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洋榎「プレゼントは何がええかなー」キョロキョロ 絹恵「うーん…無難にお酒や花でええんとちゃう?」 洋榎「それやとつまら……って京太郎やん!」 京太郎「あっ、洋榎さんに絹恵さんじゃないですか」 絹恵「おはよー! 京太郎くんも買い物なんか?」 京太郎「はい、ちょっと敬老の日なんでプレゼントでも買ってこいと親に言われまして…」 絹恵「へー、うちらもおじいちゃん達に渡すプレゼント探しにきたんよー」 洋榎「せやけどうちらみたいなピチピチな女子高生には好みがわからんから困っとるんや」 絹恵「京太郎くんはプレゼントもう決めたんか?」 京太郎「俺は適当な花にお菓子の詰め合わせでも付けて贈ろうと考えてますね」 洋榎「なんかおもろないなー」 京太郎「プレゼントって面白さ必要ですかね?」 絹恵「うーん…これが地域差なんかな…?」 京太郎「しっかし敬老の日ってもう意味がないんじゃないかって最近思うんですよね」 絹恵「どうして?」 京太郎「今の日本は4人に一人が老人なんですよ、昔と違って老人が増えすぎているわけなんですよ」 洋榎「ふむふむ…」 京太郎「むしろ老人よりも子供の数のほうが少ないんですし敬若の日が本来はあるべきで……」 京太郎「……というわけで老人より子供や働いている世代に感謝するのが正しいんです」 絹恵「あはは…そうかもしれへんね…」 洋榎「働いている世代に感謝か……敬老の日…プレゼント…………せやっ!」ピカーン 洋榎「ただいまーっ!」ガチャッ 雅枝「おかえり……ってなんや須賀をお持ち帰りしてきたんか、ちょっと出かけてきたほうがええか?」 絹恵「そっ…そんなんじゃ…//」カァァ 京太郎「ちょっと荷物が重そうだったので家まで届けただけですって!!」 雅枝「そうやったんか、お礼したいんやけどこれから出かけるんや、堪忍な」 京太郎「そうでしたか、じゃあ俺はこれで…」 洋榎「あっ、ちょっとだけ待ちや!」 京太郎「んっ…?」 洋榎「えっと…おかんちょっとこっち来てもらってええ」 雅枝「んっ…」テクテク 洋榎「ちょっとこれ開けてくれへんか?」 絹恵「あれ? それおばあちゃんへのプレゼントじゃ…?」 雅枝「なんやこの化粧水は…?」 洋榎「敬老の日のプレゼントや!」 雅枝「……」ゴゴゴ 絹恵「ひいっ!!」ビクッ 京太郎「まっ…雅枝さんは若くて美しい人ですよ!」 洋榎「いやー、京太郎に言われておかんにもプレゼント買わんとと思うたんや!」 京太郎「はあぁ!? 俺を巻き込むんじゃ…ひいぃぃぃぃ!!」 ―この後むちゃくちゃ怒られた カン!

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