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和ちゃんはずるい 「和~この状態でわからないところあるんだけどさ」 「う~ん この局面だと三色の見えるこちらでいいのでは?」 「でも少し重いよなぁ」 「面前でという縛りがあるわけではないですし 下家の捨て牌から見ても出やすいはずですよ」 「そっかそっか!鳴くって手もありだったなサンキュー!」 「いえいえ 頑張ってくださいね?」 私にだって教えることぐらいできるのに京ちゃんが麻雀で第一に質問するのはいつも和ちゃん この間だって 「きゃっ!」 「大丈夫か!?」 「すみません ありがとうございます須賀君」 「いいって気にするなよ しっかし階段踏み外すなんてらしくないな」 「すみませんちょっとぼーっとしてしまって」 「寝不足か?ネトマに精出すのもいいけどほどほどにしとけよ~」 「ネット麻雀はあたってますけどちゃんと睡眠はとってますよ!」 「んじゃなんか悩み事か?っといつまでもこの体勢マズイな ちょっと失礼」 「あ あのっちょっとこの格好は恥ずかしいんですけれど」 「恥ずかしいのは俺も一緒だから悪いけど踊り場まで我慢してくれ」 あんなふうに女の子扱いしてもらえて 私はあんな風に優しく受け止めたりしてくれなかったのに 思いっきり腰を抱えられて「何やってんだよ」って笑って「相変わらずおっちょこちょいだな」って いつもそう 京ちゃんは私には遠慮なんてしないし私が女の子なんだって配慮してくれない 幼馴染の仲だから仕方ないのかも知れないけれど 京ちゃんは私に対してデリカシーがない もう少し気を使ってくれてもいいと思う 和ちゃんに対する2分の1でもいいから そんな私の悶々とした気持ちにも気がつかない 京ちゃん麻雀で一番に頼られる 女の子の扱いをされてる  和ちゃんは羨ましくてずるい 私はゆーきが羨ましい 「京太郎~今日もタコスをたのむじぇ!」 「あいよ~特製タコスいっちょはいりま~す」 あんな風に須賀君におねだりできて 「京太郎!カラオケの割引券もらったからみんなで行くぞ!」 「いいねぇっておい これお二人様までって書いてあんぞ?」 「なにーッ!?この優希様を謀るなんてふてぇ店員だじぇ」 「んじゃ仕方ねぇ全員で割り勘にすっか」 「おー流石京太郎だじぇ!そうと決まればいくぞー!」 「まてまてまだ人集めてねーだろってもういねぇッ!?」 あんな風に須賀君を遊びに誘えて 私には恥ずかしくてできないことを平然と 当然の様に出来るゆーき 私が須賀君を探すといつも先にゆーきが声をかけて 私はどういった遊びがいいか分からずにいつもゆーきが行き先を決める 私が話しかける勇気があったなら 私が提案できたなら 少しは須賀君も私に気安く話しかけてくれるでしょうか? いつも自分から進んで道を切り開いて行く そんな姿に憧れてとても優しい友達なのに私にはできない須賀君との時間がある そんなゆーきが私は羨ましくて少しだけ嫌い 咲ちゃんいいなぁ 「悪い咲!またレディースランチ頼む!」 「もーしょうがないなぁ京ちゃんはー」 なんだかんだで京太郎に頼られて 「おーい咲!この間お前が欲しがってた新刊昨日仕入れたってよ」 「ほんと!?ありがとう京ちゃん」 「なに気にすんな いつもの事だろ」 「お互い様だもんねぇ」 「まーな」 なんだかんだでわかり合ってる 「京ちゃんなんだかお疲れ?」 「お~クタクタだぜ」 「京ちゃんも好きだねぇハンドボール」 「んまぁ現役退いても好きなスポーツだしな」 「無理してまた怪我しちゃダメだよ?」 「安心しろよ そこまで激しく当たらねぇから」 「まぁ部活じゃないからだけど前もそう言って怪我したから心配するよ」 「悪い悪い」 なんだかんだで京太郎の変化に気が付く 私にはさっぱりわからない少しの怪我とか 少しの心配事だとかすぐに気が付ける咲ちゃんが羨ましい 私には自分から聞かなきゃわからないことでも咲ちゃんはすぐにわかって いいなぁ

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