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京太郎「セミうるせえなぁ…」 今日は部長に言われて準決勝に行ったら当たるかもしれない高校の偵察に来ていた。 まだ1回戦が終わったばかりで2回戦も始まっていないのに気が早いことだ。 負けるつもりはないという自信の表れだろうか? 京太郎「まあそんなことより飯を食うか…」 昼休憩の時間は短いんだ、店を探さなくてはな。 近場でうまそうな店があればいいんだが………んっ? なんだこのいいにおいは…こっちのほうからか? 京太郎「鳥料理の店か…」 この匂いは焼き鳥のにおいだったか。換気扇からタレの焼けるにおいが漂ってくる。 どうやら親子丼やから揚げなど色々な鳥のメニューがあるようだ。 よし、ここにしよう…いや、ここがいい 「いらっしゃい!」 これはこれは…けっこう混んでいるな… 「相席ならすぐにご案内できるのですが…」 相席か…変なのと一緒となると嫌だが少しでも早く食べたいな… 京太郎「わかりました。お願いします」 「それではご案内します」 ----------------------- 絹恵「んー何食べようかな…」 洋榎「うちはから揚げやな!」 リーマンのおっさんと相席になると思っていたがまさか女子高生と相席になるとはな。 しかもこの制服は明後日に闘う姫松の制服だ。 ぐへへ…この眼鏡の子のおもちはすごくいいぞ… おっと、おもちもいいけど何を頼むか早く決めなくては… 京太郎「とりあえずこの鳥の刺身は追加するとして…」 メインをから揚げにするか親子丼にするか悩むなぁ…………………親子丼にするか。 京太郎「すいません、注文いいですかー」 京太郎「えっと…この鳥の刺身と…」 「あ…ごめんなさい、それランチではやってないんですよ」 がーんだな…出鼻をくじかれた。 まあどちらかというと居酒屋の色が強いから仕方ないか… 京太郎「じゃあ親子丼をこの焼き鳥セットでお願いします」 なら代わりにランチに200円で焼き鳥を追加できるみたいだしそれにしておこう。 親子丼だけだと少し寂しいからな。 洋榎「すんません。うちらもええですか?」 絹恵「これを2つお願いしますー」 姫松の2人も注文したのか…一体何を頼んだんだろうか? ------------------- 「おまたせしましたー」 洋榎「きたでーきたできたでーっ!」 同じタイミングだったから一緒にきたか… 京太郎「ほう…これはうまそうだ」 金色に光った親子丼に味噌汁、たっぷりとタレの付いた焼き鳥が3本も。 絹恵「わぁ…から揚げおっきいなぁ…」 向こうはから揚げ定食を頼んでいたのか…なんかうまそうだなぁ 隣の芝は青く見えるというがコッチよりも…いやいや、そんなことはないはずだ 京太郎「いただきます!」 とりあえずメインの親子丼をいってみよう。 京太郎「ぷりっとした鳥が口で飛び跳ねて…うまいぞ!」 硬いわけではなくぷりっと歯ごたえの旨い鳥だ。 卵も黄身が濃いのを使っているのかな? 旨みの強い鳥に負けずしっかりと包み込んで一体化している。 これだけ旨い鳥だと焼き鳥も期待できるな。 京太郎「じゃあ焼き鳥も…」 洋榎「むはーっ!肉汁すごいでっ!」ガリッ 絹恵「熱っ!肉汁が飛んできたで!」ピュルッ …やっぱり旨そうだ。 から揚げも追加しておくべきだった。 京太郎「そういえば深夜に同じことがあったな…」 まあいい、とりあえず焼き鳥だ。 久しぶりに焼き鳥食べるなぁ…部活ではいつも焼き鳥だが。 京太郎「旨いんだけど…これは塩で食べたかったなぁ…」モグモグ タレに甘さに鳥の脂の甘さが混ざり合って…これはこれでいいんだけど… せっかくいい鳥なんだから塩で純粋に鳥を味わいたかったな。 洋榎「旨そうやな…」ボソッ 絹恵「おいしそう…」ボソッ それでもほんとはもっとおいしく感じられるんだろうけど… 洋榎「あむ…うんまーっ!」モグモグ 絹恵「えへへ…おいしーい!」モキュモキュ 目の前でここまで旨そうにから揚げ食べられるとなんかぼやけるなぁ… ------------------- 京太郎「はぁ…食ったなぁ…」 洋榎「おいしかったぁ…」 絹恵「せやねぇ…」 でもなんか不完全燃焼だ…旨かったけど物足りない。 目の前であんな旨そうなから揚げ食べられたせいだな。 追加でから揚げ定食を頼むか? でもなんかそれも…………ええい! もうどうにでもなれ!俺はから揚げも食べるぞ! 京洋絹『すいません、追加お願いします!』 洋榎「じゃあガースーまたなー!」 絹恵「試合では手加減せんからねー!」 まさかあっちも同じタイミングで焼き鳥に親子丼を追加注文するとは… 俺が旨そうに食ってるのみて向こうも我慢できなくなったとか。 それまでは会話もなかったがそれがきっかけで仲良くなって色々話しこんでしまった。 京太郎「それにしても絹恵さんのおもちはすばらだったなあ…」グヘヘ あれは和にも負けない一品だった。 絹恵さんの胸肉も味わってみたいなぁ… 洋榎さんは…うん、同じ血が流れているとは思えなかったな。 母親はどっちなんだろう…ちょっと見てみたいな。 京太郎「それにしても最近女の子のアドレスが増えていくなぁ…」 一昨日ステーキ食べに行って3人、昨日餃子食べに行って1人 そして今日は鳥を食べて2人か。 京太郎「明日も女の子のアドレス手に入ったりしてな」 まあそううまくはいかないだろうが。 でも手に入るならおもちの大きい子がいいなぁ… あっ、明後日の副将戦はきちんと録画しておかないとな。 2人のおもちはきちんと永久保存しとかないと。 後の2人もおもち大きかったらいいなぁ… カン!

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