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久「ねー京太郎、私オムライス食べたい。作ってー」 京太郎「突然人の部屋来て酒盛り始めた挙げ句何言ってんの?普通に迷惑なんだけど」 ゆみ「つれないね君は。昔は年長者をたててくれる素直で可愛い少年だったのに」 京太郎「あんたらいつも俺をひどい目に会わすじゃん…今更何を敬えって言うのさ」 智紀「京太郎に会うとつい意地悪しちゃうの…これって恋?」 京太郎「故意でやってんのは確かでしょーね」 久「卵割りながら悪態ついてる。可愛いなーもう」 ゆみ「口は悪くなっても世話焼きな所は相変わらず、かな」 智紀「リアルツンデレ…」 京太郎「うっさい黙れ」  ─麻雀部関係で年上の女に接する機会が多かったけど、こいつらと関わると碌な事がない。  ─巨乳の子紹介するよなんて甘言に踊らされて扱き使われて。それだけならまだしも心に傷を負わせてくるから酷い。 智紀『そんな先輩共に敬語なんて阿呆らしく思って、高校を卒業する頃にはもう俺はタメ口で話すようになっていた─』 京太郎「えっ今のモノローグ智紀が言ってたの?」 久「うわー智紀、京太郎の物真似上手ねー」 ゆみ「胸が大きな女なら智紀と仲良くなれたじゃないか」 京太郎「お近づきになれた感ゼロなんだけど。きっつい下ネタや自分が題材にされたBLトークをかまされてどうしろってんだ」 久「私たちは巨乳の子、ちゃんと紹介したでしょ」 京太郎「福路さんや東横さん、困った顔してたけど?こっちも気まずいからあーいうのやめて」 ゆみ「モモと言えば、最近ちょっと依存ぶりが過剰な気がするんだがどう思う?」 京太郎「知らないよ馬鹿。口説いたの自分なんだろ」 久「流石にモモちゃんも美穂子もそこまでガチじゃないと思うけど…」 智紀「友情(グラビティ)」 京太郎「もうちょい構ってやったら?とは思うけど。おら出来たぞ食らいやがれ」 ゆみ「ありがとう。…む、美味しいな。また腕を上げたな」 智紀「萩原さんも太鼓判押すレベル…え?ちょっと上達し過ぎじゃない?」 久「おいしー…ねー京太郎ー。私に毎朝味噌汁作ってー」 京太郎「いいよ、時給二千円で承る」 久「もーホント捻くれちゃって。お姉さん悲しい」 智紀「ツンデレで皮肉屋…捗る!…あ、でもこの腕なら透華も欲しがるかもなー。働き口に困らないね」 京太郎「ハギヨシさんと同じ職場ってのは魅力的だけどお嬢は勘弁だ…あのキャラの濃さは俺の磨耗した精神を粉砕しかねない」 ゆみ「男性相手に今日一番の食い付きって…何か悔しい」 京太郎「ハギヨシさんは仕方ないだろ。大体ゆみだって東横さんの体の感触がどうとか言ってくるじゃん。自慢か畜生」 久「あ、おっぱい好きは相変わらずなんだ」 智紀「それは彼の根深いカルマ…あ、おかわりある?」 京太郎「智紀、さっきからキャラぶれ過ぎじゃない?…ほらよ、たんと食いなされ」 ゆみ「ふーごちそうさま。京太郎もこっちに来て一緒に飲もう」 京太郎「もう寝たいんだけど。…一杯だけね」 久「へへ、じゃあ改めて…彼女いない歴21年を祝って、かんぱーい」 智紀「ガイアが俺に独りでも強く生きろと囁いてる(笑)」 京太郎「息をするように人の事傷付けるよね」 ゆみ「でもどうなんだ実際。私たちが卒業してから新入生で可愛い子とかいただろ?仲良くなる機会だってあったんじゃないか?」 久「ゆみ、親戚のおばさんみたい…」 京太郎「伝説の先輩達のM奴隷の称号をほしいままにしてる俺に新入生の子がなんだって?」 智紀「伝説の先輩…一体何井久なんだ…」 ゆみ「只者ではないだろうな」 京太郎「自分達を除外すんな。おめーらもだよ畜生」 久「あ、じゃああの京太郎に懐いてた娘は?ほら和の後輩の」 京太郎「ん、マホの事?」 ゆみ「ああ、あの萌えキャラ」 京太郎「変なあだ名付けるなよ…マホは妹みたいなもん。俺を今でも先輩と慕ってくれる可愛い後輩だよ」 智紀「おやおや、犯罪的な香りが漂ってきましたよ」 京太郎「妹って言っただけで犯罪って。もう言論の自由どころの騒ぎじゃないよね」 久「もしかして内木のヤツより京太郎の方が高段位者だったんじゃ…」 ゆみ「安心しろ京太郎。例えお前がどんな性癖でも我々の友情に変わりはない」 京太郎「ロリコンを強そうに隠喩するな。ゆみちゃんも人を特殊な人間に決めつけない。てかマホ今年成人するんだけど」 智紀「ここに衣お姉さん(23)の写真があるけど、こいつをどう思う?」 ゆみ「凄く…ロリータです…」 京太郎「そういうのどこで覚えてくんのお前。っと電話…お、噂をすればってヤツか。おうマホ、どうした?」 久「……」 ゆみ「どうした急に静かになって。さっきまでそんなにチビチビ飲んでなかったろう」 智紀「人の不機嫌で今日も酒が旨い…っと」カタカタ、ターンッ 久「自爆テロしてやろうか」 ゆみ「悪かった落ち着こうじゃないか」 智紀「ささっ姐さんぐぐっともう一杯」 京太郎「これから?駄目だ、何時だと思ってる。後ウチ今酔っぱらい共が屯してるから。教育によくない」 久「今教育とか聞こえたんだけど」 『駄目ですかぁ…?それにわたしもお酒飲んでみたいです…』 京太郎「もう少し待ちなさい。十二月になったらお祝いに買ってあげるから。ただし節度をもって飲み過ぎないようにしような」 ゆみ「物言いが完全に父親のそれだな」 久「んー…確かに娘に甘いお父さんみたいな…いや、でも…」 『分かりました…。でも先輩達楽しそう…わたし寂しいです』 京太郎「ああもうそんな声出すなよ。明日どっか連れてってやるから、な?」 『やった、デートですねっ!』 京太郎「何故そうなる…まあいいか。じゃあ早めに寝ろよ?温かくして風邪引かないようにな」 久「どっかで見たと思ったら、咲にしてるのと同じ対応だこれ」 京太郎「はいはい俺も愛してるよ。うん、それじゃお休み」 智紀「ブフォッ」 ゆみ「どど、どういう事だ京太郎!あ…愛してるって!」 京太郎「んだよ汚ねーな。…ただのごっこ遊びだよ、恋人がいるってのがどんなか体験してみたいんだとよ。可愛いもんだろ」 久「…。ぜったい牽制だ…」 京太郎「何のだよ…まあマホは俺にとって最後の癒しだからな、お願いされたらなるべく叶えてやりたいんだ」 智紀「京マホキテル…」 久「きてない!」 ゆみ「ふふ、何だか興奮してきたな。すまないがお手洗いを借りるよ」 京太郎「その前置きいらなくない?つか今の会話のどこに興奮する要素があったんだよ」 久「ゆみはフリーダムだから」 京太郎「久ちゃんがそれ言うんだ…」 ゆみ「やあスッキリした。色んな意味で」 京太郎「もうやだこの人」 久「あれー?京太郎が三人いる…そっか忍者だったんだー」 智紀「あはははは超ウケる。3対3で丁度いいね、よしじゃあ脱ごっか」 京太郎「こっちは出来上がってるし…待って智ちゃん服は着てようね、それ以上は駄目だって!」 ゆみ「なあ、いいだろ京太郎…あの夜の事が忘れられないんだ」 京太郎「心当たりゼロなんだけど。全員へべれけってどうすりゃいいんだよもう」 久「きょうたろー、お布団連れてってー」 京太郎「結局泊めるハメになるのか…今敷くから待って。はぁ、休日なのに休めない…」 ゆみ「天井の…染みを数えていれば…ぐぅ」 智紀「Zzzz…イッたから…和姦成立…」 京太郎「ひっでー寝言だなぁ。ほら久ちゃん、布団出来たよ」 久「抱っこ」 京太郎「えー…」 久「抱っこして運んで。してくんなきゃここで寝る。ねーいいじゃんダッコダッコ!」 京太郎「分かったよもう…」 智紀「あ、次は私もお願いしたい」 ゆみ「では私も」 京太郎「起きてるだろ君ら。よいしょ」 久「えへへ」 京太郎(…まあいいか。寝顔は可愛いし) 智紀「『【速報】須賀氏デレる』…どうせなら声に出してオナシャス!」 京太郎「寝てろ。心を読むな」  カンッ

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