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京太郎「優希」 優希「んぐんぐ」 京太郎「おいこらタコス食ってないでこっち向け」 優希「んぐんぐ…ごくっ……んー、なんだじぇ?」 京太郎「それだよ」 優希「ほえ?」 京太郎「その『じょ』だの『じぇ』だの、語尾につける癖治せないのか?」 優希「むっ、大きなお世話だじぇ!私がどういう喋り方しようがお前には関係ないじょ!」 京太郎「…えぇーい!口を開けいっ!」 優希「おっ、おがっ!あ、あいううんあえ!」 京太郎「そんな舌たらっずな口調を生むのはどこだ!この舌かー!?」 優希「!? (し、舌…?!わ、私いま京太郎に舌触られている…のか!? ちょ、ちょっと待った!さっきタコス食べたばかりだからあまり見られたくないのに)」 京太郎「まったく子供みたいな舌だな、こんな舌なら口調も甘くなるか」 優希「(あ… 舌の上を…京太郎の指が動いてる… なぞられたり、つままれたり、 先端もいじられて… や、やだ…裏側にも指の腹で撫でられているみたいにされてる…… 私の舌がおもちゃみたいにされて…… なにこれぇ……変な…変な気分になっちゃうぅ…)」 京太郎「それともこの丸いホッペが原因かな、ほれほれ」 優希「(ああ、今度は頬の内側が触られてる… またなぞられたり、這わされたり…… 私、口の中いじめられてる…! 京太郎の指に好き放題にされてるぅ……!)」 京太郎「んー、一体どこで『じぇ』とかが出るんだろうなぁ…これはもっと深く調べないと」 優希「(ふ、深くぅ!? だ、だめ! これ以上されたら…もう…もう……!)」 京太郎「…わっかんね、てか口のなか見てどうにかなるもんでもねーか おう、もう口閉じていいぞ」 優希「……じぇ…?」 京太郎「いきなり悪かったな」 優希「あ……あ、あぁ!ま、まったく乙女の口を…あ、ああああんなにじ、じっくり…………じっくり…」 京太郎「悪かったって……」 優希「……と、というか…どうして急に私の口調がどうのって言い出したんだじぇ…?」 京太郎「ああ、単純な話なんだけどな お前連れて街歩いている時さ、 あんまりお前が舌っ足らずだから周りから子供に振り回されているように見られていてな」 優希「へ?」 京太郎「友達でも一応、同年代の女の子つれて歩いているんだぜって気になりたかったっていう… まあ、これは俺のわがままだったな…改めてすまなかった」 優希「…そ、そうか……うん ……そうか……」 京太郎「てなわけで、お前はそのまんまでいいよ」 優希「………」 その日、本屋で発音練習の本を購入する優希の姿を、 或るぽんこつが発見した カンッ

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