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雨の午後(宮守) ――とある本屋の軒先 京太郎「参ったな・・・出かける時は晴れてたのに」 ザーザー 京太郎(走って帰るにもなぁ…止む気配がない・・・) 京太郎「でもこの通りは宮守生徒が良く通る道だし、誰か知り合いでも通れば!」 ???「あれ、京太郎?」 京太郎「キターー!!あれ?誰もいないじゃん・・・」 胡桃「・・・目線下にしてみようか」 京太郎「く、胡桃先輩!?すみません!」 胡桃「別に気にしてないよ・・・慣れてるし。で、こんなとこで何してんの?」 京太郎「夕立に遭い雨宿り中です・・・」 胡桃「傘、持ってないんだ」 京太郎「ええ、天気予報見てなくて」 胡桃「(こ、これは相合傘のチャンス!!)し、仕方ないなぁ。じゃあ入れてあげるよ」スッ 京太郎「え…」 胡桃「遠慮しないの。こんな状況の後輩を見捨てるほど鬼じゃないんだから」 京太郎「いや、遠慮というか・・・どうやって?」 胡桃「ん?」  身長差約50センチ! 胡桃「・・・ぬ、ぬおおお~~」プルプル 京太郎「足りないですねー」 胡桃「もう!京太郎、背高すぎ!」 京太郎「はは・・・(苦笑)」 胡桃「ダメ、腕が持たない。そうだ、京太郎が傘持てばいいのよ」 京太郎「それだと先輩がずぶ濡れになる気が」 胡桃「じゃ、じゃあ京太郎が私の身長に合わせて屈め!」 京太郎「腰がイカれます!」 胡桃「平気だよ、腰が痛くても牌は打てる!」 京太郎「日常生活は!?」 胡桃(く・・・このままじゃ相合傘が・・・それどころか、京太郎を置いていく羽目になっちゃう。それだけは避けないと・・・) 京太郎(これ以上は先輩に申し訳ないな・・・俺が出来るだけ屈んでいくしか・・・) 胡桃「!閃いた!これしかない!」 京太郎「ど、どんな方法ですか!」 パシャパシャ 京太郎「・・・」 胡桃「やっぱりこの方法が一番ね」 京太郎(肩車とは・・・まあ、合理的な方法ではあるのかも) 胡桃「はぁ、背低いって不便だ~。京太郎に分けてほしいぐらい」 京太郎「そうすか?俺は小さい先輩も可愛らしくていいと思いますけどね」 胡桃「・・・・・・っ~~~///!!」グリグリグリ 京太郎「あだだだだ!?俺なんか気に障ること言いました!?」 胡桃「何でもない///!ほら、キビキビ歩く!」 京太郎「はい・・・」 カン!
――とある本屋の軒先 京太郎「参ったな・・・出かける時は晴れてたのに」 ザーザー 京太郎(走って帰るにもなぁ…止む気配がない・・・) 京太郎「でもこの通りは宮守生徒が良く通る道だし、誰か知り合いでも通れば!」 ???「あれ、京太郎?」 京太郎「キターー!!あれ?誰もいないじゃん・・・」 胡桃「・・・目線下にしてみようか」 京太郎「く、胡桃先輩!?すみません!」 胡桃「別に気にしてないよ・・・慣れてるし。で、こんなとこで何してんの?」 京太郎「夕立に遭い雨宿り中です・・・」 胡桃「傘、持ってないんだ」 京太郎「ええ、天気予報見てなくて」 胡桃「(こ、これは相合傘のチャンス!!)し、仕方ないなぁ。じゃあ入れてあげるよ」スッ 京太郎「え…」 胡桃「遠慮しないの。こんな状況の後輩を見捨てるほど鬼じゃないんだから」 京太郎「いや、遠慮というか・・・どうやって?」 胡桃「ん?」  身長差約50センチ! 胡桃「・・・ぬ、ぬおおお~~」プルプル 京太郎「足りないですねー」 胡桃「もう!京太郎、背高すぎ!」 京太郎「はは・・・(苦笑)」 胡桃「ダメ、腕が持たない。そうだ、京太郎が傘持てばいいのよ」 京太郎「それだと先輩がずぶ濡れになる気が」 胡桃「じゃ、じゃあ京太郎が私の身長に合わせて屈め!」 京太郎「腰がイカれます!」 胡桃「平気だよ、腰が痛くても牌は打てる!」 京太郎「日常生活は!?」 胡桃(く・・・このままじゃ相合傘が・・・それどころか、京太郎を置いていく羽目になっちゃう。それだけは避けないと・・・) 京太郎(これ以上は先輩に申し訳ないな・・・俺が出来るだけ屈んでいくしか・・・) 胡桃「!閃いた!これしかない!」 京太郎「ど、どんな方法ですか!」 パシャパシャ 京太郎「・・・」 胡桃「やっぱりこの方法が一番ね」 京太郎(肩車とは・・・まあ、合理的な方法ではあるのかも) 胡桃「はぁ、背低いって不便だ~。京太郎に分けてほしいぐらい」 京太郎「そうすか?俺は小さい先輩も可愛らしくていいと思いますけどね」 胡桃「・・・・・・っ~~~///!!」グリグリグリ 京太郎「あだだだだ!?俺なんか気に障ること言いました!?」 胡桃「何でもない///!ほら、キビキビ歩く!」 京太郎「はい・・・」 カン!

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