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458 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/12(木) 00:53:30.12 ID:lOhNI51to [5/7] 煌「<●><●> おやぁ? こそこそなにしてたんですかねぇ?」ニヤニヤ 透華「<●><●> レッスンを抜け出してまで、なんとまぁ」ニヤニヤ はやり「<●><●> ニケがけはよくないと思うなぁ」ニヤニヤ 竜華「ちゃ、ちゃうで! うちはその……今のは!」アセアセ 煌「<●><●>」ニヤニヤ 透華「<●><●>」ニヤニヤ はやり「<●><●>」ニヤニヤ 竜華「やめぇやその顔!!」マッカッカッカ 京太郎「う~ん」 竜華「しばらく寝てるんや!!」ドスッ 京太郎「アミバッ!」グシャッ 煌「<●><●>」ニヤニヤ 透華「<●><●>」ニヤニヤ はやり「<●><●>」ニヤニヤ 竜華「ああもう!! なんなんやもぉぉ!!」  こうして、ちょっとした行き違いから始まった騒動は幕を閉じた。  心強い味方である龍門渕透華の存在は、京太郎をどう導いていくのか?  そして――不思議な力によってお互いの胸中を理解し合うことの出来た京太郎と竜華  絆をさらに深くした二人は……果たして、トップアイドルになれるのだろうか?   竜華「(でも、やっぱりうち京太郎君のこと……)」ドクンッ  竜華の中に芽生えつつある感情の正体……  それが、いずれ二人の関係を、予想だにしないものへと変えることを……  今はまだ誰も知らない 459 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/12(木) 00:55:09.22 ID:lOhNI51to [6/7] #aa(){{{                    _ , 、               /ィ--∨  :.- 、               __/  , ,:   } l \.        -―━..、―-             ` ー-, | /{ { l  | |  、.   ミヾV:\/\/\::\              /_/  | / 从 :  ,-}/、 |l |....  / :::::::::∧::::\:::::::::::::ヽ: : : :               /   从ィ愛Ⅵ /ィ愛ク}イ {   /:::::::::::::| \:::::\〉:l:|:ハ: : : :             ` ̄´ { {rI    ,}'    .} }∧ //:::::l::: l:|   .\{≧┤::ハ: : : : .               从∧       八{... |:|:::::l::ト、从  y'´_)心}〉::/:ハ: : : :                   ヾ\ ` ´  イ-=彡八{:::::|∧y'心  .V炒...l//. ハ: : : :                 イ\ヽ _/ノV/ / /\八ハ`Vリ     .:::.//_/ハ: : : : .            .</ |   ゝ、 xく  /Ⅳ / /: : : ∧ .:: ' ___  ///::::::::ハ: : : : .         .<     i  :!ヾく_∨YYY/|. / /: : : /::::.、  Vノ //イ:::::::::::ノ/ ) : : : :     ハ        |   Vミ辷rvノ :! |.}| / /: : : /:::::::介:.. _..:´/:ハ,::::::::::/ /: : : :/)     | ∧        .|   ∨ i|| ノ,ノ ト/_/才~/:::::::/.r≧s升¬リ必'" ̄/ /丶// :     | ∧     _;!    ∧,イ     乂     /jヾリ厂`ヾ r-一 必  ./ / //: : : :     | .:∧__/   `ヽ ///ハ   〈  > "´   /       必 /`ヽ  Y: : : : : .    ハ/   .:         \///〉   У * 、    /   . *´ ̄`*必′ `ー′/ Y\: :    / /   /        ,.   ヽУ`*/    *ヽ、,、/./*     *必、 j (_ノ /、 : ヽ .  / /   /       .′    ∨! ∧      *Ⅳ/*       / ノ乂  ーヘハ: : : .   /   /       / _     ∨_ ヽ       ノ::ヘ       イ / У*へ*八*丿: : : .       ′      ,イ ノ    ノ 八  j` ー<   ` ー一 ´ と⌒Y ヘ. l    ∨: : : :      ;       / / /)...イ/㌢ト、  / ノ        (` く`j l.: :∧ l    ∨: : : : .     i      / イ__///゙/㌢ .:l  く_∠三二ニー..、  (`ヽ ヽ !.: :.:∧!    V: : : : ..    l     .′ ー=彡/k㌢    :l  |ヾ{チ汽f}ニ二:.:.:ヽ 人ヽj__У___:ヽ    /: : : : :       l     .′   ...ノソ      :l  |  戈爻小. `V У ー:′:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ー":.:`ヽ: : : .     l     ムー─┬′      l  |  |: l: :l: ∧  Ⅵ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:丿: : .    {  ̄`ヽ′   :.         l  l  | :l: :l: : ∧  V ̄二ニー:.:.、.:.:.:.:.: ̄`ヽ:/: : : :     j ̄`ヽj::.    :.           l  l  |: l: :l: : : ∧ ;.:.: ∧:.:.:.:.:.:.:.:. \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ: : : :     {    厶::.     ヽ         !   !  ! :!: :! : : : ∧j:.:.:.:.:∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\:.:.:.:.:.:∨: : : : :     :   i:::::::}ヽ      \          !  ! : : : ; : : : :./\:.:.: ∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.′: : : :     i   !::::::ハ:\     \   .′  :  !:.: ; : : ; : :./: : : :ヽ、:.:.:\:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',:.:./ : : : : : :     l   !:::く::::ハ. 个=ー─‐<>/    ;  ! : : ; : : ;., ′: : : : : :`` : .`` <:.:.:.:.:.:У : : : : : : :     l  ハ::{ \:j | ト、:.:.:.:.:.:.. ./    /  ! : : : ; : イ ;: : :ヽ : : : : : : : : :`` : .、 ̄: : : : : : : : : .    ハ. ハ::::::}   i | |:.:ヽ.:.:. . /    /   !: : :.:/: ; : : ; : : : ヽ: : : : : : : : : : : : `` : .、    / ∨::::::::j    !|  :.:.:...\/  /   :! :/: : :'; : : : ;: : : : : : ヽ: : : : : : : : : : : : : : :.`` : .、 .     i::::::::/    i!    .: :/ /┬─ …| : : : : : :.|; : : : ; : : : : : : : ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : .     |:::::/    / \ __//|:.:|:.:|     | : : : : : :.| ; : : : ; : : ヽ : : : : : ヽ: : : : : : : : : : : : : }}} カンッ!! 511 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/12(木) 23:42:08.84 ID:J4wBkOMso [2/3] 【合宿場 夕食】 咲「」カタカタカタカタ 優希「」カタカタカタカタ 京太郎「咲? 優希? なんで震えてるんだ?」モグモグ 咲「っ! な、なんでもないよ!」アセアセ 京太郎「??」 菫「大阪見物は中々楽しかったよ。京太郎君も明日はゆっくり見て回るといい」 京太郎「菫さん、あの……聞いていいですか?」 菫「?」 京太郎「なんであの二人はその……」 照・淡「」ブラーンブラーン 京太郎「吊られてるんですか?」 菫「罰だ」 和「……嫌な事件でしたね」トオイメ 照「ごめん菫……調子に乗りすぎた」ウルウル 淡「菫のバカー!! 変な水着ー!!」ビエェェン 菫「ほぅ……」ゴゴゴゴッ #aa(){{{ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━                  -―――-           |ミ|                   ___             |ミ|              ::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::::::::`丶.     |ミ|                  -        - 、        |ミ|           /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\...... |ミ|                /        ヽ \      .|ミ| .         :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::   |ミ|               /               ヽ \   ..|ミ| .       /::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.....|ミ|         /               ヽ \   |ミ|       :::::::::::::::::::::::::::│::::::::::|\:::|\::::|:::::::::::::::::::::::...|ミ|            /   ./              :.. |ミ| .     /::::::::::::::::::|::::: / | ::|:::::::ト- ::|--∨\ ::::::::::::::::|.゙|ミ|        /   ′ /|     :∧         :: |ミ| .   /::::::::::::::::::/|::::::|ノ|:八 ::::| _..斗-=ミ\| ::::::::::|::::|.゙|ミ|.       / 7  | ./ !     | ∨    o   |.゙|ミ| <ペチャパイー! ... /::::::::::::::| :: /-匕-=ミ\|\|  〃⌒゙ヾⅥ :::::::: |::::| |ミ|       ′◯。 . | / ̄`∨   |´ ̄Ⅵ  O.|     |..|ミ|  真面目の仮面を被ったポンコツー!! .   ̄ ̄ |::::::|::イ /〃⌒ヾ     {{    }} }|/| ::::::|::::| |ミ|       |  |..   i+-、__∨   | ハ_厶ィi´ .|     |..|ミ| .       |:: 八ハ{ {{   }}     ゞ==(⌒) | :: /:::::| |ミ|       |  |  从ト==ミ、ヽ .i '彡==i= . |     |..|ミ| .       |/|::: {. ハ (⌒)==''         ///  |/}:::::| |ミ|       | O  .ハヾ≠ ̄  \{  ̄ヾミ  ◯  ....|..|ミ| .       |:::: ヽ_|... :::../              __,ノ :::::| |ミ..:::      {  |   :i ,,,  ,     u ,,,, /   八   !..|ミ| .       |:::::::::八    ::::   ‐~‐-、   イ - .    :::         |   :}   f-'⌒ヽ   /7 /     |.゙|ミ| .       |::::::::::::个 .._ (_,,. :::: ~~'.,.'⌒´:::::::::::::\::.゙、|        O八   人   ∨ ̄    ./ /}....  / 、| ',.\    レヘ::::::::::::::::::::::_≧=一ァ.:::: /::::.':::::.i ! .ヾ::::.ヽ          \{\( >... ー─'  .仏イ/  /   ヽ , ',. \...   ,|. -'"/゙r ̄ ̄ ̄7____.'  l L .Li--゙l::::i.::::゙.i        ,|. -'"/    ≧ー <    |/ /      i _'., '.,   \..゙/   .ゝ- .,,__     _ /l  .i;:;:;:;:;:;:;◯;;i::::i:::::::゙      /   .ゝ- .,,__.... ̄ |_   _, '".. /:     ハ ...゙゙、 '.,    ヽ、.         >彡......'、'l   '.:,:;: ,"゙゙''"/::/j:::::::゙       {`        >彡   ̄               } .   ゙、 '.,..... l.....ヽ             └-i ヽ  __  /::::::::::::::゙.     l                             l .    ゙、 '.,... l    ヽ           /::::::> -、 " ' -‐,.= 、:::::゙ ::::   l                            l .     ゙、 '., l.      ヽ.       /:::::::::::'´ " /::::::.':::::::::゙::::∧   :::                            } .     ゙、 '.,.l        ヾ.    /::::,, '" .' ./:::::::::.'  :::::::l '., '.,     :::                       /}:        ゙、 '.,         ゝ〆::/::\`/:::::::::::::::l   ::::::::゙::::\'.,      ::                       / / ヽ .         ゙、 '.,        /./ '":::::::::://::::::::::::::::l  , '⌒'., ゞ:::::::',‐- _                        ノ´イ    i             \\   / /::::ィ  ̄ , X::;:::;:;:;:;:::::::::v' ,, ''  ゞ:::::::::::'.,    `                    ´     l              \\ヘ /   >= '" "\   ヾ:::::ヾ i  i::::::::::::::::::'.,     \...._       _,..-'''"           l           {  \\ \/ /      \ :::/:::::::::::i  i::::::::::::::::::::'.,    "´.    ̄ ̄                 l }}} 透華「何があったんですの……?」ビクビク 咲「あ、あんなことになるなんて……」ブルブル 優希「大阪は恐ろしい街だじょ」ガタガタガタ 京太郎「許してあげましょうよ、菫さん」 菫「まぁ、君がそこまで言うなら」シュルシュル 522 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/12(木) 23:55:51.31 ID:J4wBkOMso [3/3] 竜華「……」パクパク 煌「おやおや、清水谷さん? 今日は口数が少ないですね」ムプククク 竜華「っ!!」ドッキィン 透華「あら、茹でタコのようになってしまいましたわ」ニヤニヤ はやり「かっわいー!」ニマニマ 竜華「う、うぅっ……//」チラッ  パカーン! 三人「「「<●><●>」」」ニヤニヤニヤ  シュルシュル 菫「少しは反省したか?」 照「本当の事言ってごめん」ペコリ 菫「……」ビキビキ 京太郎「ほら、大丈夫か淡」 淡「……ありがと」 京太郎「あんまり先輩を困らせるなよ」 淡「だって菫が……私達がタローの邪魔になるって」 菫「それは事実だろう」 淡「でも……一緒に遊びたかったんだもん」ジワッ 照「以下同文」 菫「朝にも言ったと思うが、これは合宿であって……」 京太郎「まぁまぁいいじゃないですか菫さん」カタポン 菫「しかし」 京太郎「今日は結構みっちりやったんで。明日は少しくらい出かけても大丈夫ですよ」ニッ 照「……本当?」 京太郎「竜華さん、いいですか?」オソルオソル 竜華「……」  コンマ安価↓3 ゾロ目でラキスケ 00~29 竜華「ダメや!」 30~89 竜華「まぁ、多少はね」 90~99 竜華「う、うちも……連れてってくれるんやろな?」ウワメヅカイ 534 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/13(金) 00:09:09.30 ID:sfEesBUSo [1/6] 竜華「まぁ、多少はね」 京太郎「本当ですか!?」 竜華「折角大阪来たんやし、見て回らなバチ当たるわ」プイッ 照「やった!」キラキラ 淡「いいとこあんじゃん!!」キラキラ 咲「京ちゃん、明日は一緒にいられるね!」 京太郎「ああ、そうだな」 優希「やったじょー!」ワーイ 和「ふふっ、須賀君とデート……//」モジモジ 菫「ちょっと待って欲しい」ズイッ 煌「あれ? 何か問題でもあったんですか?」 菫「いくらなんでもこの人数で人の多い大阪を移動するのは大変じゃないか?」 はやり「言われてみれば確かにそうかも☆」 ハギヨシ「はぐれる人が出てもおかしくはないですね」フム 照「余計な事を……」 菫「はぐれる候補筆頭のお前が言うな」ペシッ 淡「じゃあどうすんの? みんなで腰紐でも結ぶ?」 透華「班分けするというのはどうですの?」 京太郎「あ、それいいですね!」ポンッ 一同「「「「!?!?」」」」 京太郎「じゃあ俺アミダくじ作ります」カキカキカキ 一同「……」 京太郎「えーっと」カキカキ 538 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/13(金) 00:23:59.88 ID:sfEesBUSo [2/6] 京太郎「できましたよー」 照「(南無大慈大悲救苦救難広大霊感白衣観世音……)」ブツブツブツ 煌「(こ、これは……!)」ギラッ 咲「(京ちゃんと同じ班に入れるかどうかが鍵!!)」ギュッ 優希「(京太郎と同じ班に……!)」ゴゴゴッ 淡「(このアミダくじを支配する……)」ゴゴゴゴッ 透華「(個人的には見物よりもレッスンをしたいですわ)」フゥ ハギヨシ「(荒れなければいいんですが……)」シンパイ はやり「(京太郎君と大阪で……ふふっ)」ニヤリ 竜華「(取ったる!! 絶対に取ったる!)」ギュッ 菫「(運に任せよう)」フッ 和「(須賀君とデート須賀君とデート須賀君とデート)」ポワー 京太郎「じゃあ、皆さん! くじ引いてください!」ニッコリ 女性一同「「「「「「うぉぉぉぉぉぉ!!!!」」」」」」 京太郎「」 コンマ安価 獲得コンマが高い順に班分け ※ゾロ目は確定(二人以上の場合は数値の高い方) 同数値はおもちの大きい方の勝ち 京太郎 A班 確定 照 A班 確定 A班 二人まで B班 四人まで C班 四人まで ↓1 煌 ↓2 咲 ↓3 優希 ↓4 淡 ↓5 透華 ↓6 ハギヨシ ↓7 はやり ↓8 竜華 ↓9 菫 ↓10 和 556 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/13(金) 00:33:49.64 ID:sfEesBUSo [3/6] 【A班】 ・京太郎 ・照 ・煌 ・菫 【B班】 ・淡 ・優希 ・透華 ・咲 【C班】 ・はやり ・ハギヨシ ・竜華 ・和 京太郎「こんな感じですね」 照「出そうと思えば(王者の風格)」ドヤァッ 煌「すばらっ!! すばらっ!!」ヤッター 菫「これは……私にも運が向いてきたらしい」フフッ 淡「」ガタガタガタガタ 優希「じぇぇぇぇぇぇ!?」 透華「不安なメンバーですわ」ズツウ 咲「」フニャッ はやり「男前さんと一緒でうれしいかな?(本当は京太郎君しか見えないけどね☆)」 ハギヨシ「B班が心配すぎます」キリキリキリ 竜華「」バタリッ 和「ふぁ……?」ウルウル 京太郎「明日が楽しみですねー」ニコニコ 567 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/13(金) 00:50:22.09 ID:sfEesBUSo [4/6] 咲「お姉ちゃんずるいよ! なんか能力使ったんでしょ!?」 照「勝てばよかろうなのだァー!!」 優希「朝なら……朝にやっていれば勝てたじょ」ワナワナ 菫「また射抜いてしまったか……自分の腕が怖くなるな」フフッ 透華「は、ハギヨシ……交換を! チームの交換を希望しますわ!」 ハギヨシ「それはこちらこそ申し出たいのですが、しかし……」 透華「え?」チラッ 和「こ、こんなオカルト……」ドタプン 竜華「夢や……夢なんや」バヨエーン はやり「京太郎君と一緒がよかったな♪」ボイーン 透華「キャッカデスワ」ギギギギギギッ ハギヨシ「そう仰られると思いました」クッ 淡「ねぇ、テルー……その権利、頂戴?」ニコッ 照「ウィンウィンウイン(WINだけに)」 淡「は……?」ユラァ 照「やる気? 手加減しないよ?」ゴゴゴゴゴゴッ 菫「また縛られたいのか?」ギロリ 照・淡「「……」」アクシュ 菫「よろしい」 京太郎「??」  こうして、チームはある意味均等に分けられたのである 【Aチーム(チーム京太郎)】 【Bチーム(チーム貧にゅ…ぽんこつ)】 【Cチーム(チームおもちWith執事)】  今回、照がBチームの透華と入れ替わっていたのならば……  それは麻雀界にとって多大なる損失を出す大事件へと変貌していただろう  コンマ神よ、これが貴方の望んだことなのか 京太郎「楽しくなりそうだなー」フフッ  ここ大阪の街で京太郎待ち受ける運命とは――?」  ぽぽぽぽぽ  ぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽ  ぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽ                               574 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/13(金) 00:55:01.63 ID:sfEesBUSo [5/6] 【大阪】  ぽぽぽぽぽぽ #aa(){{{                                   , -―- 、                              /二二二∧                           -=ニニニニニマニ{                              /::::::/::/ {>、\                           /:::/\  / ノ ̄                          /::/⌒ヽ/::::´ _     ぽぽぽぽぽぽ                       _.....:彡::::::{: : /: :\/  )                ___  -‐:::::::::::::::::::::::::l: : l: : :.ノ、_Y           __  -‐:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l: : l/: :/: :〉       /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧: :〉/--彳      /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::/ ∨´ : : : : !     ,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::/::::/ ,ノ: : : : : : :.|     ,::::::::::::::::::::/::::::::::::::::://:::::::::://::::/ /_:.:: : : : : : :.|    ,:::::::::::::::://::::::::::::::/ /::::::/ /::::/ /二\: : : : : リ     l::::::::::/ /::::::::::/  /:::/   |:::/ /ニニ二>--┤     |::::::/  /::::::/   /:/   八:{ /ニニニニニ二|     |:::::{  /::/     i:/      )ノニニニニニニ二| .  八:::::.  l::/        |l     /ニニニニニニニニ| .     \廴,l廴__    八__  /ニニニニニニニ二二|         \         /ニニニニニニニニ二二二二|          `ー―      ̄)ニニニニニニニニ二二二二|                        \ニニニニニニニニニニニ二|                        ̄\__ニニニニニ二二|                           ノ ̄/,777‐┬┘                         /// / l///,|                           ////'   ‘'//,'|                       ////    '///|                         ////       ‘//,|                          _////.        ‘,/,|  ぽぽぽぽぽぽ ::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ :::/:::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::\::::::\ :::::::::::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::ヽ::::::::ヽ ::|::::::::::::::::::::::::::::::}:::::::::::::::::::::::::';::::::::::. ::|::::::::::::::::::::::::::::/:::::l:|::ト、::::::::::::l::::::::::::. ::|::::::::::::::::::::::::::/ }::::l:|::! }:::::::::::lト、::::}i::. :::::::::::::::::::::::::::/_/:/斗 /:::::::::::::l }:::ハ::| ::::::::::::::::::::::::/ /::イ ;シ ':::ヾ:::::::::レ:::/ }j :::::::::::::::/:/ ,斗f笊` .{:::::::ハ:::::::/ 〃 ::::::::::/::::{ ヽ. Vソ  V::/ .::::::} / :::::::/:::::::八 ´  ”   乂 /::::/ ::::::{:::::::::::::::}      /'::/ ::::ハ::::::::ハ:::.      _ノ''" :::{  :::::::{ |:::}   ´ノ/ ぼっちじゃないよー ::::}>::::::リ:/    /::/ ::::リ /i:::{:/≧=ァ'::::::{ ::/ ∧}::/:::::::::八::::::|  ザワザワ  ガヤガヤ     /:::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::ヽ    /::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::',    /::::::::::::::::::∧:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::',    {:::::::::::::{i::::ハヽ:::::::::::ヽ:ヽ_::::::::::::ハ:::::::',    |::::::::::::ハ::(__ヽヽ:::::::::::V \::::::::ハ:::::::ヘ    {:::::::::::ハY´  ヽ \::::::::::\__ィ::::::::ヘ::::::ハ .   V:::::::ゝ ゝ_ノ   ヽ:ヽ:::::::\:::川:ヘ::::::ハ  迷子だよー……    V::::::ハ (__ノ     ヽ:、`ヽ三ミ:\:::ヽ::::ヽ     V:::::ハ         `  /:/\::\:::\:ヽ      i::::ii:ヽi      ⊂つ  (:(ィ:::::ヽ:::)::::::ヽ:\     V:jj:::::j:>..._     /ヽ{::::i::/:/::::\:::\:ヽ }}}  カンッ!! 670 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/15(日) 22:45:53.01 ID:VFsGtm+Ko [2/6] 【合宿二日目 早朝】 管理人「ふっ! はぁっ!!」シュバババッ  テクテク 京太郎「おはようございます」ペコリ 管理人「あ、須賀さん。早いですね」ニッコリ 京太郎「管理人さん凄いですね。まるで闘神の気迫でしたよ」 管理人「ふふっ、お世辞でも嬉しいものですね」 京太郎「(むしろ謙遜してるレベルなんだけど……)」ヒヤアセ 管理人「あっ、そろそろ朝餉を用意しましょうか?」 京太郎「いえ、まだ寝起きなんでゆっくり散歩でもしてます」 管理人「そうですか。では、気が済んだら教えてください」 京太郎「はい。お邪魔してすみませんでした」 管理人「……あの人も、早起きしてくれればいいのに」ボソッ 京太郎「え?」 管理人「あ、いえ! なんでもありません!!」アセアセ 京太郎「じゃ……じゃあ、俺行きますね」スタスタ 管理人「うぅっ、私ともあろうものが……不覚」 ~~~数分後~~~ 管理人「ふぅっ!! はぁっ!!」シュババッ  ダダダダダッ!! 管理人「ん?」チラッ バンダナの男「どこや!! どこにおるんやぁぁぁぁ!!!」キキィィィ!! 管理人「よ、横●さん!?」 バンダナの男「え? 小●姫様!?」ビクッ 管理人「こんなに早くからどうして……?」 バンダナの男「あ、えーっと、あの須賀ってやつに起こされて……」 ~~~京太郎「稽古場で絶世の美女が●島さんを待っていますよ?」 バンダナの男「そう言われて来てみた……のに……」アセダラダラダラ 管理人「あら? 私では不足ですか?」ニコニコ バンダナの男「い、いややぁぁぁぁ!? どうせ修行の相手させられるんやぁぁぁ!!」ダダダダ 管理人「ふふっ、逃しませんよ!!」チョウカソク!!  オシタオシ!! バンダナの男「ふぎゃっ!?!」ズテッ 管理人「じっくり……楽しみましょうね」クスクス バンダナの男「(こんなんばっかし……)」ショボーン 管理人「(須賀さん、ありがとうございます)」カァッ 671 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/15(日) 22:56:39.10 ID:VFsGtm+Ko [3/6] 京太郎「結構広いなぁ……まるで異空間にあるみたいだ」キョロキョロ  まだみんな寝てるみたいだし……もう少し寝てればよかったかも 京太郎「最近忙しかったから、一人になるのも久しぶりなんだよなぁ」  テクテクテク 京太郎「でもたまには一人でいるのも悪く……」ピタッ  本当にそうか?  俺は…… 京太郎「……」  ゴゴゴゴゴ 京太郎「ん? なんだこの音は……」 照「……」 #aa(){{{              __            ´      ``ヽ          /             ∧        /             ⌒ .      /\ i :| |     | |    .:i        ′ ̄|:| :| ト、 ::|人 :| |    .:|     /_| ::| ̄ :|_,.\| えア ヽ ...:|      ̄  | ::|:| えア       r'   :|         | ::|:| 人   '. -   / | i :|         |i :ト、  .:>─┐ {ノ.:/ :ノ .        八 :| \__ rァ'´  /\         ヽ /∨|/⌒/-‐= \          r' 人V_.∠-‐='/   \          人__く_) ̄ ̄ |   _  /          〉、_ //|   _./─〈_∨        三=/:::/ :|   〈   |  | .       三∧::::/:::/    '.   |  |        三Ξ∨/       ′  |  |        三Ξ       _.∧  |  |         ノ/ニニニニ[]ニニニニ∧フ|  |       /            / :. i  i      /              /  _〉     /                     :. ̄ .   /                      :.   /                      i   .′                     |   \__                      }    \ ̄ ̄| ̄ `\         /      \  |    |二二==‐-ィ        ー|ニニニニi|   |    |          |ニニニニi|   |ニニニi| }}} 京太郎「あれは照さん……?」 照「……」 京太郎「(照さんが早起きしてるだなんて……)天変地異が起きる!!」ハラハラ 照「京ちゃん、声が漏れてる」ジトーッ 京太郎「あ、あはは。冗談ですって」 照「……もう」 京太郎「すいません。でも、こんなに早くからどうしたんですか?」 照「ちょっと……ね」トオイメ 京太郎「?」 673 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/15(日) 23:12:35.04 ID:VFsGtm+Ko [4/6] 京太郎「(これはシリアスモードの照さん……?)」 照「……」 京太郎「何か悩みでもあるんですか?」 照「……ううん、その逆。悩みが無くなったの」 京太郎「え?」 照「だから、どうしていいのか分からない」 京太郎「それは、どういう……」 照「私は……京ちゃんに再会する為にこれまで生きてきた」 京太郎「俺に?」 照「……咲とも喧嘩別れして、麻雀で強くなって」 京太郎「……」  そうすればきっと京ちゃんに気づいてもらえると思って……  勝って、勝って勝って勝って。    有名になって――気がつけば全国で一位になっていた   照「取材の時には少しでも京ちゃんに見られることを思って、外面をよくしてたんだ」 京太郎「はい。最初見た時は……その、別人かと思いました」 照「麻雀はそれなりに楽しかったし、京ちゃんを感じることが出来たら……頑張れた」 京太郎「照さん……」 照「でも……埋まらなかった」 京太郎「埋まらなかった?」 照「菫達と知り合って、共に過ごしてきて」 京太郎「……」 照「どれだけ有名になっても、強くなっても……京ちゃんだけがいない」  悲しかった  寂しかった  辛かった 照「……心が枯れていくように、砂時計の砂が落ちていくように」  水の無い砂漠のような生活―― 照「私にとっては地獄の日々だった」  676 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/15(日) 23:31:13.45 ID:VFsGtm+Ko [5/6] 京太郎「……」 照「だけど、京ちゃんに再会できて私の砂漠に雨が降った」トオイメ 京太郎「雨?」 照「抑えようの無い感情が雨になって……乾いた心を潤してくれたんだ」 京太郎「……買いかぶりすぎですよ」 照「ううん。京ちゃんに会えたから、私は心の底から笑えるようになった」  抜け落ちたピースをはめ込んだみたいに絵が完成した  溢れ出た想いはいつの間にか、大海原になっていた 照「私ね。京ちゃんが好きだよ」 京太郎「照さん……」 照「京ちゃんの事を知れば知るほど元気になれるし、京ちゃんの事を思えば想う程幸せになれる」 京太郎「だけど……俺は」 照「それで、私気づいたの」 京太郎「気づいた?」 照「これから何を目標に生きていけばいいんだろう? なんの為に麻雀をすればいいんだろうって」 京太郎「それは……」 照「本当はね、分かってるんだ。私の想い……京ちゃんに届いていないこと」 京太郎「っ!」 照「きっと……それはこれからも変わらないってことも」 京太郎「そんなことは……!」 照「私の頑張りは全て……無駄だった」ウツムキ 京太郎「……それはちが――」 照「だからこれを最後に、したいんだ」 京太郎「最後……?」 照「ねぇ、京ちゃん。今日だけ……今日だけは」 #aa(){{{         /: : : : : : ..::..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.::. : |: : :!       /  : : : : :.:/:::::::::::::/  . :: ::::    :::::: :: ゙、 : :!  |    ,.. '´. . ....:::. . . ..../  ......../:::.:::::../:::/|::::::....:::|:::::..|::::!:::: :|: . |   /: : ....::::::::_/: : :.::/::/:::::::::/:::::::/_,.::ノ !:::::::::;ハ:::::::|:::::i::::: :i: : !  /'´--― '´/: :.::::::::::/:::::∠-‐/ ´    i:::::ー/-|、::/!::::::!:::::: i: :| . レ'´   /: : .:::::::::/::/ //  ̄     /:::/- !:/ !::::∧::::::: ゙、!     /: : :::::::::::::/;ィ^i  ,:r==ミ、   ,!/,;ニ二レ、 i:ノ::::i:::::::::. :!    //: :::::::::::::/::|ヽ! ヾ p:::::。|      b::::。l メ:′:;ィ:::::::::!::l  /イ: :.::::::::::;:イ:::::::::! i    ̄ ̄      ´フ'"´::::://:::::::;ハ人   ̄/: ::::::::/ /:::/:::::::ヽ !  """   ;    /:::::::::/!. /::::/:::リ::::`、   i: :::::/  |::/::::::::::::::λ     _    i:/:::/ /,ノ:/:::::::/::::、::::i   ! :::/    Y::::::::::::/:::丶    `┴―' リ::/ ノ::'"´::::/::ハ::::: ト:::!   ヽ:i      |::::::::;イ:::::::::::: `>、      Vイ::::::::::::/::::ノ |::: :! !:i     `     !:::::/ |:::::/ ̄  ト、 `ー--‐' ´,.ノ:i::::イ::/-‐ ´  |:: ノ レ                 /:::::  ̄Τ: ̄:::::::::::ヽ、           _,,...-‐:i´:::::::::::::::::::||::::::::::::::::::::::::|`ー-..、 }}} 照「京ちゃんの彼女じゃ……ダメかな?」 【てるてるガール の 巻】 679 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/15(日) 23:33:52.08 ID:VFsGtm+Ko [6/6] 玄「凄いことに気づいてしまったのです」 #aa(){{{                  .. ----  .              .  ≦        ミ  .               /    . . . . . . . . . . . .   \          /  . . . : : : : : : : : : : : : : : : . . . . ヽ         . ....: : : : ..:.:./.::.:.. ..:..:..\ ..:.. ヽ: : : ∨‘,           / ./../..:.:.:./:./:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:..:Vヽ: . ∨ハ        / \′:.:.:.:.':.:′:.:.:.:.: |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.Vハ:....ノ i         / .7T..ト....:.:i :i| :i:.:.:.:.{:.|、:{:.:.:.:.:ハ:.:.:.:ト::.i一:. . |       ′/..:|..:|、:.:./|:.|{ :|:.:.:.:.ト:{ \:.、:.:.:/ : ヽ:|:.:.. i: .|       : / ..:i|..:{:.\ |:ハ:{、:.:.:.廴__ 斗<:.:|::.:.:.|:.:|:.:.. |: . .      |:il .:.::ii:八:{::{ |≧十\:∨ ,.     `|:.:.:..ト:|:.:.: |: .{ .      |:|!..:.::,| ..:.トド\ _,   `  z.、__レ|::.:.:.|´j:.:.:..|: .   ( \    / ) {_.}_} r‐       ,|:{ .::/l| .:小≧==' '^     ´` ̄´`!:.:.: |' }:.:.:..|: . {   \ \/ /    _| |_/ )      八| :ハ| .:.:{:.i xxx   ,     xxx |:.:.:.:|_,}:.:.:..|: . .i    .>  /    (__  __ ヽ  __        (__) | .:. 八            |:.:.:.:}V:.:.:..:: . . {   / 〃        | |  ) } (_  ヽ       .イ   i! .:.:| :i::..     丶 ノ     ,:.:.:./:i::.:.:. :i: . .   { {____.     | |  (_ ノ    )  }      〃{   .}: :.:.{ :|::::i:>...      イ/.:.:/i:,′:.::.八 : .l  乂 ___ )    ._ノ         (__ノ      {:i.:{   ハ:.:.:V :::|l:.:.:.}:.r } ̄ __ ノ/:.:./:./:.:.:.:. ::i{: . . { .    八从 ,: .∧ :.{:::::リ::::::ノ 入_/'i{  /ィ /::/:.:.:.:. /::{:. . . .        ∨ .:.:.:.\V‐≦ムイ  /》___.ノイ 7:.:.:.:. /廴:.. . .八        /;..:.:.:.:.:./ \}!  r‐〉ォ´ ̄  }ノ /::.:.:.:./  , ヽ: .∧ .      /:/ .:.:::::/  ノ{{   '介′   i{ ./::.:.:.:./  /  ∨. ∧      ノイ ..:.:.:./! く 廴. / .|乂 __人/::.:.:.:./   /    i: : . .:.     __ノ/ ..:..::厶}/  \ ノ{ /j__ 斗-/::.:.:.. / i /      {: : . ∧ }}} 照「ねぇ、京ちゃん。今日だけ……今日だけは(京だけに)」  デデーン #aa(){{{                     ___                  〃    ´      `丶、 ヾ                /: : : : : : : : : \: : : :ヽ               /: :/: :│: : : : :ヽ : : : : : : :.               : :/:/l: :|: : :|ヽ: : : :│: : : : :.             {{ |: i: ト匕|\:ト-\|: :ト | : :| :| {               } |八{{ ̄ `}}_{{ ̄`}|: :「 | : :| :|  }}                  |汁===介===1|: :|ノ| : :|リ      プルプル                  |: |} -〈┼‐ .:}}: :|ノー弌                  |:个ー‐_ァ==≦l : |_______}、                  |i人___    _リ: :厂 ̄__}\                 /{ ̄   ‐‐==厶イ__彡⌒ヽ : \             {   {: :\_______彡 i :|/{{   }\:ハ {            }}  ∨: 人__∧人__| : i :| {{/  |∨} : } }} .                |八_/  {   | : i :| /{{  | 〈/               /l〃l{  o}   \乂/ i{ リ   \          }   //イ 八   {、    /  }} ,゙|    \          {{ /〃 |  ヽ oヘ   / /{{/│     \ {          / 〃 │ -=い  丶/     /}八         \}}          /   {{.  八    〉 o/´    / {{ }\       \ .         /     .}}/  ∨  }  ,′   /  }} \.\ }}} 687 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/15(日) 23:53:29.63 ID:g809xdifo [1/2] 【二日目 大阪の街並】 竜華「ここが大阪やで!!」デーン  ガヤガヤガヤ  ザワザワザワ 和「賑わっていますね」 透華「人ごみのバーゲンセールですわね」 はやり「うわぁ、美味しそうな匂いがするねっ☆」 菫「ダイエット中の身には少しばかりキツイな」フフフ 京太郎「(照さん……朝のアレは本気なのか?)」 照「むふふー」ギュッ 竜華「ちょ、こらこら! くっつきすぎや」ピピーッ 照「違う班は入ってこないで欲しいんだけど」プイッ 竜華「ほう……?」ビキビキ 煌「ま、まぁまぁ! 少し落ち着いた方がいいかな?」アセアセ 和「(私も須賀君と腕組みしたいです……)」ポワー 菫「照、あまりやりすぎるなよ? 京太郎君はアイドルなんだ」 照「うん、分かってる(照だけに)」 竜華「心配や……」 ハギヨシ「……」 透華「ハギヨシ? ずっと黙ってどうしましたの?」 ハギヨシ「透華お嬢様、非常に申し上げにくいのですが……」 透華「?」 688 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/15(日) 23:55:14.30 ID:g809xdifo [2/2] ハギヨシ「B班がすでに……透華お嬢様以外がロストしています」 透華「」 #aa(){{{ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━                   伝斗ゃ'で~ ̄ ̄ ̄¨功ァュ。                  _. <.   ,....-..、           `丶、 .            /.,.rf厂―''ッ''"゛   !            劣ix           /.    ×←咲チャン..ゞ゙l         l゙´゙!、.....\         Ⅹ....}      ,,..′     .{゙゛   ,,/゙'‐゙ブ゙ヽ .ヽ.   ヽ          Ⅸ..  ゙l     .く、      ゙^"'ーく    !  ! .!...   Ⅹ         /   __,ノ       .\            !  / ,/ .|.     Ⅸ ..     ∧.  /   兵庫    `゙'''、  京都 ..l | .../     !´`'-,,-.  Ⅵ .       ,′.  /             /-,、     !,.,ミ゛滋賀  〉   .,ゝ  Ⅶ .     φ    !             ゙!、`t,,、    l.     |   ./.     Ⅷ ..    i.   、   ___           │  ゙.l    ゙'-/'' '"  ./.     キ      |.¨^^゛.r¨^^゛   ゙''-、_   __,,,,,,l゙●←タコス  __}     |.       |      l              _7''''"   大阪./ `"'""   |     '|.       l ←発信器 .    キ.           _/ /     ,,ノ   |       ヽ,     .`'--、,   i .     Ⅷ.        /  !   ,/★←淡         ,./ 三重    ,!.゙√             ,r'´ ̄ ̄ ヽ .       Ⅶ.      く   ゙l ..i''ヽ-‐'''''''" .ヽ 奈良 |    __,  ,/. ,'       /丶  _//∧      l'⌒ヽ-、_ .       Ⅵ.      ゝ.../  `j       ,ノ     | ... ‐''゛  .`''゙..∨    /  .|ヽヾ、7/ i|     ヘ_/^ヽヘヘ         Ⅸ           /      ./       ,〉 |        Ⅸ....  /    |,⊥ミ∨/l|      ト、  └ユ        Ⅹ           |  和歌山 ヽ    , '"  /.      Ⅹ    !    .i    ト、  ヘ ヌ二¨   ヽ   !          ヽ           ヽ,      .(,_,  ./  ,r'"..     ≠.     l    |L_   ゝヽ_/>ャ=ヽャ‐   \-、            \.          \       ̄ヽ. /      /         i   '7_,.≧=- }} ′ `   ヘ.    \ヽ                ヽ、.          |          /     ,.ィ{         j   ff'"⌒ヽ ノ   、_,.ィi レ、    l ヘ!                `ミ<.      ヽ..、    ./    rf〔              ノ   7弋   , ,    爪从 . i    l                    `≧=‐-=ニ二二ニ=孑≦                  イ    ハ  tt彳′     u   l j    ∧ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━.. //   ! ト、       _   ‐ュ   /7   ∧ヘ                                            /,ハ    ヽヽヘ   f二´-‐'' "   / /    / ヘ ヘ                                               { { ヘ    丶 ゝ _       /∨  /   ヘ ヘ                                               ヘ!  ゝ     \  `  ┬-‐'  /!  ィ′     ヘ ヘ                                                    丶、_  \  广弌irく  l l 〉────'┼‐-、                                                      !| \   Y/ /V ≦ヽl ∨       l   ト                                                      !|   ハ l| ィイ' 7ソトミ、 ヽヽ ヽ.       l   l                                                     厶イ  j ∧/ //ハヽ\∨lルl       l                                                    f´ i   ノ/ ∧∨//  ヾ 、 ゝ'.ノ         l }}} 透華「いやぁぁぁぁぁぁ!?!?!?!」 ハギヨシ「おいたわしや……」ホロリ 京太郎「おいおい、まだ宿を出て十分だぞ!?」 菫「侮ったか、奴らのポンコツ力を」 和「……咲さん、ゆーき」ホロリ 694 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/16(月) 00:06:17.31 ID:XbGCGpORo [1/10] 透華「み、見つけ出しますわ! 龍門渕の全てを賭けてでも!!」フラフラ #aa(){{{     : : .    ヾ 、:     丶: .     . : :、: .   ‘,ヽ: : . .    ヽ: .   . : : : ;,;ヽ: .   ',== 、: : : .   ヽ:. . : :,;才"´  ‘, .   ',   丶: : :.   ‘,. イ    _- . ‘,   ハ   ‘,: : .   ', :   ,.ィ"´  . . . .‘,:.  i: : : : : :', : : :   '; : イ  . : : :,,;。-≦='; :  lミ≧=-} : :   . : : . . :,:ィ升''"´    _',: : !  ` '''l : :  .: : : ィ匁'"     ,+±-, :. l、   l : :  i : : 才        rTlllllllllli, : l+  l :   .! : :        丈llllllllllllli : ll  八 : . .ハ : :         于+lllllllllllli, :.!   .ヽ : . ヘ : : 、       '±┼十´l:.l    ヽ : . ', : ミ爻x、            l:l     ,ィx : . ベ''爻≧ト.,,_       l:! _,,.。ャ爻彡ム: : : `: 、ヾミミ=爻三圭ニ圭非圭圭彡''"- ',: :   ` ー` ‐=ニ:三三三ll三ニ≠二 ‐ ! :            ̄ - l!=ニ= ´   .! : }}} ハギヨシ「かしこまりました。すぐにでも手配を!」 竜華「そないなことせんでも、うちらで探したらええって」 和「そうですね。二人が心配ですし、私達も手伝います」 はやり「面白そうだね、はやりも手伝うよ!」 ハギヨシ「しかし、よろしいのですか?」 和「大阪見物はまたの機会がありますから」 竜華「土地勘ならうちが一番やし」ドヤッ はやり「こういうのって大人の役目ですからね」 ハギヨシ「ありがとうございます!」ペコリ 京太郎「じゃあ、オレ達も……」 菫「あー、それなんだが京太郎君」 京太郎「はい?」 菫「A班まで捜索に出れば、照が迷子になる可能性が高い」 照「そんなことはない」 菫「なので、今日は京太郎君が照のお守りをしてくれないか?」フフッ 京太郎「菫さん?」 菫「頼む……元気づけてやってくれ」ポンッ 京太郎「……はい!!」 菫「うん。いい返事だ」クスッ #aa(){{{         ,r‐─===‐-    _        /::::´:::::::::::`ヽ:::::\::::::`ヽ      . "/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.      /:::/::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. .    /:::/::/ :/:::::::::|i:::::|:::::li:::::::::::}:::::::::::::::.    //イ::/⌒i:::|::|:::|i:::::l⌒|i:::::::::::}::::::::::::::::i   .'/:::∨ ,,__|i_|:」_八_/i::::リ:::::::::::}::::::::::::::::| .  〔//::::〔 ̄`   =ミ、/ :::::::::::}::::::::::::::::: .  //|::::::|  ′  ""  /:::::::::::::リ::::::::::::::::′   :/_:|:::从        /:::::::/:::/:::/:::::::::::/   〔 |_:/ハ  t  ァ /___::/:_/:::::':::::::::::/   .*゚      /::::::.      ./::::::::,::::::::|i:::::::::′     ゚+'. .    /:::/:::::ーr‐  ´/:::::::::ハ:::::::|i:::::::::|       '%    /::::'::::::::_.ノ〕  .:::::::::://> :::::::::|    .:::::::〔´  /   ':::::::::/     `ヽ   ':::::::〃 /   /::::::::::'         \ . /:::::::::::|  ∧_/:::::::::/       /⌒\ / ::::::::::::| .′/::::::::/       /     ヽ }} 菫「さて、私は淡の行きそうな場所を探すとするか」 699 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/16(月) 00:18:51.87 ID:XbGCGpORo [2/10] 【一方その頃 通天閣付近】 淡「ねーねー、こいつどう思う?」つ京太郎の写真 大阪のおばちゃんA「あらぁ~、えらい男前の兄ちゃんやねぇ!」 大阪のおばちゃんB「アイドルみたいやん! うちがもう10歳若うかったら手出すんやけどなぁ」 大阪のおばちゃんC「あほ! このお嬢ちゃんの彼氏に何言うとんねん」 淡「違う、彼氏じゃないもん!!」ムスッ おばちゃんA「せや! どう見ても兄妹やろ! せやな?」 淡「えへへ……うん!」パァァ おばちゃんB「ほんまそっくりやん!」 おばちゃんC「美男美女やなぁ……ほら、アメちゃんやるで!」スッ 淡「……」ニマニマ 【一方その頃 道頓堀付近】 優希「おー! これは中々の中々だじぇ!」モグモグ タコス職人「OH! 喜んで貰えてベリーハッピーねー!」 優希「だけど京太郎のタコスには敵わないじょ!」 タコス職人「Whats? KYOUTAROU?」 優希「日本一のタコス職人の名前だじぇ……覚えておけ」キリッ タコス職人「GOOD! その名前、必ず覚えておきマース!!」 優希「……そう言えば、京太郎はどこだじょ?」モグモグ 【一方その頃】  ドガァァァァン!!  ガラガラ  タタタタッ  バンッ! バンッ!!  バターン!! 赤い外套の男「やれやれ、こりゃまた……とんだマスターに引き当てられたものだ」ドヤッ 咲「あ、えと……」 #aa(){{{                  ~~    ~~                    -―――-    ~               ~ .....::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::::::::`丶             /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\  }             } .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. {            { /::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.            .:::::::::::::::::::::::::::│::::::::::|\:::|\::::|:::::::::::::::::::::::. }          } /::::::::::::::::::|::::: / | ::|:::::::ト- ::|--∨\ ::::::::::::::::| {        { /::::::::::::::::::/|::::::|ノ|:八 ::::| _..斗-=ミ\| ::::::::::|::::|       /::::::::::::::| :: /-匕-=ミ\|\|  〃⌒゙ヾⅥ :::::::: |::::|  }    ココどこ…         ̄ ̄ |::::::|::イ /〃⌒ヾ     {{    }} }|/| ::::::|::::|  {       {  |:: 八ハ{ {{   }}     ゞ==(⌒) | :: /:::::|        } |/|::: {. ハ (⌒)==''         ///  |/}:::::|             |:::: ヽ_| ///              __,ノ :::::|  } .          { レヘ::八     _.. ‐~‐-、   イ ::::::::::::/  {            }   ∨个 .._ (_,,.. ‐~~' イヘ:::/|/∨                  \|  _≧=一ァ  〔/⌒T:iT7ス                 r=Ti:i:i:i:i:i:7____/i:i:i:i:i:i:i/ ∧  }                {  ∧i:i:i:i:i:i:i:i:|   /i:i:i:i:i:i:i/   / ∧ {                 } / {\/⌒)_∠二二/|    / ∧               /  ゙T{  二(__ `ヽ        _ヽ             /   ∨ハ.  {_  /     \/  _〉 .            { /\ _ |  ノ   _) 人._     |_/|/ }               } \_____,|/  /i:i\     ̄ ̄`ヽ  j  {              ∨ /   /|i:i:i:i:i|\            |               /     /´|i:i:i:i:i|  丶 ... ______丿 }}} 赤い服の金欠ツインテール「(なんか変なのがいる!?)」ガビーン 【現在地 冬●市】 703 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/16(月) 00:33:27.70 ID:XbGCGpORo [3/10] 【そして大阪】 照「……」 煌「……」 京太郎「さて、残ったのはオレ達だけですね」 煌「まさかたったの十分で三人になるなんて」 照「何の為の班分けだったんだろうね」トオイメ 京太郎「ですよねー」 煌「うーん。とりあえず、私達だけでも色々と見て回ればいいんじゃないかな!」 京太郎「それもそうですね。折角の大阪なんですし」 照「くいだおれ!?」キュピーン 京太郎「ちゃんと夜ご飯の事も考えてくださいよ?」 照「分かってる。それに、夜ご飯はまた別腹」ワクワク 京太郎「大丈夫かな……?」 ~~十数分後~~ #aa(){{{    ,;r────ーュ  ; |l| \`l::.  |  ;γ´     'ヽ     γ´       'ヽ        :,   ,, || ̄ ̄|| ̄ ̄||   :|l|,、 .:i |::.   | :; || ̄ ̄|| ̄ ̄||    || ̄ ̄|| ̄ ̄||     ;,.:' ,;:.: " ||    ||//  || ~;:|l| \i |::.   |  ||    ||//  ||  ,";; ||    || // || ,'  γ´ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ ;   .,;||==||==||   /三三 三 三三\ =||==|| .;:,   ||==||==||    /.lニニニΨニニニl.ヘ    ;;||  //||    ||゙/三三三三三三三三\..||    ||    ||//  ||    ||  .;:' ,|| ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄|| ;:,  ,  '{ニニニニ.. /三三三三三三三三三三\..  ̄'| ;.  | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'|   :||___||___|| ;:     : :::::::::::::: , lllll、| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|.゙ ̄ ̄ ;:    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .:'',.; || ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄|| _______________.゙l三三l タ | コ .| や _|. き | 屋 | . ____________||___||___||__ _,|__|_......|三三|__|__|__|__|__|\l゙::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: || ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄||:::: ,__|__|......ヽ三ノ .|| ∧_∧. \ :..|::::::::::::::: ||  |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ||___||___||:::: _,|__|__|__|..||(;・∀・ ) :::::\|__......||.._________,. - ――-- 、゙______,||:::: :: :: :: :: :: :: :: :゙||O     づ: :: :: :: ::.゙|| . :: :: :: :: :: :: . , -、´     - 、    、..゙:: :: :: :: :: , . {二二二二二二二二二二二二二二二二二〕.゙/三/三/三/..,.:/           \   \ /三/三/三 :: :: :: :: :: :: :: :゙| ____________| . :: :: ::  :: / '   |  、    \  \   ヽ.....:: :: :: :: ,===============.-| |   ヽ;;;;::::::::::;;;ノ   | | =========.゙/ |   |  | ヽ l  ヽ   :.   |゙=========                                   / _,∧{ | _|__,从  | |-、  l   |                       _,.  -─……─-.        ̄ / ∧ {'Ⅵ___ ヽ、 l ノィ { ∧{                                       { /ィ从\ Vソ '  ∨| |、 从{  \       モグモグ!!  :´........................................................\.         〃     u /イ}/ } /∧  もう、口にこんなにつけて……            /.......................|........ト、..............................ヽ        ` ー、 _     //////{    ガツガツ!! ../....................| |...i|........| \...........|....|                `ヽ`_....イ </////`> 、         /.........../ .....|.._|_八......|   \__....|............i       ,__ _}/∧  \/////////>          ̄  ̄ ̄|...|....| [   \|    \|....|............|  _人_ ,ィ////////〈   「//////////////> 、               |...|....| 三三三  三三三  |............|  `Y...////////////{  ///////////////////}               |...ト..| xxxxxxx   xxxxxx  |............|.    l//////////// Y////////////////////|              i|...|....|                 |............|..   i//.///////// (_)////////////////////|              ||...|..人 。        。o  人.......l..| |i... と,..--ィ `¨¨ヽ、//////////////|////////|              八Λ  |lY⌒Yli===(   .<......../|/.    |//|/ ,ィ,-     \////////////////////|               / ̄::::.|l| `ニ´l| /  /:::::/ \ ヾ     |〈∨ // ,.--、  /⌒\//////// |////////|              /. \:::|i(´ )l||./_/:::::/   ハ       |/`{ノ l{ノ///`>/////\////// |////////|             /...   l|l ¨´l|!フ::::::/.      ', 〃   l.////.|//////.{////////\//// }////////}            /  i|l  !|!'⌒Y!|l,'⌒Y⌒Y⌒; ハ ;      |////..|///////\////////\/_ノ/////// /             \    !lゝ._ノ、 二二二二二(_ノ/ i|l   |/////i./////////\////////////////// }}} 京太郎「ほら、こっち向いてください」フキフキ 照「んー」 京太郎「ほら、綺麗になりましたよ?」 照「えへへ……// ありがとう京ちゃん!」パァッ 京太郎「もう、世話が焼けますね」クスッ 照「……うん」ギュッ 707 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/16(月) 00:45:43.71 ID:XbGCGpORo [4/10] 【とある公園のベンチ】 照「うぅ……」 京太郎「だから食べ過ぎちゃダメだって言ったんですよ」プンプン #aa(){{{            :_,.  -─……─-  :        :       .:´........................................................\:    :/.......................|........ト、..............................ヽ:  : /....................| |...i|........| \...........|....|............ :/.........../ .....|.._|_八......|   \__....|............i: : ̄ ̄ ̄|...|....| [   \|    \|....|............|:       :|...|....|┬─┬    ┬─┬ |............|:       : |...ト..| 乂:::ノ     乂:::ノっ|............|:     :i|...|....|                 |............|:      :||...|..人     , _       人.......l..|:       八Λ.....>      _   .   <......../|/       \|\_,ノ⌒ 〈___/ ⌒>‐-ミ:       ;/ ̄ |:\ ∧ /  /:::::/  \;        :/   |:::::::\ ∨_/:::::::::/   ハ:       :/     \:::::::Χフ:::::::::/      /        ̄/:Τ:< ̄        ',;      ;\   |    〈::::∧:::〉       |  /: }}} 照「おなか痛い……ぽんぽんさすって」ウルウル 京太郎「いや、それは流石に。煌さんにお願いすれば……」 煌「ちょっとお花を摘みに行ってきますね。ついでに正●丸でも買ってきます」フフフ 京太郎「うぇっ!?」 煌「……(宮永さん、今日は貸しにしておきますよ)」フフフ  タタタタタッ 京太郎「煌さぁぁぁぁん!!! 貸しにしすぎじゃないですかぁぁぁ!!」 照「うぅぅ……いたぁい」ポロポロ 京太郎「ああもう!!」    スッ  サスサスサスサスサス 照「ふぁっ……」ビクンッ 京太郎「くすぐったいですか?」 照「……ううん。気持ちいいよ」ポワワン 京太郎「ここらへん、かな?」サスサス 照「んぁ!? そ、ソコはダメ、だよぉ……」ハァハァ 京太郎「え? じゃあ、ここですか?」サスサス 照「っ!!」ビクビクッ 京太郎「あ、痛かったですか!?」アセアセ 照「……ほぼイキかけました」キリッ 京太郎「は?」ピタッ 照「うぅぅぅ、痛いよぉ」ポロポロ 京太郎「あ、すいません」サスサスサス 照「あふー」ポワワワーン 710 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/16(月) 00:54:59.35 ID:XbGCGpORo [5/10]  サスサスサスサス 照「……」ポーッ 京太郎「落ち着きました?」 照「……うん、ありがとう」 京太郎「これからは気をつけてくださいね」 照「……」ウツムキ 京太郎「照さん?」 照「ねぇ……京ちゃんは、どうしてそんなに優しいの?」 京太郎「え?」 照「昔からそう。バカみたいに他人の事ばっかり」 京太郎「それは……」 照「アイドルだってそう。元々は誰かの為だったんでしょ?」 京太郎「……そうです」  今だってそうなのかもしれない。  優希には自分の為にやっていることが楽しいって言ったけど……  俺が本当にアイドルを目指す理由は、今でもきっと…… 照「そしてそれは……」  コンマ安価↓3 京ちゃん【覚醒】 00~29 照「私の為、でしょ?」 30~89 照「……」 90~99 照「私の為じゃ……ないんだよね」 717 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/16(月) 01:07:42.55 ID:XbGCGpORo [6/10] 照「……」 京太郎「照さん……?」 照「ううん。なんでもない、ごめんね変な話しちゃって」スッ 京太郎「あっ……」 照「もう大丈夫。それよりも、次どこに行くか決めておこう?」 京太郎「でも、お腹は……」 照「折角、今日だけは京ちゃんの彼女になれたんだから……寝てばかりもいられないよ」フフフ 京太郎「照さん、俺は……」 照「それ以上はダメ。だって、まだ魔法は解けてないんだから」 京太郎「……」 照「……まだ私は」 #aa(){{{          ,..: ' ´ ̄Τ ̄`丶、          /: : : : : : : : : : : : : : :\        /: : : : /:..:::::..:::::... ::... :... : :`、       ./ ./::i::|::::/::i::::::::::::::::::::、::..、:: !       /   ! .| | :| .:|::::.   |、  ! ..:| ::|       i ::/!::|:::|::|:::::|:::ハ:::::::::::i:|::::::|::::::|:.!     i:.:/ |:::|、|::|:::::|::| !|:::::::i:::i|:::::i|::::::!:|     !/  |::::{ 、!ハ:::!| ヾ::::|i::| |:/i:::/:::!        |::::`ー、ヽ!   ,ヽ!V ´ ノィ:::/        |∧:::::::ヽ、  _ __  /::/::/     r、<´ ̄ ヽ:::、:リ `ー--イ/w/::/    /  \゛、  `、:!:i      リ  !:/ ` ヽ,、  /  !  \、   `ヾニー-ニ/  ソ  /∧| (    \ !ヾ、   `、   /     /イ  ゙、 . ヽー‐-、  ヽ! ヾ、、  ヽ /   /イ ノ   i }}} 京太郎「(俺は、どうすればいいんだ……?)」  どうすれば、この人の気持ちに応えられるのだろう? 京太郎「……」   720 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/16(月) 01:19:28.03 ID:XbGCGpORo [7/10]  トテトテトテ 煌「おや、具合はもう大丈夫なんですか?」 京太郎「煌さん……」 照「……」 煌「……ふむ」ジーッ 照「……」ウツムキ 煌「ダメですね。やり直し」バッサリ 京太郎「え?」 煌「ちょっと私用事を思い出したので、後はお二人で大阪見物してください」プイッ 照「!?」 京太郎「で、でも!?」 煌「腕立て1000回と腹筋1000回、外郎売100回をやりたいんですか?」ニコニコニコ 京太郎「イエ、ナンデモナイデス」ギギギッ 煌「……京太郎君?」スッ 京太郎「あ、はい!」 #aa(){{{                /........................................\             ...............::::::::::∧::::::::::::::ヽ........ヾ¨ニ=-...、           /....../::::::::::::/ ‘,:: _::::::::::<  V :::::::::::\             _j  7:::::i:::::ー/   ‘.´::::::i::::::i:::::ヽ|l ⌒ヽ::::::ハ         ..=ニ7/:::::::::|:::::从    }ト :/i::::/i::::::..|l    У.....      /::::::/ V::::\r'W:{=ミ    斗劣气イ::/リ  /::::::::::i .    〃::::::/   ゝ:、:「斗劣气      に 刈 》イ__/::::::::::::::/     ハ::::/      ヾヘ《 に 刈     `¨  i  >:::::::::::::/ .   {..::::¨ニ=---=≦ rヘ `¨   '    〃 | ノ `¨¨¨¨     \::::::::::::::::::::::/乂  〃  r‐ ^ヽ    ノ        ` ー=≦    ゝ   ゝ __ ノ  /         r‐、 /¨二ヽ_                 ≧=    イ         ` V / r―-ヘ                   八}__   _八______    ヽ ゝi /¨`7 }               ̄ ̄ ̄〈    /└i   /      ヽ   八   ⌒ /           /           }o 入__rへ_/       i   r=〉 、__ /              i     }/、 {:::_:} /             i  川 i =-〈}       /       Ⅵ       ヽ}:::|/       /___彡/ .川 i i i/       /ニ=- ,_  }|        |:::l|      V三三/        {     /   ミ=ミ У         |:::l|         〉⌒7        ノ }}} 煌「アナタ、細かい事考えるの苦手でしょう?」 京太郎「!!」ドクンッ 煌「だからいいんですよ京太郎君は。何も考えずにバカみたいにいてくれれば」クスクス 京太郎「ば、バカですか?」ガビーン 煌「見てみてください。京太郎君が気持ちよくいてくれれば――」 照「あっ……」 煌「みんなもつられて笑っていますから」ニッコリ 京太郎「煌さん……」 煌「じゃあ、後はお若い二人で楽しんでもらおうかな?」 照「あの、その……」 煌「いいんですよ。困った時はお互い様ですから」フフッ 照「ありがとう……」 725 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/16(月) 01:35:46.85 ID:XbGCGpORo [8/10] 京太郎「行っちゃいましたね……」 照「うん」 京太郎「これで二人っきりですけど、どうします?」 照「京ちゃんと一緒なら、どこだっていい」 京太郎「そうですか。なら、俺が決めてちゃいますよ?」 照「え?」  できるわけ、ないと思ってた 京太郎「もう、引き返せませんよ?」  ずっと逃げてきたんだ  照さんの想いに応えることから……  俺には受け止められねェ……そう思ってた…… ~~「……風邪、引くよ」~~    あの人と、出会うまでは 京太郎「……」  灰色に染まりかけた俺の人生を、あの人が変えてくれた  俺を、暗い闇の底から救い出してくれた  だから、だから今度は俺が……  誰かの為にこの手を差し伸べたい! 京太郎「照さんは、俺に想いをぶつけてくれました」  悩みながらも、苦しみながらもこんな俺を好きでいてくれた  俺を想い続けてくれた 京太郎「だから、やらなきゃ……やってやる!」キッ 照「京、ちゃん?」 #aa(){{{           /   /     |   | |   | |  :       l :l   |  |   :|   | |        / /    |    |__ | |   | |  |  :   l :l:  /|  |   :|   | | .      ///     |    |\ |‐\八 |  |  |    |__,l /-|‐ :リ   リ  | |      /  /   - 、     :|   x===ミx|‐-|  |:`ー /x===ミノ//  /  :∧{        /   |  :.八   _/ {::{:::刈`|  |  l:  /´{::{:::刈\,_|  イ  /ー―‐ ..__ .      / / :|  ::|/ \{^ヽ 乂辷ツ八 |\| /' 乂辷ソ ノ^l/ } :/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: `「⌒:. .       //  /|  ::l、   :    ー‐   \{  | /  ー‐    j/ /}/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.      / _,/:.:..|  ::| \ !           j/        ′/:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.         / :.:.:.:.:{  ::|\ハ_,          ノ            ,___/{:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.∧ .    /:.:.:.:.:.:.:.::′ ::|:.:.|\圦                       / j/l/.:.:′:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.∧ .   /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:′_,ノ⌒ヽ::|  、    、      _  -‐'     /:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:/:.:.::/:.:  /\:.:.:.:.:.:.:r‐ ' ´     ∨\/ ̄ )  ̄ ̄        /   /.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. /:.:/:.:.:./:.:.: /:.:.:.:.:.:.\:.:.ノ  ----- 、  ∨/   / 、          /   ,/:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. /:.:/:.:/:.:.:.:.: :.:.:.:.:.:.:.:.:.: /        ‘,  ‘, ./、 \       /   /.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.://:.:.:.:.:.:.:.: :.:.:.:/:.:.:.:.:.{   ---- 、   ‘,  } /:.:.:} ̄ \ ̄ ̄ ̄/ ̄ /:.{/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:-<⌒:.:.:.:.: :.:./:.:.:.:.:./       ‘,  ‘,「l /⌒^\________/}/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/´    \:.:.:.:.: :/:.:.:.:.:.:.{: .    . :    ‘, 人U{:.:.:.:.:.:.:.|:\        /:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.―‐┐:/        \:.: :.:.:.:.:.:.:.: }: : : :--:/\: . ノ:r/   / .: .:.:.:.:.|:.:.:.:\    ,/:.:.:. |:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ }}} 京太郎「悪りぃな! 今日のデート、荒れるぜ!!」 照「!?」 続く…… 730 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/16(月) 01:44:20.52 ID:XbGCGpORo [9/10] 【テルテルガール 後編 予告】 照「そんなの、分からないよ――」  迷いの中に生まれる葛藤 照「だって私の心は……こんなにも、暗い暗い深海のように沈んでしまったんだから」  照を包み込む深い絶望 京太郎「もし、その想いが溢れるなら、絶えずに降り注ぐなら!!」    照の想いを知った京太郎が取る、驚くべき行動とは!? 照「京……ちゃん?」    そして12時の鐘が鳴り響くその時―― 京太郎「永遠に解けない魔法を……知ってますか?」  果たして京太郎は照を救えるのか!? 京太郎「虹だ!! 虹を出してくれ!!!」 【テルテルガール 後編】  To Be Continued…… 765 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/16(月) 22:56:31.35 ID:bhO0MyZro [2/7] ~~前回までのあらすじ~~    唐突に京太郎への想いを告げた照  困惑する京太郎に照は「今日一日だけ京ちゃんの彼女になりたい」とお願いする  承諾した京太郎――だが、本当にこのままでいいのだろうか?  今日が終われば京太郎への想いを諦めると宣言する照に対し京太郎が出した答えとは!? 京太郎「悪りぃな! 今日のデート、荒れるぜ!!」 照「ふぇ!?」 京太郎「ということで、さぁ行きましょうか」スッ 照「あ、え? で、デートって、その……//」カァァ 京太郎「俺から離れないでくださいね、お姫様」ニッコリ 照「うん……//」コクッ ギュッ 京太郎「……」ゾクッ  久しぶりに触った照さんの手は昔とは違って恐ろしく無機質で、冷たくて―― 京太郎「っ!」ギュッ  その心の奥に、どれだけの絶望を抱えているのか――俺には分からない 照「にへへ……」  でも、それでも俺は…… #aa(){{{                ̄ ̄ ̄          ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :`ヽ        /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .       : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :∧      /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ., .    /: : : : :〔 :/ !: : | : : :ト、: : : : | : : : : | : :i: : : ′(京ちゃんの手あったかい……)     ′: : : : ∨  | : i| : : :| ´ ̄ :}: : i| : }i: :|: : : : :.    .:: : |: : : : :〔´⌒ヽ八: : :|  ∨リ : : |: :八_|: : : : : . .   /:: : :|: : : : i{   __   \{ ,イ庁不、〕/   }: : : : : :.   /__! ト、: : {ィ芹示、     乂:ソ  ′ 人: : : : : :      八| \{  乂ソ       ////  ,r: :´: :|: : : : : ::        /: : ∧////  `         /: : i: : :|: : : : : :i        .′::/: : .       _     _: : : :|: : j : :! : : l|       .: : :/: : :个    `    イ〔_: : リ: /|: : |: : ::リ      : : : :l/ i|: :! : : :≧. . .-r ´    ヽ\/: !: :ノ,イ:/ .    / : | /  {: : ∧: : :ト、=´〕      /  =‐- .,_ '       〔′  ヽ〔 _,. -‐ ' |     /    γ⌒ヽ            ∧      :|__,. イ     /              / 丶     :|   /'      /    i }}}  この人を救い出してあげたいと、思ったんだ <<てるてるガール 後編>> 769 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/16(月) 23:06:57.44 ID:bhO0MyZro [3/7] 【大阪の街】  ガヤガヤ ザワザワ 京太郎「照さん、どこか行きたい場所とかありますか?」テクテク 照「ううん、どこもない」ギュッ 京太郎「え? 折角の大阪なんですよ?」 照「こうやって京ちゃんと歩いているだけで楽しいから」フフ 京太郎「そ、そうですか……」カァッ 照「ん? 赤くなってる?」クスッ 京太郎「うっ!」ギクッ 照「かわいーね」ツンツン 京太郎「ほ、ホーンで攻撃するのはやめてください」 照「京ちゃんのホーンもなかなか」  ガキィィィイン!! 京太郎「……ムシ●ングみたいですね」 照「うん。そうだね」  ザワザワ ガヤガヤ 京太郎「行きましょうか」 照「うん」コクリ  くそっ!  すっかり照さんのペースにはまっちまってる! 京太郎「(このままじゃ……照さんを苦しめている理由すら分からないまま――)」 照「にゅひゅひゅ……//」スリスリ  考えろ。  照さんはどうして急に――あんなことを言い出したんだ? 京太郎「(その答えを、なんとしても今日中に見つけるんだ!)」   照「んにゃぁ~」ギュゥゥゥ 京太郎「(むっちゃいい匂いする)」ポワワーン  選択安価↓3 1 ゲーセンに行く 2 浪速の虎の試合を見に行く 3 世界のイチョウの大阪公演を見に行く 4 その他 可能な範囲の行ける場所(ダメだと判断したら安価↓) 777 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/16(月) 23:21:18.38 ID:bhO0MyZro [4/7]  とにかく、時間を稼がないと  どこか時間をつぶせるような場所は…… 京太郎「それじゃあ、ゲーセンにでも行ってみますか?」 照「うん、いいよ」コクリ 京太郎「はい。UFOキャッチャーでもやりましょう」 照「得意なの?」 京太郎「お任せあれ!! ってほどには」アハハ 照「あっ……(察し)」 京太郎「と、とにかく行きましょう!!」スタスタ 照「あ、待って!」テクテク 京太郎「(ゲーセンならゆっくり考える時間が持てる筈だ!!)」  映画とか演奏会とかボクシングの試合を見ながら考え事は難しいし、きっと大丈夫  ゲーセンでそうそう何か起こるわけ―― 【大阪 某ゲーセン】  ザワザワ ガヤガヤ 西の高校生探偵「こりゃ殺人っちゅうことや!」 隣の女「ほんまなん、ヘイジィ!!」 メガネの坊主「あれれ~♪おっかしいぞ~?」 京太郎「」 照「事件?」 京太郎「こ、これは……!!」  選択安価 1 逃げる 2 とりあえず逃げる 3 走って逃げる 京太郎「って、逃げるしかないでしょ!」スタコラ 照「坊や可愛いね」ナデナデ メガネの坊主「あはは、ありがとうお姉さん(なんでオレ撫でられてるんだ?)」コンワク 京太郎「照さんんんん!? その子に関わったらダメですってばぁぁ!?」ガビーン 783 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/16(月) 23:33:27.33 ID:bhO0MyZro [5/7] 色黒探偵「なんや兄ちゃんら、この坊主は見せもんやないぞ」 隣の女「ええやん。可愛い子をなでたくなる気持ち分かるで?」 色黒探偵「このどアホ!! 殺人現場で何言うとんねん!!」 隣の女「なんや! そんな言い方することないやん!!」 メガネの坊主「(おいおい、お前らもなー)」 京太郎「とりあえず、今のうちに……」ソローリソローリ 照「ねぇねぇ、容疑者は誰なの?」 メガネの坊主「え?」 京太郎「」 照「この事件は私が解く」ムフーッ! 京太郎「あ、ダメだこりゃ」ガビーン 色黒探偵「ど素人が口挟むんやないで」 照「いーからいーから」 隣の女「そんじゃ、うちが知っとること教えたるよ」ニコッ 照「ありがとう」 隣の女「まず、犯人候補の容疑者なんやけどな?」チラッ 容疑者T(十一番隊隊長)「違う! オレじゃない! オレが刺そうとしたのはアイツだ!!」ビシッ 容疑者G(三番隊隊長)「そないなこと言われてもなぁ……ボク、身に覚えあらへんもん」 容疑者S(五番隊隊長)「私はそこのGが怪しいと思うね」 容疑者G(三番隊隊長)「かなわんなぁ……ボク疑われとるやん」 容疑者K(十番隊隊長)「オレはただ強い奴をぶった切れりゃあそれでいい」 メガネの坊主「ちなみに凶器を持っていたのはTさんだよ!」 照「ふむふむ」 色黒探偵「ちなみに被害者はこの子や」 被害者M(五番隊副隊長)「」 京太郎「可愛い子なのに……(幸薄そうだな)」ガビーン 792 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/16(月) 23:43:51.90 ID:bhO0MyZro [6/7] >>788  素でミスった  ゴメンなしゃい 照「……」 色黒探偵「ほら、嬢ちゃんらはとっとと帰れや」 京太郎「そう言ってますし、ご厚意に甘えましょうよ」 照「凶器……殺人のすり替え」ブツブツブツ  ピシュゥゥゥゥン! 照「そういうことだったんだ!」テコリンッ! 京太郎「照さん?」 照「謎は……全て解けた!!」 京太郎「!?」 メガネの坊主「!?」 色黒探偵「なんやて工藤!?」 メガネの坊主「おい!」 色黒探偵「せやかて工藤……」 メガネの坊主「おい」 照「Mを差した犯人……【鏡花水月】はこの中にいる!」 京太郎「」 一同「「「ザワザワザワ」」」 照「犯人は……!!」  選択安価↓3 1 容疑者T(十番隊隊長) 2 容疑者G(三番隊隊長) 3 容疑者S(五番隊隊長) 4 容疑者K(十一番隊隊長) 5 容疑者T・K(オサレ漫画家) 806 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/16(月) 23:56:58.39 ID:bhO0MyZro [7/7] 照「この人!!」 容疑者T・K「!?」 色黒探偵「ホンマか姉ちゃん!?」 京太郎「ちょ、ちょっと!? どうしてこの人なんですか!?」 照「なんかサングラスしてるし怪しい」 容疑者T・K「え、それは……」 京太郎「そんな理由あるわけないでしょ」   色黒探偵「……」 メガネの坊主「……」 京太郎「ほら、探偵さんたちも怒って……」 色黒探偵「せや! こいつが犯人やで工藤!」 メガネの坊主「奇遇だなハットリ! 俺もそう思ってたぜ!」 京太郎「あるぇー?」 容疑者T・K「ち、違う! 私じゃない!」 ごつい刑事「覚悟しろ! 話は署でゆっくり聞かせてもらうで!」 容疑者T・K「」    休 載 不 可 避     ファンファンファンファンファン 照「事件が解決して……よかった」ホッコリ 京太郎「いや、何かすごくまずいことをしてしまったような気が」アセダラダラ 容疑者S(五番隊隊長)「(バカばかりで助かったよ)」ニヤリ 名探偵の孫「おい、アンタ」ガシッ 容疑者S(五番隊隊長)「!?」 名探偵の孫「なーんか、キナ臭いんだよね」 チャリで来た警部補「んっふっふー、アナタ何か嘘を仰っていませんかぁ~?」 容疑者S(五番隊隊長)「」    後日 ヨン様そっくりの犯人が捕まったとか捕まってないとか  名探偵の魔の手からは絶対に逃れられないっ!!! 811 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/17(火) 00:04:26.57 ID:iVBhIvx7o [1/16] 京太郎「結局、ゲーセンでは遊べませんでしたね」 照「でも楽しかった」 京太郎「(まぁ、あの人の容疑はすぐに晴れるだろう)」 照「ねぇねぇ京ちゃん! 今度はどこに連れてってくれる?」ワクワク 京太郎「じゃあ……」 ~~~~犯人外したのでキング・クリムゾン!!~~~~ 【一方 その頃のまこさん】 #aa(){{{             , -‐'´\__/:::::::\            /::::::::::::/ミ\/彡|::::::::::::\_             |::::::::::::/ミヾ;;彡'::|::::::::::::::::|::\         _,..-´:::::::::::|     /::::::::::::::::::|::::::゙、         (:::::::::::::::;:/-、  、_\::::::::::::::::\:::::!        _,!::::::::::/ _      ̄\:::::::::::::::|;::::|  京太郎達、楽しくやっとるかのぅ……        ,'イ::::::::、| ̄  `!   !´ ̄ ̄`|ィ!::::::::ヾ|:::|          ゙、|\|     |'⌒|      〉::::::/:::::|          ノ:::ヽ...........ノ,  \_............/ !-、'::::::::!、        /::ィ::::::|""""      """"  ⌒}::::::::::::!、         lハ/l'::::::::、   r――ゥ     ,__.ノ:::::::::::::}:リ            \:::::::\ `ー‐' _   /::::::::::::::::::::ノ           ノハノ|ノ>―-〔_|_, イ:::;:;:::;:w;:::;::;/              ー'二> ゙、. ヒ-、           _, -‐‐├ ',.   | /..:..`ー-、         「||:..:..:..:..:..ノ´ェ、  ト、.:..:..:..:..:..:.,`ー-、         ∧.゙、..:..:..:..ト'´ |   | , \:;,.:-:.', -‐<|          ∧.|\\..:..| /|\/ / ∧ /,.! / |        /  Y―-、\|,/-‐>、 / / .ハ | /    |      r┴' /    \イ-‐ ´ |、 ノ /  \      |      /   /     //    |        \   |    /   L_   /「ト、    ゙、     ゙、  \‐- |   /     ! >'  / | \     >、        `ー|  /    /|/   / |  `!ー'´  \        | i´      ,イー-、|  |_, --、_゙、    \      / ゙、 `-、_, 〈 |          `    / \    / .゙、  `‐-' /| /            \ /   \__.ノ  ゙、      V              〈 .  !    /              )  |    |               ゙、   |  , -/                  ゙、   ト-'´,.-ト----- 、______ , -―|   \__/`ー―――------------― '´|    | .|:::|::::::::|:::::::::|::::::::::::|:::::::::::|::::::::::|::::::::|    |/:::|::::::::|::::::::::|::::::::::::|::::::::::::|::::::::::|:::::::::|  iヽ-|::::|:::::::::|::::::::::|:::::::::::::|::::::::::::|::::::::::|::::::::::|  `ー/:::|:::::::::|:::::::::::|:::::::::::::|:::::::::::::|:::::::::::|:::::::::::|    |::::|:::::::::|::::::::::::|:::::::::::::|:::::::::::::|:::::::::::::|:::::::::::|   |:::::|:::::::::|::::::::::::|::::::::::::::|::::::::::::::|:::::::::::::|::::::::::::| .  |:::::|:::::::::|:::::::::::::|::::::::::::::|:::::::::::::::|:::::::::::::|:::::::::::::| }}} ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【夜 妙神山 前】 京太郎「今日は楽しかったですね」 照「うん! まさかあんな事があるなんて思わなかった」 京太郎「そうですよね」アハハ 照「もう、あんなこと……ダメだからね?」マッカッカッカ 京太郎「あ、あはは……」  照さんと裸でロッカーに閉じ込められた時は……どうなるかと思ったぜ 819 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/17(火) 00:14:02.31 ID:iVBhIvx7o [2/16] 京太郎「ただいま戻りましたー」 管理人「あら、須賀さん。おかえりなさい」 京太郎「あれ? 他の皆さんは?」 管理人「あ、それでしたら――こんな手紙が届いてますよ」カサカサ 京太郎「手紙?」パラッ 手紙「京太郎君、すまん。うちらはとんでもないもんに巻き込まれてもうたわ」 京太郎「竜華さんかな?」 手紙「今日中にカタをつけて、明日には戻ったるから……待っといてや」 京太郎「一体何に巻き込まれたんだ!?」 手紙「追伸」 京太郎「……」ドキドキ 手紙「聖杯戦争(牌だけに)」 京太郎「は?」 管理人「とりあえずお食事を用意しますね」 京太郎「わ、分かりました」 照「じゃあ、今日は二人きり?」 京太郎「みたいですね」 照「やった……!」 #aa(){{{         . :´: : : : : : : : : : : : : : : : :` 、     イ       /: : : : : : : : : / : : : : : : : : : : : : .    ニlニ      /: : : : : : : : : : ,イ: : : : : : : : : : : : : ∧     |     /: : : :/: : : | l: : :/ | : : : : |!: : |: :|: : : : : :,    イ     ̄ ̄ ̄| : : : N: :/__:| : : : : ト、__|: :|: : :|: : :′        i| : : : | ∨ 八:ト、: : | N: リ: : :|l : : | .        八: : { l  ____ ` \| ___|/ | : 八: : |l       /:リ \N '~⌒``     ´⌒``〕/ ;__: :八 .     /:/: : : :ハ """"  '  """" '// /: 〔、: :、     .: /:__: : : :圦 lヽ  r    ┐  // /: : /): :\     /: l l\\: : : :| .!     ノ  .:'_/ 厶 "/: ト、: :ヽ     .'  |八 :\\__| .!>  __ . イ´ 、__フ‐<ヽ.: :| \:| .     .′ V.rヽ _|___       |   /_〔 ̄ | V    〕         //.へ`ー-:.、Υ   八      l  |         |{/´ ̄〕    !、___/ヽ    /' \ .         八   '′   l    /  ∧  〈 、   \       /   \    .'.  /   /_   ∨´   \      / -‐== /   ∧  / /   :_   :./⌒ヽ. >     \............./    =- V / -‐=':._    ∨ヽ__/       Υ⌒/    .′.:〔二〕´     :._    V´/       |ニ/    :   ∧〔\    八    ∨       |_V      .! :/ N'  \    个:、_/ }}} 827 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/17(火) 00:22:46.51 ID:iVBhIvx7o [3/16] 【部屋 食事】  カチャカチャ モグモグモグ 京太郎「みんながいないと部屋が広いですね」モグモグ 照「うん。十人以上いないからね」モグモグ  シーン  さて、どうしたもんか?  いきなり核心をついても……はぐらかされるかもしれないし  ここは外側からせめてみるか 京太郎「……あの、照さん」 照「ん?」 京太郎「今日は俺達……恋人同士、なんですよね」 照「……うん」モジモジ 京太郎「だったら、その……」 照「だ、ダメ!!」ガタッ 京太郎「え?」 照「え、えっちなのは……まだ早いと思うの」カァァァァ 京太郎「」 照「で、でも……京ちゃんがどうしてもって言うなら……」 #aa(){{{                  ~~    ~~                    -―――-    ~               ~ .....::::::::::::::::::::::::::::::::.::::::::::::`丶             /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\  }             } .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. {            { /::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.            .:::::::::::::::::::::::::::│::::::::::|\:::|\::::|:::::::::::::::::::::::. }          } /::::::::::::::::::|::::: / | ::|:::::::ト- ::|--∨\ ::::::::::::::::| { 私を好きにして――        { /::::::::::::::::::/|::::::|ノ|:八 ::::| _..斗-=ミ\| ::::::::::|::::|       /::::::::::::::| :: /-匕-=ミ\|\|  〃⌒゙ヾⅥ :::::::: |::::|  }         ̄ ̄ |::::::|::イ /〃⌒ヾ     {{    }} }|/| ::::::|::::|  {       {  |:: 八ハ{ {{   }}     ゞ==(⌒) | :: /:::::|        } |/|::: {. ハ (⌒)==''         ///  |/}:::::|             |:::: ヽ_| ///              __,ノ :::::|  } .          { |:::::::::八     _.. ‐~‐-、   イ:::::::::::::::|  { .          } |::::::::::::个 .._ (_,,.. ‐~~' イヘ::::::::::::::::::|            レヘ::::::::::::::::::::::_≧=一ァ  〔/⌒T:iT7ス::::/             ∨\::/r ̄ ̄ ̄7____/    / ∧/  }                {  ∧    |   /    /   / ∧ {                 } / {\/⌒)_∠__/|    / ∧               /  ゙T{  二(__ `ヽ        _ヽ             /   ∨ハ.  {_  /     \/  _〉 .            { /\ _ |  ノ   _) 人._     |_/|/ }               } \_____,|/  /i:i\     ̄ ̄`ヽ  j  {              ∨ /   /|i: ハ:i:\            |               /     /:i:i:i:ハ:i:i:i:i:丶 ... ______丿                〈      i:i:i:i/   :i:i:i:i:i|    |    }               、___/:i:i:i:i/    Ⅵ:i/    |   { }}} 照「いいよ?」ドキドキ 京太郎「よくねぇよポンコツ」バッサリ 833 名前: ◆RwzBVKdQPM[saga] 投稿日:2013/09/17(火) 00:30:50.30 ID:iVBhIvx7o [4/16] 照「冗談なのに」ムスッ 京太郎「そういう冗談はやめましょう」 照「……じゃあ、何?」 京太郎「え?」 #aa(){{{           /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\          /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:丶        /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ト、.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:\.:.:.:`、        /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| \.:.:.:.:.:.:.:}:.:.:.:.:.:.:.ヽ.:.:.:`、      /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.:|   -─.:.:}、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::、     .//.:/.:.:.:..:.:.:.l:.:.::八.:.:.:.:.| ´  ∨ }.:ハ.:.:.:|.:.:.:.:.|:.:.:.:.丶    /.:′|.:.:.:.:|.:.:.:|'⌒  \.:.{    ,.斗==ミ|.:.:.}:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.   ./.:.i{.:. |.:.:.:.:|:.:.:.|      \  " 乂ソ |.:./.:.:.:ハ.:.:.:.:.:.:.:.:.  聞きたい事、あるんでしょ? .  / .:八:.:{.:.:.:.:ト.:i:.| 斗=气      ´ "" }/ }/ |!.:.:.:.:.:.:.丶  .:.:.:.:.:.:.:.:.イ.:.:i|::乂〃 Уソ             リ.:.:.:.:.:.:.:.:| ./.:.  '"   |i:.:.リ.:.:.:ハ ´""  ′        __/::}.:.:.:.:.:|:.:.| ´      |i:/.:.:.:.:.:::::::.             /:::::i|::/.:.:.:.:.i|.:.:|         /.:.:.:.:.:.:.:.:.:込、    ´ '      イ:::::::リ/.:.:.:.:.:八:i|       i:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:|:::::::.....       /|::::::/.:.:.:./  :リ       |.:.:.:.:.:.ト.:.:.:.:.|:::::::::::::>.、_     |:::::/.:.:./   ′        八.:.:.:|.:| \:|:::::::::|i::_, く}        ト/.:/        \{──<´ ̄  \\      |:イ \_       /⌒      \    ::::\     |:::|  } =- .,_       /            丶    、::::、   }:::}  }        、 .     /                 ::::  /::/     /             `、     :::∨::/           ∧ }}} 京太郎「あ、えと……」ビクッ  なんだこの感覚……?  照さんが照さんじゃないような―― 照「言っておくけど、私の気は変わらないよ」 京太郎「!?」 照「残り四時間。それを過ぎたら、私はもう……」 京太郎「……なんで、ですか?」 照「……」 京太郎「どうして、急にそんな……!」 照「じゃあ、逆に聞くけど」 京太郎「は、はい!」 照「京ちゃんは誰かを好きになったことあるの?」 京太郎「それは――」   ~~「これは、わしとお前だけの秘密じゃ」~~  ごめんなさい  約束、破っちゃいます  京太郎「ありますよ。その人の事――誰よりも好きでした」 照「でも今はもう、好きじゃないんでしょ?」 京太郎「……そうですね。多分、恋愛感情はもう」トオイメ 照「なら……一緒だね」 京太郎「え?」 照「私はきっと……京ちゃんに恋愛感情を抱けないのかもしれない」

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