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親密度 0 京太郎「コンチハー……あれ?加治木さんだけ見当たらないんですけど、どっか行ったんですか?」 佳織「うん。なんでも将来有望な一年生を見つけたとかなんとかで」 京太郎「なんですと!?ここにも有望な一年生がいるというのに、加治木さんも欲張りなお方だ」 睦月「あー……でも、このままだったら団体戦に出られないしね?」 京太郎「すまない……俺が男子で本当にすまない……」 智美「ワハハー、そんなことを気にしても仕方ないぞ須賀ー」 京太郎「それにしても一年生か、俺が知ってるやつっすかね?それだったらせっかくだし仲良くなりたいですね」 ゆみ「やあ、帰ったぞ」 智美「ゆみちんおかえりー。目当ての一年生は……ってあれ?」 睦月「えっと、もしかして勧誘に失敗したんですか?」 ゆみ「いや、そういうわけではなくてだな……すまない東横君、姿を見せてもらえないか?」 桃子「はいっす、私はここにいるっすよ!」 佳織「へっ?」 京太郎「ちょっ!?今どこから出てきた!?」 桃子「失礼な、最初っからいたっすよ!まぁ、ちょっと存在感が薄いんで気づきにくいかもっすけど」 京太郎「リアルでミスディレクションが使える奴がいるとは、世界は広いな……」 桃子「これから麻雀部でお世話になる東横桃子っす、よろしくお願いするっす」 京太郎「ああ、初めまして。そういや東横ってどこのクラスなんだ?」 桃子「……須賀さんと同じクラスっすよ?」 京太郎「…………」 桃子「…………」 京太郎「……これは俺のケジメ案件だな。そうだ、俺は死のう。フートンが欲しい。セプクできるならしたい」 桃子「……いや、こっちも慣れてるんで気にしないでほしいっす」 親密度 20 京太郎「東横ー?東横はいるかー?」 桃子「ここっすよ」 京太郎「うおっ!?……何回やられても慣れないな、お前のそれ」 桃子「私も好きでこんな風になったわけじゃないっす」 京太郎「でもさ、姿を現そうと思ったらできるんだし、頑張れば認識されやすくなるんじゃねえの?」 桃子「残念ながら、極限までアピールしても声をかけない限り気づかれないっす。下手したら声すら聞こえない時も……」 京太郎「ふーん……だったら俺がお前を気づけるようになるぜ!」 桃子「須賀さんがっすか?」 京太郎「ああ。二人だけの一年生部員なんだ、俺が絶対に東横を見つけられるようになってやるさ」 桃子「最初は同じクラスだったっていうことにも気づかなかったのにっすか」 京太郎「……俺は過去を振り返らない人間なんだ。だから勘弁してくれませんか東横さん」 桃子「はいはい、じゃー期待せずに待ってるっすよ須賀さん」 京太郎「おう。じゃあこれからは友達ってことで、よろしく頼むぞ」 桃子「友達……っすか?」 京太郎「……もしかして嫌か?」 桃子「いやいやそんなことないっすよ!ただ、今までこうやって友達になろうって言ってくれた人がいなくて、どう反応したらいいか……」 京太郎「そんなもん適当でいいんだよ。それじゃあさっそく友達になったし、一緒に昼飯食いに行こうぜ」 桃子「おおっ!誰かとお昼ご飯を食べるなんて初体験っす!よろしくお願いするっす!」 京太郎「……今日のところはお前の昼飯も奢ってやるよ。桃子の友達記念にな」 桃子「えっ?いいんすか?さっすが京さん太っ腹っすね!」 親密度 40 桃子「あ、それロンっす」 京太郎「はっ!?いつの間にリーチをかけてた!?」 桃子「結構前からっすよ。京さん全然気づいてないっすねー」 京太郎「べ、別に俺は桃子だからって振り込んだわけじゃないし。初心者だから他の人が相手でも普通に振り込むし」 桃子「それ、自分で言ってて悲しくならないっすか?かおりん先輩とはえらく成長速度が違うっすよ」 佳織「い、いやそんな……私だってまだ全然ダメだし、ね?」 京太郎「妹尾先輩、さっき四暗刻出してませんでしたか!?この前なんか字一色で上がってましたし!」 佳織「三つずつにしてたら、そうなっちゃっただけだよ?」 京太郎「普通の人はそうポンポン役満で上がれませんよ!」 桃子「やれやれっすね、なんだったら私が京さんを麻雀を教えてあげてもいいっすよ?」 京太郎「いや、お前の麻雀ってステルス能力ありきだろ。俺には真似できねえって」 桃子「……京さん、もしかして私が能力に頼り切りの麻雀をしてるとでも?こう見えて私はネトマでも強いんすよ!」 京太郎「そういえばそんなこと言ってたような……」 桃子「カッチーンっす。ドタマにきたっす。その言葉、挑戦と受け取ったっす!絶対京さんを強くしてやるっす!」 京太郎「いや、でもそろそろ部活も終了の時間だし」 桃子「関係ないっす!京さんの家まで押しかけてやるっす!明日は休みだし今日は寝かせないっすよ!」 京太郎「OK、OK、時に落ち着け桃子!お前自分の言ってる言葉の意味わかってんのか!?」 桃子「はい?友達の家に行くくらい普通じゃないっすか?正直生まれて初めての経験で勝手が分からないっすけど」 京太郎「……うん、いいぞ。俺の家でよかったらいつでも来い。そうだな、俺はお前の友達なんだ。それくらい普通だ」 桃子「どうしたんすか京さん?なんか可哀そうなものを見てるみたいな目してるっすよ?」 京太郎「いや、なんでもない。なんでもないんだ……」 佳織「桃子さん。京太郎君が友達になってくれてよかったね……」 桃子「かおりん先輩までどうしたんすか?」 親密度 60 桃子「……これ、どうしたらいいっすかね。完全に迷子になっちゃったっす」 桃子「部活の皆で遊びに出かけたのはいいっすけど、はぐれちゃったっすよ」 桃子「向こうからはこっちを見つけられないっすし、ケータイで連絡して合流するしか……」 京太郎「あっ!おい桃子!お前こんなところにいたのか!」 桃子「へ?京さん?どうして……」 京太郎「お前を探しに来たからに決まってるじゃねーか。先輩たちも心配してたぞ」 桃子「いや、そうじゃなくて、どうして私を見つけられたんすか?こんな人込みだったら絶対見つけてもらえないのに……」 京太郎「だって約束しただろ。絶対にお前を見つけられるようになってなるって」 桃子「……まさか、それを本気で?」 京太郎「本気も本気よ。最近になって俺はお前の姿を見失うこともなくなってきたしな。やっぱり努力は人を裏切らないな」 桃子「一体どんな特訓をしてきたんすか……。そもそも、そんな特訓するくらいなら麻雀の特訓をした方が良かったんじゃ?」 京太郎「はっはっはっ!麻雀がどうこうよりも友達の方が大事に決まってんだろ?優先順位が違うっての」 桃子「……私の方が大事っすか?」 京太郎「当前だ!ほら行くぞ桃子、今度ははぐれるんじゃねーぞ?」 桃子「……それじゃあ京さん、手を貸してほしいっす」 京太郎「手?別にいいけど……っておい、なんで手を握ってんだ!?」 桃子「えへへー、こうしたらはぐれないっすよ!我ながらナイスアイディアっす!」 京太郎「あー、くそっ!もう絶対放すなよ!?これでまた迷子になったら笑い話じゃすまないんだからな!」 桃子「分かってるっすよー。でも万が一そうなっても、京さんならまた私を見つけてくれるっすよね?」 京太郎「そりゃあ、まあそうだけど……」 桃子「頼りにしてるっすよ京さんっ!」 京太郎「……ああ、任せとけ!」 親密度 80 京太郎「…………はっ、殺気!?そうはいくか!」 桃子「あだっ!?……うぅ、ひどいっす京さん、私のスキンシップを躱すなんて……」 京太郎「バカかお前は。女の子がみだりに異性に引っ付こうとするんじゃありません。そういうのは加治木先輩とかにしときなさい」 桃子「京さんは私のお母さんっすか……こういうのも友達としてのじゃれ合いの範疇じゃないんすか?」 京太郎「女同士ならそうかもしれないけど、異性にやるのは恋人くらいだよ。そのあたりは弁えないと勘違いされんぞ」 桃子「そんなの無問題っすよ!私と京さんの間にはそんな男女の関係を超越した友情があるんすから!」 京太郎「お前はいいかもしれないけど、俺に恋人ができたらどうすんだよ。浮気かって思われんだろ」 桃子「京さんに恋人?……ありえないっす。全然そんな光景が想像できないっす。絶対に訪れない未来っす」 京太郎「ちょっとひどくないかね桃子さん!?俺でも頑張れば彼女の一人や二人!」 桃子「うわぁ、堂々と二股宣言っすか。最低っす、人間の屑っす、女の敵っす」 京太郎「なんだか辛辣じゃありませんこと!?何でそんなに機嫌悪くなってんだよ!」 桃子「知らないっすそんなの、京さんの勘違いじゃないっすか?」 京太郎「まあ冗談はさておき、こんなことやってたら、お前にだって彼氏ができたらそいつが不安になるぞ?」 桃子「そんな心の狭い彼氏なんてお断りっす。そんな相手と付き合うくらいなら、京さんとの付き合いを優先するっす」 京太郎「……だからな、そういう発言をだな?」 ゆみ「モモ、ちょっといいか?」 桃子「はいっす!じゃ、京さんまた後で!」 京太郎「ああ、じゃあな。……」 京太郎「……いいか、あいつにとって俺は友達だ。そういう目では俺のことを見てないんだ。その信頼を裏切るなよ俺」 京太郎「はぁ……こっちの方が勘違いしそうだっての……」 親密度 100 桃子「京さん、他のクラスの女の子に告白されたらしいじゃないっすか。その子、どうしたんすか?」 京太郎「あの、なんか怖いですよ桃子さん?」 桃子「気のせいっす。で、どうしたんですか?断ったんすか?ごめんなさいしたんすか?しっかり振ったんすか?」 京太郎「それって全部同じ意味じゃ……あ、はい口答えしてすみません。実際桃子の言う通りお断りしました」 桃子「……ふーん、そっすかー。なんで振ったんすかー?結構かわいい子だったじゃないっすかー」 京太郎「ニヤニヤしながら言うな。そりゃ、俺に好きな奴がいるからに決まってんだろ」 桃子「……そっすか、京さんにもいたんすね、好きな人」 京太郎「まあ、向こうは俺のことを仲のいい男友達くらいにしか思ってないっぽいがな」 桃子「京さん、そんな子諦めましょうっす。向こうは京さんの事なんとも思ってないっすよ。脈なしっすよ」 京太郎「何回か諦めようとは思ったんだが、どうにも振り切れなくてな。とことんそいつが好きになっちまったらしい」 桃子「……それ、誰っすか?どんな子なんすか?教えてほしいっす」 京太郎「…………お前だよ」 桃子「お前さんっすか…………あれ?そんな名前の人なんていないっすよ?」 京太郎「だから、お前だって言ってんだろ!はい、私は東横桃子さんが大好きです!本当にすみませんでした!許してください!!」 桃子「え、ええっ、ええええええっ!!??」 京太郎「お前が俺のことを友人にしか見てないのは分かってたけど、俺は異性として好きになってたんだよ!友情を裏切ってすみません!」 桃子「い、いえそんなことないっす!ありがとうっす京さん!付き合いましょうっす!!」 京太郎「何言ってんだお前!?桃子にとって俺は友達だろ!?」 桃子「え、いや、なんかつい勝手に口が了承してたっす!?あれ?京さんと付き合うことなんか考えたことなかったのに!?」 京太郎「なんだよそれ!?そんな訳分からないでOK貰ってもどうしたらいいんだよ!?」 桃子「私だってわかんないっすよ!?でも、前言撤回するのもあれなんで、このままで構わないっす!!」 京太郎「あーいいよ!じゃあ俺達付き合うってことになるからな!?いいんだなそれで!」 桃子「望むところっす!返り討ちにしてやるっすよ(?)」 互いに混乱したまま付き合い始めましたが、その後円満になったので無害です。 カンッ!

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