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俺の創作したタコスミタコスは思いの外優希には付票であった。 優希「なんでタコスにタコスミを入れるかなぁ……」 京太郎「んー、タコ繋がりで良いと想ったんだがなぁ」 優希「どうせ食べさせるなら、てらってない本物のタコスが良いじぇ!」 そもそも、本当のタコスとは何なのやら。 言うなれば、本当のオニギリとは何なのだと言っているのと何ら変わらない。 オニギリにしたって焼おにぎりやら様々な具を入れたもの、チャーハンのオニギリが有るようにタコスにも様々な種類がある。 アメリカ式のハードタコス(日本でタコスって言うとほぼこれ) メキシコ式のソフトタコス。 また、タコスはトウモロコシ粉でなければならず、小麦粉由来の物は俗に言うトルティーヤである。 日本人は何かとオリジナルに拘るが、オリジナルが舌に会うとは限らないわけで。 実際にインドでカレーに近い物を食べると、イメージの違いに困惑するものである。 ハギヨシ「なので、アナタのタコスミを入れるというアレンジも、決して悪い訳ではありません。 料理は発想です。先人たちも、突飛としか言えないアイデアから新たな料理を創作してきました。 ですが、それを受け入れられるには相当の時間を要します」 京太郎「じゃあ、一体どうすれば良いんですか?」 ハギヨシ「なに、ごく単純な話ですよ。 作る人が食べさせたい、食べる人が食べたいと思うような料理を作れば良いのです」 京太郎「なら、変にアレンジしない方が良いっか……」 優希の好みは単純だ。 ソースはレッドサルサ。グリーンは気持ち悪がるからNGだ。 過度の辛味は苦手、どちらかというと甘い味付けを好む。 具には拘りが無いが、薄味の鶏肉は若干苦手だと言っていたからやっぱり挽き肉が無難か。 生地はハード、但し固すぎず歯で噛み千切れる程度に。 そして、出来るだけ温かい作りたてで 京太郎「どうだ?」 優希「おう、うまいじぇ!」 京太郎「そっか、そら良かったわ」 優希「な、なぁ犬……」 京太郎「ん?」 優希「その……私に毎日タコスを作ってくれないか?」 その言葉を京太郎がどの様に受け取ったかは、また別の話。 カンッ!

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