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宥「…」ソー 京太郎「Zzz」 宥(ふふっ、よく寝てる)クスッ ーーー彼と知り合った切欠はインターハイの時、街で男の人にしつこく話しかけられていた時だった いきなり名前を呼ばれてびっくりしたけどおかげでその人もどこかに行ってくれて なんで私の名前を知ってるんだろうと思っていたら玄ちゃんたちが会いたいって人がいる清澄高校の人で 買い出しの途中だという彼にお礼に手伝いを申し出てーーー 京太郎「Zzz」 宥「…」ナデナデ 宥(遠慮する京太郎君に少し強引に押し切っちゃって自分でも驚いたけど…今思えばあの時から好きになっちゃってたんだろうなぁ) ーーー昔から人一倍寒がりで季節を問わず厚着をしていたおかげで男の子に色々言われていたせいで男の人は苦手だった でも彼は夏真っ盛りでも厚着をしている私に奇異の視線を向けることもなくいてくれて… 宥(この体質のことを明かした時、なんてことのないように受け入れてくれて…嬉しくて思わず泣いちゃったんだよね) ーーー買い出しが終わって、お別れになるのが名残惜しくて…彼ともっと話したい一心で連絡先を交換した 電話で、メールで、色々なこと話した。麻雀のことだったり、他愛もないことだったり お互い住んでいる場所が遠いから直接会うなんてことも難しくて、精々合宿でこっちに来た時くらいで それも彼が麻雀部を引退して学校を卒業してしまえば私も実家の仕事があるじゃらますます会う機会は少なくなると思っていた 宥(だからこっちの大学に進学したって聞いたときはすごくびっくりしたっけ) ーーーそうして直接会えるようになってから、少しずつ募っていた想いが恋心に変わるのはすぐだった そして彼から告白されて、両想いだと知った時は… 嬉しくて、愛おしくて、心も体もあったかくなってーーー 宥(抱きついてわんわん泣いちゃったんだっけなぁ…抱きしめ返してくれて、頭も撫でてくれて…京太郎君すごくあったかかった) 京太郎「ん…宥さ~ん」 宥「」ビクッ 宥(お、起こしちゃった!?) 京太郎「大好きですよ~」ムニャムニャ 宥「ホッ」 宥(よかったぁ、ただの寝言かぁ) 宥「…」ナデナデ 宥(京太郎君の寝顔見てたら眠くなってきちゃった…あ、そうだ)モゾモゾ 宥「…ふふっ、あったか~い」ギュー 宥「おやすみなさい、京太郎君」チュッ ーーー大好きだよ カンッ

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