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須賀京太郎(ノーパン)は、東横桃子と共に高校生となった。 部長に会うため、船で部室を目指していた。 京太郎「あ、なんだよ。具が入ってないよこのおにぎり。具を入れろよ全く具を、あ。具をグッと入れろ」 モモ「死んでくださいっす、京さん」ギーコギーコ 京太郎「いやそんな寒くないだろ今のは...」 モモ「いやホントに死んで欲しいっすけど、確かに具が欲しいっすね。せめて塩とかでもあれば」 京太郎「このやろー。あ、でも塩ならあるぞ」 モモ「え、どこにっすか?」 京太郎「ほどぅあっ!」ドパァ 京太郎「っぱぁああっあぁぁぁぁー...」 ゴンッ! モモ「あんたの汗から精製された塩なんかいらんっすわ!」 京太郎「やっぱりねー」 京太郎「次回をお楽しみにね」 モモ「もうっすか!?もうすぐ部室つくんすよ!?これからっすよ!?」 京太郎「マジで?」 京太郎「あー、なんかヌルヌルしてきた。あ、間違えたドキドキしてきた。いよいよ部長に会うのかー」ドキドキ モモ「それなんっすけど京さん。あなたが須賀京太郎であることは、隠しておいた方が」 京太郎「え、そう?」 京太郎「そっか、そうだな。俺最近肌ザラザラだもんn...」 モモ「あんたの肌はどうでもいいっすよ!」 京太郎「そ、そうか?」 モモ「爛れろっす!私が言ってるのはそういうことじゃなくて、部長さんが友好的である保証はないということっす」 京太郎「爛れてたまるか」 モモ「学園唯一の男子生徒が、いきなり会いに来るんじゃ危険っすよ」 京太郎「じゃ俺はただの付き添いで、俺自体はモモに手紙渡したって事にしよう。紙と筆無いか?手紙書くから」 モモ「あるっすけど。あー、しまったっす。墨汁がないっす」 京太郎「何で無いんだよ!?お前それでも墨汁戦隊スミレンジャーブラックか!?」 モモ「知らないっすよそんな戦隊!」 京太郎「スミレンジャーのレッドはお前の事期待してたぞ!?」 モモ「レッドって誰っすか!?」 京太郎「レッドことフィッシュスミレンさんは墨汁のプールを異様にスイスイ泳ぐぞ」 モモ「だから誰っすかフィッシュスミレンさんって!」 京太郎「この前溺れた」 モモ「溺れたんすか!?」 京太郎「やれやれ、墨汁がないんじゃ手紙は書けないな。墨汁、無いかなー...」 モモ「............」ギーコギーコ 京太郎「............」ジー ホッペグニー モモ「いたたたたたたたたたたたっ!」 モモ「出るわけないっすよこのアホンダラがぁー!」ドゴォ! 京太郎「キャッサバァー!」 京太郎「だ、だって出そうな感じしたもん...」 モモ「出ないっすよ!」 京太郎「現に出るもん。フィッシュスミレンさんは、引っ張ったら」 モモ「マジっすか!?」 京太郎「血が」 モモ「血かよ!血は誰でも出るっすよ!」 京太郎「そうだ。この際字が書けりゃ墨汁じゃなくてもいいや。モモ、ちょっと血ぃ出せ。アゴから」 モモ「いや、血を出すのも嫌っすけど何でアゴから...って、ん?」 慕リチャ「イチャイチャキャッキャウフフイチャイチャ」 京太郎「良かった...。モモが血を出さなくても済みそうだ...。とても血色の良いおぉとこがいるよぅ...?」ビキビキ モモ「ビンならあるっすよ京さん。1リットルくらい貰ってきてくださいっす」 バシャバシャバシャバシャバシャバシャッ!! 京太郎「それっ、もっと寄せろモモ!必殺技のフライング雑用ポセイドンアタックはこの距離じゃ届かん!」 モモ「なんすかその技!?ポポ、ポセイドン!? あー!ヤバイっす京さん!あの二人ちゅーしそうっすよ!」 京太郎「ナニィーー!急げモモ!早く船を寄せろ!」 モモ「京さんも早く!早く攻撃を!ポセイドンを!」 モモ「この距離なら飛べるっす!京さんなら!」 京太郎「そ、そうかな?何を根拠n...」 モモ「飛ぶっす!早くぅーー!」 京太郎「ヤァーーーーーーッ!」 ボチャァァン モモ「あー...やっぱ届かなかったっすか」 京太郎「やっぱってなによ!?あんた、あんた飛べって言ったじゃない!?もうイヤーーー!」 慕「あの...」 リチャードソン「大丈夫か?」 京太郎「......同情するなら...ブクブクブク...」ブクブクブク リチャードソン「え?」 京太郎「同情するなら墨汁をくれぇーーー!」 リチャードソン「えぇぇぇぇぇっ!」 リチャードソン「なんか知らんが、家から持ってくる!墨汁」タタタ 京太郎「あ、あと塩もくれ」 リチャードソン「塩も!?わ、分かった。持ってくる!」タタタ 京太郎「...なんだ。思ったより良い人じゃないか」 モモ「大丈夫っすか京さん?無責任に飛べって言ってごめんなさいっす」 京太郎「お前は思ったより嫌な奴だよ...」 数分後... 京太郎「さて、墨汁(あと塩)が手に入ったのはいいが、何を書いたら良いのか分からん...。とりあえず俺のスポーティーな生い立ちでも書くか」 モモ「そんなこと部長さんに教えてどうするんすか...?」 京太郎「じゃモモが寝言で「もっと揉んで欲しいっす」って言ってたことでも書くか」 モモ「だからアホな事書いちゃ駄目ってえぇ!?私そんなこと言ってたんすか!?嘘でしょ!?嘘っすよね!?」 京太郎「んー...。後は俺が昨日見た夢くらいしか書くことないな...」 昨日見た夢 ムキムキのおっさん『ぶるぁぁぁあああああああっ!』 モモ「なんでっすか!?他にもっとあるっすよね書くこと!」* 京太郎「んー...。あのさ、実は俺パンツをあまり履かない主義なんだけど、モモ知ってたっけ?」 モモ「え?あー、それなら知ってるっすよ。以前聞いたっす」 *京太郎「...うん。.........んー...」 モモ「それを書いてどうするっすか!」 京太郎「え!?駄目!?」 モモ「この馬鹿が!もっと真面目な事書くっすよ」 京太郎「馬鹿って言うな」 モモ「そもそも京さんはどういう理由で麻雀部に入りたいんすか?」 京太郎「そりゃ、プロの闘牌を見てああいう風に打てるようになりたいからってのがあるが」 モモ「それっす!そういう真面目な事書いときゃいいんすよおんどれは!ええこらこの芋虫が!この馬鹿が!」 京太郎「お前どんどん口が悪くなる...」 こうして歴史的に有名な書(みたいなの)が完成し 京太郎「どう?」 モモ「日出所の天子、書を日没する所の天子に致す。つつがなきや。 へぇ、洒落た書き出しっすね」 京太郎「次回をお楽しみにね」 モモ「もうっすか!?もうすぐ部室着くんすよ!?これからっすよ!?」 京太郎「マジで?いよいよ部長に会うのかー...」 カンッ!

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