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和「……はぁ」 京太郎「ため息なんかついて、どうかしたのか和?」 和「いえ……ちょっと、咲さんやゆーきが羨ましくなって……」 京太郎「そりゃまたどうして?」 和「だってあの二人細いじゃないですか。同い年であの細さは憧れますよ」 京太郎「いいか和、そのセリフを絶対にあの二人の前で吐くなよ?最悪闇討ちされるぞ」 和「なんでですかっ!?」 京太郎「あの二人から見たら、和の方がいろんなものを持ってるように見えるからだよ」 和「またまたご冗談を。私なんかごく普通の人間ですよ?」 京太郎「和のスペックで普通だったら、普通のボーダーラインが高くなりすぎるだろうが」 和「それはともかく、私も細くなりたいんですよ!この秋で食べ過ぎちゃいましたし!!」 京太郎「あのなぁ……あの二人が痩せすぎてるだけで、和は細いからな?つーか痩せすぎたら体に悪いぞ」 和「でもっ!本当に太っちゃったんですよ!?ここ二ヶ月で0.5kgも!」 京太郎「それ太ったって範疇に入るんですかねえ!?むしろ食べ過ぎたのにそんだけしか増えてないほうがやばいわ!!」 和「慰めの言葉はいりませんっ!私はこれから無駄にたまった脂肪を燃焼するんです!!ついでに胸にもついているこの邪魔な脂肪も!!」 京太郎「それをすてるなんてとんでもない!!いや本気でそれをなくすのは人類規模での損失だ!!考え直せ!!」 和「放してください須賀君!!女の子は脂肪ゆえに苦しむんですから、脂肪なんていらないんですっ!!」 京太郎「脂肪がなかったら肌の張りもなくなるし、体力だってつきにくくなるんだぞ!過ぎたるは及ばざるがごとしって和なら知ってんだろ!?」 和「それとこれとは話が別です!」 京太郎「別じゃねえよ……こうなったら力ずくで分からせるしかないようだな!!」 和「ち、力ずく!?それって私に乱暴する気ですよね!?春画本みたいに!春画本みたいに!!」 京太郎「誰がそんなことするか!何言ってんだ!?」 和「須賀君には力では敵いませんから、私も覚悟を決めます!!でも、どんな辱めを受けようと、私は心までは屈したりしませんからね!!」 京太郎「人の話聞いてますか!?あとなんでそんなに嬉しそうなの!?なんでそんな満面の笑みなのっ!?」 和「私を屈服させたいなら、私の親にしっかり許可をもらったのちに、市役所にしかるべき書類を提出して、私を軟禁でもして見せなさい!!」 京太郎「あのー、和さん?何やらトリップしてませんか?なんか妄想の世界に飛び立ってませんか?」 和「軟禁された私は、須賀君が帰ってくるのを泣く泣く家事や育児をしながら待たなくてはいけなくなるんですね……」 京太郎「聞こえてるー?和ー?のどっちー?」 和「もうお先真っ暗です。素敵な旦那様と幸せな結婚するという夢も断たれました。その責任をとれるなら好きにしなさい!!」 京太郎「だからやらないって言ってんだろ!」 和「なんでやらないんですか!!」 京太郎「なんでキレてんだよ!?……あーもう面倒だ、うりゃっ!」 和「キャッ!?」 京太郎「うっわ軽っ!?これのどこが太ったってんだよ!?」 和「す、須賀君っ、何いきなりお姫様抱っこしてるんですか!!やるなら事前に言ってください!!」 京太郎「言ったら断られそうだし……」 和「むしろこっちからお願……じゃなくて、なんでいきなり抱き上げたりなんか!?」 京太郎「重かったら、こうやって軽々と抱き上げられないだろ?和にはこうやって実証した方が納得するかなと」 和「こ、こんな手で絆されたりしませんから!私の意志は揺るぎませんからねっ!」 京太郎「あっはっはー、だったら意見を変えるまでずっとこの状態だぞー?」 和「……絶対に私は意見を曲げませんよ!はい、それはもう未来永劫ずっとこの意志を貫きます!!」 京太郎「なんで逆効果なんだ……」 和「ええ、これは私が自分が正しいと思ってるからであって、お姫様抱っこが嬉しいとかそういうのは関係ありませんから!」 京太郎「……じゃあ、意見を曲げなかったら今すぐ和を降ろす」 和「やっぱり無理なダイエットはやめましょう。体に悪いですし、こうして抱き上げられているなら問題ない体重なんでしょうから」 京太郎「やっと撤回してくれた……」 和「だから、しばらくこの状態でお願いします。他意はないですよ。ええ、他意なんかありませんとも」 京太郎「……へいへい、かしこまりましたよ姫様」 そのあと二時間やらされ続け、部活メンバーに目撃されてしまい、交代で抱っこするように命令されましたが無害です。 カンッ!

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