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昔話パロ注意 泣いた咲鬼 むかしむかし、ある山に咲ちゃんという鬼が住んでいました。 咲ちゃんは麓に住む村人達とお友達になりたいと思い麻雀喫茶を開きましたが、 村人たちは鬼である咲ちゃんを怖がって咲ちゃんに近づこうとしません。 咲ちゃんは寂しくていつも泣いていました。 そこで、咲ちゃんの友達である京太郎という鬼がある事を思いつきました。 まず京太郎が麓で村人達を襲うフリをする。  ↓ そこへ咲ちゃんが颯爽とかけつけ、京太郎を撃退!  ↓ なんだ、咲っていいやつじゃん!  ↓ お友達いっぱい出来てウルトラハッピー! なんか失敗フラグがたった気がしましたがこの作戦を実行する事にしました。 そして作戦当日、京太郎は棍棒を携え咲と作戦の打ち合わせをしました。 京太郎「よし、じゃあオレが村で暴れてくるから咲はタイミングを見計らって来るんだぞ」 咲「う、うん!頑張るよ私!」フンス 京太郎が村へ向かうとちょうど村の女性たちがいました。 京太郎「おぉ~美人揃いじゃねぇかこの村、ぐへへへ…っとイカンイカン。飽くまでフリだからな、フリ。     よぉ~し…うぉるぁぁぁぁああああ人間どもぉぉ!!!鬼のおでましj」 ぺしんっ バキッ(棍棒の折れる音) 京太郎「へ」 霞「あら、びっくりしちゃったわ。どちら様?」 和「確か山に住んでいるという鬼だとか…確か小柄な女性の様な姿だと聞きましたが…?」 白望「……(ジロジロ)」 照「…よくみたらいけめん」ポッ 京太郎「え、ちょ、あ。あの…」ダラダラ なんと今日はたまたま村の娘達が里帰りで村に集まっていた日だったのです。 淡「あれー、よく見たらコイツ結構イケてる顔じゃん。私と同じ金髪だし」 照「持って帰ろう。それがいい」ガッシ 霞「そうねぇ。若くて体つきもがっしりしてるし…  うふふ、今夜は小蒔ちゃんとも楽しめそうだわ♪」ガッシ 白望「ダルイ…けどこの男とならダルくなさそう…」ガッシ 和「待ってください、まずは両親の前に連れて行って報告してから然るべき役所で手続きを…」ガッシ 京太郎「ひぃぃ!?ちょ、お、お助けぇぇぇぇ!!!!」 咲「だめーーー!!!!京ちゃんは私のなのー!!!」 咲ちゃん、打ち合わせと違う展開になり戸惑ったが、ついに耐え切れなくなったのか 飛び出してきてしまいました。 霞「あら、今度はちっちゃい鬼さんね」 咲「ちっちゃくないもん!!とにかく京ちゃんを返して!!」 照「京ちゃん…そう、この鬼は京ちゃんって言うの。京ちゃん…京ちゃん京ちゃん」スリスリ 咲「むきー!! 京ちゃんを京ちゃんって呼んでいいのは幼馴染の私だけなのー!!」 照「さっきからうるさい小娘」 咲「……自分だって他の人と比べたら小娘なクセに。特におっぱいが」ボソ    ビ キ ッ  照「……言ったな小娘。鬼の分際で人間様に楯突いたらどうなるか思い知らせてやろうか」ギュルルルル 咲「やってみれば?出来るならね…向こうの山に私の麻雀喫茶があるからそこで打とうよ…   そこなら誰にも迷惑かけないで暴れられるからね……」ゴッ 和「ちょっと待ってください。彼を賭けての勝負とあらば私達も黙っていられませんね」ゴゴゴゴゴ 霞「一位になった人がこの子を独占できるってルールかしら?だったら私も混ぜてもらおうかしらねぇ♪」ゴゴゴゴゴ 白望「ダル……でも、一位になったらこの子が手に入るなら……ダルくないかも…」ゴゴゴゴゴ 淡「あれぇ~いいの本気出しちゃって?この超100年生淡ちゃんに勝てると思ってるのかな?」ゴゴゴゴゴ 京太郎「あ、あの…オレの意思は…」 女性陣『何か言った?』ゴッ 京太郎「何でもないっス」 京太郎は悟りました。鬼とは姿形ではなく人の心にあるものだと。 かくして女性たちは咲ちゃんの麻雀喫茶に行って三日三晩、嵐の様な麻雀大会をしたとのことです。 勝負の結果はどうなったのかはわかりません。 ただ、村人からは麻雀喫茶からは泣き声とも叫び声とも区別もつかない声が麓まで響いたと聞きました。 そしてその後にその山にはたくさんの子鬼とやせ細った金髪の鬼を見たという話があります。 こうして、咲ちゃんの麻雀喫茶はますます麓の人から恐れられ誰も近づかなくなったそうな。 カンッ!!

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