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記者A「三尋木プロ、今年の横浜ロードスターズは、ズバリ誰を指名されるのでしょう?」 咏「ん~、誰なんだろうねぃ?そういうのは全部ウチのマネージャーに任せっきりなんで、詳しいことは知らんし?」 記者B「三尋木プロ、そのマネージャーとは三尋木プロが選手兼任監督になられた4年前から雇われたという、あの?」 咏「そそ。いや~、あいつはホント優秀だからねぃ」 記者C「確か、マネージャー兼スカウトに就任され、2年目に今やロードスターズの主力となった松実プロ、加治木プロの スカウトに、3年目にウィッシュアートプロのスカウトと雀プロの移籍交渉に成功した敏腕マネージャー……」 咏「おーう、よく調べてるねぃ。宥ちゃんもゆみちゃんもエイちゃんも大学行ってて普通に就職しようとしていた らしいんけどねぃ。あいつはあの3人が内心ではまだまだ麻雀をやりたがっているのを感じ取ってたんだろうねぃ。 宥ちゃんとゆみちゃんは2年、エイちゃんは渡航する必要があったから3年かけてなんとか口説き落として来たんだぜぃ? 執念だね~。明ちゃんはエイちゃんのスカウトに足を運んでる時に偶々会ったらしいぜ?何で移籍して来たのはわっかんね~」 記者A「他のスカウトの方達は江口プロや渋谷プロ、愛宕プロといった有力選手の獲得に向けて動く中、 その方はどうしてまた彼女達を?」 咏「それは私も気になって聞いたことがあるねぃ。 なんでも、やりたいことが出来るだけの能力があるんだから、それを閉ざすのは勿体無い、だってさ」 記者B「確かに、彼女達は今やロードスターズの主力となってますね。ロードスターズの売りの火力を備えつつ、 三尋木プロに無い堅実さを併せ持った……」 咏「おうおう、随分言ってくれるねぃ」 記者B「あ……いやいや、世間での意見としてそうある、ってことですので……!」 咏「まあいいけどねぃ。およ?ふむふむ……オッケー、了解。あんがとね~」 記者C「えっと、三尋木プロ、今の方は?」 咏「ただの伝令だけどね、今年の指名選手の名前、持ってきてくれたよ」 記者A「!!そ、その選手とは!?」 咏「えっとね~……友香ちゃんと桃子ちゃんらしいねぃ」 記者A「その選手はどこの学校に!?」 咏「いや知らんし」 記者B「……あった!インターハイの兵庫県代表劔谷高校を卒業して現在関西の強豪伊丹大学在籍、森垣友香選手!」 記者C「もう1人の方が出てこないぞ!?」 咏「あ、時間だねぃ。それじゃ会見はこれで終了させてもらうね~」 記者A「あ、待ってください、三尋木プロ!三尋木プロ~~!!」 ~~~~~ 咏「ふぅ、つっかれた~!」パタパタ 京太郎「お疲れ様です、咏さん」 咏「おーう、京太郎。関西出張お疲れさん。それで、今年はどんな子引っ掛けてきたんだぃ?」 京太郎「引っ掛けたって……友香さんは咏さんも知っているはずですよ?6年前のインターハイで解説されていたはずですし」 咏「ん~……あぁ、でーちゃんか!確かにあの火力は光るものがあったねぃ」 京太郎「モモは6年前から4年前の長野大会でうちの高校と戦った高校にいた奴です。大学入ってからは大会出ずに 部活としてしか麻雀やってなかったみたいですけど、なんとか説得出来ました」 咏「ふ~ん、長野大会ねー」 京太郎「あの和よりも区間獲得点数を上回ることも度々ありましたし、火力は申し分無し、しかも『消える』ので 防御も強いですよ」 咏「ま、京太郎が獲ってきたんだし、戦力としては申し分無いんじゃね、知らんけど」 京太郎「ええ、2人とも即戦力くらいの腕はあるはずです」 咏「ほ~んと、京太郎は女の子引っ掛けてくるのが上手いねぃ。本当に純粋なスカウトしてるのか~?」 京太郎「当たり前ですよ。むしろ純粋じゃないスカウトって一体何なんですか?」 咏「そりゃ、京太郎のプレイボーイスキルで釣った子を引っ張ってくるんじゃね、知らんけど」 京太郎「そんなこと、出来たとしてもやりませんよ。そもそも俺がそんなにモテるはず無いんですけどね」 咏(こいつのことだから本心から言ってるんだろね~。宥ちゃんもゆみちゃんもエイちゃんも、隠そうとはしてるけどきっと……) 咏「なあ、京太郎。それよりさ……」 京太郎「はい?どうかしましたか、咏さん?」 咏「京太郎、ずっと出張でいなかっただろ?だ、だからその……久しぶりに……」 京太郎「……そうだ、咏さん。監督としてちょっと確認して貰いたい書類がありますので、今夜伺いますね」 咏「!う、うん!!ま、待ってるぜぃ!」 ~~~~~ ピンポーン 咏「は~い、今開けるぜぃ」ガチャ 京太郎「こんばんは、咏さん。あ、これ関西出張のお土産です」 咏「お、あんがとー。ささ、取り敢えず上がって」 京太郎「お邪魔します。ん、相変わらず広い家ですね」 咏「京太郎」ムッ 京太郎「あ、ごめんごめん。扉閉めたら、の約束だったな」 咏「私は外でもそのままがいいのになー」 京太郎「まあ、そう言うなって。公私はキッチリと区別しとかないといい仕事は出来ないんだしさ」 咏「そりゃ分かっちゃいるんだけどねぃ」 京太郎「さて……咏、どうしたい?」 咏「う……わ、分かってるくせに……////」 京太郎「咏の口から言ってくれないと分かんないな~」 咏「し、知らんし////」 京太郎「そっかー、知らないんならどうしようもないなー」 咏「うぅ~……きょ、京太郎、お願い……////」ウワメヅカイ 京太郎「(プツン)咏ーーーーっ!!」 咏「ちょっ、いきなr、んむぅ!?……んぁ……」 ~~~~~ 咏「はぁ……はぁ……きょ、京太郎~、激しすぎ////」 京太郎「いやぁ、ごめん。咏があんまりにも可愛かったもんだから」 咏「ま、まぁ、それなら仕方ないねぃ////」 京太郎「にしてもさ、久しぶりにインターハイの話題なんて出したから、あん時のこと思い出しちゃったよ」 咏「あぁ、6年前の。私が不良に絡まれてるところを京太郎が助けてくれたんだったねぃ」 京太郎「まあ、あんだけ目立つ着物であんな路地彷徨いてた咏も咏だけどな。けど、なんであれ女性を 襲うような奴は生かしちゃおけん」 咏「あの不良は怖かったけど、京太郎と会わせてくれたこと考えればちょっとは感謝かねぃ?」 京太郎「それはなんか違うと思うけどな……」 咏「私の完全な一目惚れだったねー。そんでアドレス交換して、猛アタックして」 京太郎「俺が高2になった頃からこっそり付き合い始めて、高校卒業で咏付きのマネージャー就職して」 咏「まさか京太郎があれだけいい子達を連れてきてくれるとは思って無かったけどねぃ。思わぬ収穫だったねぃ」 京太郎「そっか……もう5年経つんだよな」 咏「そうだねぃ。長いようで短いもんだよ、全く」 京太郎「……なあ、咏」 咏「うん?どした、京太郎?」 京太郎「俺が決心するのが遅くて、かなり待たせてしまったかも知れない。けど、今年で22になって、 俺もようやく決心したんだ」 咏「……」 京太郎「咏。俺はお前を愛している。この気持ちは誰にも譲れない。だから、咏。俺と、結婚してくれないか?」 咏「っ!!」 京太郎「俺に出来る最大の努力を惜しまず、必ず咏を幸せにしてみせる。だから……」 咏「きょう、たろう……京太郎っ!」ダキッ 京太郎「うぉ!?」 咏「ずっと……ずっと待ってた……私から言おうとしたこともあった。でも、今の幸せを壊してしまう 可能性を考えると怖くて……」 京太郎「……ごめんな」 咏「ううん、いい。今、京太郎が言ってくれて、私本当に嬉しい。   京太郎、私も京太郎を愛してる。だから、私と結婚してください」 京太郎「そっか……そっか。良かった……咏、ありがとう」ギュッ 咏「私の方こそ、ありがとうだぜぃ」ギュッ 京太郎「明日にでもさ、一緒に婚約指輪を買いに行こう。順番がおかしい気もするけどな」 咏「ふふ、私ららしくていいんじゃね?」 京太郎「はは、それもそうか」 咏「そそ。……これからもよろしくな、京太郎」 京太郎「ああ、こっちこそ。咏」 カン! ゆみ「やはり京太郎はあのまま咏さんとくっついてしまったか。残念だが、祝福しないとな」 エイスリン「咏さんは素敵ですからね。私ももう少し早く日本語を勉強していれば、インハイで誘惑出来たのになぁ」 明華「諦めるのはまだ早いですよ、皆さん?」 ゆみ「どういうことだ、明華?」 宥「咏さんが妊娠した時、それが最後にして最大のチャンス、ということです」 エイスリン「!!そ、そんな恐ろしいことを……!」 明華「戦に勝つためには手段を選んでいてはいけないのですよ」 ゆみ「……いいだろう。その話、乗ってやる。ただし、負けても泣くなよ?」 宥「さすがゆみちゃん……私達は仲間であると同時に敵でもあるものね」 明華「ふふ……それでは、誰が勝っても恨みっこ無しということで……」 モウイッコカン!

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