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雀博士「明華、メイクは大丈夫?お洋服も時間ギリギリまで使っていいから考えて選びなさい」 明華「ふふ、お母さんたら……一緒に友達の家に遊びに行くだけなんだから」 雀博士「何を言っているの明華、その男の子…     将来、私の息子になるかもしれない子なんだから、しっかりしないと…」 明華「ちょ、ちょっとお母さん………もう///」 雀博士「聞けば父子家庭だと言うじゃないの     母性よ明華、母性を見せてモノにしなさい!」 明華「もう、話が早すぎるわ………ふふ///」     …… 須賀父「今日はお前の友達が来るんだってな……例によって女の子の」 京太郎「例に、ってなんだよ親父     その子だけじゃなくてお母さんも一緒に来るって言ってたし、変なことにはなんねーから安心しろ」 須賀父「いや、俺としてはその…いわゆる変な事になってもらったほうが」 京太郎「なに言ってんだ、このオッサン…」 須賀父「いやな…我が家も母さんを失ってから大分経つ、そろそろ賑やかになってもいいと思うんだ」 京太郎「15のガキにそこまで求めんなよ…つーか、親父こそ再婚とか考えないのか?俺はいいんだぜ?」 須賀父「うーむ…忙しいし、新しい出会いなんてそう滅多には……     と、それじゃ俺はお邪魔にならないうちに釣りに行ってくるか」 京太郎「(ったく、釣り行く暇があるなら、その出会いを探せばいいじゃねーか…)」 ピンポーン 京太郎「お、来たな?せっかくだし親父も挨拶してくれよ」 須賀父「む……まあ、そうだな     将来の娘の顔でも拝ませてもらうか」 京太郎「…だからなぁ、まあいいや」 ガチャッ 明華「ボンジュール、京太郎♪」 雀博士「こんにちは、初めまして京太郎くん     明華の母です、あなたのお話はいつも娘から聞いております」 京太郎「あ、どうも初めまして……おら、親父も挨拶してくれよ」 須賀父「あ、うむ………    やあやあどうも、京太郎の父で……す……」 雀博士「…あ……」  あーのひー あーのーとーきー あーのーばーしょーでー♪ 須賀父「…あ、いや、その……///」 雀博士「え、ええと……///」 京太郎「え、なに……どうしたんだよ親父     …今の歌もなんだよ、どっから聞こえてきた?」 明華「!(ピコーン)    ……京太郎、せっかくなので二人で一緒に出かけませんか…?」 京太郎「え、唐突っすね…でも……」 須賀父「あ、ああ…京太郎、俺のことは大丈夫だ     釣りは取りやめにするよ…家でゆっくりしたい……     と、ところでマダム…そんな寂しい男と一緒のお茶にお付き合いいただけませんか…///」 雀博士「……ええ、喜んで///     明華、私の事もかまわずに二人きりで楽しんでらっしゃい」 明華「はい、分かりました…    さ、京太郎…行きましょうか……ふふっ♪」ギュッ 京太郎「あ、ちょ、ちょっと明華さん…!(うほっ、いい胸)」 須賀父「で、では…散らかっておりますが、どうぞ中へ…///」 雀博士「お、お邪魔致します…///」 数ヵ月後、ある熟年カップルが結婚し、それぞれの娘と息子は義理の姉弟になった しかし、その娘が「京太郎と籍に入りました~♪」と知りうる限りの友達に連絡をしたため、 息子のほうはそれはもうドえらい修羅場を経験することになるのだが…それはまた別のお話 カンッ

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