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http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1341941185/ 1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 02:26:25.22 ID:cGpODuPa0 煌「いやぁ、相変わらず何もないですねこの辺は」 煌「福岡と違って空気がすばらですっ」 煌「どうせなので可愛い後輩に会いに行きましょう」 -清澄 旧校舎への坂道- 煌「しかしなんでまた清澄高校なのでしょうか、和も優希もてっきり風越に行くものかと思っていましたが」テクテク 煌「おや?」 京太郎「うおお・・・重い」ヨロヨロ 煌(リュックサックを背負って両手に買い物袋、運動部の方でしょうか) みたいな? 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 02:32:26.39 ID:cGpODuPa0 煌「そこのお方、大丈夫ですか?」 京太郎「え?ああ、慣れてるのでハハハ」 煌「一つお持ちしましょう」スッ 京太郎「わっとと、なんかすみません初対面なのに」 煌「なんの、困ったときはお互い様ですよ」 京太郎「ありがとうございます。ところでこっちは旧校舎ですよ?」 煌「ええ、そこに麻雀部の部室があると聞きましたので」 煌「後輩に会いに行くところなのです」スバラッ 5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 02:39:51.52 ID:cGpODuPa0 京太郎「後輩ですか?」 煌「ええ、片岡優希と原村和と言うのですが」 京太郎「和と優希ですか!」 煌「お知り合いですか?というか旧校舎に向かっているところを見るともしや貴方も・・・」 京太郎「ええ、まあ部員というよりマネージャーなんですけどね」タハハ 煌「?何にせよ旧校舎の何処に部室があるか分からない以上外で会えたのはすばらなことです」 煌「案内していただきましょう」 7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 02:44:20.10 ID:cGpODuPa0 ‐部室‐ 煌「おじゃまします」ガチャッ 京太郎「ただいま戻りましたー」 シーン 煌「あら?」 京太郎「誰も居ませんね、出かけているのかな」 煌「うーん、それはすばらくないですね」 京太郎「よければここで待ちますか?」イス 煌「ではそうさせていただきましょうかねぇ」チョコン 実は夜に書いたけどちんたらしてたら落ちたっていう 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/11(水) 02:51:06.98 ID:cGpODuPa0 京太郎「麦茶でよかったですか?」コトン 煌「わわ、お構いなく」 京太郎「そういえば、ええと・・・」 煌「!言われてみれば自己紹介がまだでしたね、遅ればせながら私新道寺女子高校麻雀部の花田煌と申します」ペコリ 京太郎「改めまして清澄高校麻雀部の須賀京太郎です」ペコリ 煌「よろしくおねがいしますねぇ」 9 名前:時間帯がまずかったぜぇ[] 投稿日:2012/07/11(水) 02:56:23.78 ID:cGpODuPa0 京太郎「ところで新道寺といえば九州ですよね」 煌「ええ、折角の連休なので里帰りというわけですよ」 京太郎「なるほど、遠路遥々ご苦労様です」 煌「すばらですっ」ニコッ 京太郎「ちょっと先に買ってきた物を整理しちゃいますね」 煌「随分買われましたね、何か入用なので?」 京太郎「はい、今度麻雀部の強化合宿を行うのでそれに必要な備品とかですね」 煌「凄い量ですねぇ」 11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 03:03:39.17 ID:cGpODuPa0 京太郎「ふいー、後は当日持って行くだけですね」 煌「お疲れ様です」 京太郎「あとは雀卓を吹いてっと」フキフキ 煌「では私も牌を吹きましょう」 京太郎「えっ、いやでも折角来ていただいて働いてもらうってのも・・・」 煌「なんのなんの、ここで暇を持て余すよりもよっぽど楽しいですよ」 京太郎「なんかすみません色々手伝ってもらって」 煌「いーえ」ニコッ 15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/11(水) 03:09:43.11 ID:cGpODuPa0 煌「ところで須賀君はいつもこれを一人で?」フキフキ 京太郎「ですねー、俺しか男手が居ませんからね」フキフキ 煌「でもこういった細かい掃除等は女子でも可能な気がしますねぇ」 京太郎「あはは、俺は麻雀始めたてで弱いですからね」 京太郎「せめてこういった雑用で役に立たないと」 煌「!!」 煌「すばらですっ!」 16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2012/07/11(水) 03:12:23.24 ID:cGpODuPa0 京太郎「わっ」 煌「自分に出来ることを自分なりにする、すばらですね」ズイッ 京太郎「は、花田さん」 煌「?どうかなさいましたか」 京太郎「い、いえ・・・近いなーと・・・」 煌「!!」バッ 煌「これは失礼」カァァ 17 名前:これ立て直したほうがいいぜぇ?[] 投稿日:2012/07/11(水) 03:18:19.78 ID:cGpODuPa0 京太郎「そ、そういえば新道寺と言ったら北九州最強の高校じゃないですか」(確か部長に言われて調べた資料にあったような) 煌「おや、ご存知とは恐縮ですね」 京太郎「花田さんも出るんですか?」 煌「すばらっ、何を隠そう先日のレギュラー発表で先鋒に選ばれましたよ」エッヘン 京太郎「おおっ、エースじゃないですか!」 煌「すばらっ」フフン 煌「と、言いたいところですが色々ありまして」 18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 03:22:43.29 ID:cGpODuPa0 京太郎「?」 煌「実は「花田先輩だじぇ!」バターン 煌「おっと、お久しぶりです優希」 優希「久しぶりだじぇ!里帰りか?」 煌「和は一緒ではないのですか?」 優希「のどちゃんは咲ちゃんと一緒にメイドだじぇ!」 煌「?何にせよ元気そうですばらなことです」 19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 03:30:30.30 ID:cGpODuPa0 優希「ところで京太郎!タコスは買ってきたか?」 京太郎「おお、ここにあるぜ」ガサゴソ 優希「さっすが忠犬だじぇ!」 京太郎「誰が犬だ誰が・・・花田さんも何か食べます?」ガサゴソ 煌「お構いなく、お昼は食べてきたので」 煌「ところで優希、お友達に犬などと言ってはいけませんよ」 京太郎「あはは、ありがとうございます。でもまあ慣れていますので構いませんよ」 煌「なんと、須賀君はそういう趣味でしたか」スススッ 京太郎「違います、そして露骨に距離を置かないでください」 煌「すばらっ」ニコッ 優希「・・・うー」 23 名前:遅筆ですまんこ[] 投稿日:2012/07/11(水) 03:44:31.22 ID:cGpODuPa0 ガチャッ 久「たっだいまー・・・っと、お客さん?」 煌「お邪魔してます、新道寺女子の花田煌です」スバラッ 優希「中学の時の先輩だじぇ!」 煌「すばらですっ」 久「よろしくねー、それで須賀君」 京太郎「ここに置いてますよー、整理も済ませたのであとは持っていくだけですね」 久「あー・・・そのことなんだけど・・・」 京太郎「?」 久「実は買い物メモに書き忘れた物があって・・・」タハハ 25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 03:52:03.93 ID:cGpODuPa0 京太郎「ええっ!急ぎの物ですか?」 久「ええ・・・まぁ・・・」メモ 京太郎「じゃあ忘れないうちに今から買いに行ってきますね」 煌「!!」 久「悪いわねいつも」 京太郎「行ってきまーす」 優希「京太郎!タコスも頼んだじぇ!」 京太郎「へーいへい、ってお前さっき食っただろ!」 優希「食べちゃったじぇ!」 煌「・・・」 28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 04:03:08.02 ID:cGpODuPa0 一時間後 京太郎「ふいい・・・戻りましたー」 久「お疲れ様ー」 優希「ご苦労だじぇ!」 煌「お帰りなさい」スッ 京太郎「あっ、すみません」ニモツワタシ 久「なんか夫婦みたいね」 優希「なにー!?」 京煌「!」カァァ 煌「ちゃ、茶化している場合ですかっ」セキメン 29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 04:08:46.03 ID:cGpODuPa0 煌「流石にあの坂道を荷物を持って二往復は無茶だと思います」スバラッ 久「そお?」 煌「麻雀部員らしいことを何一つさせてもらってない気がします」ズイッ 久「須賀君はそうは思ってないみたいだけどね」 煌「で、ですが・・・」 京太郎「花田さん」 煌「?」 京太郎「さっきも言いましたけど、俺は他の部員に比べて麻雀歴も浅いしまだまだ素人です」 京太郎「でもそんな俺でも役に立てることがあるのは嬉しい事だと思っています」 煌「!!」 京太郎「だからその・・・なんといいますか・・・」 久「いい心がけね須賀君」 京太郎「部長・・・」 久「その宣言ついでにもう一つお願いしたいことがあるんだけれど・・・暗くなってきたし、ね?」ニコッ 31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 04:15:02.35 ID:cGpODuPa0 テクテク 煌「何から何まですみませんねぇ、元地元ですし送ってもらわなくてもよかったのですが」 京太郎「いえいえ、それでも夜は物騒ですからね」 京太郎「それよりこちらこそすみません」 煌「なにがです?」 京太郎「いや、その俺の事とか・・・気を使わせちゃって・・・」 煌「・・・須賀君」テヲニギル 京太郎「!!な、なんですか?」 煌「実は私、何故先鋒に選ばれたのかわからないのです」 煌「校内ランキングでは5位以上に入ったこともありませんし、得意な打ち筋を持っているわけでもありません」 煌「レギュラーに選ばれたとき、嬉しかったと同時に、何故自分がとも思いました」 34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 04:19:20.05 ID:cGpODuPa0 煌「本当に私が先鋒でいいのか・・・3年生で最後の全国に出られない先輩も居る・・・その中で何故敢えて自分なのか」 煌「ずっと、喜び切れずにもやもやしていました」 京太郎「花田さん・・・」 煌「ですが、今日貴方を見て吹っ切れましたよ」ニコッ 煌「例え直接勝ちに結びつくような物でなくても、理不尽な理由だったとしても」 煌「私は必要とされている・・・役に立てる」 煌「それはすばらなことです」 35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 04:25:08.89 ID:cGpODuPa0 煌「須賀君、本当に有難うございます」 京太郎「・・・花田さん」 煌「なんですか?」 京太郎「長野には古豪風越や強豪龍門渕がいます」 京太郎「それでも清澄は勝ちます、必ず全国へ行くと信じています」 煌「・・・」 京太郎「だから新道寺も、花田さんも来てくださいね」 煌「勿論です、東京でお会いしましょう」 京太郎「約束ですよ・・・ところで」 煌「?」 京太郎「いつまで握ってるおつもりで・・・?」カァァ 煌「も、もう少し」カァァ ~~~~~ 37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 04:32:41.41 ID:cGpODuPa0 ~~~~~ 福岡 煌(んんん、やはりこっちは暑いですねー) 煌(ヒートアイランド現象って奴でしょうか、帰ってきたばかりなのに長野が恋しいです) 煌「すばらくないですねぇー・・・」 「~~~」 「---」 煌「おや?」 哩「・・・糞らいで、エースば先鋒にもってくる」 哩「いつでんそこで打ち負ける、去年は私がだめやった・・・故の方針転換。悔しかよ」 煌(部長・・・と、あの後姿は鶴田さんですね) 哩「そいけん今年は、後ろから順に強い選手ば並べて、先鋒は捨てるって先生が」 煌「!!」 39 名前:>>38昨日の夜書いてたら落ちちゃったぜぇワイルドだろぉ[] 投稿日:2012/07/11(水) 04:41:19.47 ID:cGpODuPa0 姫子「花田が聞いたらマジへこむやろうなー、レギュラーに選ばれてすげぇ喜びよったし」 哩「・・・」 テクテクテクテク・・・ 煌「聞いてしまった・・・うわぁショックぅー」ガックシ 煌(でも・・・きっと彼なら・・・) 煌「なーんってことはないですねぇ!」パァッ 煌(嬉しいことです、私には誰かに必要とされる力がある) 煌(それはエースになれる力じゃないけど・・・) 煌(必要とされる、そんなすばらなことはない) 煌「部長・・・捨て駒、任されましたよ」 第一部 完 41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 04:46:58.41 ID:cGpODuPa0 眠くなるまで小ネタでも書こうかなと 煌「すばらっ!遂に私の携帯に男の人のアドレスが!」 煌「~♪」 煌「早速送ってみましょう」 煌「しかしどう送ったものか」 煌「・・・わかんないっ!おもしろいっ!」 姫子「花田ん奴大丈夫とでしょうかね」 哩「贔屓目に見ても駄目やね」 煌「すばらですっ!」 44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 05:01:05.83 ID:cGpODuPa0 煌(しっかし捨て駒を命じられた以上私は誇りを持ってやり切るつもりです) 煌(あがらせない上で点棒を維持する・・・)ウーン 煌(!!) 煌「それポン!」ジャッ 姫子「お?」 よしこ スチャッ 煌「ポン!」ジャッ よしこ「!」 煌(鳴きまくって流す!これが捨て駒の役割です!) 哩「・・・」 哩(あんなにやる気を出しているのに・・・私が不甲斐無いせいで花田には辛い役割を押し付けてしまうことになってしまった・・・しかも花田はそれを知らない) 哩「く、悔しかよ・・・」 煌「?」 46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 05:27:07.45 ID:cGpODuPa0 起きて残ってたらなんかします お疲れ様ですばら 70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 11:47:51.71 ID:cGpODuPa0 煌「・・・」カコカコ 煌「送信」ピローン 煌「・・・」ソワソワ 姫子「花田ん奴何しよるとですかね」 哩「髪がパタパタしとるね」 煌「・・・」ソワソワ 携帯「メールキテンナー」ピローン 煌「!!」 姫子「部長今の見ました?」 哩「髪が上向いたとね」 煌 パカッ < メルマガ 姫子「うわー花田ん奴すげーショック受けてますね」 哩「髪が下向いたとね」 72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 11:53:32.25 ID:cGpODuPa0 煌「まさか県大会を終えたタイミングで4連休があるとは・・・一日は休校ですが」 煌「そんなわけで長野にやってきたわけですよ!すばらです」 煌「ここは敢えてサプライズ的にいきなり行くべきですね」 煌「まるで通い妻になった気分です」 煌「・・・」テクテク 煌「・・・」テクテク 煌「すばらぁ・・・」カァァ 76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 12:00:20.12 ID:cGpODuPa0 煌「おや?あれは・・・」 京太郎「うう・・・」ヨロヨロ 煌「どこかで見た光景ですね」 煌「・・・」スタスタ 煌「お持ちしましょう」スッ 京太郎「えっ・・・あれっ?花田さん!!」 煌「お久しぶりです」ニコッ 77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 12:04:30.99 ID:cGpODuPa0 煌「相変わらず清澄の部長さんは人使いが荒いですねぇ」 京太郎「あはは、まあ仕方ないですよ」 煌「そっちもお持ちしましょう」 京太郎「あーコレ凄い重いんで・・・」 煌「なら・・・」ガサッ 煌「半分ずつ持ちましょうか」 京太郎「有難うございます」 煌「・・・」テクテク 京太郎「・・・」 京煌(コレは恥ずかしいわ)カァァ 83 名前:>>80キャプテンごめんだし![] 投稿日:2012/07/11(水) 12:10:01.59 ID:cGpODuPa0 部室 京太郎「ふう、なんか毎度手伝ってもらっちゃってすみません」ガサッ 煌「いえいえ、すばらです!」 京太郎「と言ってもウチ今日休みなんですよね・・・」 煌「なんと」 京太郎「ま、まあ折角なんでお茶でもどうぞ」コトッ 煌「有難うございます」 84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 12:14:49.89 ID:cGpODuPa0 煌「あれから、実はレギュラー選抜の理由がわかりまして」 京太郎「納得のいく理由でした?」 煌「ええ、以前なら少しショックを受けたかも知れませんが」 煌「今は自分の役割に誇りを持っていますよ」 京太郎「そうですか、それはよかった」 煌「貴方のおかげですよ、須賀君」 京太郎「え?」 煌「貴方が教えてくれたんです、誰かに必要とされるのはすばらな事だと」 87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 12:21:33.16 ID:cGpODuPa0 煌「有難うございます、今日ここに来たのは須賀君にお礼を言いに来たのです」 京太郎「そんな・・・俺は思ったことを言っただけですよ」 煌「それでも、ありがとうございます」ニコッ 京太郎「っ!」 京太郎「ど、どういたしまして」フイッ 煌「おや?照れてます?」 京太郎「そ、そんなことないです」 煌「すばらですっ!」 89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 12:25:36.21 ID:cGpODuPa0 京太郎「と、ところで花田さんはこれから予定ありますか?」 煌「?いえ、特に決めては居ないですよ」 京太郎「なんか飯でも食べに行きますか?」 煌「!!」 煌「ぜ・・・是非!」 煌(やった!これはどうみてもデートです!すばら、超すばらですっ!) 京太郎(髪がパタパタしている) 92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 12:34:36.45 ID:cGpODuPa0 -タコス専門店 イカす- 煌「まさか地元にタコスの専門店があるとは、なかなかにすばらですね」 煌「味もすばらですっ!」 京太郎「あはは、それはよかったです」 煌「須賀君はよくここに来るのですか?」 京太郎「そうですね、優希がタコスを切らすと五月蝿いですからね」 京太郎「たまに二人で食べに来ますね」 煌「!!」ムッ 煌「そうですか」ジトー 京太郎「えっ、なんかまずいこと言いましたか・・・?」 煌「いいえ、なーんにも」ジトー 煌(そこはすばらくない!)ムシャムシャ 94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 12:40:59.06 ID:cGpODuPa0 煌「もうしわけありませんね、ご馳走になっちゃって」 京太郎「なんの、前回も荷物運び手伝ってもらったのに何のお返しも出来ませんでしたからね」 煌「ですから前の時は菅君に重要なヒントをもらったと」 京太郎「普段どおりすごしてただけで何もしてないような気が・・・」 煌「しましたー」 京太郎「してませんー」 煌「しましたー」 京煌「・・・」 京太郎「あはは」 煌「ふふっ」 煌「なんにせよ今日の日も感謝です。すばらっ!」 京太郎「どういたしまして」 96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 12:54:01.29 ID:cGpODuPa0 テクテク 煌「すっかり暑くなってきましたね」 京太郎「ですね、益々買い出しが辛くなりますね」 煌「ふふっ、どうしても手が足りないときは呼んでください」 煌「遠い九州の地から応援しますね」 京太郎「えーそこは来てくれるんじゃないんですか」 煌「高速バスに乗っても一日かかりますからね、すばらくないです」 京太郎「あー・・・もう少し近かったら気軽に会えるんですけどね」 煌「それはすばらです!」 煌「そうだ、折角なのでお土産を買って帰りましょう」 99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 13:10:33.80 ID:cGpODuPa0 ~~~~ 煌「このとんぼ玉すばらですっ!人の手でこのようなものが作れるとは・・・」スバラァ ~~~~ 煌「むむむ、りんごとバターとドラ焼きが合うなんて・・・すばらですっ!」 ~~~~ 煌「わさびのゼリーがあるとは、これは鶴田さんに買っていってあげましょう」 ~~~~ 煌「いやあ、地元に住んでるからこそ見えなかった新発見がありますね」 京太郎「ですねえ」 煌「すみませんね、色々付き合ってもらってしまって」 京太郎「いいですよ、花田さんと居るとこっちまで元気になれますし」アハハ 煌「え゛っ」ドキッ 京太郎「?」 101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 13:17:12.00 ID:cGpODuPa0 京太郎「そうだ、花田さんに渡したいものが・・・」ゴソゴソ 煌「・・・?」 京太郎「どうぞ」スッ 煌「ぶどうの・・・ストラップ?」 京太郎「花田さん皆のお土産ばっかで、自分の物買ってなかったじゃないですか」 京太郎「これは俺からのプレゼントです」 煌「す、すばら・・・」 京太郎「あ、もしかして微妙でした?」 煌「いえ!すばらです、ありがとうございます!」 煌(ですがこの幸せを呼ぶぶどうストラップ・・・ピンクじゃないですか・・・) 優希「幸せを呼ぶぶどうストラップ ピンクは恋愛運UPだじぇ!」 102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 13:21:13.91 ID:cGpODuPa0 煌「す、須賀君」 京太郎「はい?」 煌「そ、その何と言いますか私・・・」 煌「貴方が・・・あっ!」 京太郎「?・・・あっ」 蛍<バスガデルデー 蛍<ワカクシテシンリニトウタツシタナ 蛍<トーキー 蛍<ハシッテンナー 煌「・・・キレイ」 京太郎「・・・この辺でもまだ蛍って居るんですね」 煌「・・・」ギュッ 京太郎「!」 105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 13:26:15.87 ID:cGpODuPa0 煌「前もここで、須賀君に大事な事を教えてもらいましたね」 京太郎「・・・」 煌「でも、あの時福岡に戻ってからまた」 煌「初めて感じたもやもやに戸惑ったものです」 京太郎「あの・・・」 煌「須賀君、私は前回のお礼をしに来たと言いましたね」 京太郎「は、はい」 煌「もう一つだけ、言いたいことがあるんです」 煌「私は・・・」 106 名前:>>104花田でも違和感だぜぇ すばらだろぉ?[] 投稿日:2012/07/11(水) 13:31:36.70 ID:cGpODuPa0 ダダダダダッ ドア「バターン!」 煌「皆様おそろいのようで・・・すばらですっ!」 哩「遅いぞ花田」 姫子「遅刻ばい」 よしこ「お、遅いよ花田さん」 中堅「・・・」チュー 煌「ふふふ、真打は後から登場するって!」ビシィ 煌「連休明けで体もなまってますが」 煌「何にせよ今日の日は負けませんよぉぅ!」スバラァッ 姫子「・・・花田ん奴大丈夫とですかね」ヒソヒソ 哩「・・・贔屓目に見んでも、すばらたい」 姫子「移ってますよ」 煌「それロンッ!!」 カン 107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 13:32:16.53 ID:cGpODuPa0 あと適当に落としてね!俺は仕事に行きますばら 110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 13:36:18.22 ID:cGpODuPa0 >>109 落ち着くんや 続けようがないで! 124 名前:まだ時間あるな[] 投稿日:2012/07/11(水) 14:25:48.27 ID:cGpODuPa0 煌「んん、夏といえば西瓜ですね」ドーン 京太郎「ふいい重かった、早速食べますか?」 煌「すばらっ!私が切りましょう」 煌「甘くて美味しいですね」シャクシャク 京太郎「・・・」シャクシャク 京太郎「!!ブフッ」 煌「おわっ、どうしました須賀君」 京太郎「い・・・いえ・・・」プルプル 煌「た、種でも詰まらせましたか?水をお持ちしましょうか?」オロオロ 京太郎「いや・・・その・・・く」プルプル 煌「く?」オロオロ 京太郎「クワガタみたいだなと・・・ブフッ」 煌「」 煌「・・・」ププププ 京太郎「うわあすみません種飛ばさないでください」 128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 14:40:35.38 ID:cGpODuPa0 煌「・・・」ポスッ 京太郎「!」ナデナデ 煌「~♪」 京太郎「・・・」ナデナデ 京太郎「!!」スッ 煌「?」 京太郎「自転車」ガシッ 右手に右の髪 左手に左の髪 煌「・・・」ムッスー 京太郎「あはは、すみません」 煌「・・・」ジトー 京太郎「は、花田さん?」 煌「・・・」プクー 京太郎「・・・」ナデナデ 煌「・・・~♪」ニヘラ 京太郎(ちょれぇ) 132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 14:56:52.96 ID:cGpODuPa0 煌「これを咥えるのです」ポッキー 京太郎「!ははーん負けませんよ」パクッ 煌「望むところです」 京太郎「・・・」ポリポリポリポリ 煌「ええっ!?食べちゃうんですか?」 京太郎「え?ポッキーの早食いじゃないんですか?」 煌「・・・」 煌「須賀君にはあげません」ポリポリ 京太郎「なぜにー!」ガーン 135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 15:08:51.71 ID:cGpODuPa0 京太郎「ところでその髪型ってセットしてるんですか?」 煌「いーえ、もともと癖毛なのでくくるとこうなっちゃいますね」 京太郎「おろすとどんな感じなんです?」 煌「それを聞いちゃいますか・・・」 京太郎「花田さんの事は何でも知っておきたいですからね」 煌「」カァァ 煌「と、特別ですよ」シュルシュル 京太郎「!!かわいい」 煌「なっ」ドキッ 煌「今なんとおっしゃいましたか」 京太郎「いえ・・・何も」 煌「もう一回!もう一回お願いします!」 京太郎「その・・・可愛いなと・・・」ポリポリ 煌「」カァァ 京太郎「」カァァ 138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 15:16:05.88 ID:cGpODuPa0 流石に出よう 万が一帰ってきて残ってたら考えます めんどい場合は落としてください 196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 20:03:24.86 ID:cGpODuPa0 ネタがありまへんな どないしましょ 206 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 20:14:09.12 ID:cGpODuPa0 雨<フッテンナー 煌「とーんでもないゲリラ豪雨ですね」 煌「どーすんでしょコレ」 京太郎「今日曇ってたんで折り畳み傘ありますよ」 煌「すばらですっ!」 京太郎「どうぞ」スッ 煌(一つの傘に二つで入る・・・梅雨も捨てた物ではないですね) 煌「!!」 煌「須賀君、肩濡れてるじゃないですか」 京太郎「え?ああ折り畳みだとやっぱ小さいので」ハハハ 煌「風邪を引いてしまいますよ!」ウデクミ 京太郎「わわっ」 煌「これでお互い濡れずに済みます。すばらです!」 京太郎「あ、歩きにくくないですか?」 煌「すばら!」 213 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 20:22:16.72 ID:cGpODuPa0 煌「夏祭りといえばたこ焼きですね」 京太郎「確かに定番ですね」 煌「という訳でお一つ下さいな」チャリン 怜「こぼさんと食べや」スッ 煌「すばらっ!」 煌「早速食べましょう」 京太郎「あれ?爪楊枝が一本しか入ってませんね」 煌「なんと・・・さっきの店で貰ってきま・・・」 煌「!!」ハッ 煌(これは・・・いわゆる食べさせあいが出来ます!)スバラァ 煌(出来るというよりやらせてもらった感がありますね、すばら!)b 怜(ええってことや)b 219 名前:>>204超記憶力も入れてあげてください!わかめが好きな人だっているんですよ!![] 投稿日:2012/07/11(水) 20:31:57.98 ID:cGpODuPa0 煌「今日は七夕ですね」 京太郎「ですね」 煌「こうして遠い長野に居る須賀君とたまに会えると」 煌「織姫の気持ちも分かるというものですよ」 京太郎「俺は彦星ですか?あまり柄じゃないような・・・」 煌「いいえ須賀君、私にとって貴方は誰よりも輝いて見えます」 煌「さながら一等星のようですよ、すばらです!」 京太郎「そんなストレートに言われると恥ずかしいですね」 京太郎「ところで」 煌 用水路 京 京太郎「この位置取りは何なんです?」 煌「織姫の気分を味わっているのです!」スバラァ 京太郎「い、意外とロマンチストですね」 煌「すばら!」 224 名前:博多弁無茶苦茶や[] 投稿日:2012/07/11(水) 20:43:38.05 ID:cGpODuPa0 煌「さて、須賀君が遥々やってくることになりました」 煌「折角ですので手料理の一つでも作って差し上げたいのですが」 煌「私は料理をしたことがありません、そこで!」ソコハスバラクナイ 姫子「いきなり呼ばれた思ったら・・・私も料理できんとよ」 哩「同じく」 煌「なんと、これがお嬢様の実態だというのですか」 姫子「な、なにー」 哩「せからしか、目に物みせたる」 煌「その心意気、すばらですっ!」 ワイワイ 姫子「部長・・・これ大丈夫とですかね・・・」 哩「どれだけ贔屓目に見ても駄目やね・・・」 煌「なんの、料理は味がよければいいのです」パクッ 煌「」バターン 姫哩「花田ぁぁぁ!」 228 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 20:51:13.73 ID:cGpODuPa0 久「一日部長の花田さんよ」 煌「すばらですっ!」 咲「嶺上自摸です」 煌「すばらっ、私としたことが危うく飛ばされるところでした」 和「・・・」カチャ 煌「和、おかわり飲みますか?」コポコポ 優希「犬!タコスをもってくるじぇ!」 煌「優希、もう買っておいてますよ」スッ 久「須賀君、買出しなんだけど・・・」 煌「竹井さん、必要かと思ってここに来る途中にかって来てますよ」スバラッ まこ「・・・部長よりマネージャーのほうが向いとるようじゃの・・・」 久「須賀君と上手くいくわけだわ」 煌「すばらっ!」 232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 21:01:47.57 ID:cGpODuPa0 哩「他の部の奴らは、部活ば糞くらいで他校の男子にチョコば渡しとる」 哩「今年も私はだめやった、故の麻雀一本・・・悔しかよ」ターン 姫子「部長・・・私も打たせてください!」ターン 美子「わ、私も!」ターン 煌「それロンッ!」 美子「!!」 煌(嬉しいことです・・・私にはチョコを食べてくれる方が居る・・・) 煌(それが例え遠い地に住む人でも・・・チョコをもらってくれる) 煌(そんなすばらなことはない!)キラキラ 姫子「きぃー、顔に出とるばい!」 哩「ええいもう我慢ならん、花田を飛ばす!」ターン Σ煌「す゛ばら゛っ!!」 中堅「・・・」チュー 236 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 21:11:28.33 ID:cGpODuPa0 煌「夏といえばプールですね」スバラッ 京太郎「水着がまぶしい!」 煌「おやあ、視線が心なしか下寄りですね」ニヤ 京太郎「い、いえ気のせいです」フイッ 煌「なんにせよ準備運動も済ませたところで」 煌「行きますよ須賀君!」バシャーン 煌「!!」スイー 煌「須賀君!このプール勝手に流れます!わぁぁ」 煌「すばらっ、超すばらですっ!」スイー 京太郎「なんという小動物系・・・」 スイー クルッ 煌「す゛ばら゛っ!」バシャーン 京太郎「ああっ浮き輪が転覆した!」 246 名前:生産系だから日によって労働時間が変わるんだぜぇワイルドだろぉ[] 投稿日:2012/07/11(水) 21:22:11.57 ID:cGpODuPa0 煌「うう・・・まさか壁に当たって転覆するとは」 京太郎「浮き輪の上ではしゃぐからです」 煌「ふふん、須賀君とこうして二人でプールに来れる」 煌「これがはしゃがずにはいられますか!」スバラッ 京太郎「そ、それは光栄です」 煌「で、ですがまた転覆したくはないので手は離さないで下さいね」ギュッ 京太郎「はい、勿論です」スイー 京太郎「・・・」スイー 煌「・・・」スイー 京煌(やっぱ恥ずかしい)カァァ ここからネタ無しッス加治木先輩! 248 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 21:26:56.73 ID:cGpODuPa0 煌「・・・」スバラッ 智美「・・・」ワハハ 煌「・・・」スバラッ 智美「・・・」ワハハ 煌「・・・」スバラッ 智美「・・・」ワハハ 煌「・・・」スバラッ 智美「・・・」ワハハ 煌「・・・」スバラッ 智美「・・・」ワハハ 京太郎「あの・・・一体何を?」 煌「そこでぶつかったのですが」 煌「なにやら親近感を抱いたのでお話をしていたのです」スバラァ 智美「わははー」 京太郎「今のがお話!?」 252 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 21:31:01.63 ID:cGpODuPa0 煌「・・・」ジリジリ 煌「すばらっ!」ファサッ 煌「これで5匹目のクワガタ、すばらです!」 京太郎「おお、花田さん虫取り上手ですね」 煌「でも何故でしょう・・・カブトムシやセミは逃げてしまうのにクワガタは取りやすい気がしますね」 京太郎「そ、それはきっと仲間だと思ってるんじゃ・・・」 煌「」 煌「行くのです、須賀君をやっつけちゃいなさい」 クワガタ<バスガデルデー クワガタ<トキー クワガタ<ウチビョウジャクヤカラ 京太郎「うわあああ森中のクワガタがこっちめがけて飛んでくる」ダダダ 256 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 21:37:08.64 ID:cGpODuPa0 煌「・・・」オソルオソル 京太郎「・・・」 煌「・・・」スッ 煌「すばら!見てください須賀君!」 京太郎「?」 京太郎「髪にティッシュで作ったわっかが引っかかっている!」 煌「ふふふどうです、私の髪は存外に堅いのですよ!」スバラッ 京太郎「ふむふむ、じゃあこれなんかどうです?」カバン 煌「須賀君、流石にそれは重すぎると言う物・・・」スッ 京太郎「えっ!?引っかかった!」 煌「堅っ!?いくらなんでも堅っ!?」 260 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 21:43:25.93 ID:cGpODuPa0 煌「必殺、ハリケーンミキサー!」スバララララ 京太郎「うわあああ」 煌「須賀君のお腹目掛けてとりゃー」ポスッ 京太郎「・・・」 煌「・・・」 京太郎「・・・」 煌「・・・」 京太郎「・・・」ナデナデ 煌「・・・すばらぁ」カァァ 262 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 21:47:45.33 ID:cGpODuPa0 中堅「・・・」チュー 煌「・・・」 中堅「・・・」チュー 煌「・・・」 中堅「・・・飲む?」スッ 煌「では一口」チュー 姫子「あー、間接チューたい!」 煌「!!」 煌「初めてだったのにっ!」クワッ Σ中堅「怒られた」 266 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 21:53:33.71 ID:cGpODuPa0 煌「また日曜日が終わってしまう」 煌「染谷さんの力(?)で移動時間が10分の1になったものの」 煌「この感覚は慣れませんね」 京太郎「あはは、来週は俺が会いに行きますね」 煌「お待ちしてますよ」ダキッ 京太郎「はい、待っててくださいね」ギュッ まこ「お前らまたわしを忘れとるな?」 京煌「!!」ビクーン 煌「こ、これは失礼」カァァ 京太郎「す、すみません」カァァ 268 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 21:58:27.20 ID:cGpODuPa0 煌「カラオケにやってきました!」 京太郎「ワーワー」パチパチ 煌「早速ですが須賀君」スッ 煌「デュエットしましょう」 京太郎「いいですよ、何歌います?」ピッ 煌「~~♪」 京太郎「~~♪」 煌「~そんなすばらな~♪」 京太郎「~~!?~♪」 煌「~~がすばらで♪」 京太郎「勝手に歌詞かえるの辞めましょう」 煌「すばらっ!!」キラーン 269 名前:風呂入るぜぇワイルドだろぉ[] 投稿日:2012/07/11(水) 22:02:27.21 ID:cGpODuPa0 煌「き・・・京太郎さん!」セキメン 京太郎「なんです?」 煌「すばらぁ」ショボーン 京太郎「どうかしました?」 煌「なんでもないですっ」ムスッ 京太郎「えー、変な煌さんですね」ニコッ 煌「!!」 煌「すばら!超すばらですっ!」ダキッ 281 名前:>>271 メンタル的にはがねタイプ[] 投稿日:2012/07/11(水) 22:27:20.68 ID:cGpODuPa0 スクリーン<エイガヤッテンナー 煌「・・・」キラキラ 京太郎「・・・」 煌「うっ・・・グスッ・・・」 京太郎「わーよしよし、なかなかいい映画でしたね」ナデナデ 煌「いやあ・・・ドラを家族や仲間に例えて別れを切りだすシーンは最高でしたね」 京太郎「あのシーンはぐっときましたね」 煌「ですが私は臆病なので」 煌「何があっても京太郎さんだけは河には出せませんね」 京太郎「・・・」 煌「?どうしました」 京太郎「それはちょっと寒くないですか」 煌「ふんだ」プクー 284 名前:>>282 後々違和感なくなったと思うけど賛否両論だね[] 投稿日:2012/07/11(水) 22:32:23.40 ID:cGpODuPa0 まこ「タイムワープ完了じゃ」バシューン 煌「ごきげんようすばらですっ!」 咲「あれ?京ちゃんならさっき優希ちゃんと出て行きましたよ」 Σ煌「なんと・・・」 和「てっきり花田先輩もご一緒かと・・・」 久「これは面白いことになってきたわね」ワクワク まこ「やめんか」 煌「どうしましょ」オロオロ 和「追ってみては・・・」 咲「京ちゃんがそんな人だったなんて・・・」 煌「いいいいいってきます」バターン 286 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 22:34:42.67 ID:cGpODuPa0 煌「・・・いましたね」コソッ 優希「~だじぇ!」 京太郎「~~~」 煌「会話は聞こえませんがなにやら楽しそうな雰囲気」 煌「やはり遠距離恋愛は続かないものなのでしょうか・・・」シュン 京太郎「~~~」 優希「~~~!!」 煌「今日はもう帰りましょう・・・」トボトボ 京太郎「あ、煌さん」 煌「!!」 288 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 22:39:16.02 ID:cGpODuPa0 煌「・・・ごきげんよう」 京太郎「部室で待ってるものかと思ったんですが、迎えにきてくれたんですね」 煌「待つ・・・?何をです?」 京太郎「あれ?部長から聞いてませんか?」 煌「?」 京太郎「誕生日おめでとうございます」スッ 煌「!!綺麗・・・」 優希「私が一緒に選んだんだじぇ!」ドヤァ 煌「あ・・・今日はこれを探す為に・・・?」 京太郎「ええまあ、お恥ずかしながら煌さんが気に入りそうなものがわからなくって」 京太郎「タコスを買いに来るついでに優希に見立ててもらおうかと・・・」ハハハ 煌「京太郎さん・・・すばらです!超すばらです!」キラキラ 久「てなわけなのよ」 まこ「いや先に言えよ」 久「あは」 290 名前:>>289誰やお前www[] 投稿日:2012/07/11(水) 22:46:54.40 ID:cGpODuPa0 煌「・・・」ギィコギィコ 京太郎「・・・」ギィギィ 煌「たまにはこんなのどかなところで童心に返るのもいいものです」ギィギィ 京太郎「ですねえ」 煌「・・・」スッ スタスタ チョコン 京太郎「!!」 煌「やはり京太郎さんのひざの上は落ち着きますね」スバラァ 京太郎「・・・」ギィコギィコ 煌「・・・」ウツラウツラ 京太郎「・・・」ギィコギィコ 煌「・・・」グラッ 煌「す゛ばら゛っ!!」ゴチーン Σ京太郎「わわわ煌さん!」 煌「そこは抱きとめてくださいよ!」プンスカ 京太郎「すみません顔見えなかったので・・・」 293 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 22:54:26.88 ID:cGpODuPa0 京太郎「・・・」ドキドキ 煌「・・・」ドキドキ 京煌(ち・・・ちかい・・・) 京太郎「や、やっぱり二人で入ると狭いですね」 煌「ででででですね」 京太郎「やっぱ俺先に出ますね」ザパッ 煌「あ、待っ・・・」ハシッ 京太郎「えっうわわわ」グラッ バターン 京太郎「・・・」 煌「・・・」 煌京(抱き合う形になってしまった!) 煌「わ、私も出ます・・・」カァァ 京太郎「は、はい・・・」カァァ この日二人は終始カタコトだったそうな 298 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 22:59:38.03 ID:cGpODuPa0 煌「京太郎さんです!」ジャジャーン 哩姫美中「ワーワーパチパチ」 京太郎「よ、よろしくお願いします」 姫子「花田泣かせたら承知せんとよ!」 京太郎「は、はい!」 哩「須賀君、一つ聴きたいことがある」 京太郎「な、なんでしょう」 哩「清澄の副将の打ち筋についてだが・・・」 京太郎「へ?」 姫子「大将のも教えて!」 美子「で、では次鋒も・・・」 中堅「ていうか全員」チュー ヤンヤヤンヤ 煌(・・・なんか違う!!) 300 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 23:07:09.17 ID:cGpODuPa0 煌「リベンジです」ギィギィ 京太郎「また倒れますよ」ギィギィ 煌「今回は秘策があります!」 煌「秘儀七咲ブランコです」チョコン 京太郎「!!」 煌「・・・」 煌(思ったより近い!) 京太郎(こ、これは・・・) 煌「んん・・・」モゾモゾ 煌(吐息が・・・) 京太郎「・・・」ズイッ チュッ 煌「!!」 京太郎「あ・・・すいません・・・つい」 煌「・・・すばらぁ」セキメン 303 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/11(水) 23:10:52.28 ID:cGpODuPa0 さあ完全にネタも尽きたことですし 皆さん寝ましょうか!!
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1341941185/ 煌「いやぁ、相変わらず何もないですねこの辺は」 煌「福岡と違って空気がすばらですっ」 煌「どうせなので可愛い後輩に会いに行きましょう」 -清澄 旧校舎への坂道- 煌「しかしなんでまた清澄高校なのでしょうか、和も優希もてっきり風越に行くものかと思っていましたが」テクテク 煌「おや?」 京太郎「うおお・・・重い」ヨロヨロ 煌(リュックサックを背負って両手に買い物袋、運動部の方でしょうか) 煌「そこのお方、大丈夫ですか?」 京太郎「え?ああ、慣れてるのでハハハ」 煌「一つお持ちしましょう」スッ 京太郎「わっとと、なんかすみません初対面なのに」 煌「なんの、困ったときはお互い様ですよ」 京太郎「ありがとうございます。ところでこっちは旧校舎ですよ?」 煌「ええ、そこに麻雀部の部室があると聞きましたので」 煌「後輩に会いに行くところなのです」スバラッ 京太郎「後輩ですか?」 煌「ええ、片岡優希と原村和と言うのですが」 京太郎「和と優希ですか!」 煌「お知り合いですか?というか旧校舎に向かっているところを見るともしや貴方も・・・」 京太郎「ええ、まあ部員というよりマネージャーなんですけどね」タハハ 煌「?何にせよ旧校舎の何処に部室があるか分からない以上外で会えたのはすばらなことです」 煌「案内していただきましょう」 -部室- 煌「おじゃまします」ガチャッ 京太郎「ただいま戻りましたー」 シーン 煌「あら?」 京太郎「誰も居ませんね、出かけているのかな」 煌「うーん、それはすばらくないですね」 京太郎「よければここで待ちますか?」イス 煌「ではそうさせていただきましょうかねぇ」チョコン 京太郎「麦茶でよかったですか?」コトン 煌「わわ、お構いなく」 京太郎「そういえば、ええと・・・」 煌「!言われてみれば自己紹介がまだでしたね、遅ればせながら私新道寺女子高校麻雀部の花田煌と申します」ペコリ 京太郎「改めまして清澄高校麻雀部の須賀京太郎です」ペコリ 煌「よろしくおねがいしますねぇ」 京太郎「ところで新道寺といえば九州ですよね」 煌「ええ、折角の連休なので里帰りというわけですよ」 京太郎「なるほど、遠路遥々ご苦労様です」 煌「すばらですっ」ニコッ 京太郎「ちょっと先に買ってきた物を整理しちゃいますね」 煌「随分買われましたね、何か入用なので?」 京太郎「はい、今度麻雀部の強化合宿を行うのでそれに必要な備品とかですね」 煌「凄い量ですねぇ」 京太郎「ふいー、後は当日持って行くだけですね」 煌「お疲れ様です」 京太郎「あとは雀卓を拭いてっと」フキフキ 煌「では私も牌を拭きましょう」 京太郎「えっ、いやでも折角来ていただいて働いてもらうってのも・・・」 煌「なんのなんの、ここで暇を持て余すよりもよっぽど楽しいですよ」 京太郎「なんかすみません色々手伝ってもらって」 煌「いーえ」ニコッ 煌「ところで須賀君はいつもこれを一人で?」フキフキ 京太郎「ですねー、俺しか男手が居ませんからね」フキフキ 煌「でもこういった細かい掃除等は女子でも可能な気がしますねぇ」 京太郎「あはは、俺は麻雀始めたてで弱いですからね」 京太郎「せめてこういった雑用で役に立たないと」 煌「!!」 煌「すばらですっ!」 京太郎「わっ」 煌「自分に出来ることを自分なりにする、すばらですね」ズイッ 京太郎「は、花田さん」 煌「?どうかなさいましたか」 京太郎「い、いえ・・・近いなーと・・・」 煌「!!」バッ 煌「これは失礼」カァァ 京太郎「そ、そういえば新道寺と言ったら北九州最強の高校じゃないですか」(確か部長に言われて調べた資料にあったような) 煌「おや、ご存知とは恐縮ですね」 京太郎「花田さんも出るんですか?」 煌「すばらっ、何を隠そう先日のレギュラー発表で先鋒に選ばれましたよ」エッヘン 京太郎「おおっ、エースじゃないですか!」 煌「すばらっ」フフン 煌「と、言いたいところですが色々ありまして」 京太郎「?」 煌「実は──」 「花田先輩だじぇ!」バターン 煌「おっと、お久しぶりです優希」 優希「久しぶりだじぇ!里帰りか?」 煌「和は一緒ではないのですか?」 優希「のどちゃんは咲ちゃんと一緒にメイドだじぇ!」 煌「?何にせよ元気そうですばらなことです」 優希「ところで京太郎!タコスは買ってきたか?」 京太郎「おお、ここにあるぜ」ガサゴソ 優希「さっすが忠犬だじぇ!」 京太郎「誰が犬だ誰が・・・花田さんも何か食べます?」ガサゴソ 煌「お構いなく、お昼は食べてきたので」 煌「ところで優希、お友達に犬などと言ってはいけませんよ」 京太郎「あはは、ありがとうございます。でもまあ慣れていますので構いませんよ」 煌「なんと、須賀君はそういう趣味でしたか」スススッ 京太郎「違います、そして露骨に距離を置かないでください」 煌「すばらっ」ニコッ 優希「・・・うー」 ガチャッ 久「たっだいまー・・・っと、お客さん?」 煌「お邪魔してます、新道寺女子の花田煌です」スバラッ 優希「中学の時の先輩だじぇ!」 煌「すばらですっ」 久「よろしくねー、それで須賀君」 京太郎「ここに置いてますよー、整理も済ませたのであとは持っていくだけですね」 久「あー・・・そのことなんだけど・・・」 京太郎「?」 久「実は買い物メモに書き忘れた物があって・・・」タハハ 京太郎「ええっ!急ぎの物ですか?」 久「ええ・・・まぁ・・・」メモ 京太郎「じゃあ忘れないうちに今から買いに行ってきますね」 煌「!!」 久「悪いわねいつも」 京太郎「行ってきまーす」 優希「京太郎!タコスも頼んだじぇ!」 京太郎「へーいへい、ってお前さっき食っただろ!」 優希「食べちゃったじぇ!」 煌「・・・」 一時間後 京太郎「ふいい・・・戻りましたー」 久「お疲れ様ー」 優希「ご苦労だじぇ!」 煌「お帰りなさい」スッ 京太郎「あっ、すみません」ニモツワタシ 久「なんか夫婦みたいね」 優希「なにー!?」 京煌「!」カァァ 煌「ちゃ、茶化している場合ですかっ」セキメン 煌「流石にあの坂道を荷物を持って二往復は無茶だと思います」スバラッ 久「そお?」 煌「麻雀部員らしいことを何一つさせてもらってない気がします」ズイッ 久「須賀君はそうは思ってないみたいだけどね」 煌「で、ですが・・・」 京太郎「花田さん」 煌「?」 京太郎「さっきも言いましたけど、俺は他の部員に比べて麻雀歴も浅いしまだまだ素人です」 京太郎「でもそんな俺でも役に立てることがあるのは嬉しい事だと思っています」 煌「!!」 京太郎「だからその・・・なんといいますか・・・」 久「いい心がけね須賀君」 京太郎「部長・・・」 久「その宣言ついでにもう一つお願いしたいことがあるんだけれど・・・暗くなってきたし、ね?」ニコッ テクテク 煌「何から何まですみませんねぇ、元地元ですし送ってもらわなくてもよかったのですが」 京太郎「いえいえ、それでも夜は物騒ですからね」 京太郎「それよりこちらこそすみません」 煌「なにがです?」 京太郎「いや、その俺の事とか・・・気を使わせちゃって・・・」 煌「・・・須賀君」テヲニギル 京太郎「!!な、なんですか?」 煌「実は私、何故先鋒に選ばれたのかわからないのです」 煌「校内ランキングでは5位以上に入ったこともありませんし、得意な打ち筋を持っているわけでもありません」 煌「レギュラーに選ばれたとき、嬉しかったと同時に、何故自分がとも思いました」 煌「本当に私が先鋒でいいのか・・・3年生で最後の全国に出られない先輩も居る・・・その中で何故敢えて自分なのか」 煌「ずっと、喜び切れずにもやもやしていました」 京太郎「花田さん・・・」 煌「ですが、今日貴方を見て吹っ切れましたよ」ニコッ 煌「例え直接勝ちに結びつくような物でなくても、理不尽な理由だったとしても」 煌「私は必要とされている・・・役に立てる」 煌「それはすばらなことです」 煌「須賀君、本当に有難うございます」 京太郎「・・・花田さん」 煌「なんですか?」 京太郎「長野には古豪風越や強豪龍門渕がいます」 京太郎「それでも清澄は勝ちます、必ず全国へ行くと信じています」 煌「・・・」 京太郎「だから新道寺も、花田さんも来てくださいね」 煌「勿論です、東京でお会いしましょう」 京太郎「約束ですよ・・・ところで」 煌「?」 京太郎「いつまで握ってるおつもりで・・・?」カァァ 煌「も、もう少し」カァァ ~~~~~ 福岡 煌(んんん、やはりこっちは暑いですねー) 煌(ヒートアイランド現象って奴でしょうか、帰ってきたばかりなのに長野が恋しいです) 煌「すばらくないですねぇー・・・」 「~~~」 「---」 煌「おや?」 哩「・・・糞らいで、エースば先鋒にもってくる」 哩「いつでんそこで打ち負ける、去年は私がだめやった・・・故の方針転換。悔しかよ」 煌(部長・・・と、あの後姿は鶴田さんですね) 哩「そいけん今年は、後ろから順に強い選手ば並べて、先鋒は捨てるって先生が」 煌「!!」 姫子「花田が聞いたらマジへこむやろうなー、レギュラーに選ばれてすげぇ喜びよったし」 哩「・・・」 テクテクテクテク・・・ 煌「聞いてしまった・・・うわぁショックぅー」ガックシ 煌(でも・・・きっと彼なら・・・) 煌「なーんってことはないですねぇ!」パァッ 煌(嬉しいことです、私には誰かに必要とされる力がある) 煌(それはエースになれる力じゃないけど・・・) 煌(必要とされる、そんなすばらなことはない) 煌「部長・・・捨て駒、任されましたよ」 ─── ── ─ 煌「すばらっ!遂に私の携帯に男の人のアドレスが!」 煌「~♪」 煌「早速送ってみましょう」 煌「しかしどう送ったものか」 煌「・・・わかんないっ!おもしろいっ!」 姫子「花田ん奴大丈夫とでしょうかね」 哩「贔屓目に見ても駄目やね」 煌「すばらですっ!」 煌(しっかし捨て駒を命じられた以上私は誇りを持ってやり切るつもりです) 煌(あがらせない上で点棒を維持する・・・)ウーン 煌(!!) 煌「それポン!」ジャッ 姫子「お?」 よしこ スチャッ 煌「ポン!」ジャッ よしこ「!」 煌(鳴きまくって流す!これが捨て駒の役割です!) 哩「・・・」 哩(あんなにやる気を出しているのに・・・私が不甲斐無いせいで花田には辛い役割を押し付けてしまうことになってしまった・・・) 哩(しかも花田はそれを知らない) 哩「く、悔しかよ・・・」 煌「?」 煌「・・・」カコカコ 煌「送信」ピローン 煌「・・・」ソワソワ 姫子「花田ん奴何しよるとですかね」 哩「髪がパタパタしとるね」 煌「・・・」ソワソワ 携帯「メールキテンナー」ピローン 煌「!!」 姫子「部長今の見ました?」 哩「髪が上向いたとね」 煌 パカッ < メルマガ 姫子「うわー花田ん奴すげーショック受けてますね」 哩「髪が下向いたとね」 煌「まさか県大会を終えたタイミングで4連休があるとは・・・一日は休校ですが」 煌「そんなわけで長野にやってきたわけですよ!すばらです」 煌「ここは敢えてサプライズ的にいきなり行くべきですね」 煌「まるで通い妻になった気分です」 煌「・・・」テクテク 煌「・・・」テクテク 煌「すばらぁ・・・」カァァ 煌「おや?あれは・・・」 京太郎「うう・・・」ヨロヨロ 煌「どこかで見た光景ですね」 煌「・・・」スタスタ 煌「お持ちしましょう」スッ 京太郎「えっ・・・あれっ?花田さん!!」 煌「お久しぶりです」ニコッ 煌「相変わらず清澄の部長さんは人使いが荒いですねぇ」 京太郎「あはは、まあ仕方ないですよ」 煌「そっちもお持ちしましょう」 京太郎「あーコレ凄い重いんで・・・」 煌「なら・・・」ガサッ 煌「半分ずつ持ちましょうか」 京太郎「有難うございます」 煌「・・・」テクテク 京太郎「・・・」 京煌(コレは恥ずかしいわ)カァァ 部室 京太郎「ふう、なんか毎度手伝ってもらっちゃってすみません」ガサッ 煌「いえいえ、すばらです!」 京太郎「と言ってもウチ今日休みなんですよね・・・」 煌「なんと」 京太郎「ま、まあ折角なんでお茶でもどうぞ」コトッ 煌「有難うございます」 煌「あれから、実はレギュラー選抜の理由がわかりまして」 京太郎「納得のいく理由でした?」 煌「ええ、以前なら少しショックを受けたかも知れませんが」 煌「今は自分の役割に誇りを持っていますよ」 京太郎「そうですか、それはよかった」 煌「貴方のおかげですよ、須賀君」 京太郎「え?」 煌「貴方が教えてくれたんです、誰かに必要とされるのはすばらな事だと」 煌「有難うございます、今日ここに来たのは須賀君にお礼を言いに来たのです」 京太郎「そんな・・・俺は思ったことを言っただけですよ」 煌「それでも、ありがとうございます」ニコッ 京太郎「っ!」 京太郎「ど、どういたしまして」フイッ 煌「おや?照れてます?」 京太郎「そ、そんなことないです」 煌「すばらですっ!」 京太郎「と、ところで花田さんはこれから予定ありますか?」 煌「?いえ、特に決めては居ないですよ」 京太郎「なんか飯でも食べに行きますか?」 煌「!!」 煌「ぜ・・・是非!」 煌(やった!これはどうみてもデートです!すばら、超すばらですっ!) 京太郎(髪がパタパタしている) -タコス専門店 イカす- 煌「まさか地元にタコスの専門店があるとは、なかなかにすばらですね」 煌「味もすばらですっ!」 京太郎「あはは、それはよかったです」 煌「須賀君はよくここに来るのですか?」 京太郎「そうですね、優希がタコスを切らすと五月蝿いですからね」 京太郎「たまに二人で食べに来ますね」 煌「!!」ムッ 煌「そうですか」ジトー 京太郎「えっ、なんかまずいこと言いましたか・・・?」 煌「いいえ、なーんにも」ジトー 煌(そこはすばらくない!)ムシャムシャ 煌「もうしわけありませんね、ご馳走になっちゃって」 京太郎「なんの、前回も荷物運び手伝ってもらったのに何のお返しも出来ませんでしたからね」 煌「ですから前の時は菅君に重要なヒントをもらったと」 京太郎「普段どおりすごしてただけで何もしてないような気が・・・」 煌「しましたー」 京太郎「してませんー」 煌「しましたー」 京煌「・・・」 京太郎「あはは」 煌「ふふっ」 煌「なんにせよ今日の日も感謝です。すばらっ!」 京太郎「どういたしまして」 テクテク 煌「すっかり暑くなってきましたね」 京太郎「ですね、益々買い出しが辛くなりますね」 煌「ふふっ、どうしても手が足りないときは呼んでください」 煌「遠い九州の地から応援しますね」 京太郎「えーそこは来てくれるんじゃないんですか」 煌「高速バスに乗っても一日かかりますからね、すばらくないです」 京太郎「あー・・・もう少し近かったら気軽に会えるんですけどね」 煌「それはすばらです!」 煌「そうだ、折角なのでお土産を買って帰りましょう」 ~~~~ 煌「このとんぼ玉すばらですっ!人の手でこのようなものが作れるとは・・・」スバラァ ~~~~ 煌「むむむ、りんごとバターとドラ焼きが合うなんて・・・すばらですっ!」 ~~~~ 煌「わさびのゼリーがあるとは、これは鶴田さんに買っていってあげましょう」 ~~~~ 煌「いやあ、地元に住んでるからこそ見えなかった新発見がありますね」 京太郎「ですねえ」 煌「すみませんね、色々付き合ってもらってしまって」 京太郎「いいですよ、花田さんと居るとこっちまで元気になれますし」アハハ 煌「え゛っ」ドキッ 京太郎「?」 京太郎「そうだ、花田さんに渡したいものが・・・」ゴソゴソ 煌「・・・?」 京太郎「どうぞ」スッ 煌「ぶどうの・・・ストラップ?」 京太郎「花田さん皆のお土産ばっかで、自分の物買ってなかったじゃないですか」 京太郎「これは俺からのプレゼントです」 煌「す、すばら・・・」 京太郎「あ、もしかして微妙でした?」 煌「いえ!すばらです、ありがとうございます!」 煌(ですがこの幸せを呼ぶぶどうストラップ・・・ピンクじゃないですか・・・) 優希「幸せを呼ぶぶどうストラップ ピンクは恋愛運UPだじぇ!」 煌「す、須賀君」 京太郎「はい?」 煌「そ、その何と言いますか私・・・」 煌「貴方が・・・あっ!」 京太郎「?・・・あっ」 蛍<バスガデルデー 蛍<ワカクシテシンリニトウタツシタナ 蛍<トーキー 蛍<ハシッテンナー 煌「・・・キレイ」 京太郎「・・・この辺でもまだ蛍って居るんですね」 煌「・・・」ギュッ 京太郎「!」 煌「前もここで、須賀君に大事な事を教えてもらいましたね」 京太郎「・・・」 煌「でも、あの時福岡に戻ってからまた」 煌「初めて感じたもやもやに戸惑ったものです」 京太郎「あの・・・」 煌「須賀君、私は前回のお礼をしに来たと言いましたね」 京太郎「は、はい」 煌「もう一つだけ、言いたいことがあるんです」 煌「私は・・・」 ダダダダダッ ドア「バターン!」 煌「皆様おそろいのようで・・・すばらですっ!」 哩「遅いぞ花田」 姫子「遅刻ばい」 よしこ「お、遅いよ花田さん」 中堅「・・・」チュー 煌「ふふふ、真打は後から登場するって!」ビシィ 煌「連休明けで体もなまってますが」 煌「何にせよ今日の日は負けませんよぉぅ!」スバラァッ 姫子「・・・花田ん奴大丈夫とですかね」ヒソヒソ 哩「・・・贔屓目に見んでも、すばらたい」 姫子「移ってますよ」 煌「それロンッ!!」 カン

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