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清澄麻雀部の面子が無人島に漂着して数日が経った。
救助は相変わらず来る気配がなく六人は途方に暮れていた。
ある日のこと、海岸に流れ着いた薄汚いランプを咲がこすってみると、
煙と共に大魔神が現れ、こういった。
「ランプから出してくれたお礼に君たちの願いを一つずつ叶えてやろう!
ただし他の人と同じ願いは無理だ。さぁ、早い者勝ちだぞ!」
まず最初に優希が咄嗟に「家に帰りたいじょ!!」と言った。
すると優希は魔神によって家まで飛んでいった。
皆の願はもちろん家に帰る事だったが、タコスが先に言ってしまった為に
もう「家に帰る」という願いは使えない。
そこで次の和は少し考え「自宅のお風呂に入りたいです!」と言った。
その次のまこは「清澄高校まで送ってくれ」と頼んだ。
その次の久は「ルーフトップというお店に飛ばして頂戴」と頼んだ。
その次の京太郎は「えーと…どっか長野県の適当な場所に飛ばしてくれ!!」と頼んだ。
出遅れた咲はどうすれば自分の家に帰れるかを考えた。そして…
「京ちゃんに会いたいです!」
京太郎が戻ってきた。
カンッ