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京太郎「よぉし!」グッ
今日は俺の一世一代、とまではいかんか、これよりもっとすごい一世一代があるやもしれん!
ただ今日は俺にとって特別な日だ!
しかも、超特別な日だ!
京太郎「……ってぇっ!?」
そそそ、そんなバカな!
まこ「きょ、京太郎か!早いな!」
京太郎「30分も前の時間なのになんで俺より早くいるんっすか!」
まこ「そりゃ、こ……こういうの、始めてじゃし」カァッ
くらっときた。
京太郎「……そ、そうっすか!じゃあ今日は俺がしっかりとリードしますよ、いつも麻雀教えてくれてるお礼に!」
まこ「う、うん」
おぉう、たまらんな。
今日は、まぁ早い話がデートなわけだ。
俺が先輩をデートに誘ったけど、俺も咲と何回か出かけたことがあるぐらいだしなぁ。
京太郎「じゃあ行きますか!」
まこ「お、おう!」
京太郎「あ、そういえば」
まこ「ん?」
京太郎「なんだか制服以外でミニスカートって新鮮で、その……似合ってます」
まこ「え、えぁ、うあえ……」カァァッ
うわぁ、キザだったよなぁ。
まこ「あ、ありがと……」
よ、良かった!
京太郎「という感じで、結局……なにもできずじまいでした」
久「カーッ!情けないわねぇ!」
座る俺の前に立ってそういう部長、いや元部長。
京太郎「えーそんなこと言われてもぉ」
久「須賀君、情けない、情けないわよ!」
京太郎「そんなこと言ってもしょうがないじゃないか」
久「須賀君、似てない、似てないわよえなり!」
俺の渾身のものまねもそう言われてしまう。
京太郎「好きな人の前では緊張するもんですって!」
久「本当に情けないわね、ビシッと言いなさい!女の子から好きですって言わせる気!?」
京太郎「い、いえ!自分から好きですって言います!頑張ります!」
久「そうよ、期待してるわよ!(朗報を)待ってるわよ!」
頑張れ、と激励を俺に飛ばしてくれる部長は、助かる。
京太郎「はい、必ずふさわしい男になります!」
俺は高々と宣言して部長と拳をぶつけ合わせた。
和「と、とんでもないことを聞いてしまいました……」タッタッタッ
その後、原村和により清澄高校麻雀部に核の冬が訪れるのだった。
須賀京太郎は、染谷まこと付き合うことができるのだろうか!
京太郎「俺は絶対に先輩にふさわしい男になって、みせます!」
久「ええ、私も応援してるわよ!」
カン!