「京太郎「ときめきとメモリアルに満ちた高校生活?」小ネタ3」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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~玄編~
玄「……ええと、紅葉クッキーと抹茶オレ……それからみたらし団子ですね。少々お待ちくださいませ」ペコリ
タタタッ
玄「注文お願いしまーす。紅葉クッキーと抹茶オレ、みたらし団子1つずつでー」
まこ「はいよ。ちょっと待っときんさい」
玄「……ふぅ、大繁盛だねぇ。まこちゃんの提案した『和風メイド喫茶』」
まこ「そうじゃな。実家のやり方を参考にして提案してみたが……まさかここまでとは思わんかったよ」
玄「普通の喫茶店とほとんど変わらないのに、ここまでお客さんが集まってくるなんてすごいよね」
まこ「その辺はまあ……お祭り効果とか、この衣装の効果じゃろうな」
玄「なるほどなるほど、どっちも限定的なものだもんね。それにこの衣装、着てる側からでも可愛いと思うし」
まこ「ただ、回転率が多少悪くはあるがの。混んでるのはそこにも原因があるじゃろうなぁ」
客「すいませーん、注文いいですかー?」
玄「はーい、ただいまー!」
まこ「……こっちのはわしが持っていくから、注文は任せたぞ」
玄「うん!それじゃお願いね、まこちゃん」
タタタッ
玄(わ、よく見てみると外にちょっと行列ができてるなぁ)
玄(お客さんはまだまだ途切れそうにないし、いつになったら余裕できるんだろ……これ)
~和編~
和「私の担当は……もう少しで終わりみたいですね。これからどうしましょうか」
ガラッ
優希「のどちゃーん!仕事終わったかー?」
和「……ゆーき。ここには他の人も来るんですから、せめてノックをしてください」
優希「ううっ、ごめんだじょ。ところで、今はのどちゃんしかいないのか?」
和「そうですよ。何かあったときは放送で呼び出しをしてもらいますし……それがどうかしましたか?」
優希「いやー、のどちゃんを迎えに来るついでに『須賀』ってヤツを見ようかと思ってたんだじぇ」
和「須賀君ですか?なんでです?」
優希「だってのどちゃんから男の話題が出るなんて珍しいし。堂々とアタックを掛けてるとも聞いたんだじょ?」
和「アタックって……そんなのではないですよ。確かに他の男子に比べて話はしますし、一緒に出かけもしますけど」
優希「私からしたらそれだけでも十分驚きなんだじぇ。だからどんなヤツか興味があったんだけど……いないのかぁ」
和「須賀君はそもそも案内係でしたからね。もう自由時間になっていると思いますよ」
優希「ま、そこまでこだわってはいないし別にいいじょ。それよりのどちゃんはいつ終わるんだー?」
和「もう少ししたら交代ですよ。あと5分もしたら次の担当者が来ますから、引継ぎをして終わりです」
優希「そっか……じゃあ私も一緒にいていいか?そんで終わったら一緒に回ろうじぇ!」
和「ええ、そうしましょうか。でも、ひとまずここでは大人しくしていてくださいね?」
優希「うん!私だったら楽勝だじょ、任せるじぇ!」
和「……本当にお願いしますよ?」
~咲と照編~
咲「あっ、お姉ちゃん……1人で行動してるの?」
照「……咲か。うん、これからどうしようか考えてたところだから」
咲「そっか。私もちょうど仕事が終わったところでね、どうしようか考えてたんだ」
照「それなら一緒に回る?たまにはそういうのも悪くないと思うし」
咲「私は別にいいけど、お姉ちゃんはそれでいいの?」
照「うん。1人でいると色々と声かけられるし、むしろ好都合」
咲「あはは……会長さんも大変だね。それじゃ一緒に行こっか」
・
・
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咲「そういえばさ、よかったね」
照「……何が?」
咲「京ちゃんとまた話せるようになってさ。お姉ちゃん、前から気にしてたし」
照「だって咲とは普通に行動したり話したりするのに、私とは全然だったから」
咲「その辺は京ちゃんもなんか複雑だったっぽいね。よくはわからないけど……」
照「それは何となく感じてたよ。だけど、昔は3人で仲良しだったのに置いてかれたみたいで寂しかった」
咲「そっかぁ……」
咲「(でも、ずっと一緒にいるとそれはそれで別の苦労をするんだけどね)」ボソッ
照「咲、何か言った?よく聞こえなかった」
咲「あ、ええと、その……じゃあ、これからはもう大丈夫だねって」
照「うん、もう大丈夫。咲にもいっぱい心配掛けたよね」
咲「私は平気だよ。それに、特に何かできたわけじゃないから」
照「それでもごめんね。あと、ありがとう」
咲「もういいってば。それよりほら、文化祭を楽しもうよ!」
照「……うん。それなら、これからどうする?」
咲「うーん、私のオススメはやっぱり文芸部の古本市かな?あとは屋台を見て回るのも楽しそうだよね!」
照「どっちも楽しそうだし、順番に回っていこうか。時間はまだ、たくさんあるんだし」
咲「そうだね。それじゃ行こうよ、お姉ちゃん」