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ポツポツとしていた雨音はすぐに耳を塞ぎたくなるような轟音に変わった 京「咲っ!急げずぶ濡れになっちまうぞ!」 咲「京ちゃん待ってよ!私そんなに速く走れない」 京「ふいー、靴の中まで水浸しだ…そっちはどうだ?」 咲「何もかも全部濡れてるよ…もう、京ちゃんバス停見つけたら急に走りだすんだもん付いていくのに必死だったんだから!」 京「しょうがないだろ~?鞄に付けてた傘はどっか行っちまったし、一刻も早あの修行僧みたいな状況から抜け出したかったんだよ」 咲「まさか鞄に付けてた傘を無くすなんて…京ちゃんはドジだなぁ」 京「お前に言われたくないわ!しかし、こんな大雨になるとはなあ」 咲「もう、元はといえば京ちゃんが寄り道使用だなんて言うから…」 京「その後欲しい本があるからって本屋行こうって言ったのは咲だろ!おまけに店内で迷うし…」 咲「それは…本がどこにあるかわからなくて店員さんに聞こうと思ったら見当たらなくて、そしたらいつの間にか京ちゃんも居なくなってて…」 咲「って、私の事ほっといてお、おっぱい大きな人の写真集に見入ってた京ちゃんの監督責任もあると思うんだけど!?」 京「あ、あれはだな…社会勉強の一環というか今後の人生のためというか…」 咲「変態!スケベ!」 京「お前…紳士に言ってはならんことを…!」 咲「京ちゃんのどこが紳士なの!」 京「このチンチクリンは!もう許さんぞ~」グリグリ  咲「いたたっ!何すんの!このっこのっ」ペシペシ 咲京「ペシペシ グリグリ ペシペシ グリグリ」 咲京「……」 京「やめるか…」 咲「…そうだね」 京「雨のせいでお互い気が立ってるみたいだな」 咲「ここは冷静にならなきゃね」 咲「雨、止まないね…」  京「そうだな…」 咲「早く着替えたいな……肌に張り付いて気持ち悪いよ」 京「そうだな俺も早く着替えた…っ!」 咲「? どうしたの京ちゃん?」 京「い、いやいやなんでもない!なんでもないぞ!」 咲「…変なの」 京(咲の奴…気づいてないのか?雨に打たれたせいでいつものセーラー服が  透っけ透っけ になっていることに!) 京(しかし、所詮は咲。俺のリーチ棒を立てリーチするには至らないな…せめてもう少しおもちがあれば…) 咲「少し寒くなってきたね…」 京(ふーむこうしてみると全体的な体のラインは悪くない、否、寧ろ良いと言えるな) 咲「和ちゃん達は大丈夫かな…」 京(おもちこそ控え目だが下半身のスタイルは1、2を争うバランスの良さだ) 咲「ねえ、京ちゃん」 京(特に太ももがすばらっ!今日なんて雨でスカートが張り付いて更に艶かしい魅力が…) 咲「…京ちゃん?」 京(って俺何を考えてんだ!?咲だぞ?このチンチクリンだぞ?おっぱいマイスターのこの京が!こんな文学少女に!?) 咲「ねえ、ねえってば!」 京(鎮まれ!鎮まれ俺のリーチ棒!この程度の試練のどっぱいに比べれb「京ちゃん!」ほわあっ!?」 咲「急に黙り込んでどうしたの?それにニヤニヤしてると思ったら思いつめた顔して悩み出すし…はっきり言って変だよ」 京「いや、なんでもないんだ悪かった…で、なんだ?」 咲「そっち行っていい?」 京「へ?」 咲「寒くなってきちゃったから…いいよね?」 京「お、おう」 ピト 咲「少しはあったかくなったね」 京「そ、うだな」(顔が近い…!) 咲「暇だね」 京「まあ、これと言ってやることもないしな」(落ち着かねえ) 京「あ」 咲「ん?」 京「さっき買った本、それ読めばいいだろ鞄の中は流石濡れてないだろ?」 咲「……やめとく」 京「?なんでだ?」 咲「湿気があるとこじゃページが傷んじゃうよ」 京「そういうもんか」 咲「そういうものです」 咲「ん~」ボケー 京(何かしててくれてたほうが気が紛れるんだが…ん    ぶわっくしょい!」 咲「大丈夫?」 京「んんぐ…」(ティッシュ、ティッシュ…持ってねえ) 咲「私の要る?」 京(頼む)コクコク 咲「……こっち見ちゃダメだよ?」 京(なんでだ…?まあ、いいか) 咲 ガサゴソ 「はいティッシュ」 京「チーン! ふう、サンキュー咲」 咲「どういたしまして。でも紳士ならティッシュ位常備してると思うけど?」 京「ぐぬぬ」 京「しかし、何でそっち見ちゃいけなかったんだ?」 咲「それは…」 京「あ、分かったぞ」 咲「え!?」 京「さては俺に隠れてさっきの本とは別にムフフな本を買ってやがったな?」 咲「へ?」 京「お姫様ももうそんなお年頃か~今日はお赤飯だな!」 咲「バカ!そんな訳ないでしょ!」 京「隠すなって、このむっつりスケベめ」 咲「むっつり違うよ!」ペシペシ 京「いてて!わかった、わかったから叩くなって……お?」 咲「?どうしたの…あ」 京「ようやく止んだか…」 咲「…もう止んだんだ」 京「さーてっと帰りますかっと!」 咲「あ…」 京「何やってんだ咲?おいてくぞ~」 咲「…もう!待ってよ京ちゃん!」 京「のんびりしてんな~咲は」 咲「京ちゃんが急ぎすぎなだけでしょ!」 京「じゃ、風邪ひかないうちに風呂に入れよ」  咲「京ちゃんはお節介だね」 京「咲は言っとかないと忘れそうだからな~」 咲「忘れないよ!」 京「しかし、俺の傘どこいったんだ…結構気に入ってたんだけどな…あれがあればすぐに帰れたのに」 咲「……きっとどこかで落としたんだよ、見つけたら拾っておいてあげるね」 京「おう、ありがとうな咲。よし、今日は早めに寝ろよじゃあなー」 咲「うん、じゃあね京ちゃん…」 ガサゴソ 咲「……どうやって返そうこの傘」 カン!

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