか?」 春「ふあぁああぁあああああっ♪♪♪」 嬉しい…っ♥♥ 京太郎にイかされるの本当に嬉しいぃっ♪♪♪ 私が挿入れきれなかった分を無理やり、奥までねじ込まれて…っ♪♪ 自分でも触った事のない子宮口をゾリゾリされるの本当に良い…っ♥♥ その上…京太郎の身体に取り押さえられるみたいにギュってされて…っ♪♪ 嬉しくだけじゃなくって…私…幸せにも…なってるぅ…♪♪ 京太郎「まったく…ちゃんと言ってくれないとわからないぞ?」 京太郎「…まぁ、今の春の顔見る限り、全然、嫌じゃなさそうだけどさ」 京太郎「子宮も大分、柔らかくなって来てるし…」 京太郎「そろそろイキっぱなしになりそうなくらいだもんな」 な、なってるううっ♪♪ も、もう…さっきからアクメの波…引いてない…っ♥♥ ずっとずっと…気持ち良いのがバチバチ弾けて…っ♪♪ 身体の中がずっとイき続けてる…ぅぅ♥♥ 絶頂の回数なんて分かんないくらい…アクメ…してるぅ…っ♪♪♪ 京太郎「しかし、挿入しただけでここまで見事なアクメ顔晒してくれるなんてな」 京太郎「男としては嬉しい限りだよ」チュッ 春「んあぁ…あぁあっ♪♪♪」 し、子宮グチュグチュにしながら…そ、そんなに優しいキス…する…なんて…っ♥♥ そんな事されたら…わ、私…分からなく…なるぅ…♪♪ 幸せになって良いのか…それともイちゃってしまって良いのかぁ…♥♥ どっちも大きすぎて…先にどちらを処理した方が良いのか…頭と心が…迷ってしまうぅ…♪♪♪ 京太郎「でも…まだ満足してないんだよな?」 春「はぁああっ♪♪ひ…うぅううぅうっ♥♥」 満足とかそんなのもう分からない…っ♪♪ ただただ、気持ち良いのと幸せなのが私の中を一杯にして…♥♥ 何も…考える余地なんて…まったくない…っ♪♪♪ 頭の中だって…もうとっくの昔に真っ白になって…っ♥♥ 脳汁垂れ流しで…セックスの事だけを処理するダメ脳みそになっちゃってるぅ…♪♪♪ 春「(でも…やだぁ…っ♥♥)」 春「(これで…こんな気持良いのが…終わるのやだぁあ…♪♪♪)」 春「(もっともっと気持ち良くなりたい…っ♥♥)」 春「(もっともっとイかせて欲しい…っ♥♥)」 春「(この気持ち良くって幸せなのを…一生続けて欲しい…っ♪♪♪)」 もしかしたら私は自分でも思っていた以上にダメになってるのかもしれない…♥ でも…それでも…ここでセックスを止めるなんて…絶対にいやぁ…♪♪ 京太郎のチンポがゾリゾリする度に、イかされて…身体が熱くとろけていくのに…っ♥♥ 休まずイかされ続ける身体がドンドンと敏感になって…気持ち良いのがあがっていくのに…っ♪♪♪ ここで止めるなんて…そんな酷いの…ない…っ♥♥ もう一生、ダメな脳みそのままで良いから…このままアクメ付にして欲しい…っ♪♪♪ 京太郎「…まぁ、返事が出来る状態じゃないか」 京太郎「じゃあ、春が満足って言ってくれるまでこのままな」 京太郎「途中で手を抜いて、それで春に幻滅されるなんて絶対に嫌だしさ」 あぁ…♪分かってるぅぅ…♥♥ 京太郎……もぉコレ…絶対分かっちゃってる…ぅ♪♪♪ 私がもう京太郎のチンポなしじゃ生きていけないって…♪♪ このチンポの虜になっちゃったって…♥♥ 分かってて…こんな事…言ってる…♪♪ 意地悪な笑みを浮かべてる…ぅ…♥♥ 春「(嬉しい…♪♪)」 春「(意地悪な京太郎が…今はとても嬉しい…っ♥♥)」 だって、私…言えない…っ♥♥ こんな気持ち良くされて…口から喘ぎ声しか出ない状態なのに…っ♪♪ 満足しましたなんて…絶対言える訳ない…っ♥♥ だから…私…されちゃう…っ♪♪ 京太郎のチンポで気絶アクメキめられちゃう…っ♥♥ 失神するまで…京太郎のチンポで犯し抜かれちゃう…っ♪♪ 京太郎「じゃ…まずは手始めに…」ギュッ 春「ひぐうぅうううううっ♪♪♪」ビククン ふあぁ…っ♪♪ 京太郎の手が…ま、また私の乳首摘んでる…ぅっ♥♥ さっきよりも…乳輪からギュゥって縛るような…強い力で…っ♪ そんなにギュギュウしたら…私の乳首…はみ出るぅ…っ♪♪ ただでさえ完全勃起して…エッチな形になってる私の乳首がダメになるぅぅ…♥♥ 春「(うぅん…っ♪)」 春「(乳首…だけじゃないぃっ♥♥)」 春「(こうやって乳首摘まれて…気持ち良くされると…オマンコまで響くぅっ♪♪)」 春「(京太郎にゴリゴリされてるオマンコまで気持ち良いのが来て…っ♥♥)」 春「(集中…出来ない…っ♪♪)」 春「(オマンコと乳首の快感で…頭…クラクラするぅ…♪♪♪)」 これ…揺さぶられてる…ぅ♥♥ 京太郎の手とチンポで…私…思いっきり玩具にされちゃってるのが…分かるぅ…♪♪ 私が今よりももっと淫乱な玩具になるように…♥♥ 京太郎好みのエロ犬になるように…身体が躾けられてるっ…♪♪♪ 春「(だって…覚えちゃうぅっ♥♥)」 春「(乳首グリグリされながら…チンポでズリズリされる気持ち良さぁっ♪♪♪)」 春「(普通に子宮口でチンズリされるのよりも…もっと気持ち良いってぇっ♥♥)」 春「(オマンコも乳首も気持ち良いのが一杯で…頭の中、グチャグチャにかき回されて…っ♪♪)」 春「(真っ白になった頭の中に…セックスの良さ…思いっきり刻み込まれてる…ぅ♥♥)」 オマンコだけじゃない…っ♪♪ さっき乳首イジられた時点で…私…イッてるぅっ♥♥ オマンコだけじゃなくて…乳首でもアクメして…腰揺らしてたぁ…♥♥ ただでさえ…気持ち良いアクメをいきなり二つ同時に教え込むなんて…京太郎…酷い…♪♪ こんなの…鬼畜の所業以外の…何者でも…ないぃ…♪♪♪ 春「(私…初めてなのにこんなにイかされて……♥♥)」 春「(気持ち良いの教えこまれたら…もう元になんて絶対に戻れないぃ…♪♪♪)」 春「(私…絶対、セックス馬鹿になってるぅ…♪♪)」 春「(絶対…一生、チンポ中毒…かくてぇ…♥♥)」 だけど…良い…♪♪ それで…良い…っ♥♥ 京太郎は…きっと…そんな私でも愛してくれる…から…♥♥ チンポ中毒になった私を…毎日犯してくれるからぁ…♪♪ だから…良い…っ♥♥ このまま完全に堕ちて…京太郎の恋人…に…♥♥ 四六時中発情しっぱなしの淫乱メス犬に…なっても…良い…っ♪♪♪ 京太郎「ほらほら、あんまり浸ってると…保たないぞ?」ズリ 春「ふぉおぉおおおっ♪♪♪」 き、京太郎…っ♪♪指…指…がぁあっ♪ 乳首摘んだままズリズリって扱くのダメ…ぇっ♥♥ ただでさえ…そこ敏感…なのにぃっ♪♪ そこだけでイっちゃえるくらいにダメになったアクメスポットなのにぃっ♥♥ そんなにズリズリしたら…ま、また乳首イキするうっ♪♪ 親指と人差し指で扱かれて…ニプルアクメキめちゃうううっ♪♪♪ 春「あ…ひいぃいいいいっ♥♥♥」 あぁぁ…♥♥ ダメ…♪ダメ…だったぁ…♪♪ 京太郎の指に乳首勝てなくて…あっさり…イかされちゃったぁ…♥♥ まるでチンポ扱かれた男の人みたいに…簡単ニプルアクメ教えこまれて…♥♥ 春「(奥…の方が…変…っ♪♪)」 春「(私のおっぱいの奥…何か…ドロドロ…してぇ…♥♥)」 春「(何かが…溜まってくのが…分かる…ぅ♪♪)」 春「(おっぱいの中で…何かが生まれそうになってるぅ…♥♥)」 こんな…こんなの…知らない…っ♪♪ おっぱいの中から…こんな風に…何かが出そうになってる…なんて…♥♥ でも…私の胸…何かが目覚めたように少しずつ張り始めて……♪♪ 私…これ…また乳首でイかされたら…どうなっちゃうのか分からないのに…♥♥ もう…もう…イきたく…なってるぅ…♪♪♪ イきっぱなしのオマンコじゃなくて…乳首でまたイきたいって…♥♥ このパンパンになったおっぱいにトドメをさして欲しいって…私の身体…そう思ってるぅ…♪♪♪ 京太郎「貧乳は感度が良いって言うけど…春のコレ見てる限り絶対に嘘だよなぁ」 京太郎「だって、俺がほんのすこし指動かすだけで乳首ピクピクしてるし」 京太郎「こうして摘んでいる今も少しずつだけど大きくなってってるの分かるか?」 そんなの分から…ないぃ…♥♥ だって…私…殆ど身体中…気持ち良いので埋め尽くされて…♪♪ オマンコアクメしっぱなしの…敏感エロエロ状態…だからぁ…♥♥ 乳首だって…何処か窮屈なの以外は…気持ち良いので埋め尽くされて…っ♥♥ 胸の根本の方まで…ジンジンって火照って…気持ち良くなっててる…からぁ…♪♪♪ 乳首のサイズなんて…思い出せないぃっ♪♪ 気持ち良いのくらいしか…伝わってこない…ぃぃっ♪♪♪ 京太郎「もう俺の親指と人指し指程度じゃ物足りないくらいだよなぁ…」 京太郎「こんなにエロい乳首、見た事ないくらいだ」 春「ひ…うぅぅううっ♪♪♪」 でも…嬉しい…っ♪♪ 京太郎に…そうやってエロいって言ってもらえるの…とっても嬉しい…っ♥♥ それに…見たことがないって…言って…貰えて…♪♪ 私でも…京太郎の初めてになれたんだって…そんな事を…思って…♥♥ クリクリされてる乳首の奥で…心臓がキュンキュンするのが…分かるぅ…♪♪ 乳首じゃなくて…心がイきそうなくらい…私…悦んでるぅ…♥♥ 京太郎「…そんな風にエロエロになってくれた乳首にはご褒美あげないとなっ」ギュッ 春「あ゛あぁあぁああぁっっ♪♪♪」 爪が…っ♪♪ 京太郎の爪が…私の…乳首っ♥♥ 乳首に…ズンって刺さって…ぇ♪♪ さっきと扱く角度も違うぅうっ♥♥ 張り出たエロ乳首を摘むんじゃなくて…潰そうと…してるぅ…♪♪♪ こんなの…処女にやる愛撫じゃ…ない…っ♥♥ セックス大好きな痴女にやるような…愛撫…ぅっ♪♪♪ 春「(なのに…気持ち良いっ♥♥)」 春「(こんなの…普通じゃない…のに…♪♪)」 春「(こんなの喜ぶのビッチしかあり得ない…のにぃっ♥♥)」 春「(私の乳首…悦んでるっ♪♪♪)」 春「(もう…私…痴女だからぁっ♥♥)」 春「(京太郎とのエッチ…大好きになったからぁ…♥♥)」 春「(こんな愛撫でも…イくぅうっ♪♪)」 春「(イかされて…乳首の奥から…ぁっ♥♥)」 春「(何か…何か…出るぅうぅうっ♪♪♪)」プッシャア ふぁぁ…あぁ…♪♪♪ 嘘…これ…私…乳首で…イきながら…♥♥ 乳首から…母乳吹き出して…るぅう…♪♪♪ 私まだ妊娠なんてした事ない…のに…♥♥ エッチな事するのなんて今日が初めてなのにぃ…♪♪ こんなに一杯、ミルク吹き出して…ニプルアクメだけじゃなくってぇ…♥♥ 射乳アクメまで覚えさせられちゃってるぅうっ♪♪♪ 京太郎「うぉ…母乳ってこんな凄い勢いで出るのか…」 京太郎「…いや、出る訳ないよな。そもそもこれ赤ん坊が飲むんだし」 京太郎「こんな勢いで出てたら喉詰まらすよな…」 今のアクメで…もう椅子ビショビショ…ぉ♪♪ オシッコみたいな勢いで…乳首から出ちゃった…からぁ…♥♥ 京太郎の身体に思いっきり…ぶっかけちゃう勢いだった…からぁ…♪♪ こんなの毎回してたら…きっと赤ちゃん溺れちゃう…♥♥ 京太郎の赤ちゃん…育てられなく…なるぅ…♪♪♪ 京太郎「でも…」クンクン 京太郎「…なんか嗅いだことのある匂いなんだけど…」ペロ 京太郎「あ…やっぱりこれ黒糖に似てる…」 毎日…黒糖…一杯食べてる所為かも…しれない…♪♪ 母乳は母親の食べてるものがかなり影響を与えるって授業でならったし…♥♥ 私の母乳が黒糖の味と匂いに似てるのが…ごく当たり前の事…なのかも…♥♥ でも…一体…どんな…味なのか…私には分からなくて…♪♪ もうイき過ぎて…身体がプルプルと震える事くらいしか…出来ない…からぁ…♥♥ 京太郎みたいに…ミルクの味確かめられない…♪♪♪ 京太郎「ほら、春も飲んでみろよ」スッ 春「はむぅ…♪♪♪」 あぁ…♥♥ 確かに…黒糖の味が…する…♪♪♪ ミルクの優しい甘さと…黒糖のしっとりとした甘さが合わさって…♥♥ これ…凄く美味しい…♪♪ 黒糖ミルク…気に入っちゃったぁ…♥♥ 春「れろぉ…♪♪はぴゅぅ…♥♥」 京太郎「…そんなエロい顔で人の指しゃぶってると俺も我慢出来なくなるぞ?」 我慢なんて…しなくて…良い…っ♥♥ だって…私、もう…我慢なんてまったく出来ない…からぁ…♪♪♪ 頭の中、京太郎とエッチな事するので…一杯になってるぅ…♥♥ 初めてエッチしてるはずなのに母乳吹き出す異常事態とかどうでも…良くってぇ…♪♪♪ むしろ、この張ったままのおっぱいからもっともっとミルク吹き出させて欲しいってそう思ってるぅ…♥♥ 京太郎「…良いんだな?」 京太郎「そろそろ紳士的じゃなくて…本気でヤるぞ?」 春「ん…ふゅぅ…♥♥」コクン 京太郎「分かった…!」ズン 春「ひぃぐうううぅうううううっ♪♪♪」 き、キた…あぁあああっ♥♥ チンポがまた私の奥…突き上げて…っ♪♪♪ チンポが子宮を内蔵の方にグイグイ押し込もうと…してるうぅうっ♥♥ さっき私に嫌というほど弱点を教えこんだ…突き上げぇ…っ♪♪ 春「(い、いきなり過ぎて…噛んじゃったぁ…♥♥)」 春「(私にミルクの味…教えてくれた京太郎の指…♥♥)」 春「(思いっきり噛み締めて…ギュって…しちゃって…♪♪)」 春「(痛くなければ良…ひいぃいいいいぃいいっ♥♥)」 しかも…これ一回じゃ…ないぃっ♪♪ ズンズンって一杯…突き上げてるぅっ♥♥ もう…押し上げたままゾリゾリするんじゃなくって…♪♪ 私の中で…ピストン…してるうぅっ♥♥ 京太郎のチンポが本当のセックス始めてる…ぅうっ♪♪♪ 春「(一回毎に…思考が散り散りになる…っ♪♪)」 春「(真っ白になった頭の中で…本当に何も考えられなくなるううっ♥♥)」 春「(やっぱり…私…これ…ダメ…ぇ♪♪♪)」 春「(簡単にマジイキさせられるううっ♥♥)」 春「(深いアクメがたくさんク…ひゅぅううううぅううっ♪♪♪)」 わ、私…もうボロボロになってるぅ…♪♪ まだ京太郎が…本気になったばかり…にゃのにぃっ♥♥ チンポピストン始めたばっかりなのにいいいっ♪♪♪ 今までずっとチンポで開発されたポルチオが…完全にダメになってりゅぅうっ♥♥ こんなちょっとのピストンで…私、もぉ息も絶え絶えになって…♪♪ 力が抜けた全身で…アクメをよろこぶ事しか…出来ないぃいっ♥♥ 春「ふぉああっ♪♪」 春「んひゃうううううううっ♥♥♥」 京太郎「はは、すっげーエロ声…」 京太郎「もうチンポが良くてたまんないって感じだな…」 うんっ♪♪ぅんんっ♥♥ チンポぉっ♪♪ホント、チンポたまんにゃい…っ♥♥ 奥でグイってしゃれるのも良いけど…子宮口から離れるのも良いっ♪♪ ポルチオと同じくらい開発された奥のところをゾリゾリってカリ首でひっかかへてぇ…♥♥ 奥のつぶつぶの一つ一つが…京太郎のチンポにイかされるのが分かるぅうっ♪♪♪ 京太郎「そんなの聞かされたら…俺も結構、ヤバイんだけどさ…!」 京太郎「もう…腰止まらないんだ…!」 京太郎「春のここに思いっきり濃いのぶちまけたくって堪らないんだよ…っ!!」 春「あひいいぃいいいいいぃっ♪♪♪」 そ、そんな事良いながりゃピストンしゃれたら…わ、私…ぃっ♪♪ し、子宮が…子宮がキュンキュンするううっ♪♪♪ ただでさえ発情汁止まらにゃくて…っ♥♥ 本気汁垂れ流しながら…アクメの度にビックンビックン跳ねてりゅのにいっ♪♪ しょんな嬉しい事言われたら…子宮が完全に…目覚めるぅうっ♥♥ 京太郎の濃いザー汁ぶちまけてほしくって…めしゅの本能が完全に目覚めちゃうぅうっ♪♪♪ 春「(お、オマンコ…ビクビクしてりゅぅ…♪♪)」 春「(奥らけじゃなくって…入り口まれ…全部ぅ…♥♥)」 春「(京太郎にょチンポにジュルルって吸い付きながら…精液オネダリしてるぅ…♪♪♪)」 春「(きょうたろぉ…イかそうとしてるのがオマンコで分かる…ぅうっ♥♥)」 しょんな風にビクビクすると…私の方も…感じりゅぅ…♥♥ ただでさえ…数えきれないほどアクメしてた淫乱マンコらからぁ…♪♪♪ 京太郎のピストンされるだけでもイきそうになるダメマンコが…アクメしにゃはず…ないぃっ♥♥ イっくぅうっ♪♪ オマンコピクピクしながらイくううっ♥♥ 京太郎に精液オネダリしゅる甘えん坊マンコがいっきゅぅうううううっ♪♪♪ 京太郎「ホント…ドンドンこっちもエロくなって来て……っ」 京太郎「もう手加減なんて…しなくて良いよな…!」 京太郎「こんなに感じてるんだし…好きなようにヤって良いよな…!」カプッ 春「ひうぅううぅうううううううっ♪♪♪」 ち、乳首…食べらへたぁっ♥♥ 京太郎のお口ぃ…♪♪私と同じくりゃいドロドロしてる…熱い口っ♥♥ 乳輪から…しっかりと京太郎の興奮…感じりゅうっ♪♪ 特に…もう敏感エロ乳首は…ジュウジュウ吸われて…っ♥♥ さっきの射乳で残ったミルクを…京太郎にしゅわれてりゅうう…♪♪♪ 春「(ふあぁあっ♪♪乳首もぉっ♥♥)」 春「(乳首も気持ち良いぃいっ♪♪♪)」 春「(乳腺がミルク通り抜ける度にゾクゾクするううっ♥♥)」 春「(おっぱいの根本かりゃ気持ち良ひの広がってって…っ♪♪♪)」 春「(射乳する度におっぱい蕩けてきゅぅう♥♥)」 おマンコも素敵だけど…おっぱいもぉっ♪♪ おっぱいも…しゅっごい良い…っ♥♥ 射乳するの普通のアクメとちょっろ違って…っ♪♪♪ ふわっとした開放感がある…感じ…っ♥♥ 身体中ビクビクするオマンコのアクメよりも安心しゅる…♥♥ 春「(れも…そこに強烈な…オマンコアクメ…クりゅからぁ…♪♪)」 春「(揺り戻しが…しゅっごいいいっ♥♥)」 春「(身体がまるでジェットコースターに乗ったみたいに気持ち良いのでメチャクチャにしゃれてく感じ…ぃ♪♪)」 春「(あんまりジェットコースターとか…しゅきじゃ…しゅきじゃないのにぃっ♥♥)」 春「(これは…しゅきぃっ♪♪)」 春「(すっごい好きいいぃいいっ♥♥♥)」 春「(身体がメチャクチャにされてくような気持ち良いの…らいしゅきぃいっ♥♥♥)」 私、自分がマゾのつもりにゃんかなかったけど…♪♪ れも…チンポにほんろぉしゃれる…このアクメには…抗えにゃいぃ…♥♥ まるで…チンポには勝てないんらって教え込まれるみたいにメチャクチャに…しゃれてぇ…♪♪ 気持ち良いのれ…心…折られりゅぅ…♥♥ 春「はおおっ♪♪ふ…おぉおおっ♥♥」 しかも、京太郎のピストン…ドンドン強くなっれぇ…♪♪ 椅子がガタガタ言うくらいに…私の奥激しくちゅいてるううっ♥♥ 私が上に座ってるのに…まるで…私の方が犯しゃれへるみたい…にぃっ♪♪ ジュンズンって私のオマンコ突き上げへ…♥♥ 子宮が喜びすぎて…アクメ汁駄々漏れ状態になってりゅぅ…♪♪♪ 春「(早…くぅ…っ♥♥)」 春「(早く…イっへぇ…♪♪♪)」 春「(わらひ…このままじゃ耐え切れにゃいぃっ♥♥)」 春「(京太郎がイく前に…ぷっちゅんしゅるう…♪♪♪)」 春「(イかしゃれ過ぎて…もう意識飛びそぉになっへるううっ♥♥)」 ましゃか…京太郎がイく前にここまでボロボロになりゅなんて思ってなかった…けどぉ…♥♥ れも…もう…あんまり…余裕…にゃいぃ…♪♪ 最初のグリグリで…メスの喜び教えられてかりゃ…じゅっとイきっぱなし…らったからぁ…♥♥ アクメで…身体がズタボロで…っ♪♪ 意識も虫食いみたいに…ブラックアウトしてる部分が増えてってりゅ…からぁ…♪♪♪ このままじゃ…京太郎がイく前に…ホント…気絶…しちゃい…そぉ…♥♥ 春「(れも…それは…やらぁ…っ♪♪)」 春「(最初のセックスにゃのにっ♥♥)」 春「(らいしゅきな人と初めてするエッチなのに…っ♪♪)」 春「(射精しゃれる感覚も知らないまま終わりだにゃんて…絶対やらぁ…♪♪♪)」 耐え…なきゃ…ぁ♪♪ 京太郎にイかされにゃいように…我慢…しなきゃぁ…♥♥ じゃなきゃ…私…きっと最後まで保たにゃいぃ…♪♪♪ 京太郎のこのエロチンポで…完全にノックアウトしゃれちゃうぅ…♥♥ 京太郎「じゅるううっ!」 春「んきゅうぅうううううううっ♥♥」 あぁ…♪♪ でも…でも…気持ち良いの…勝てにゃいいぃっ♥♥ 乳首吸われりゅだけで…また射乳アクメキめちゃってぇ…♪♪♪ オマンコも…自分の方からイかしぇてって…吸い付いちゃっへるぅ…♥♥ こんなんじゃ…我慢しようとしても…無駄ぁ…♪♪♪ 抵抗しようとした上からアクメさせられひゃうう…♪♪♪ 春「き、きょうた…ろぉ…♥♥」 春「も、もう…しゅこし…やさ…ひくぅ…♪♪♪」 春「ペーしゅ…お、抑えてほしい゛いぃいいいぃいいい…っ♥♥」 ら、らめぇ…♥♥ 京太郎…聞いてにゃいぃ…♪♪♪ 私のミルク飲みながりゃ…必死に腰振るってりゅぅ…♥♥ もぉ私を犯す事しか頭ににゃい…ケダモノの腰使い…ぃ♪♪♪ 射精しゅる為らけのピストンになっへるぅう…♥♥ 京太郎「~~~っ!!」ガタッ 春「ひぐうぅううううううぅうっ♪♪♪」 い、いきなり京太郎、立ち上がっらぁあっ♥♥ お陰でまた奥までチンポがオマンコを貫いて…ぇ♪♪ アクメしすぎて痙攣してる子宮が…ま、まらイったぁ…♥♥♥ 京太郎の大きすぎるオスチンポで押しつぶされそうになってりゅのにまたアクメしひゃった…ぁ♪♪♪ 京太郎「じゅるっ!じゅるるるっ!!」パンパン 春「ひああっ♪♪あ゛あぁあああっ♥♥♥」 そのままピストンしゅるなんて…は、激し…しゅぎる…♥♥ たらでさえ…私…足が地面についれないのにぃっ♪♪♪ 京太郎のオチンポにだっこしゃれてる状態にゃのに…しょんなにピストンしたりゃぁ…♥♥ も、もっと…激しいアクメがくりゅううっ♪♪♪ オルガズムに…また意識が食いつぶされひゃうううっ♥♥ 春「(しかも…ストローク…長いぃいっ♪♪)」 春「(私の入り口から奥まで…じぇんぶゴリゴリしてくれりゅうっ♥♥)」 春「(こんにゃの…椅子の上じゃ絶対出来ないピストンぅぅっ♪♪)」 春「(私の知らないオスピストンれ…オマンコ中イきまくってるぅううっ♥♥)」 うぅん…っ♪♪オマンコらけじゃ…にゃいぃっ♥♥ 未だ京太郎にジュルジュルされっぱなしのおっぱいも…激しくにゃってるう♪♪♪ まるで…私のミルクを飲むだけで…興奮しゅるみたいにぃ…♥♥ さっきから乳首離さないぃ…っ♪♪ 私のミルク全部飲み切るみらいに…吸いまくってりゅ…♥♥♥ 春「(こんなに…激ひく私とエッチしてりゅのに…ぃ♪♪)」 春「(完全にしゃれるがままの私の身体…オチンポと腕で支えてりゅのに…っ♥♥)」 春「(しょれでも…おっぱい離しゃないくらい…美味しいの…?)」 春「(私のミルク…しょんなに夢中になれりゅの…?)」 京太郎「は…るぅうっ!!」ブルッ 春「~~~~っ♥♥♥」 ひいぃいいいいいっ♪♪♪ ち、チンポ…今…ビクンってしらああっ♥♥ 私のオマンコの中で…ま、まるで暴れりゅみたいにビクンって跳ねへ…っ♪♪♪ お、大きくなってりゅぅっ♥♥ チンポがまら大きくなっへるううううっ♪♪♪ 春「(も、もぉ…絶対、限界らって思ってた…にょにぃ…っ♪♪)」 春「(これが一番、大きいんらって思ってたのにぃいっ♥♥)」 春「(違っらぁあっ♥♥♥)」 春「(全然…違ったぁあっ♪♪♪)」 春「(大きさ一回りくらい大きくにゃって…♥♥)」 春「(カサの部分にゃんか…もうゴリゴリとかゾリゾリじゃ効かないくらい張り出してへぇ…っ♪♪)」 春「(硬さも…熱も…しゃっきよりも…ずっとじゅっと…逞ひくなってりゅぅ…♥♥)」 春「(これが…本物のチンポぉおっ♪♪)」 春「(きょうたろぉの…っ♥♥)」 春「(わらひのご主人しゃまの…オスチンポぉ…♪♪♪)」 あ、あぁあぁっ♪♪ 今、オマンコがキュゥゥってしらぁ…♥♥ 京太郎が…本気ににゃった事…分かったからぁ…♪♪ このチンポれ…私の事、本気で孕ませよぉとしてりゅの分かっらからぁ…っ♥♥♥ 私のオマンコも…本気になってりゅぅ…♪♪ ヒダをペロペロしゃれるみたいに吸い付かしぇて…本気で京太郎をイかそぉとしてりゅの分かりゅぅっ♥♥♥ 京太郎「春っ!春!!春ぅうっ!!」 春「あぁあっ♥♥」 春「ひ…あ゛ぁああぁああっ♪♪♪」 らめぇ…っ♥♥ 気持ち…良すぎて…応えられにゃいいいっ♪♪♪ 京太郎の逞しいチンポに本能はついていけへも…意識がついていけにゃくてぇっ♥♥ 制御出来にゃいオマンコの蠢きも…き、気持ち良すぎて…舌回らにゃいい…っ♪♪♪ 応えたい…にょのにぃ…♥♥ わらひも…きょうたろぉって呼びたいのにぃ…♪♪ 口から出るのはエッチな声…ばっかりれぇぇ…♥♥♥ 京太郎「春…!もぉ…俺…射精るからな…!!」 京太郎「膣内射精…して良いよな…!!」 京太郎「春の事…好きだから…!愛してる…から…!!」 京太郎「このまま射精して…良いよな…っ!!」 あ…あぁあっ♪♪ 私…応えられないにょに…そんな事…言う…にゃんれぇ…♥♥ ただ喘いでばっかりの私に…好きとか…愛してりゅとか…しょんな事…言われたらぁ…♪♪♪ 拒め…ないぃっ♪♪♪ 膣内射精…絶対、拒めにゃいぃいっ♥♥ どれらけ嫌がっても…しゃれちゃうう…♪♪ 心と身体が…京太郎に屈ひて…膣内射精…許ひひゃうぅう…♥♥ 春「(らい…じょぉぶぅうっ♥♥)」 春「(そのまま射精ひてぇえっ♪♪♪)」 春「(私…も…待ってりゅからぁ…っ♥♥)」 春「(京太郎のオチンポ汁ぅっ♥♥♥)」 春「(一番、気持ち良い特濃汁欲しくて…もぉうじゅいてりゅからぁあっ♪♪♪)」 春「(らから…射精…ひてええっ♥♥)」 春「(私が一番、京太郎の事欲しがってりゅところでえっ♪♪♪)」 春「(京太郎の事が一番、らいしゅきなところでぇ♪♪)」 春「(京太郎のザー汁、一杯、どっぴゅんひてえっ♥♥♥)」 春「(しょのまま孕ませる勢いで…私の事、犯しにゅいてえっ♪♪♪)」 京太郎「はぁある…ううううっ」ズッチュウウ 春「んお゛おぉおおおぉおおおおっ♥♥♥」 き、キったぁあああああっ♪♪♪ 今まで一番、激しいぴしゅとんぅううっ♥♥ 私の子宮までこじ開けそうな…力任せの腰使いぃいいっ♪♪♪ 子宮の上と下がグッチュンしちゃいそぉなピストン…ぅぅっ♥♥ 京太郎「あ゛あぁあぁあっ!!」 春「~~~~~~~っっっ♥♥♥」 し、しょのまま…熱いのがわらひの中に…出てりゅぅ…♥♥ ドロドロの…ま、マグマみたいな…粘っこい…液…ぃ♪♪♪ これ…き、きっと…精液…ぃ♥♥ 京太郎のオチンポから射精へる…特濃…子種汁…ぅぅう♥♥♥ 春「(美味…ひいぃ…♪♪)」 春「(京太郎に膣内射精しゃれるの…おいひしいいっ♥♥♥)」 春「(にゃに…これぇええっ♪♪♪)」 春「(私…こ、こんにゃの…しら…にゃいいっ♥♥♥)」 春「(黒糖よりも…甘くって…♥♥)」 春「(優しくって…♥♥幸せになれてへぇ…♥♥♥)」 春「(中毒になっちゃいそうなくりゃい…美味しい…モノがある…にゃんてぇ…♪♪♪)」 子宮ぅぅっ♪♪ 子宮…悦んでりゅぅう♥♥♥ あんまりにも美味ひしゅぎて…一瞬、びっくりひひゃった…けどぉ…♪♪ オマンコの中…気持ち良いの広がった事には…も、もぉ…虜に…なっへぇ…♥♥ 子宮が…夢中に…なってりゅぅ…♪♪♪ もっろ頂戴って…子宮が吸いちゅきながらザーメンオネダリ…ひてるぅぅ…♥♥♥ 春「(子宮とチンポのちゅぅうっ♥♥)」 春「(射精キス…幸しぇ…♥♥♥)」 春「(お腹の中から…私の全部…蕩けていって…♪♪♪)」 春「(気持ち良いのと幸せにゃの以外…全部、削ぎ落とされてくみらいぃ…♥♥♥)」 手とか足とか…もう完全に…わらひの頭の中から抜けひゃったぁ…♪♪♪ もぉ…私の中に残ってりゅの…オマンコらけぇ…♥♥ 京太郎のどっぴゅんしゃれっぱなしの…子宮と…オマンコぉ…♪♪♪ それらけあったら…他に…にゃにも要らない…っ♥♥ 私…オマンコらけで…良い…っ♪♪ こうして射精さえして貰えれば…わらひ…しょれだけで幸せぇぇ…♥♥♥ 春「ひぐうううっ♪♪♪あ゛ひぁああああっ♥♥♥」 勿論…幸せならけじゃ…にゃいぃ…♪♪♪ 京太郎の精液が私の子宮口に吸い込まれる度に…オマンコ全体がアクメしゅるう…♥♥ まるで射乳の逆のように…快楽神経ゴリゴリ…しゃれて…♪♪♪ 子宮に精液注ぎ込まれにゃがら…一杯…アクメ…ひてりゅぅ…♥♥ 春「(オマンコのヒダも…チンポにオネダリ…続けてぇ…♪♪)」 春「(精液絞るように…ジュルジュルひてりゅ…からぁ…♥♥)」 春「(もう敏感マンコは…それだけでもイくくらい…エロエロににゃってて…♪♪)」 春「(チンポも…射精の度にビクビクしへ…気持ち良いところ押し上げてくれりゅぅ…♥♥)」 お陰で幸せにゃのも…気持ち良いのも止まんにゃいぃっ♪♪♪ 勿論…気持ち良いらけだったら…さっきのピストンの方がちゅよい…けどぉ…♥♥ 射精しゃれてる感覚は…やっぱり…格別ぅぅ…♪♪ 堪んにゃいぃ…っ♥♥ 射精の気持ちよさ…堪らにゃいぃいっ♪♪♪ 生きててよかったって思えりゅくらい幸せぇぇ…♥♥♥ 春「は…あ゛♪♪♪あ゛ぁ…おぉ…♥♥」ピクピク …あはぁ…♥♥ もぉ…幸せしゅぎて…訳分かんない…くらいらけど♥♥♥ 射精…収まっていくのらけは…オマンコでしっかり…感じりゅぅ…♪♪♪ ほんろぉはもうちょっと精液欲しいけろ…♪♪ れも、身体も相変わらずダメなまんまれ…♥♥ オマンコが強請っても…精液出にゃいなら…もぉ私に出来る事…にゃにもないぃ…♥♥♥ 身体痙攣しゃせて…変な声…出しゅらけぇ…♪♪♪ 京太郎「…春」ギュゥ 春「ふあ…あぁ…♪♪♪」 分か…りゅぅ…♥♥ まだ…アクメしすぎて…前…見えないけどぉ…♪♪♪ 真っ白なまま…頭の中に…何も映ってこない…けどぉ…♥♥ 京太郎…私の事…抱きしめて…くれてりゅぅ…♪♪♪ アクメ疲れでグッタリした私の事…優しく支えて…くれてるの…分かるぅ♥♥♥ 春「(京太郎…しゅきぃ…♥♥)」 春「(本当に…らいしゅきぃぃ…♥♥♥)」 まだ目さえマトモに働かない状態れ…しょんな事言えない…♥♥ れも…しゃっき言えなかった言葉が…私の中で何度も響いて…♥♥♥ 京太郎が好きって気持ちが…まら…大きくなってきゅぅ…♪♪ ただでさえ…制御出来ないほど…膨れ上がった気持ち…がぁ…♥♥ こうして射精しゃれて…優しく労ってくれるらけで…しゃらに大きくなってきゅぅ…♥♥♥ 春「はぁ…♪♪」 春「ん…ひぁあ…ぁ…♥♥」 お陰で…身体の脱力感は…しゅこし…マシになった…♥♥ けど…まだ頭の中…ポーっとしてへ…ぇ…♪♪ 夢見心地な…ままぁ…♥♥ 京太郎にチンポもちゅっこまれへる…からぁ…♪♪♪ 幸せマンコのままぁ…♥♥ 京太郎「…それで春は満足出来たか?」 春「ぅ…ん…♥♥」 満足…ぅぅ…♥♥ しゅっごい…満足…ひたぁぁ…♪♪♪ 心も…身体もじぇんぶぅぅ…♥♥ きょうたろぉに愛しゃれて…グチャグチャにしゃへてぇ…♪♪ もう…何回アクメしたか分かんにゃいくらい…満足させられひゃったぁ…♥♥♥ 京太郎「じゃあ…俺の恋人になってくれるな?」 春「は…ひぃ…♥♥♥」 な…りゅぅ…♪♪ なり…まひゅぅう♥♥♥ 京太郎の恋人…にぃ…♪♪ このチンポの…奴隷…にぃ…♥♥ 私…なるぅぅ…♪♪♪ 京太郎と一緒にいられりゅなら…なんだって…なっひゃうぅぅ…♥♥♥ 京太郎「よし…じゃあ…」グイッ 春「ひゃうぅうっ♪♪♪」 ふあぁああっ♪♪♪ ち、チンポ入ったまま身体持ち上げられ…へ…っ♥♥ そのみゃま動いたらち、チンポがまた奥にしゃしゃるううっ♪♪♪ よ、ようやく少し落ち着いたエロマンコ…にぃっ♥♥ 京太郎に調教された子宮口がまたイクぅうっ♪♪ 深イキしゅるうううっ♥♥♥ 京太郎「よいしょっと…」ドサ 春「あ…ふあぁぁ…♪♪♪」 あ…♥♥ ベッド…降ろされ…ひゃったぁ…♪♪ 真正面に京太郎の顔…見えへ…♥♥ 私の身体に…のしかかるような…姿勢…ぇ♪♪ しかも…京太郎の顔…とっても興奮しへへ…♥♥ これ…これ…ましゃ…かぁぁ…♪♪♪ 京太郎「じゃあ、今度は俺が満足するまで付き合ってくれるよな?」 春「~~~~~っ♪♪♪」ブルルッ む、ムリ…ぃぃいっ♥♥ しょんなの絶対…ムリぃいっ♪♪♪ 今の射精らけで…私の身体…もうボロボロになっへるのにぃいっ♪♪ ここから続けてにゃんて…絶対付き合えにゃいいっ♥♥♥ 絶対途中で気絶…しゅるうっ♪♪ 意識が…止まりゅぅぅ…♥♥♥ 春「あひいいいいぃいいいっ♥♥♥」 あぁ…♪♪れも…京太郎…聞いて…くれにゃいぃっ♥♥ わらひの返事にゃんて…全然、待ってにゃいいいっ♪♪♪ いきなり私の上で腰使って…チンポ…ぴしゅとんしへるううっ♥♥ 突き上げるんじゃにゃくって…ベッドに押し付けるような…ジュリズリ…っ♪♪ さっきと違うとこ擦られて…わ、わらひ…らめええっ♥♥♥ 春「あ゛ぁああぁあああっ♪♪♪」プッシャア 京太郎「おっと…今度は失禁か」 京太郎「ミルクの方もさっきから絶好調だもんな」チュル 春「ひぐううっ♪♪あ゛ひぁあああああっ♥♥♥」 これ…気絶…じゃ…済まにゃい…かも…しれないぃっ♪♪ いきなりさっきのラストスパートと同じくらい…チンポガンガンしゃれへぇ…♥♥♥ しゃっきから溢れっぱなしのミルクも…ジュルジュル…されへりゅからぁあ…♪♪♪ 身体が…一回目より…敏感に…なりゅぅ♥♥ アクメマンコが収まらにゃくて、どんどん昂ぶっへぇ…っ♪♪ 脳みそ…気持ちよすぎて…焼き切れ…ひゃいそぉ…♥♥♥ 春「(れ…もぉ…♪♪)」 春「(抵抗…出来にゃいぃっ♥♥)」 春「(身体…力…入らなくて…っ♪♪)」 春「(ベッド押し付けられて…逃げ場も…にゃい…からぁ…♥♥)」 春「(犯しゃ…れるしか…ないぃっ♪♪♪)」 春「(京太郎のチンポが…満足しゅる…まれぇ…♥♥)」 春「(気絶ひても…脳みそドロドロににゃってもぉ…っ♪♪)」 春「(レイプ…ぅっ♪♪強姦…しゃれ…続けりゅぅ…♥♥♥)」 春「(恋人にゃのに…イチャイチャレイプ…しゃへりゅなんて…♪♪♪)」 春「(わらひ…私…ぃぃ…♥♥)」 幸しぇ…♥♥ 勿論…怖い…けどぉ…♪♪♪ れも…私は…最初かりゃ…しょれも覚悟…しへた…ひぃ…♥♥ 京太郎に…気絶しゃせられりゅの…期待…しちゃってたぁ…♪♪♪ 大星しゃんみたいに…身体の中も外もグチョグチョにしゃへて…♥♥ ただの肉袋みたいになるまで犯されりゅの…期待ひてたぁぁ…♪♪♪ らから…今も私の胸…しゅごいドキドキしてて…♥♥♥ おかしくなるのも…楽しみにしてりゅ…からぁ…♪♪♪ 春「ひあああっ♪♪」グイッ 春「んふぉおおぉおおっ♥♥♥」ガシッ 身体…が勝手に…動くぅぅっ♪♪♪ もうアクメしすぎて…動かにゃいって思ってた…のにぃ♥♥ チンポしゅごすぎて…ピクピクするらけだと思ってたのにぃ…♪♪♪ わらひの手足が…京太郎の身体にしがみ…ちゅいて…っ♥♥ まるで…オネダリしてるみたいに…にゃってるぅぅ…♪♪♪ ―― そんな私に京太郎が容赦などするはずもなく。 ―― 私は彼のチンポで幾度となくアクメし、射乳し、失禁し。 ―― 望み通り、身体の内側も外側もグチョグチョにされながら、数度の気絶と覚醒を繰り返し。 ―― もう自分が起きているのか気絶しているのか曖昧な中で、アクメだけを延々と注ぎ込まれ。 ―― 完全に喘ぎ声だけを上げるオナホールになった私に十回目の射精をした後。 ―― 彼はようやく満足したように一息ついてくれたのだった。 ……… …… … 京太郎「と言う訳で皆の意見を聞きたい」 そう俺が言うのは春の部屋ではなく自分の部屋だった。 既に春を含めた仲間たちが集まっているこの場所で、俺はついさっき弱音を漏らしたばかりである。 春に対して吐き出した通り、このまま先に進んでいいのか分からないと言うそれに皆は嫌な顔一つせず付き合ってくれた。 こうして見渡しても彼女たちの顔には失望や幻滅の感情はない。 それに一つ安堵しながら俺は皆の答えを待った。 智葉「…とりあえず私が言いたい事はだ」 京太郎「…あぁ」 智葉「…なんで春と淡ばかり君の側にいるのかという事だ」ゴゴゴ 京太郎「え?」 淡「えー…だって、私って変温動物だし…」スリスリ そう言って俺に巻き付いた淡はスリスリとその身を寄せてくる。 何時もよりも何処か甘えるような印象が強いそれは、もしかしたら寂しかったのかもしれない。 一見、強気でマイペースだけれど、淡は実のところかなりの寂しがり屋だからな。 …後、ついでに結構、嫉妬深い。 上の方は甘えるようにすりついてきているが、尻尾の方は水面下で春との戦いを繰り広げていた。 春「…今は適温になってるはず」 春「そもそも暖を取りたいなら他の人でも良いはず」 淡「キョータローが一番、暖かいんだもん」 淡「てーか、そっちこそなんでキョータローに抱きついてるの?」 淡「正直、邪魔なんだけど」 春「ここは私の場所」 春「大星さんのものじゃない」 美穂子「あらあら、ご主人様ったら大変ですね」クス 憧「つーか、滝見さんのものでもないわよ…」ジトー 春「…それは違う」 春「京太郎は私の言う事を何でも聞いてくれると言った」 春「そして…私は今、京太郎の側にいたい」 春「だからここは私の居場所」 春「京太郎が許してくれた私だけの場所」ギュゥ 京太郎「あ、あはは…」 確かに論理的にはおかしくないんだけど…しかし、この結果は予想外というか。 そもそも俺は春ってこういうワガママはここぞという時にしか言わないタイプだと思ってたんだよなぁ。 しかし、今までの反動か、仲良くなってからの彼女は大分、積極的で…。 今もこうして淡に対抗するように抱きつきながら、俺の胸とか太ももとかを撫でてる…。 春「…京太郎、興奮してる…?」 京太郎「ま、まぁ…そりゃこういう状況だったらさ」 春「…私は何時でも良い…♥」 春「京太郎のしたい時にチンポ咥えてあげる…♪♪」 春「私も京太郎と何時でもセックス…したいから…♥♥」 淡「ちょ!!ぬ、抜け駆け禁止!!」 憧「と言うか、今は話し合いの真っ最中なんだから自重しなさいよ!!」 春「…ダメ…♪京太郎に抱きついてて我慢なんて出来るはずない…♥♥」 久「だったら離れればって言うのは…やっぱり無粋かしらね」 久「…でも、流石に一応、真剣な話をしてる訳だし…」チラッ 智葉「……ん」スチャ ―― ゴンッゴンッ 淡「い、いったあああああああいいっ」 春「…頭の中、響いた」 智葉「まじめにやれ」 剣で頭を思いっきり叩いた智葉の言葉に二人は渋々ながら俺から離れた。 実力的には大分、近づいてはいるとは言っても、智葉の迫力には逆らいにくいというのは俺も良く分かる。 何だかんだ言って、このPTの中心は俺ではあるけれど、それを誰よりもサポートしてくれているのは智葉なのだから。 俺とはまた違う面でリーダーとして必要な役割をになってくれている彼女には俺も中々、逆らえない。 京太郎「で、さっきの話に戻るけど…」 智葉「あぁ。それは別に良いだろう」 京太郎「えっ」 智葉「この中に京太郎より名誉や友人を優先したいという者がいるとは思えないからな」 美穂子「正直、ちょっと心苦しいけれど…」 久「私の場合は美穂子と和たちがいるしね」 憧「他の阿知賀の皆を助けたいけれど…しずは戻ってきたし、コレ以上は望まない方が良いかなって」 淡「テルーの事は助けたいけど…でも、それでキョータローが無理しなきゃダメなんだったら…私諦める」 春「…私も京太郎がいればそれで良い」 智葉「つまり私達の総意としては、コレ以上、迷宮の探索をしなくても良い、だ」 京太郎「で、でも、それじゃあ…」 それじゃあ…他の人はどうなる? 今もなお、友人の帰りを待っている人たちはたくさんいるんだ。 その人達に対して唯一、良い知らせを持ってきてあげられる俺達が諦めてしまったら…。 一体、その人達は何を希望にして待てば良いんだ…? 智葉「…京太郎、ハッキリ言っておくが…」 智葉「私達はヒーローでも英雄でもない」 京太郎「っ!」 智葉「無論、仲間を助けたいという気持ちはあるが、しかし、それは自己犠牲の上に成り立つものではない」 智葉「ましてや、その為に君を犠牲にする必要があると言うのであれば、私達は躊躇なく仲間よりも君の方をとる」 智葉「君が自分を犠牲にしてまであの宮永咲を相手に交渉しに行くと言うのであれば、我々は君を拉致監禁し、一生外へは出さない」 久「幸いにして監禁場所は私のロッカールームで作れるしね」 憧「…と言うか、コレ以上、犠牲者が出る前にそうした方が良いんじゃないかしら…?」 淡「さんせーい。既にもう六人いるし…」 美穂子「そうね。そろそろこの部屋も手狭になってきた頃だし、そろそろ引っ越しは考えないといけないわ」 春「…京太郎とイチャイチャ出来るなら私はどこでも良い」 京太郎「い、いや、待ってくれ…!」 な、何故か俺を監禁する方向で話が進んでいるけれど…!! しかも、皆、思った以上にノリ気だけれど!! でも、流石にちょっと監禁は勘弁して欲しいと言うかっ!! 皆とイチャイチャしてだけ過ごす生活に惹かれなくはないけれど、それで良いのかっていう迷いがどうしても俺の中にはあって… ―― 智葉「ただし…だ」 京太郎「え?」 智葉「私個人としては何より優先するべきは君の意思だと考えている」 京太郎「俺の…意思?」 智葉「あぁ。君がもし…まだ諦めたくないというのであれば」 智葉「宮永咲を助けたいとそう思っているのであれば」 智葉「私は再び君の剣になろう」 京太郎「…智葉」 美穂子「あら、智葉さんだけじゃありませんよ、ご主人様」 憧「まぁ、ここまで来て、あの子を一発も殴らずに諦めるって言うのもちょっと癪だしね」 久「一回だけだったら私もついていけば撤退出来るでしょうし」 淡「私はサキに対しても借りがあるから、それを返すついでにでも付き合ってあげる」 春「…私は前に言った通り」 京太郎「皆…」 ……そっか。 そういう…事か。 先に監禁なんて話をしたのは…俺の背中を押すためだったんだな。 未だグジグジと悩んでる情けない俺に…もう一度、挑戦する気持ちを与える為に。 皆とならヤれるってそんな自信を取り戻す為に…わざわざあんな話までしてくれたんだ。 京太郎「…正直、勝ち目は殆どないぞ」 智葉「分かっている」 京太郎「相手は間違いなく今まで以上の強敵だ」 美穂子「私が護ります」 京太郎「もしかしたら撤退だって出来ないかもしれない」 久「その辺は私が何とかしてあげるわよ、ご主人様」 京太郎「…今度こそ命を落とすかもしれないぞ」 憧「そんなの今更でしょ」 京太郎「もう…むやみに傷つかなくても良いのに」 淡「キョータローはそういう事きにせず淡ちゃん様たちに任せてればいーの!」 京太郎「…俺の為に…戦ってくれるって言うのか?」 春「…当然」 …あぁ…チクショウ…。 なんでかなぁ。 なんで俺みたいな奴を…こんなに良い子たちが好きになってくれてるんだろ…。 正直…俺よりももっと良い奴はたくさんいるだろうに。 俺よりも格好良くて面倒くさい事情もなくて…ただイチャイチャ出来るだけの相手なんてすぐに見つけられるはずなのに…。 京太郎「…皆の気持ちは分かった」 京太郎「なら…俺も…覚悟を決めるよ」 京太郎「…もう一度…」 京太郎「もう一度だけ…俺にチャンスをくれ」 京太郎「これでダメなら…俺はすっぱり諦める」 京太郎「咲の事も…何もかも忘れて…俺の全てを皆に捧げるから…」 京太郎「…今回だけ…ついてきてくれないか?」 智葉「あぁ」 美穂子「ご主人様の為ならばどこへなりともお供致します」 憧「まぁ、ダメ男に付き合ってあげるのも女の甲斐性って奴だろうしね」 淡「ふふーん。おーぶねにのった気分でいてくれても良いよっ」ドヤヤァ 春「…私も頑張る」 京太郎「…おう。皆…よろしく頼む」 …でも、現実、皆の恋人は俺なんだ。 こんなにヘタレで面倒くさくて借金まであって…。 そんな俺を…こうして死地についてくれるまで愛してくれているんだ。 なら…いつまで経ってもヘタレては居られない。 彼女達の優しさに甘えるだけの男じゃなくて…それに応えて…結果を出せるような男にならなきゃいけないだろう。 智葉「…では、明日からまた探索の準備に入らなければな」 淡「えー…面倒…」 憧「はいはい。私もチェック手伝ってあげるから」 美穂子「泣いても笑ってもこれが最後ですし、頑張りましょう」 久「そうね。まさに最終決戦だもの」 久「準備は何時もより念入りにしなきゃ」 春「気合が入る…」 そんな俺の前で里は達がテキパキと準備を始める。 これで最後だからとそれぞれでやるべき事を話し合うその様には気負いはなかった。 相手は今までとは比べ物にならないほど強大だと分かっていても尚、自然体であり続けられる強さ。 それに心強いものを感じるのは…やっぱり俺が情けないからだろうか。 京太郎「(…でも、彼女達となら…きっと大丈夫)」 京太郎「(今はまた…そんな風に思えるから…)」 それはきっと根拠の無い自信なのだろう。 皆がその気になったとは言え、それでは何も解決していないのだから。 あの物量をどうにかする方法はまったく出てきていない。 しかし、そんな根拠の無い自信でも、今の俺にはとても大事なもので… ―― 京太郎「(…今度こそ…決着をつけるぞ、咲)」 ―― そう心の中で気持ちを固めながら、俺もまた皆と同じように準備を始めたのだった。 名前  滝見春 Lv   72 種族  きつねつき タイプ ほのお 特性1 もうか(HPが1/3になった時、ほのおの威力が1.5倍になる) 特性2 ふかしのほのお(自分のほのお技が必中になる) 装備  幸せタマゴ(レベルアップを二倍にする) HP 405/405 MP 76/76 こうげき40 ぼうぎょ70 とくこう120 とくぼう90 すばやさ90 技1 かえんほうしゃ 消費7 ほのお 威力90/命中100 相手を火傷にする事がある(10%) 技2 ふんえん 消費6 ほのお 威力80/命中100 相手を火傷にする事がある(30%) 技3 ミストボール 消費5 エスパー 特殊 威力70/命中100 霧状の毛で相手を包み込み、攻撃する 相手のとくこうを下げる事がある(50%) 技4 サイコショック 消費5 エスパー 威力80/命中100 不思議な念波を実体化して相手を攻撃する 相手のぼうぎょでダメージ計算 滝見春は新しくだいもんじを覚えたい…  Lだいもんじ 消費9 ほのお 特殊 威力110/命中85 大の字の炎で相手を焼きつくす。火傷状態にする事がある(10%) しかし技がいっぱいだ どれを忘れますか? 1…2…ポカン 滝見春はかえんほうしゃを忘れた そして… 新しくだいもんじを覚えた! 滝見春は新しくあくのはどうを覚えたい…  Lあくのはどう 消費6 あく 特殊 威力80/命中100 身体から悪意に満ちた恐ろしいオーラを発する。相手を怯ませる事がある(20%) しかし、技がいっぱいだ どれを忘れますか? 1…2…ポカン 滝見春はミストボールを忘れた そして… 新しくあくのはどうを覚えた 名前  滝見春 Lv   72 種族  きつねつき タイプ ほのお 特性1 もうか(HPが1/3になった時、ほのおの威力が1.5倍になる) 特性2 ふかしのほのお(自分のほのお技が必中になる) 装備  幸せタマゴ(レベルアップを二倍にする) HP 405/405 MP 76/76 こうげき40 ぼうぎょ70 とくこう120 とくぼう90 すばやさ90 技1 だいもんじ 消費9 ほのお 特殊 威力110/命中85 大の字の炎で相手を焼きつくす。火傷状態にする事がある(10%) 技2 ふんえん 消費6 ほのお 威力80/命中100 相手を火傷にする事がある(30%) 技3 あくのはどう 消費6 あく 特殊 威力80/命中100 身体から悪意に満ちた恐ろしいオーラを発する。相手を怯ませる事がある(20%) 技4 サイコショック 消費5 エスパー 威力80/命中100 不思議な念波を実体化して相手を攻撃する 相手のぼうぎょでダメージ計算 狐憑きとは妖狐や稲荷と言った狐系魔物娘の魔力から生まれる精霊属『狐火』が憑依した人間の女性の事だ。 意識は記憶などは人間だった頃のものを引き継いではいるが、狐の魔力によって侵されたその身体は既に立派な魔物である。 最初は外見も人間だった時とまったく変化がないが、美しさや艶やかさに徐々に磨きが掛かっていく。 内面での変化も大きく、元が貞淑で大人しい女性であっても、男性に対して積極的になり、性への興味が強く持つようになる。 脳裏に淫らな妄想が過るようになった頃にはその美しさと周囲に漂う妖狐や稲荷のような色気に惹かれ、男性の興味や視線を集めるようになるだろう。 結果、元がどれだけ気弱で奥手な性格をしていようとも、彼女達は自信を持って、目当ての男性を誘惑し、虜にするのだ。 この種族の特徴として自身の夫だと認めた相手にのみ見える耳と尻尾のような炎が挙げられる。 狐火を模したような青白いそれは、まるで尻尾のように揺れ動き、唯一無二の夫を誘惑するのだと言う。 尚、素質のある女性が性交によって精を貯めこむと種族が変わるケースも報告されている。 その場合、大抵は妖狐になるらしいが、一部条件を整えた場合、稲荷になる事もあるらしい。 詳しい進化条件に関しては現在、調査中である。

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