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京太郎「…」カタカタカタカタ 久「やっほー…ってあら?須賀君だけ?」 京太郎「ん?あ、どうも。部…竹井先輩」 久「言い切らなかったから不問にしておいてあげるけど…まこが泣いちゃうわよ?」 京太郎「う…すんません…何というか慣れちゃって…」 久「ま、それはそれとして。他の子たちはいないの?」キョロキョロ 京太郎「ええ。最近暗くなるの早いですから遅くまで残らせるのもあれですし、あとはこれだけですから」 久「ふーん…」ストン 京太郎「…何で椅子に座ってるんです?」 久「あら、この夜道をか弱い乙女を一人で帰らせるつもり?」 京太郎「まだそこまで暗くはないんですけど…」 久「細かいことは気にしなーいの。もてないわよ?それじゃ」チッチッ 京太郎「はぁ…わかりましたよ、わかりました。とりあえず紅茶でも淹れましょうか…お茶請けも持ってきてますしね」 久「あら?準備がいいのね」 京太郎「ほら、今日は…ハロウィン?らしいですからね。それにちなんでカボチャのクッキーをば」トポポポポ… 久「…もてない理由ってやっぱり高すぎる女子力よねぇ」ボソッ 京太郎「何か言いました?」 久「何でもなーい」 京太郎「さいですか…はい、どうぞ」コトッ 久「いただきまーす」ヒョイッパクッ「ん、美味しいわねこれ…やっぱり手作りよね?」 京太郎「そこまで手間のかかるもんでもないですしねー…さて、それじゃこっちも手早く終わらせちゃいますかねっと」グッグッ 久「がんばれー」サクサク 京太郎「…力抜けるなぁ、もう…」 ーーーーーー ーーー ー 京太郎「あ゛ー…終わった…」 久「お疲れ様。今度は私が紅茶を淹れてあげるわ」カチャカチャ 京太郎「…」 久「? 呆けちゃって、どうしたの?」トポポポポ… 京太郎「いえ…珍しいこともあるもんだなーって」 久「あらあら、紅茶に何を入れるのがお望みかしら?塩?にがり?それとも梅ジャム?」ニコニコ 京太郎「割と冗談ですんで勘弁してください」 久「割とってことは幾分本気なのよね」 京太郎「その答えはこの一年を思い出せばはっきりしますよ」 久「うっ、頭が…」 京太郎「都合のいい頭だなあ…」 久「それほどでもないわ」 京太郎「褒めてません」 久「とりあえず、はい。さすがに須賀君ほどは美味くないけどね」コトッ 京太郎「いただきます…」ズズッ「はー、凍えた身体にしみわたる…」 久「大袈裟ねぇ…そういえばハロウィンってトリックオアトリートってあったわよね」 京太郎「あぁ、確か『お菓子をくれなきゃいたずらするぞ』でしたっけ」 久「そんな感じね。でも私思うのよ、『それじゃつまらなくない?』って」 京太郎「子供向けなんですし別にそれでも…」 久「だから私はこう言うの!」 京太郎「話聞かないなあ…」ズズズ 久「トリートオアトリック!(いたずらさせないと菓子ぶんどるぞ)」 京太郎「酷い暴君をみた」 久「まぁ訳したらそうなるかは分からないけどニュアンス的には伝わるわよね」 京太郎「まぁ、割と浸透してきましたしね」 久「というわけで」 京太郎「ん?」 久「トリート、オア、トリック」ニヤニヤ 京太郎「えぇー…」 久「さぁ、どうするの?いたずらされるか、お菓子を渡すか!」 京太郎「…お菓子で」スッ 久「なんだ、つまんないの」ヒョイッパクッ 京太郎「まぁ、なにされるか分からない物よりはマシですし…」 久「ふぅん…あ、そうそう」スッ… 京太郎「?」 久「---------------あげたからって、いたずらされないとは限らないわよ」 京太郎「それってどういう…」 久「ん…」チュ… 京太郎「……っ!?」 久「ん、ちゅるっ…ぷはっ…ふふっ、どうかしら?」 京太郎「な、にを…」 久「いつまでたっても気付かないし手を出さない朴念仁のヘタレに効きそうなイタズラ♪」 京太郎「…うそん」 久「冗談であげるほど私の初めては安くはないわよ。で、感想は?」 京太郎「…甘かったです、すごく」 久「…そう、それじゃ私は先に…『トリートオアトリック』…!」 京太郎「…今度は、俺の番です」 久「…くすっ、それじゃあ…イタズラをしてもらおうかしら?」 京太郎「よろこんで」 カンッ

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