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私の名前は本内成香。実は、私には好きな人がいます。 名前は須賀京太郎君・・・・・同じ麻雀部にいる一年下の素敵な後輩です。とても格好良くて、優しくて、器用で、まるで太陽のような人です。 始まりはほんの小さな恋心・・・だけどそれは時が経つにしれて大きくなっていって。 成香「京太郎君・・・・京太郎君・・・・後ろ姿も素敵です・・・」ジー… 京太郎「・・・・!?な、なんだ・・・誰かの凄い視線を感じる・・・!」ゾクゾク… 今では京太郎君の姿を目で追う日々が続いています・・・。本当はもっと彼と一緒にいたいのですが、勇気のない臆病な私は本当の気持ちを伝える事が出来ず・・・・。 成香「ああ、京太郎君・・・京太郎君・・・!」スリスリ… 京太郎君の全身をプリントした抱き枕を相手に、夜な夜な自分を慰める事しか出来ませんでした。 京太郎「でさー、爽先輩が・・・」 由暉子「ふふ、先輩らしいですね」 成香「な・・・・・・!」ガーン だけどある日の放課後、楽しそうに笑いながら話す京太郎君とユキちゃんの後ろ姿を見つけた時、今のままでは駄目だと気が付きました。 このままじゃ京太郎君をユキちゃんに・・・・いえ、チカちゃんや他の方達に奪われてしまいます。もし京太郎君が他の女の子と付き合う事になったら・・・・そんなのこわいです。想像もしたくありません。 成香「変わらなきゃ・・・・・!」ギュウ… その日の夜、私は自作した京太郎君のぬいぐるみを抱き締めて決心しました。私の気持ちを京太郎君に気付いてもらうために――――。 成香「待っててくださいね・・・」 私は密かに隠し撮りをし、壁に貼っておいた数十枚の京太郎君の写真に軽く一枚だけにキスをすると静かに家を出ました。 京太郎「ただいまー」ガチャ… プルルルル プルルルル 京太郎「ん・・・・タイミング良く鳴る電話の音・・・」 ピッ・・・ 成香『おかえりなさい、京太郎君』プッ ツー ツー… 京太郎「・・・・!?ひ、ひいっ!」ドキン! キョロキョロ…… 京太郎「・・・成香さん?見ているんですか?ん、これは・・・ハンドクリーム?」スッ… プルルルル プルルルル 京太郎「ヒイッ!?」ビクッ プルルルル プルルルル ピッ・・・・・ 成香『京太郎君、最近手の肌が少し荒れているってチカちゃんに話してましたよね?良かったらそのクリームを使って下さい』 京太郎「あわわわわわ・・・・」ガタガタガタガタ… 成香『京太郎君、私は貴方の事を・・・・』ピッ… ガチャリッ 京太郎「ひっ!?」クルッ 成香「・・・・・京太郎君♪」ニコッ 京太郎「う・・・うわああああああっ!?」 ああ、驚いている京太郎君の顔も素敵です。無理もありません、私は一糸纏わぬ生まれたままの姿で愛する人の前に立っているのですから。 京太郎「な・・・成香・・・・さん?」ガタガタガタガタ… 成香「やっと・・・・やっと二人きりになれましたね」 私は腰を抜かしている京太郎君を抱き締め、耳元でゆっくりと囁きます。大好きで大好きで大好きで大好きな・・・京太郎君に愛の言葉を。 成香「京太郎君・・・・私は貴方の事を」 ココロソコカラアイシテイマス カン!

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