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名前で呼ぼう!の会パートスリー 嫁田「つまらねェ」 京太郎「は?」 ハギヨシ「はい?」 嫁田「あまりにも予想通り過ぎてつまらねェって言ったんだよ」 ハギヨシ「いえ、確かに私としても予想通りどころか、思い通りと言って良い結果でしたけど、それを不満とするのはどうなのでしょうか?」 嫁田「まァこいつがちゃんと千里山の人達を名前呼びしたのはいいんすよ。けど、言ってみりゃァ予知夢に出てきたかのように頭で予想してた道筋を辿られっと、話を聞いた側としちゃァ退屈な訳っすよ」 京太郎「え?あれ?お前そんなキャラだったっけ?」 嫁田「これが俺の本来のキャラだよ。前回までは作者が俺の人格どころか人物像まで誤解しやがったもんで、なんかスポーツマンみたいな奴になってたけどよ」 ハギヨシ「目測だと京太郎君の182㎝という高身長を優に越えていた君がスポーツマンだと思っても、なんら不自然ではありませんが...」 京太郎「それよか高いぽい身長で執事やってるハギヨシさんがそれを口にしても...」 ハギヨシ「?いえ、私も昔はスポーツ選手だった時はありますよ?」 京太郎「え、マジですか?凄い意外」 嫁田「確かに汗水垂らして運動するようには見えねェっすけど」 ハギヨシ「昔の話ですけどね...。あの時は打ち上げられた白球を無邪気に追いかけ回したりもしたものです」 京太郎「まさかの野球とは。どんな選手だったんですか?」 ハギヨシ「はい。投手となった時は時速300㎞の球を投げ、内野手となった時は分身で鉄壁の守備を敷き、捕手となった時はささやき戦術で集中を乱し...」 京嫁「「殺せ○せーか!!」」 京太郎「それはそれとして副会長はどうした?」 嫁田「あの人はお前が来る前にロリっぽい店員さんをガン見し過ぎて営業に支障が出たから、責任もってタダ働きさせてるとこ」 京太郎「成程、当然の報いだな」 ハギヨシ「あのゴミ虫は放っておいて、話を戻しましょうか」 嫁田「どこまで話したか...。そうそう、お前の話が予想通り過ぎてつまんねェって事だ」 京太郎「いやー、まさか竜華さんと怜さんがああいう反応してくるとは思わんだろ」 嫁田「思わんかったのはお前しかいねェよ」 ハギヨシ「その後の江口さんと船久保さんがそっぽ向くのも、二条さんが微妙な顔をするのも、全てが予想の範疇でしたよ」 京太郎「未来予知だと...!?」 嫁田「んな能力持ってるキャラじゃねェよ」 ハギヨシ「むしろ君が.........いえ、何でもありません」 京太郎「何!?そこで切られると凄い気になるんですけど!」 ハギヨシ「とにかく、京太郎君は名前呼びくらいは抵抗無く出来るようになりましたが」 嫁田「いんや、抵抗はあるけど呼べないことはないっつー程度でしょうね」 京太郎「聞いて」 ハギヨシ「それで、嫁田君としてはどのように面白くしたいというのですか?」 嫁田「まずあれだ、京太郎。明日どこの人達と会うかとか、俺達に申告するな」 京太郎「何で明日会う前提なんだ...?いや、確かに会うけど」 嫁田「他の案もあるけど、まァ今回はそれだけでいい」 ハギヨシ「まぁどこのどなたでも結果は同じようなものだと思いますが...」 嫁田「こっちが面白くするためっすから。最初の内はこれでいいんすよ」 京太郎「後々が不安になってくるような言い方するなよ...」 翌日。 京太郎(今日は宮守の人達と遊ぶ予定) 塞「正座」 胡桃「正座」 白望「正座...」 エイスリン「セイザ!」 豊音「正座だよー」 京太郎(だったんだけどなぁ............)セイザ 塞「さて、須賀君。ここで問題です。何故君は今正座させられているでしょう?」 京太郎「すいません、全く見当が付きません。強いて言えば以前差し入れしたスイーツがお口に合わなかった事くらいしか思い付かないです」 胡桃「不正解。あのスイーツはほっぺたがとろけ落ちそうなくらい美味しかったから心配しなくてよろしい」 エイスリン「verydelicious!」つ(スイーツを食べて感動した絵) 豊音「今度また食べさせてほしいよー」 白望「正解はこれ...」スッ 京太郎「何ですかこれ?メール?」 from:神代小蒔 聞いてください、小瀬川さん! 京太郎様が、京太郎様が私の事を名前で呼んでくださったんです! みんながいる中で突然でしたけど、私とっても嬉しかったです! あ。京太郎様というのは、私が嬉しくて舞い上がってしまった時についつい呼んでしまった呼び名なのですけど、あの方は柔らかな笑顔で受け入れてくださいました。 なんだか恥ずかしいですね、えへへ...。 そういえば霞ちゃんや初美ちゃんはずっと落ち込んでたり、春はムスッとしてたり、巴ちゃんはなにかをブツブツ呟いたりしてましたが、一体どうしたのでしょう? 小瀬川さんは何か分かるでしょうか? 塞「何か言いたいことは?」 京太郎「そうですね...。小蒔さん可愛いってことでしょうか」 塞「二重の極み!」 胡桃「ゴムゴムの火拳銃(レッドホーク)!」 白望「一喰い(イーティングワン)」 エイスリン「カーネージシザー!」 豊音「虚刀流最終奥義・七花八裂・改!」 京太郎「見様見真似でも痛い!!」 塞「どう?思い知った?」 京太郎「とりあえず皆さん結構層が違うのは思い知りました...」ボロッ 塞「確かにシロと豊音のとか分かった人凄いって感じだけど、そんなことはどうでもいいんだよ」 シロ「年代的に塞のが一番古」 塞「あー、三重の極みを誰かに食らわせてみたいなー」 シロ「左ノ助はいつの時代でも最高です、はい」 京太郎「というか、小蒔さんとアドレス交換してるんですね」 胡桃「あ、それは前に永水の人達と海で遊んだときにね」 京太郎(なにその天国行きたかった) 塞「話を戻すよ。君が神代さんを名前で呼んだ当日、つまり一昨日にこのメールが届いた訳だ」 京太郎「はい」 胡桃「で、正座だよ」 京太郎「すいません、意味がわからないです」 白望「......暴飲暴」 胡桃「いや、それはもういいから」 豊音「神代さんばっかりずるいよーって事だよー!」プンプン エイスリン「ヒイキ!」プンプン 京太郎(ぷんぷん怒る二人が可愛い) 京太郎「つまり、皆さんの事も名前で呼べばいいんですよね?」 白望「そう。そろそろ名字呼びもよそよそしいと思ってた所だし...」 胡桃「そしてこの後遊びに行くわけだし、まずはここで名前呼びに慣れとこうと思ってね」 塞「須賀君のお仕置きも兼ねて、ちょっとした儀式みたいなものをやろうというわけだよ」 京太郎「え、何故お仕置き?」 エイスリン「マズ、コウ!」つ(二人が椅子に座って向かい合う絵) 豊音「その状態でそれぞれ百回ずつ名前を呼び合うんだよー」 京太郎「」 京太郎(ええ、それぞれ百回ずつ呼びましたよ。呼ばれもしましたよ。めちゃんこ恥ずかしかったよ) 京太郎(やったはいいけど、塞さんはなんか悶えてたし、胡桃さんは終わったとき叫んでたし、白望さんはなんかとろけてたし、エイスリンさんはホワイトボートで顔隠しちゃったし、豊音さんは顔真っ赤っかだったし、大変だった) 京太郎(まぁ、その後はみんな笑顔で遊んでいられたし、仲良くなれはしたかな...?) カンッ!

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