「休日にまったり耳かき・久しぶりに姉も誰もいない二人っきりの京咲」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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今日は休日、須賀咲ちゃんです!
言っても、主婦に休日なんてないけどね、それでも京ちゃんのためなら頑張るよ!
今日は子供も預かってもらって、お姉ちゃんもお仕事。京ちゃんと二人っきりです!
「咲ー」
「なぁに、京ちゃん」
「せっかくの休みなのに、どこか出かけなくていいのか?」
「んー。二人っきりだからこうしてるのもいいじゃん」
「そっかぁ」
私がどこかに出かけたいって思うタイプじゃないのもあるけど、どこかに出かけたらイチャイチャ出来ないんだもん。
付き合い始めは外デートを繰り返しても、外に出たらくっついたり出来ないから家デートばかりになるってあるよね!
も、喪女じゃないよ!? 京ちゃんいるし!
私はたまーに図書館に連れてってくれたり、たまーに本をプレゼントしてくれるだけで十分だよ!
それにね。こうして私が家事をしている時、ソファーで京ちゃんが横になってるのを見るって、結構幸せなんだよ?
「どこかに出かけたいなら言ってくれよ」
「京ちゃんは仕事で疲れてるんだからいいの」
「そうなぁ。でも咲も毎日家事をやってくれてるじゃん」
「じゃあ、私が家事で疲れてるからいいの」
「……ありがとな」
「別に京ちゃんのためじゃないですよー、だ」
「あ、じゃあ一つだけお願いしてもいいかな?」
「お、なんでも言ってくれ」
ソファーに寝転んでいた京ちゃんが身を起こしてこっちを見る。
私も一息ついて、京ちゃんの横に座る。
「膝枕!」
「ああ。乗っかっていいぞ」
「違うよ!
京ちゃんの頭貸して! 耳かきする!」
「え?」
ふ、ふふふふふ。なんでもって言ったよね?
今日は咲ちゃんのリベンジマッチ! 耳かきしちゃうぞ!
「さ、咲。それはまた今度にしないか?」
「む。私を信じていないの?」
「だって、なぁ?」
確かにむかーし、昔の話。ちょっと強く掻きすぎて血が出ちゃったこともあったけど……。
ぽんこつでもそんなに同じ失敗はしないよ! え、迷子? し、知らない……。
「あの時は力を入れすぎただけだから、もう大丈夫」
「……、お願いしようかな」
あ、その目は観念した目だ。
ふふふ、咲ちゃんのテクニックで骨抜きにしちゃうよ!
何か起こると思った? 残念、無事に耳かき終わりました!
奥の方まで棒を入れなければ大丈夫だって覚えたもん。
まぁ、私は奥の方まで入れられる方が好きかな? へ、変な意味じゃないし。
我が家の耳かき担当が京ちゃんだっただけだもん。
「……咲の膝枕って気持ちいよね」
「もー、恥ずかしいこと言わないの」
照れ隠しに言ってるのが見え見えだ。だって、顔が真っ赤。
京ちゃんが膝枕されるのが好きだってことを知ってるんだ。
「咲の顔がよく見えるな」
「よーし、喧嘩売ってるの?」
「え、いや、そういう意味じゃなくてな」
ふーん、そういうこと言っちゃうんだ。
ならこっちにだって考えはあるし。
「胸が大きい子じゃ、こういうことはできないじゃん」
京ちゃんは膝枕した状態からのキス、大好きだもんね。
夫婦が二人で休日。家デート……。
ここからは京咲好きなら見えるはずだよ! カン!
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