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京太郎「それじゃー、清澄高校麻雀部、同期の再会を祝って、乾杯っ!」 咲「乾杯!」 京太郎「……っつっても俺と咲だけだがなー」 咲「分かってても言わないでよ……」 京太郎「ま、和は弁護士、優希もプロで忙しいのは分かるけどなー」 咲「一応私もプロだよ?」 京太郎「知ってるわ。つーかお前が一番忙しいはずだろ」 咲「んー、最近ちょっと忙しかったから、今日くらいはって思って」 京太郎「ま、俺もただの会社員、地味に忙しい時期だけどな。前に4人で集まったのいつだっけ」 咲「ほら、京ちゃんが前の彼女に振られた時にみんなで慰めたの」 京太郎「あぁ、嫌なこと思い出した……」 咲「もう、落ち込まないでよ。最近、またいい人見つかったんでしょ?」 京太郎「……ふっ……そんな人もいたよ……」 咲「あっ」 京太郎「おもちはなー、あったんだけどなー。なーんで駄目なんだろなー」 咲「また胸だけで選んだんだ」 京太郎「当たり前だ」 咲「それで何回失敗したの?」 京太郎「ぐっ……だったらそういう咲はどうなんだよ?この前、宮永プロ熱愛疑惑、って見たぞ」 咲「……ふっ」 京太郎「……ブルータス、お前もか」 咲「麻雀の時とギャップがありすぎて怖いって言われました……」 京太郎「あー……そりゃ慣れてない人にはなー」 咲「どうして思っていたのと違うとか、そんなんばっかりなんだろ……部屋がちょっと散らかってるのも忙しいだけなのに……」 京太郎「まぁ飲めや」 咲「ん」 京太郎「ふー、しかし、相変わらずお互いそっちは上手くいってねーなー」 咲「だねー。京ちゃんも念願のおもち彼女ゲットもそう長く続かないし」 京太郎「おもちは最高だけど他がなー、ってのが多くてな」 咲「私はなんかしっくりこない人ばっかりなんだよねー」 京太郎「ふーん。性格とか?」 咲「体とかもかな」 京太郎「ああ、あるある。実際そんなによくないのとか」 咲「だよねー……やっぱり京ちゃんと付き合ってた時が一番だったかな」 京太郎「高3の半年か。確かにあの時は楽しかったなー」 咲「そうそう。お互い時間があったから、他の人に隠し通せたし」 京太郎「結局は卒業と同時に遠距離になるからって別れたがな。あの時はお前大泣きしてたな」 咲「京ちゃんだって泣いてたよ」 京太郎「ま、今ならそうはならんだろなー」 咲「行こうと思えば北海道から沖縄までの移動もいけます」 京太郎「財力的な力でな。方向音痴は直せ」 咲「……もう無理だって」 京太郎「しかしさ、今思い出しても、意外と付き合えたよな」 咲「私と京ちゃんが?」 京太郎「そうそう。昔から知ってるし、大きく変わるとは思えなかったからなー」 咲「ねー。お互い初めての彼氏彼女で浮かれてたし、色々初めてだったし」 京太郎「初めてか……」 咲「えっちー」 京太郎「何も言ってねーよ。思い出してただけだ」 咲「もう……」 咲「でも、今思うとね、京ちゃんが一番だったかな」 京太郎「ん?体?」 咲「確かに京ちゃんとが一番だったけど……って何言わせるの!?」 京太郎「勝手に言ったんだろが」 咲「む……とにかく、こう、一緒に居て落ち着くというか」 京太郎「あー、確かに。今も気を遣うような間でもないし、一番気楽かな」 咲「私も。そういう相性も、私達結構良かったよね」 京太郎「ま、元々嫌いになって別れた訳じゃないしな」 咲「そうだよねー……うん、やっぱり京ちゃんが一番」 咲「という訳で、また付き合って?」 京太郎「で?部屋の掃除?」 咲「あ、バレた?」 京太郎「分かりやすいんだよ」 京太郎「……まぁ、確かに一番楽だし、お互いのことよく知ってるしな」 京太郎「おもちが無いのはちょっと、いやかなり、いやいや相当残念だが」 咲「好きで小さい訳じゃないからね」 京太郎「ま、それ以外は良いし。また付き合うか、咲」 咲「……うん。また、よろしくね」 京太郎「……おう」 咲「……京ちゃん顔真っ赤」 京太郎「……お前もだよ、馬鹿」 カンッ!!

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