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穏乃「おーい、京太郎!和!早く早く~!」ピョンピョン 京太郎「おー、わかってるぞ~!……和、大丈夫か?」 和「お、思ってた以上にキツいんですね……登山……」ゼェ…ハァ… 京太郎「でもあと少しだぜ?……あ、あれなら手を貸すか?」 和「い、いえ。自分で登りきってこそだと思いますので……」フゥ…ハァ… 京太郎「ん、了解だ(ざ、残念……和とのスキンシップチャンスは簡単には手に入らないか)」トホホ… 穏乃「ほい!とうちゃーく!」 京太郎「おお、高いなぁ……そして流石秋の山、景色が綺麗だぜ!」 穏乃「でしょ?二人に是非見せたかったんだ!」ニッコリ 和「……確かに、これは絶景……紅の……」 穏乃「ああ!レッドカーペット!」 京太郎「言いたい事は分かるけど、それだと別の意味合いになるだろ!」 和「……」ブルッ 穏乃「? どうしたの、和?なんか、顔色が……」 和「いえ、少し肌寒くて……」 京太郎「最低限の防寒具は着てきたけど……汗が冷えちゃったか」 穏乃「あうぅ、無理させちゃったかなぁ?」 和「須賀くん、その……」 京太郎「ん?」 和「先ほどはお断りしましたけど……手、お借りしてよろしいでしょうか?」スッ 京太郎「え?おう、まぁ……?」スッ ギュッ 京太郎「の、和!?////」 和「……あたたかいです……須賀くんの手……」スリスリ 京太郎「あ、ああ……登ってからポケットに手を突っ込んであっためといたから……/////(これはなんという幸運!ああ、和の手ちっちゃくて柔らかくて……近いから髪から良い匂いが……!)」 穏乃「……ぬ、ぬぅ~」モヤモヤ トントン 京太郎「ハッ……なんだ穏乃?」 穏乃「……わ、私にも……」チラッ 京太郎「……右手なら空いてるぞ?」スッ 穏乃「ありがとう!」 ギュッ 穏乃「わぁ~!あったか~い!」スリスリ ウェヒヒヒヒ… 京太郎「おう、意外と体温低いな穏乃」 和「……須賀くん、その……良ければなんですけど」モジモジ 京太郎「ん?どうしたんだ?」キョトン 和「身体全体を暖めたくて……その、抱きついても?」 京太郎「!?」 穏乃「あっ、だったら私も!」 京太郎「穏乃まで!?」 和「ダメ、ですか?」 穏乃「京太郎の体温、もっと感じたいかなって……」 京太郎「(お、落ち着け……ふだんならラッキーだと飛び付く所だが、ここは慎重に!)」 ヒュー! 和「ヒャンッ!?」ビクッ ギュッ! 穏乃「寒ッ!?」ビクッ ギュッ! 京太郎「おおう!?」ビビクンッ 和「ご、ごめんなさい須賀くん……寒さで思わず……」 穏乃「わ、私もごめん」 京太郎「い、いや大丈夫だぜ?////(和のおもちが左腕に!穏乃もパッと見無いけど、抱きつかれて分かる……女の子特有の柔らかい膨らみが!……嬉しい、男冥利に尽きる……んだが)」 他の登山客1「……(若いなぁ……)」 他の登山客2「……(羨まけしからん!)」 灼「……(ちくわ大明神)」 他の登山客3「……(誰だ今の)」 京太郎「(めっちゃ見られてて恥ずかしい!これなんて羞恥プレイ!?////)」 和「……(須賀くんの身体、筋肉質で固くて……逞しいです、少し変な気持ちになりますね////)」ドクンドクン 穏乃「……(ずっと、三人でこうしていたいな……大好きな人たちとずっと一緒にいたい……////)」ドキドキ なお、しばらくこの羞恥プレイ(京太郎のみ)は続いたらしい。 カンッ!!

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