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界「よう、京ちゃん。何してんだんなとこで」 京太郎「ん?別にー…つかお前なんぞに京ちゃんって呼ばれたくねぇんだけど」 界「うっわひっでー言い方。俺たち友達だろ?」 京太郎「あぁ、そうだな…悪かったよ界。俺たち友達だもんな。だから今すぐパン買って来い」 界「それ友達って言わない。世間じゃそれパシリだから。まぁ買ってくるけど」 京太郎「マジでか」 界「なんで頼んだ本人が驚くのか」 京太郎「いや、駄目もとだったしさぁ…」 界「元々購買寄る用事もあったしなー。20円ぐらい割り増してくれんなら行ってやらん事も無い」 京太郎「別に100円ぐらい割り増しでもいいんだけど…」 界「カッ、これだからボンボンは…」 京太郎「なんで俺罵倒されてんの」   界「誰がただの相乗りにパンもう一個買える位の割り増し払うんだっつの。20円でいいって」 京太郎「お前がいいならいいけどさ…ほい」チャリン 界「毎度ありっと。種類は何でもいいんだよな?」 京太郎「んー」 界「んじゃちょっくらいってくらぁ」スタスタ 京太郎「いってらっさーい」ヒラヒラ 雅枝「ほんま仲エエんやなぁ、二人とも」 京太郎「なんだよ、今度は雅枝か…」 雅枝「なんや人を厄介もんみたいに…失礼なやっちゃなー」 京太郎「厄介というかお節介というか…何しに来たんだ?」 雅枝「別にー。ただ京やんたちが見えたから来ただけや」   京太郎「ほーん。存外暇なのねお前。麻雀のプロ入り試験忙しいんじゃなかったっけ」 雅枝「いくら忙しいゆうても四六時中麻雀やってるわけないやろ」 京太郎「そんなもんかー」 雅枝「それに麻雀のほうに集中したらあんたらが何やらかすかわかったもんやないしな」 京太郎「何もやらねーよ…真面目な優等生にむかって何たる言い草なのか」 雅枝「文化祭」 京太郎「記憶にございません」 雅枝「体育祭」 京太郎「秘書が勝手にやった事です」 雅枝「覗きさわぎ」 京太郎「え、それだけはマジで知らない。そんなんあったの?」 雅枝「ただの嘘やけどつまり前二つには覚えあるっちゅーことやな?」ニッコリ 京太郎「……ハメやがったコイツ!?」   雅枝「うぉらっ、ネタは割れとんじゃ!どういうことか白状せぇ!」ギリリリ 京太郎「いだだだだっ!?」 雅枝「あんたらがアホやらかす度にウチが教師に怒られとんのじゃー!」ギリリリ 京太郎「すいませんすいませんすいません!ギブギブギブ!!!」 雅枝「…まったく、謝るぐらいやったら最初から問題起こすなや…」パッ 京太郎「あ゛~、ひどい目に遭った…」 界「う~い、買って来たぞー…ってあれ?まっちゃんじゃん」 雅枝「やっほー」フリフリ 京太郎「…どの顔でやっほーなのか」ボソッ 雅枝「あ゛あ゛ん?」 京太郎「ひぃっ」 界「ハハハ、夫婦漫才もそこまでにしとけよー」 京太郎「バッカ、誰が夫婦…」 雅枝「…それもアリやな」 京太郎「へ?」 界「おっ?」 雅枝「この年になってもバカやるようなヤツは誰も貰い手おらんやろうし素質はあるから今から仕込めば専業は楽に…」ブツブツ 京太郎「お、おい…雅枝?」 雅枝「大体収入はこんぐらいまで増えるとして…何年続けるかによるけど……うん、いけるな」 京太郎「一体何を言って」ガシッ「おぅ?」 雅枝「そうと決まったら早速仕込みやな~♪」ズルズル 京太郎「おい雅枝、何引きずって…力強っ!?ちょっ、離れねえ!界っ、界っ!助けて!ヘルプ!」 界「……京ちゃん!」ビシュッ 京太郎「あん?何投げて……」パシッ [勢力激増!うなぎパン] 界「結婚式には呼んでくれよ!」グッ 京太郎「界てめええええええええええええええええええええ!!!!!」 数年後、愛宕雅枝は仕事も私生活も隙なしの麻雀プロとして同期や後輩から尊敬される存在となったがそれはまた別のお話… カンッ  

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