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京太郎「義姉さん達がどうしたんだ?」12」(2015/08/08 (土) 12:47:33) の最新版変更点

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京太郎「寝てる…っ…それにこの匂いは媚薬か何かか。換気扇はまずいな…全ての窓を開けないと」 数分後 京太郎「なんで12人もいるんだよ…布団はすべて使ったしああもう、誰だよ媚薬とかわけのわからないものを持ち込んだ奴は……外で寝る所を探すか」 明華「こんな夜遅くに何処にいくんですか?」 京太郎「…雀さんこそ、どうして俺のホテルの前にいるんですか?」 明華「ハオが帰ってきてないので貴方の所にいるか聞きにきたんですよ」 京太郎「知りませんね。いま、俺の部屋には12人のおバカさんと被害者達しかいません」 明華「おバカさんと被害者?」 京太郎「何も知らずに薬を盛りにきた人達ですよ。そんな薬、とうの昔に抗体ができてるのにね」 明華「もしかして怒ってるのですか?」 京太郎「まさか…ただ、あんなものを使うなら真っ正面できて欲しいとは思います」 明華「全員の好意を知ってたんですが、意外ですね」 京太郎「知ってましたとも。俺はまだ鏡のままなんですから。それじゃあ、俺はこれで。ネカフェか何処かを探さないといけないので」 ガシ… 京太郎「はっ?」 明華「私の部屋にきませんか?手を出さないと言えるのならとめてあげますけど?」 京太郎「断る」 明華「強情です…今からどうせ野宿するんでしょ?」 京太郎「な、そんな事はないですよ。流石の俺も野宿なんて…」 明華「するつもりだったんですよね?」 京太郎「…はい、そのつもりでした」 明華「はぁ…おバカさんはどっちなんでしょうね。ジャンケンをしましょう」 京太郎「なんでですか?」 明華「いいから。ジャンケン、ホイ」 ブン… 京太郎「……」 明華「私が勝ちましたね。さあ、行きますよ」 京太郎「えっ、待て、それはおかしい!」 明華「敗者が勝者に口答えするな、弱者が」 京太郎(こ、怖い!) 明華「お茶です、どうぞ」 京太郎「…どうも」 明華「少しお話を聞かしてもらっていいですか?」 京太郎「…お茶と宿の分だけなら」 明華「なら…」 明華「鏡のままとはどういうことですか?」 京太郎「ストレートにきますね」 明華「話してくれるんですよね?」 京太郎「ええ、話しますよ。貴方が思ってるよりもずっとヘビーな話ですけどね」 明華「えっ?」 京太郎「須賀京太郎の心は4歳の時に両親の死、5歳の時の虐待、6歳の時の裏切り、7歳の時の絶望、8歳の時の生き地獄でズタボロになった」 明華「いったい、何を話すつもり…」 京太郎「ズタボロの心は生きる為に特化した。他人の望む行動だけをし、傷付かないようにただ生きる事だけに行動したんですよ。それは他人から好意的に受け取られる。それが今もそのままってことですよ」 明華「意味がわからないんですが…」 京太郎「わからないならこの質問は終わりですよ。次の質問、どうぞ」 明華「ならあの弓はいつから使えるんですか?」 京太郎「弓?ああ、あれはあの時がぶっつけ本番ですよ」 明華「…デタラメなんですね」 京太郎「もう一つの槍は12歳の時にある事がきっかけで使えるようになった。きっかけは話しませんがね」 明華「意外とケチなんですね」 京太郎「これでもサービス精神旺盛ですよ」 明華「最後です…もし私が貴方を好きって言ったらどうしますか?」 京太郎「断ります」 明華「即答ですか…凹みますよ?」 京太郎「それなら襲われたらどうしようとか考えない事です」 明華「っ!考えてる事がわかるんですか?」 京太郎「鏡っていいましたよね?」 明華「…それって中々ずるい逃げ方ですよね」 京太郎「だって便利ですからね」 明華「馬鹿…」 京太郎「それじゃあ、俺はソファーで寝ますんで」 明華「ハオのベッドで寝ればいいじゃないですか」 京太郎「起きてハオさんに逆レイプされてたらトラウマになるでしょ」 明華「冗談でもそれは不愉快です」 京太郎「すいません、不謹慎でした…本当にありそうなんだがな」小声 明華「それじゃあ、おやすみなさい」 京太郎「おやすみなさい……zzz」 スッ… 明華「二分も経たずに爆睡ですか…魅力ないんですかね、私」 ふわぁ…毛布をかけてやり 明華「本当に不思議な人です」 早朝 京太郎「……ああ、雀さんの部屋に泊まらしてもらったんだった」 京太郎「面倒だから二度寝しよう…zzz」 ーーーーーーーー ??「…きて…さい」 京太郎「うん…」寝ぼけ眼 慧宇「起きてください、ご主人様!」 京太郎「ハオさん?なんでここに…」 慧宇「それはわたしの話です!それよりもはやく部屋におかえりください。もうすぐ、他校の生徒が起き始めます」 京太郎「あっ、そうだった…ここにいるとやばいのか」 慧宇「はい。七時前ですから階段で降りれば誰にもあわないかと」 京太郎「そうか…ありがとうございます」 慧宇「いえいえ、私はご主人様の為に生きてますから」 京太郎「…まあ、今はそれを言っても仕方ないか。それじゃあ、俺はこれで」 慧宇「お気をつけて」 朝1 京太郎「……なぜだ、部屋がこんなに片付いてるんだ?いやそんな事は今はどうでもいいか。お香とかが全部処理されてる……良子義姉さんとはやり義姉さんの行動だな。長野にだれかを誘うつもりだったけど…一人で行こう」 京太郎「朝ごはんを食べに行くか」 ネリー「あれ、須賀さん何処かに行くんですか?」 京太郎「ええまあ、ホテルにいたくないんですよ」 ネリー「そうですか、奢ってくれるならついていってあげますよ?」 京太郎「……」 京太郎「なら奢りますので、喫茶店でも行きますか」 ネリー「えっ、本気?」 京太郎「奢ったらついてきてくれるんでしょ?」 ネリー「…須賀さんってロリコンですか?」 京太郎「ネリーさんは自分の事をロリータと思ってたんですか?」 ネリー「うっ…、質問内容も質問を質問で返すのも失礼ですね」 京太郎「思っても無い事を聞くネリーさんも悪いですよ」 ネリー「あら、ばれてた?」 京太郎「右のほっぺに白ご飯がついてます」 ネリー「えっ、どこ?」ワタフタ 京太郎「嘘です」 ネリー「須賀さんなんて嫌いだー」 スタスタ… 京太郎「走って行った…まあ、本当に左の頬にはついてたんだがな」 朝2. 京太郎「……合宿最後なのになんでこうテンションが低いんだ?」 ダヴァン「須賀も散歩デスカ?」 京太郎「メガンさんもですか?」 ダヴァン「私はカップラーメンを買いに行ってマシタ」 京太郎「カップラーメン?」 ダヴァン「ええ、カップラーメンな良いものデス!」 京太郎「カップラーメンが好きなんですね」 ダヴァン「日本のラーメンはいいデス!年中食べられマス!」 京太郎「そ、そうですか」 ダヴァン「須賀はたべないんデスカ?」 京太郎「俺もたまに食べますよ」 ダヴァン「デショ!ラーメンは良い物なんデス!」ニコニコ 京太郎「笑顔で何処かに行ってしまった…後でカップラーメンでも食べようかな」 健夜「き、京君」 京太郎「どうしたんですか、小鍛冶プロ」 健夜(うぅ…完全に怒ってるよ) 健夜「あ、あの…昨日はごめんなさい」 京太郎「許しません」 健夜「えっ…」 京太郎「義姉さんが盛った興奮剤と良子義姉さんが盛った増強剤、瑞原プロの媚薬で9人も気絶させたんだから当たり前だろ」 健夜「そ、それは違…」 京太郎「口答えしない。とりあえず9人に謝る事と義姉さん達二人は今度岩手に帰って来た時に家事全部やってもらうから」 健夜「わ、私達だけじゃない…」 京太郎「だから口答えしない。瑞原プロにはいつもの事だろ。それを止める義姉さん達が遊んでたらああなる」 健夜「ごめん…」シュン 京太郎(言い過ぎたかな?) 京太郎「まあこれ以上は言いませんが次はないからな」 健夜「うん、解ったよ」 健夜(次は確実に仕留める) 郁乃「この五日間…」 京太郎(そういえば、あの人にお礼参りしてないな……ああ、やめだやめだ。八つ当たりだろ) 郁乃「今から立食パーティーをもって閉会します」 京太郎(飯を食べるのか) 理沙「京太郎!」 京太郎「野依プロ、おつかれさまでした」 理沙「お疲れ様!」 京太郎「久しぶりにこんなに居れましたね」 理沙「楽しかった!」 京太郎「俺もですよ」 理沙「今度!」 京太郎「はい、また機会があればお願いしますね」 理沙「うん!」 明華「……」 パク…もぐもぐ 京太郎「なんで一心不乱に数の子を食べてるんだ?」 明華「美味しいからです」 パク…もぐもぐ 京太郎「イクラとかもとってきた方がいいのか?」 明華「是非」 京太郎「はいはい、ちょっと待ってな」 明華「…」 パク…もぐもぐ ーーーーーー 明華「もうお腹いっぱいです」 京太郎「それはあれだけ食べれば…」 バシ… 明華「私は少食ですよ?」 京太郎「そ、そうだな、少食だな」 京太郎(あれは人を殺せる眼だ) 明華「でも残念です」 京太郎「食事の約束か?」 明華「あら、覚えていてくれたんですか?」 京太郎「まあな、約束したのは俺だし」 明華「流石、タラし君です」 京太郎「うっ…洒落にならんからやめてくれ」 明華「嫌です。ああ、そういえばこれが私の連絡先です」 京太郎「お、おう…俺のは…」 明華「ハオさんにでも聞いておくので大丈夫ですよ」 京太郎「ああ、そうしてくれ」 明華「連絡くださいね?」 京太郎「気が向いたらな」 郁乃「あの須賀君、ちょっといいかな?」 京太郎「お断りします」 郁乃「そ、そんな意地悪言わんといてえな、ほんのちょっとだけ…」 京太郎「ああもう、なんですか?」 郁乃「初日に言った事を訂正します。須賀君はあの二人に恥無い弟やとおもいます」 京太郎「……ありがとうございます」 郁乃「あと相談やねんけどな、来年になったら姫松にこうへん?」 京太郎「はっ?」 郁乃「現三年生が卒業したら姫松にこうへんって誘ってるんよ」 京太郎「なんでそうなるんですか?」 郁乃「うーん…理由はたくさんあるんやけど、一番の理由はもったいないからかな」 京太郎「もったいない?」 郁乃「来年になれば宮守の麻雀部は須賀君だけになる。それやと須賀君がさびしいやろ?」 京太郎「そ、そんな事はないですよ」 郁乃「嘘やね。眼が泳いどる」 京太郎「……今は先の話じゃないですか」 郁乃「そうでもないとウチは思うけどな…まあ、なんかあったらここに連絡してな。今回はこれだけにしとくから」 京太郎「……」 東京駅 京太郎「それじゃあ、気をつけて帰るんだぞ」 塞「えっ、京太郎はどうするの?」 京太郎「俺はもう少ししたら長野に行く」 トシ「京太郎も気をつけるんだよ。合宿の疲れが残ってるかもしれない」 豊音「 うぅ…残念だよー」 胡桃「長野で何処に泊まるの?」 京太郎「カプホかな」 胡桃「ならいいや。気をつけてね」 白望「お土産、よろしく」 エイスリン「キヲツケテ」 京太郎「ああ、また学校でな」 京太郎「さて時間を潰すか」 京太郎「そろそろ時間かな」 ーーーーーーーー 長野 夕方 京太郎「さて久しぶりの長野か」 京太郎「誰かに連絡してみるか」 京太郎「染谷先輩に連絡してみるか」 ♪~ まこ「もしもし、どうした京太郎」 京太郎「いや、長野に帰ってきたんで連絡をいれとこうかなと」 まこ「そうなのか。なんでワシに先に連絡してきたんじゃ?久達の方が優先じゃろ」 京太郎「あれ、かけたら駄目でした?」 まこ「いや今、ワシの命が確実に危なくなってるのは確かじゃ」 京太郎「何言ってるんですか」ワハハ まこ「冗談じゃないんじゃがの。そう言えば京太郎、今日は何処に泊まる所はあるのか?」 京太郎「いや特には…カプホにでも泊まるつもりですよ」 まこ「そうなのか、それじゃあ…」 プツン… 京太郎「あっ…電源が切れた。また明日にでも謝るか。さてどうしたものか」 京太郎「久しぶりの繁華街だな」 和「須賀君?」 京太郎「和か、久しぶりだな」 和「お久しぶりです。帰ってきてたんですか?」 京太郎「まあな、さっき帰ってきたんだよ。明日から県大会だろ?」 和「その為にわざわざきてくれたんですか?」 京太郎「あれ、嫌だったか?」 和「そ、そんな事ないです!」 京太郎「なら良かった」 和「今から何処かに行くんですか?」キャリーバックを見ながら 京太郎「ああカプホに泊まろうかなって」 和「……」 和(お父さんが家に居るから須賀君を誘えない!!) 京太郎「じゃあ、俺はホテルを探さないといけないから」 和「は、はい…また明日」 ーーーーーーーー 京太郎「ここら辺だよな」 美穂子「須賀君?」 京太郎「美穂子さん、お久しぶりです」 美穂子「帰ってきてたのなら言ってくれれば良かったのに…」 京太郎「いやまあ、明日ある麻雀の県大会を見に戻ってきたんですよ」 美穂子「えっ?県大会を見にきてくれるんです?」 京太郎「えっ、それって…」 華菜「キャプテン、待ってくださいよ!お、お前は!」カァァ 京太郎「妹尾さんを虐めてた人…」 美穂子「虐めてた?華菜、どういう事なの?」 華菜「べ、別に虐めてなんかないですよ!」 京太郎「素人相手に仲間を二人を引き連れて打ってたら虐めだろ」 華菜「ニャー!少し黙れ!」 ギュウ…京太郎の口をふさ 華菜(あっ、良い匂い…)ジュ… ギュ…クンクン… 京太郎「うぅ…!」喋れず 華菜「ふにゃぁ……」虚ろ目 美穂子「華菜」 バッ… 華菜「はっ!な、なんでもないですよ、キャプテン!」カァァ 美穂子「少しお話した方がいいのかしら?」 華菜「ご、ごめんなさい!」 美穂子「私にじゃないでしょ?」 華菜「うぅ…ごめんなさい」 京太郎「別にいいですよ。俺も少し言い過ぎました」 美穂子「それで少し話を聞かしてもらえるかしら?」 華菜「は、はい…」シュン… 美穂子「外でそんな事をしてたなんて……大会が終わったら謝りにいかないと」 華菜「うぅ…ごめんなさい」 京太郎(まるでお母さんだな…) 美穂子「須賀君にも迷惑をかけて本当にごめんなさい」 京太郎「美穂子さんが謝らなくてもいいですよ」 美穂子「いえ、風越のキャプテンとして謝らないと…せっかく明日、須賀君がきてくれるのに」 京太郎「えっ?」 美穂子「えっ?」 京太郎「美穂子さんって明日、県大会出るんですか?」 美穂子「出ます…あれ、明日、私を見にきてくれるんじゃ…」 京太郎「いや、俺は初めて美穂子さんが麻雀を打つってきいたんですけど」 美穂子「そ、そうでしたか?」カァァ 京太郎「はい…でも明日、楽しみが増えました」 美穂子「そ、それって…」 京太郎「応援しますね」 美穂子「はい、頑張ります」ニコニコ 華菜「あ、あのキャプテン…この男とはどんな関係なんですか?」 美穂子「須賀君は私の大切な人です」 華菜「えっ…」 華菜(き、キャプテンに彼氏が居たとか聞いてないし…)ウルウル 美穂子「だから華菜も仲良くしてあげてね」 華菜「は、はい…」シュン… 京太郎「それじゃあ、俺はホテルにチェックインしないといけないので…」 美穂子「そうなんですか…また、明日ですね」 京太郎「はい、県大会の会場で」 華菜「あれ、キャプテンの家に泊まらないの?」 京太郎「…なんでそうなるんだ?」 華菜「だって二人は付き合ってるんじゃ…」 美穂子「そ、そんな事ないわ!」カァァ 京太郎「そうですよ、俺が美穂子さんと付き合うとか美穂子さんに失礼ですよ」 華菜「じ、じゃあ、二人は付き合ってないの?」 京太郎「付き合ってないですよね、美穂子さん」 美穂子「え、ええ…」ショボーン 華菜「そ、そうなのか…」 華菜「なら…」 華菜「それなら良かった…」 美穂子「何がよかったの、華菜?」 華菜「な、なんでもないです!」 美穂子「それならいいのだけれど…それじゃあ、須賀君。また明日」 京太郎「はい、また明日」 華菜「華菜ちゃんの活躍を観にくるといいし!」 京太郎「覚えてたら観ます」 ーーーーー 京太郎「…よし、ホテルに向かうか」 衣「義兄様!」 ダキ…ギュ… 京太郎「あれ、衣?」 一「ようやく見つけたよ、京太郎」 京太郎「ハジメも。どうかしたのか?」 衣「迎えにきたのだ!」 京太郎「えっ?」 一「誘っといて泊めないのは可笑しいって透華が探してたよ」 衣「義兄様の携帯の電源が切れてるから探しにきたのだ!」 京太郎「そうなのか…でもいいのか?」 衣「義兄様が泊まったら駄目な理由など何もないぞ!」 京太郎「それならお言葉に甘えようかな」 衣「うむ」 透華「よくいらっしゃいましたわ!」 智紀「生きてたのね」 純「よくきたな京太郎」 京太郎「今日はお世話になります」 透華「早速ですが、夕食はお済みになって?」 京太郎「いや、ホテルにチェックインしてからにしようと思ってたので…」 透華「そう、それなら良かった。ハギヨシ!」 シュタ… ハギヨシ「準備はもうできてます」 透華「これから前夜祭ですわ」 京太郎「ぶ、ぶれませんね」 一「透華だからね」 衣「透華だからな」 ーーーーー 京太郎「誰の隣に座ろうかな」 純「お、京太郎が隣か」 京太郎「はい、向こうは殺気に近い物を感じたんで」 純「なんだそれ」 京太郎「気のせいだといいんですけどね」 衣(義兄様が隣じゃない…衣、何か悪い事したかな?) 純「京太郎は明日、県大会を見にくるんだよな?」 京太郎「ええ。純さん達の応援と知り合いの応援の為に行きますよ」 純「岩手の姉帯さん達は来るって言わなかったのか?」 京太郎「…本当なら誰かと来ようと思ったんですが、色々とあったんですよ」 純「京太郎も大変なんだな」 京太郎「ええ、最近になって本当に大変になりました」 純「モテ期ってやつじゃないのか?」 京太郎「そうだといいんですがね」ワハハ 一(純君、余計な事言い過ぎだよ!) ーーーーーーー 京太郎「ごちそうさまでした…これからどうしようかな」 京太郎「食器洗いを手伝いに行くか」 ーーーーー 一「あれ須賀君、どうしたの?」 ハギヨシ「お客様に手伝ってもらう事は無いと言いたいのですが須賀様のスペックは私を凌ぎますので」 京太郎「いやだな、俺なんてまだまだですよ」 一(そういいながらすごい勢いで皿を洗ってる…) ーーーーー 一「ねえ京太郎、この後ちょっと話せるかな?」 京太郎「……」 京太郎「別にかまいませんよ」 一「なら僕の部屋に行こう」 京太郎「あれラウンジじゃ駄目なんですか?」 一「駄目なんだよ」 京太郎「はぁ…わかりました」 ーーーーーー ガチャ… 一「お茶でいいかな?」 京太郎「ああ、お構いなく。それで話って?」 一「…智紀の中に華が咲いたのは須賀君のおかげだよね?」 京太郎「……なんの事かわからないんですが?」 一「ダウト。それはないよ。あの華からは須賀君の気配がしたよ」 京太郎「……ああもう、俺の負けです。何が望みですか?」 一「……」 一「僕もあの華が欲しい」 京太郎「力の為ですか?」 一「僕は須賀君との繋がりが欲しいんだよ」 京太郎「繋がり?」 一「宮守の人達にもあの華が咲いてた。知り合ったのは僕の方がはやいのに…そんなのずるいよ」 京太郎「……あれはなんかこう危険なんだぞ?」 一「危険?」 京太郎「…渡した直後に蹲る」 一「自分の事なのに京太郎はなんにもしらないんだね」 京太郎「知らない?」 一「僕にくれたら教えてあげるよ」 京太郎「…わかった。後悔するなよ」 一「後悔なんてしないよ」 京太郎「手を出してくれ」 一「うん…」 ギュ… 京太郎(とは言ったもののどうすれば……とりあえず願うか。一と繋がりができますように) ドクン… 一「あっ…」カァァ 一(す、須賀君の何かが入ってくる!!)カァァ 一「ふぅ……ふぅ…」 京太郎「だ、大丈夫ですか?」 一「…ちょっと……ちょっと……だけ待ってて…これは……きついよ」ハァハァ 京太郎「はい…」 ガチャ、バタン 衣「見つけたぞ、義兄様!!」 京太郎「こ、衣、どうしたんだ?」 衣「遅かったか…衣にもその果実をもらうぞ」 バタ…ギュウ… 京太郎「な、何を…」 衣「驚天動地…智紀に与えれて衣にはくれないのか?」ウルウル 京太郎「いや、そのああもう本当に知らないからな!」 ギュ…ドクン… 衣「ふわぁ…」カァァ ドクン… 衣(義兄様が…義兄様が入ってくる…)ジュワ… 衣(暖かい…これが衣の中に確かに京太郎の子を感じることができる……悪くない…本当に悪くない) 衣「……」ハァハァ 一「……っ…」ハァハァ 京太郎「二人とも涎を垂らして…顔がエロすぎるだろ…部屋に戻ろう。間違いが起きたらただじゃあすまない」 ーーーーーーー 京太郎「ふぅ…とりあえずシャワーは浴びたし早く寝よう」 京太郎「今日はもう寝よう…zzz」 ーーーーーーーー 早朝 京太郎「……zzz」 朝 京太郎「…っ…よし、起きた。とりあえず身支度だな」 京太郎「少し外の空気を吸いにいくか」 一「京太郎、なにしてるの?」カァァ 京太郎「いや、外の空気を吸いにいく所なんだ。それより身体は大丈夫なのか?」 一「えっ?」 京太郎「いや、あの…昨日、放置したからさ」 一「あっ、ああ、大丈夫だよ。僕もあんなに気持ちがいいなんて知らなかったし」小声 京太郎(気持ちがいいのか?) 一「それよりも僕達はもうすぐでるけど京太郎はどうするの?」 京太郎「いや、俺も一緒にいくよ」 一「それじゃあ、8:00に玄関だよ」 京太郎「了解」 ーーーーーーーー 透華「それじゃあ行きますわよ!」 純「おう」 智紀「勝つ」 衣「義兄様が観てるのだ負けなどあり得ぬ」 京太郎(やる気満々だな…まあ咲達ならいい勝負になるだろうし楽しみだな) 透華「京太郎さん、みててくださいまし。私達は今回も勝って全国で貴方達にリベンジしますわ!」 京太郎「受けてたちます!…って、俺は男だから透華さん達とは戦えないんですけどね」ワハハ 透華(男女混合なら貴方を先鋒にしたチームの勝ちが確定…) 京太郎「でもまあ、応援してますよ。俺が居た清澄も強いので良い試合になると思いますし」 透華「勝つのは私達ですわ」 京太郎「勝敗についてはノーコメントで…俺は両方応援してますから」 透華「意外と優柔不断なのですわね」 京太郎「友人を区別したらただのクズになりますから」 透華「それもそうですわね」 ハギヨシ「そろそろ着きます」 京太郎「俺は観客席の方に居ますんで何かあったら連絡してください」 透華「ええ、私達の勇姿をその眼で焼き付けてください」 京太郎「席取りもしたいけど…とりあえず朝御飯を買いに行くか」 京太郎「サンドイッチは売ってるのに珈琲が売り切れとか…売店としてどうなんだ?」 マホ「ど、どいてください!」バタバタ 京太郎「えっ?」 バン…バタ…京太郎がマホに押し倒され 京太郎「っ…大丈夫ですか?」 マホ「あぅ…だ、大丈夫です…お兄さんも大丈夫ですか?」 チラ…目が合う ボン…マホのかおが真っ赤になる 京太郎「顔が赤いけど本当に大丈夫か?」 マホ「ま、マホは本当に大丈夫ですか!」ジタバタ 京太郎「そ、そんなに暴れたら危ない」 マホ「えっ?」 ブチュ… 京太郎「っ!」 マホ「っ!!」カァァ マホ「ま、マホの初めて…マホの初めてとられました!うわぁぁぁあん」ポロポロ 京太郎「ちょ、ここでそんな事言ったら!」 通行人「えっ、なにかあったの?」 京太郎「ああもう、とりあえずこっちにきてください!」 ギュ…お姫様抱っこ マホ「あっ…」カァァ 京太郎「なんで朝からこんな事になるんだよ!!」 建物裏 京太郎「ハァ…ハァ…ここまでくれば大丈夫かな」 マホ「…」ボー見惚れている 京太郎「とりあえずおろしますよ」 マホ「えっ、あっはい」 スタ… マホ「あ、あの…」 スッ、ゴン…京太郎が土下座の体制になり 京太郎「本当にすいませんでした」 マホ「えっ?」 京太郎「事故とは言え、大切な唇を奪ってしまいあまつさえこんな所に連れてきて本当にすいませんでした」 マホ「べ、別にマホは、その…」カァァ 京太郎「この須賀京太郎、できる事は全てやります。どうか…どうか許してください」 マホ「あっ…うぅ…何でもですか?」 京太郎「は、はい、何でもです」土下座のまま マホ「ならもう一回…してください」カァァ 京太郎「えっ?」 マホ「だからマホとちゃんとキスしてください!」 京太郎「あ、あの…言ってる意味をわかってますか?」 マホ「何でもするって言ったじゃないですか…」ウルウル 京太郎「いや、確かに言いましたけど…」 マホ「マホの初めてを無理矢理奪ったのにきちんとはしてくれないんですか?」 京太郎「ああ…うう、無理矢理奪った訳じゃあ」 マホ「マホ知ってますよ、男の人は責任とらないといけないんですよ!妊娠してコウノトリさんが赤ちゃんを運んできたらどうするんですか!」 京太郎「それは幻想じゃ…」 マホ「…ならマホが無理矢理奪います!」カァァ 京太郎「はっ?」 ギュ…チュ… マホ「こ、これで許してあげるのです!」 ダッダッダッ… 京太郎「……はっ!なにが起きた」 京太郎「…どこの高校の試合を見に行こうかな」 京太郎「ここは鶴賀…あれ、妹尾さんが映ってる」 アナウンサー「鶴賀高校二年妹尾佳織、二連続役満!!他校を圧倒しています!」 京太郎「役満二連続?妹尾さんってそんなに強かったのか…」 佳織「ツモ、えっと…立直一発ツモ平和清一ドラ3…数え役満?」 アナウンサー「さ、三連続だ!!これでS高校が飛んで鶴賀高校の勝ちが確定します!」 京太郎「…恐ろしいな」 京太郎「妹尾さん」 佳織「す、須賀君!なんでいるの?」 京太郎「昨日から帰ってきてるんですよ。それより試合見ましたよ、役満三連続とは驚きました」 佳織「た、偶々だよ!モモちゃんと打つとああはならないよ」 京太郎「モモも出てるのか…」 佳織「うん、副将だよ」 京太郎「そうなのか…長野県大会はあれそうだな」 佳織「わ、私頑張るから応援しててね!」 京太郎「ああ、応援してます」 昼1 京太郎「昼飯の時間になったな…」 食堂 京太郎「カツ丼…いや天丼にしとこう」 咲「き、京ちゃん!」 京太郎「おう、咲。久しぶりだな」 咲「来てたんなら連絡してよ!!みんな、待ってたのに!」 京太郎「ごめん、色々あってな」 咲「もう…みんな、こっちにいるよ」 京太郎「おお、そうなのか」 ーーーーーーーー 久「それで昨日はどこに泊まったのかしら?」 京太郎「えっと…知り合いの所に」 久「その知り合いは男?」 京太郎「ええ、世話になった人は男ですよ」 久「だそうよ」 咲「本当の事は言ってると思います」 和「咲さんがそう言うなら私は其れを信じます」 京太郎(な、なんだこれは…) 咲「京ちゃん、岩手でうまくやってるの?」 京太郎「うんまあ、ぼちぼちだな」 咲「そうなんだ。向こうでも麻雀は打ってるの?」 京太郎「おう、皆強いぞ」 咲「なら約束は守れそうだね」 京太郎「全国で麻雀を打つって約束か?」 咲「うん。勝って全国でお姉ちゃんと京ちゃんの仲間と打つ」 京太郎「俺の仲間は負けないぞ?」 咲「勝つのは私達だよ」 久「それじゃあ、私達は試合があるから」 優希「私の雄姿をめにやきつけておくんだじぇ」 咲「応援してくれると嬉しいな」 和「勝ってきます」 まこ「ちょっと頑張ってくるとするかの」 京太郎「頑張ってきてください」 ーーーーーーーー 京太郎「さて…試合を観に行くか」 京太郎「清澄だな」 アナウンサー「清澄高校一年片岡優希、四連続満貫以上をアガリ続けています!」 優希「ロン!8900!東場での私は咲ちゃん達しか止められない!」 アナウンサー「またです!今年の長野は怪物達が入り乱れております」 京太郎「あちゃあ…これは、もう相手が可哀想だな」 透華「原村和の試合はまた見れませんの?」 京太郎「たぶん見れないと…あれ透華さん、試合は?」 透華「一達で十分ですわ」 京太郎「そ、そうなんですか…」 透華「それよりも貴方に頼みたいことがありまして」 京太郎「頼み事?」 透華「衣を探してきてくださいませ」 京太郎「探すって…どこに行けばいいんだ?」 京太郎「外にいる可能性があるよな」 桃子「京太郎」 京太郎「おう、モモ。久しぶりだな」 桃子「何処かに行くっすか?」 京太郎「知り合いを探しにな」 桃子「うちらの試合は観にきてくれないんすか?」 京太郎「午前の試合見てたけど妹尾さんだけで終わるだろ」 桃子「ありゃ、ばれてたっすか」 京太郎「おうよ。それより暇ならついてくるか?」 桃子「…そうっすね。先輩達も佳織先輩を褒めるのに忙しいみたいっすから行くっす!」 ギュ…腕を組み 京太郎「ちょ、誰かに見られたらどうするんだよ」 桃子「大丈夫っす!京太郎以外に私は見えないっすから」ニコニコ 京太郎「笑えないぞ」 桃子「私は京太郎が私を見てくれるだけで嬉しいっす」 京太郎「…はぁ、仕方ないな」 桃子「それでどこに行くんすか?」 京太郎「こっちだ」 桃子「場所がわかるんすか?」 京太郎「直感だ。俺はあれの義兄様だからな?」 桃子「えっ、それってどういう事…」 京太郎「さあ行くぞ」 桃子「あっもうわかったっすよ!」 京太郎「ほら、いた」 桃子「えっ?」 京太郎「衣ー、迎えにきたぞ」 衣「うん…おお、義兄様わざわざ迎えにきてくれたのか?」 京太郎「おう」 衣「隣にいるのは陽炎かなにかか?」 桃子「私が見えるっすか…流石、京太郎の妹っす!」 桃子(ここで妹ちゃんの好感度を上げておくっす) 衣「あ、当たり前だ!衣は義兄様の義妹だからな!」 京太郎「なんだ…なんか噛み合ってないぞ」 衣「♪~」肩車状態 京太郎「ご機嫌だな」 衣「うむ!見晴らしが良いからな」 桃子「羨ましいっす」 京太郎「モモを肩車すると俺の精神がガリガリ削られるから勘弁してくれ」 桃子「そ、それって意識してるって事っすか?」カァァ 京太郎「ノーコメントで」 桃子「もう、京太郎は恥ずかしがりやっす!」 衣「義兄様とモモコは仲が良いんだな」 桃子「そうっすよ!京太郎と私は仲良しっす!」 衣「なあモモコ、衣とも友人になって…」 透華「遅いですわよ、二人とも!」 京太郎「見つけてきたんだから褒めてくださいよ」 透華「レディーを待たすのはジェントルマン失格ですわよ?」 京太郎「言い返せない…」 衣「透華、結果は?」 透華「問題ありませんわ。智紀までで終わりましてよ」 衣「そうか…今年は衣の遊び相手がいるか?」 透華「ええ、豊作です。清澄、風越、鶴賀…どの高校にも衣と同じ存在がいましてよ」 衣「明日は満月…衣も全力で打つとしよう」 京太郎「明日の決勝は俺も楽しみにしてますよ」 透華「勝つのは龍門渕ですわ」 京太郎「どこが勝っても不思議じゃないですよ」 衣「明日が楽しみになってきた…モモコも明日でるのか?」 透華「桃子?」 桃子「勿論っすよ。鶴賀の副将でてるっす!」 衣「なら好敵手だな」 桃子「その前に友だちっすけどね」 衣「えっ…衣と友達になってくれるのか?」 桃子「当たり前っすよ」 衣「聞いたか、聞いたか義兄様!」べしべし 京太郎「痛い痛い、聞いてるからそんなにはしゃぐな」 純「それであんなに機嫌がいいのか」 京太郎「そうなんです」 智紀「それなら仕方ない」 純「それで京太郎は今からどうするんだ?龍門渕に泊まるのか他を探すのか」 京太郎「……」 京太郎「今日もお世話になろうかなと」 純「そうか、その方が衣も喜ぶ」 京太郎「でも一緒には帰れません。少し用事があるので」 純「…お前も大変だな」 京太郎「大変だなんて言ったら世の中の男性に殺されますよ」ワハハ ーーーーーーーーー 京太郎「えっと…清澄の控え室はこっちだよな…」 バッ… ??「だーれだ?」 京太郎「…久か?」 久「あら、よくわかったわね」 京太郎「俺が久の事を解らないと思ったのか?」 久「相変わらず口だけは上手いのね」 京太郎「怒ってます?」 久「…別に岩手に言って連絡をくれなかった事やお土産がなかった事なんか怒ってないわよ」 京太郎(……つまり怒ってると) 京太郎「……」 京太郎「淋しかったのか?」 久「えっ?」 京太郎「いや、連絡が無くて不機嫌になってるからさ…淋しかったのかなって」 久「そ、そうよ…京太郎が居なくて淋しかったのよ!」 久(何時もなら否定して落とされるけど私だって学習するのよ、京太郎!) ギュ…抱きしめられ、胸元に抑えられ 久「えっ?」 京太郎「ごめんな、淋しい思いをさして」 久「あっ…うん……寂しかった」カァァ 京太郎「明日、大会が終わったらまたご飯でも行かないか?」 久「う、うん…楽しみにしてる」カァァ スッ…ギュ…離して手を握り 京太郎「それじゃあ、皆の所にいきましょうか」 久「うん…」もじもじ 咲「じゃあ、京ちゃんとご飯食べれないの?」 京太郎「ああ。ごめんな。泊まってる所で食べる予定なんだ」 咲「明日も駄目なの?」 京太郎「それも大切な約束があるから駄目なんだ」 久「……」カァァ、もじもじ 咲「せっかく帰ってきてるのに京ちゃんと一緒に居れないよ…」ウルウル 京太郎「…なんかごめん」 優希「京太郎のくせに咲ちゃんを泣かすな」 京太郎「言い返せない」 和(昨日、お父さんが居なかったら……) まこ(相変わらずモテるのー) ーーーーー 久「それじゃあね、京太郎」 咲「またね、京ちゃん」 京太郎「ええ、明日頑張ってください」 優希「任せろ、私がいるんだじぇ」 京太郎「タコスを作ってきてやるからな」 優希「やったじぇ!」 ーーーーーーー 京太郎「さて…龍門渕に帰るか」 キィーー 京太郎「この音、いつぞやの車の音…まさか…」 バッ…後ろを向く キィーーーーン? 京太郎「なんであの車は俺を引こうとするんだよ!」 バッ、ゴロゴロ…避ける 京太郎「…また、ナンバーが解らない…あの車は俺を殺したいのか?」 ーーーーー ゆみ「おい、今人がいなかっか?」 ??「気のせいだと思うぞ」ワハハ 佳織「…死にませんように…しにませんように…」 京太郎「ハァハァ…やっと着いた」 ハギヨシ「服装が乱れてますがどうかしたのですか?」 京太郎「いや、死にかけただけですよ」 ハギヨシ「相変わらず破天荒な人生ですね」 京太郎「そうかもしれません」 一「おかえり、京太郎」 京太郎「ただいま…」 一「服が乱れてるけどなんかあったの?」 京太郎「いやまあ、いろいろあったんですよ」 一「そ、そうなんだ。もうすぐ夕食の準備ができるから楽しみにしててね」 京太郎「期待してるよ」 透華「明日の決勝の勝利を願って、乾杯!」 一同「乾杯!」 京太郎「まさかの立食パーティー」 純「京太郎、美味いか?」メイド姿 京太郎「ああ、美味しいぞ」 純「じゃんじゃん食べろ。ハギヨシが作ってるからな」 京太郎「なんだ純の料理はないのか?」 純「お、オレの料理なんてないぞ!」一瞬、卵料理に眼を向ける 京太郎「ないのか…なら俺はあの卵料理を食べに行こうかな」 純「お、おい、あれ以外にいっぱいあるだろ」 京太郎「俺はあれが食べたいんだよ」 純「し、知らないからな」 パク……もぐもぐ 純「ど、どうだ?」 京太郎「美味しいですよ」 純「やっぱり不味い…えっ?」 京太郎「だから普通に美味しいですよ。ほら、あーん」 純「えっ、あーん」 パク…もぐもぐ 純「美味しい…」 京太郎「でしょ。純の手料理は美味しいな」 純「うぅ…京太郎の馬鹿野郎」カァァ 京太郎「飯も食べたし…どうしたものか」 京太郎「ぶらつくか…」 智紀「京太郎、少し時間ある?」 京太郎「ええ、大丈夫ですよ」 ーーーーーーーー 京太郎「それでどうかしたんですか」 智紀「御礼を言おうと思って」 京太郎「御礼?」 智紀「貴方のおかげで私は一つの壁を超える事ができた」 京太郎「壁ですか…」 智紀「うん…だから御礼をしようと思って」 京太郎「何かくれるんですか?」 智紀「……」 智紀「この本をあげる」 京太郎「…これってなんですか?」 智紀「雑用の神様になる100の方法2」 京太郎「あの本、続編があったのか」 智紀「嬉しい?」 京太郎「はい、とっても嬉しいです!」 智紀「よかった」 京太郎「寝るか…zzz」

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