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京太郎「何でもいいから、そろそろ行動起こさないと……」23」(2015/08/17 (月) 20:42:18) の最新版変更点

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京太郎「背景に溶け込んでかなり立ったが潮時だ」 京太郎「このままこの立ち位置に居るだけじゃ世界から消されちまうな <チャカポコチャカポコ~♪ 京太郎「!?」ビクッ 京太郎「な、なんだテレビか……不気味なBGMだな」 京太郎「……なになに神社で殺人事件?うわーこういう事件にはあいたくねーなぁ」 <京太郎ー!早く行かないと遅刻するわよー! 京太郎「はーい、今行くって!」ダッ <ちなみに部屋の前ワックスがけしてるから注意してねー! 京太郎「それを早く言えよおおおおっ!!」ツルッ ゴ ン!! 京太郎(い゛っ……!!) 京太郎「~~~~~☆!”#$%&’(=」」ジタバタ 京太郎「~~~~!!……」ジタ 京太郎「………」 京太郎「……」クンクン 京太郎(半径10km以内に生物反応114514件……その内30%が人間で70%がそれ以外) 京太郎(おっ、和と部長はもう部室に来てんだな。お早い事で) 京太郎(染谷先輩は店の準備で優希は……まだ寝てんのか) <京太郎ー!! 京太郎「あーもう!分かってるって!!」 ―――――――――― 優希「にしし……」ソー 京太郎「脅かそうったって分かってるからな優希」 優希「じょ!?なぜ分かった!?」 京太郎「いや、なんとなく気配で」 優希「気配も何もまだ近づいてすらいないが……」 京太郎「お前が俺を脅かそうとしてる気配を察知したってことだよ」 優希「?」 和「そんなオカルトありえません」 京太郎「……ってなんでそんなことが分かるようになったんだ俺?やっぱり今日の朝に打ったことが原因か?」 久「はーい、そこまで!みんな大会も近いんだし打つわよー!」 久「須賀くんも入ってね」 京太郎「は、はい」 京太郎(何か変な力が覚醒しちまったけど、これ麻雀で使えんのか?) 京太郎「……」ジッ 咲「……」 京太郎(咲は確か刻子が集まりやすい性質を持ってたな……四暗刻とか結構和了るし、嶺上開花もある) 京太郎(俺の手牌にも無く和と優希の手配に一と⑨が無さげってことは) 京太郎(咲の手配に全部集まってるってことか) 咲「カ、カン!!」 京太郎(まー分かってるところで止められないんだけどなー)ハハ 久「咲が1位で和が2位、須賀くん3位で優希は4位か」 まこ「おおー、ついに優希に勝ったか京太郎」 京太郎「はは、たまたまですよたまたま」 優希「かっ、勝ったとか勘違いするなよ京太郎!今日は振込みすぎただけだじぇ!!」 まこ「いやそれ普通に敗けじゃろて……」 和「でも今日は須賀くん一度も誰にも振込みませんでしたね。ようやく彼も成長してきたんでしょうか」クスッ 咲「……」 和「咲さん?」 咲「……なんか、今日の京ちゃん嫌な感じだった」 和「え?」 咲「ずっと……手の内を全部読まれてたような……後ろから全部見られたような気がして」 和「そんな、だって須賀くんはずっと咲さんの対面にいたじゃないですか?」 咲「うん。そうなんだけど……そうなんだけどね」 京太郎「咲ー!一緒に帰ろうぜー」 咲「!?」ビクッ 咲「……あ、ごめん京ちゃん。今日は和ちゃんと帰るから」 京太郎「えーホントかよ?」 咲「う、うん」 京太郎「……」 京太郎「目線が0.2秒左に傾いたぞ。嘘だな」 咲「っ!」ドキッ 京太郎「なーんて嘘嘘!冗談だよ!」 咲「……」 京太郎「じゃあ俺は一人で帰るとするかな」 咲「ごめんね……」 京太郎「じゃあな咲、また明日」 京太郎(嘘ついてたってことは明らかに避けられてたってことか……) 京太郎(俺なんかあいつにしたかなぁ?)ウーーン ???「……」 京太郎「ん?」ピクッ 京太郎(10m後方に見覚えのある人だ。この気配は……)クンクン 桃子(先輩に頼まれてたお使い終わったっすー!帰ったらなでなでしてもらうっす!)タタタ 石「よう」ガッ 桃子「わわっ!」 ドサッ  バサササッ 桃子(あっ、紙が……!) 桃子「うう……四方八方にちらばってしまったっす」ヒョイッ 桃子「……」チラッ 桃子(そりゃそうっすよね……誰も気づいてくれないっすよね)   ハヤク カエローゼ キョウ ヨリミチシナーイ? オゴリナラ イクヨー! 京太郎「ほい」ピラッ 桃子「……」 桃子「……え?」 京太郎「これキミのだろ?違う?」 桃子「あっ、そうっす!……ありがとう」 京太郎「周りの連中も酷いよなー、みんな見て見ぬ振りしてんだもんな」ヒョイヒョイッ 桃子「……キミ、私の事が見えるっすか?」 京太郎「え?確か県大会で出てなかったっけ?同じ一年で鶴賀の……」 桃子「そ、そうじゃなくて……今、私のことが見えてるっすか?!」 京太郎「はぁ?」 京太郎「そんなもん見えてるに決まってんだろ何言ってんだか」ヒョイッ 桃子「……っ」 京太郎「これで全部だな」 京太郎「そんじゃ、気をつけて帰れよー」 桃子「……」 桃子「いたっすよ先輩………先輩以外にも………」 京太郎「や、やった!ついに咲と和に勝ったぞ!!」 咲「っ!」ガタッ 久「まぁ……これは驚いたわね」 まこ「やるのう京太郎」 優希「こんなの何かの間違いだじぇ……」 和「よくここまで強くなりましたね須賀くん。何か特訓でもされてたんですか?」 京太郎「え?あ、おう!一日何時間も特訓してたぜ!」ハハー 京太郎(本当はたまたま運がよかった上にガン牌と危険牌察知でやっと勝てたんだけどな) 久「でも、この調子なら個人戦も期待できそうね。期待してるわよ須賀くん」 優希「もう一回!もう一回打てこの犬ー!」ポカポカ 咲「……」バン!! 優希「ひうっ!?」ビクッ 和「……さ、咲さん?」 咲「ごめんなさい……今日はもう、帰りますね」 久「えっ、どうしたの咲?」 優希「な、なにか悪い物でも食べたじぇ?」 まこ「あんたじゃあるまいし」 京太郎(ど、どうしたんだ咲?何か居心地悪そうな表情してるけど……) 京太郎「ま、いいか。その内治ってるだろー咲は単純な奴だし」pケー 京太郎「個人戦期待してるって部長から言われたものの」 京太郎「振り込まないのと勝てるのってまた別なんだよなー、振り込まないのは最低条件として」 京太郎「ガン牌と危険牌分かってやっと優希に勝てるんだし」 京太郎「……ま、気配察知できる力が麻雀に使えるだけありがたく思うか。本来は違う使い道なんだし」 京太郎「個人戦でもこの力発揮できるように今のうちに能力の特訓しとくか……」 京太郎「気配察知の応用で人の目線や呼吸、顔の筋肉心臓の音を聞きわける特訓してみたが」 京太郎「これで心を読めるようになった……と思う」 京太郎「麻雀みたいな運の要素が強いのは効果覿面ってわけじゃないけど、これでも相当なアドバンテージがあるはずだ」 京太郎「よし、早速明日試してみるか!」 ――――――――― 京太郎「……」ジー 咲「うぅ……」ガクガク 和「?」 久「どうしたの咲?寒いの?」 咲「な、なんでもないです!ごめんなさい!」 久「……そう?なら対局続けるわね」パチッ 京太郎(ふむふむ、なるほどなるほどなるほど~) 久(時は来た!!) 京太郎(何のだよ!?) 久(それだけよ、須賀くん)ニヤリ 京太郎「!?」ビクッ 京太郎(た、たまたまだよな?和は……) 和(ああ、アナルセックスしたいです) 京太郎「ファッ!?」ガタッ 和「ん?どうかしましたか須賀くん?」 京太郎「あ、いや……何も」ストン 和「そうですか?変な須賀くんですね」ニコッ 京太郎「……」 咲(も、漏れる……漏れちゃうよぉぉ!)ガクガク 京太郎「早く行けよ!!」 咲「えっ?」プルプル 京太郎「対局中すいません!ちょっとコイツかります」バッ 久「な、なに?どうしたの?」 京太郎「早くしないと大変なことになりますから、説明は後で!!」 京太郎「ったく、なんでギリギリになるまで我慢してんだよ!」タタタタ 咲「だ、だって……京ちゃんが怖くて動けなかったし」 京太郎「はぁ?なんで俺……」 咲「でもなんで私がおトイレ我慢してるって分かったの?」 京太郎「い、今はいいだろそんなこと!」 咲「それに最近京ちゃん……」 咲「あっ」 京太郎「あっ?"あっ"って何だよ"あっ"って」 咲「……」 京太郎(ん……何だ?背中に温かいのが……) 咲「……」プルプル 京太郎「……」 京太郎「まさか……お前」 咲「も、漏らしちゃったよぅ」グスッ 京太郎「ぎゃああああああああああああああ!!」 京太郎「きったねぇぇぇぇ!早く帰って洗濯しねーと染み付いちまう」タッタッタッ 咲「あっ、京ちゃん!」 咲「ま、待ってよぅ!こんな所に置き去りにしないで!」 咲「あっ……!」 咲「……またちょっと出ちゃった」グスッ ―――――――― 京太郎「……」クンクン 京太郎「うへぇ、洗濯してもまだちょっと臭うじゃねーか」 京太郎「ったく高校生になっても漏らすなんてどういうことだよアイツ」 京太郎「それに……咲に構っててそれどころじゃ無かったけど和」 京太郎「和が普段あんなこと考えてるなんて、ちょっとがっかりだぜ……部長はまぁいいか」 京太郎「使ったら咲みたいに危機的状況に居る人を助けれる反面、和みたいにガッカリすることもあるってわけか」 京太郎「諸刃の剣ってヤツだな。上手く状況に分けて使っていかなきゃな」 京太郎「んー、ちょっとは取れたか?」クンクン 京太郎「学校行って俺がションベン小僧とか言われたたまったもんじゃないからな」 ゾワッ 京太郎「……ん?なんだこの黒い霧」 ゾワゾワ 京太郎(あ、いや待て。この気配は……前に確か) 京太郎「東横……さん?」クルッ 桃子「おはよーございますっす!!清澄のマネージャーさん!」ガバッ 京太郎「おわっ!」 桃子「やっぱり気づいてくれたっすね。嬉しいっす」 京太郎「そりゃそうだろ……って俺はマネージャーじゃなくて部員な!」 桃子「えへへ、また会えてうれしいっすよー」スリスリ 京太郎「え、えーと?それで俺に何か用事ですか?」 桃子「たまたま通りかかったんで、声かけたっす!」 京太郎(たまたま……って、清澄と鶴賀って結構距離あったよーな) 京太郎「すまん、ちょっと失礼」キュイーン 桃子「?」 桃子(好きっす須賀さん、大好きっすよー!) 桃子「どうかしました?」エヘヘー 京太郎「……」 京太郎「東横さん」ギュッ 桃子「!?」 桃子「……え、えっと、どうかしたっすか須賀くん?」 京太郎「俺も好きです、学校サボってデートしましょう」 桃子「……っ!」 桃子「私も、大好きっすよ!!」ガバチョ 桃子「もうとことん学校でもなんでもさぼってデートするっす!」 嫁田「ん?なんだアイツ、一人で面白いことやってんなー」 嫁田「写メっとこ」パシャパシャ 嫁田「……」 嫁田「うわあああああああ幽霊写ってるゥゥゥゥゥゥ!!!」 ―――――――― 喫茶店員「いらっしゃいませー!おひとり様でしょうかー?」 喫茶京太郎「いや、二人です」 喫茶店員「二名様ですか……?」 喫茶店員(あ!後から来るってことかな) 京太郎「二人で」 店員「はい!かしこまりました!」 京太郎「でよー、うちの咲がやっちまったワケなんだよ!」 京太郎「だろー?いい奴なんだけど流石にアレはムリだったよ!」 喫茶店員(一人で話してる!?)ガビーン 桃子「今日は楽しかったっすよー京太郎くん」 京太郎「俺もだよ、可愛い女の子とデートできて嬉しかったのなんの」 京太郎「けど行く先行く先"おひとり様ですか?"って聞かれたのはなんでだろーな」 桃子「あはは……それはきっと私の影が薄いせいっすよ」 京太郎「東横さんの影が薄い?いやいや、そんな立派な物持っておきながらそれは無い」 桃子「立派な物?」 京太郎「げふんげふん、とにかく影が薄いなんて俺は思ったことないし、しっかり見てるから」 桃子「……」 京太郎(へっ、決まった)ドヤ 桃子「ううっ」グスッ 京太郎「!?」 京太郎「な、なんで泣いてんの!?何か俺……」 桃子「違うっすよ……そんな言葉言ってくれたの初めてで」 桃子「嬉しくて涙が出ちゃったっす」エヘヘ 京太郎「……ははっ、そんなことか」 桃子「そんなことでも私にとっては重要っすよー!」 京太郎「そんなことだろ。心配しなくてもずっと見てるから安心しろ」 桃子「……本当っすか?」 京太郎「本当」 桃子「本当の本当っすか?」 京太郎「本当の本当」 桃子「じゃあ……信じるっすよ?」 桃子「ずっと見ててくれるって、信じるっす!」ガバッ 桃子「~♪」 ゆみ「どうしたモモ?今日は随分機嫌が良いようだが」 桃子「今日は京太郎くんとデートの日っすー!」 桃子「もう楽しみで楽しみでたまらないっす!」キャピッ 智美「ワハハ、誰だ?」 佳織「ええと……分かりません」 睦月「うむ」 ゆみ「京太郎?あの清澄の男子部員だな」 桃子「先輩京太郎くんのこと知ってるっすか!?」 ゆみ「……おかしなことを」 ゆみ「清澄が優勝した時、一緒に久たちといたじゃないか」 智美「いたか?」ワハハー 佳織「さ、さぁ?」 桃子「ううっ……いくら先輩でも京太郎くんは渡せないっすよ!」 ゆみ「たかが彼を知ってるだけでそこまで言われるのか……」コンワク ―――――― 京太郎「お、きたか」クルッ 桃子「後ろから脅かそうと思ったのになんで分かったっすか!?」 京太郎「おいおい、ちゃんと言っただろ」 京太郎「ずっとお前の事は見えてるって」 カンッ!!

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