「京太郎「奈良の親戚の家で一年か……」小ネタ3」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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灼「……ごめん京太郎、荷物持たせちゃったね」トコトコ
京太郎「気にしないでくださいよ、元から荷物持ちのために着いてきたようなもんだし……夕飯の買い物くらいならいつでも付き合いますよ」スタスタ
灼「そ、そう……あ、ありがとう」テレッ
京太郎(そういえば……灼さんの出かけ用の私服ってなんか新鮮だなぁ……)
京太郎「灼さんの私服って自分で買ってるんですか?」
灼「……服はお母さんやお祖母ちゃんが勝手に買ってくるから、これもお母さんが選んだやつ」クルッ←漫画2巻参照
京太郎「へぇ……そうだったんだ、自分で服とか買わないんですか?」
灼「最近は全然……服とか着れればなんでもいいし……」
京太郎(……とか言ってるわりにはけっこー気にしてそうだな…………あっ)ピタッ
京太郎「灼さん、あの店に寄ってもらってもいいですか?」スッ
灼「……洋服店?」
京太郎「服の話してたら、なんだか新しいの買いたくなってきちゃって……灼さんも新しい服買いませんか?」
灼「え?」
京太郎「たまには自分の服とか選ぶのも楽しいですしね!行きましょうよ!」
灼「う、うん……」コクッ
灼(……気を使わせちゃったのかな)
灼(……でも自分の服を選ぶのとか久しぶり………)
灼(………ちょっと楽しくなってきた)ドキドキ
店員「……ありがとうございましたー!」
京太郎「……ふぅ、なかなかいい買い物した気がするぜ……!」
京太郎「ここって洋服だけじゃなくて色々な服とか置いてるんだなー、種類も豊富だなぁ」キョロキョロ
京太郎(ここなら灼さんが気に入る服とか見つかりそうだし……来てよかったかな)
京太郎(……あれ、そういえば灼さんは?)
灼「…………」ジーッ
京太郎「あ、いた……灼さん、なんかいい服でも見つかりましたか?」
灼「京太郎……うん、見つかったんだけど……どっちにしようか迷っちゃって」
京太郎「あーそういう事ありますねー、どんな服ですか?」ニコッ
灼「これなんだけど」
京太郎「」
京太郎(…………え?)
灼「最初のやつの方が良いと思うんだけど……こっちのシャツも捨てがたい」ムムム…
京太郎「…………え?」
灼「……ねぇ、京太郎はどっちが良いと思う?」
京太郎「」
京太郎(ヤバイ……!俺と灼さんでは存在する次元が違いすぎる!!!まさかここまでダサ……いや、奇抜だったとは……!)ブルブル
京太郎「ち、ちなみに灼さん……?それってもちろん部屋着とかっすよね?」
灼「え?普通に外でも来てくけど?」ポカーン
京太郎(ギャグじゃない……だとっ!?)ゾクッ
京太郎(いかん……、灼さんを止めないといけない……、あんなシャツ来てる人の隣歩きたくねー!!存在が疑われるわ!!)ビクビク
京太郎「あ、灼さん!」
灼「な、なに?」
京太郎(今の俺にできることはせいぜい矛先を変えるだけ……せめて焼肉よりはマシなTシャツを!!!!)
京太郎「………な、753Tシャツはいかが?」ビシッ
シーン
灼「…………………京太郎」
京太郎「……は、はい」
灼「……京太郎って服のセンスあるんだね……!」キラキラ
京太郎「…………え」
灼「分かった、京太郎が選んでくれたの買う」スタスタ
京太郎「……ってちょっと待った灼さん!!今のはほんの出来心っていうか!!?」アタフタ
灼「…………京太郎、……あ、ありがとう」///タッタッタ
京太郎「」
……俺のした事が果たして本当に正しかったかどうかは分からない
………だけど、一つだけ変わったことがある
それは……
灼「き、京太郎………」
京太郎「灼さん?どうかしたんですか?」
灼「あの……こ、今度の休みに………」ボソッ
京太郎(………あぁ)
灼「……ま、また一緒に服買いにいかない………?」///
京太郎(……………またですか………)ハァ…
灼さんと一緒に洋服屋に行く回数が増えました………
灼「ねぇ京太郎、このらいおんシャツどっちが良いと思う?」バッ
京太郎「……どっちも似合いますよ、灼さん」ニコッ
カン!