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ぷちさき亜種~えぴそーどしんどうじ~ ひめこ「~♪」ズルズル 京太郎「…」 ひめこ「~♪」ガチャガチャ 京太郎「…」 京太郎が休日にリビングでポンコツ幼馴染に借りた面白いという本を読んでいると 何やらガチャガチャズルズルと変な音がする。 京太郎は流石に気になり本に栞を挟むと後ろを向いた。 京太郎「ひめこー何引きずってるんだ」 ひめこ「ぶちょー!」ジャラ 京太郎の見つめた先にはちんまい鶴田姫子が居る。 最近京太郎の周りで現れるぷちさきシリーズの一体だ。 雨に打たれて泣いていた所を保護したのか不思議な行動をする事が多い。 今もぶちょー!と言いながら手に持っていた鎖を嬉しそうに見せてくる。 京太郎はそれを見て渋い顔をする。 何がどう、ぶちょーなのかがわからない…いや、ひめこはぶちょーとしか喋らないのだが。 京太郎「取り合えず…どこから持ってきたかわかんねーけど没収な、床が傷つく」 ひめこ「ぶちょー!?」ガーン 取り上げるとひめこはガーンと傷ついた顔をして目に涙を溜めた。 暫くするとえぐえぐと泣き始める。 此方の事を配慮してなのか静かに泣いていた。 そんなひめこを見て京太郎も罪悪感が沸いてきた。 ため息を1つつくと京太郎はひめこを置いて家を出る。 ひめこ「ぶちょー!ぶちょー!」ビエーン 京太郎「まだ、泣いてたのか」 1時間ほど経ち京太郎が帰ってくるとひめこは先ほどと同じように泣いていた。 それを見て京太郎は買って来た物を袋からがそごそと探しひめこの目の前に置いた。 京太郎「ほれ…これなら大丈夫だろ」 ひめこ「ぶちょー♪」 京太郎が差し出したプラスチック製の鎖を見てひめこは喜んだ。 どうやら鎖なら何でもいいらしい。 これで大人しくなるなと京太郎はほっとし本の続きを読み始める。 京太郎「…」 ひめこ「~♪」ジャラジャラ 京太郎「何してんの?」 ひめこ「ぶちょー♪」 ひめこが京太郎の足に先ほどの鎖を巻きつけていた。 京太郎が聞くとひめこは嬉しそうな笑顔で京太郎を見上げた。 そんなひめこを京太郎は優しく撫でた。 ひめこの生態 ・鎖は全てぶちょー ・自分の物には鎖を巻きつける ・鳴き声はぶちょーのみ カンッ

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