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*ニセあらすじ* 「貴女の笑顔に惚れました!」 そうワハハに告白する京太郎。 その結果彼女は京太郎を見るたび意識してしまい、結果的に京太郎に笑顔を見せる事が無くなってしまう。 そんな状況が数週間続き、自分の告白がワハハから笑顔を奪ってしまったのかと気に病んだ京太郎は、ワハハに謝る決心をするのであった。 ――*―― 京太郎「ごめんなさい!」 智美「す、須賀君?呼び出したと思ったらいきなりどーしたー?」 京太郎「俺が告白なんてしたばっかりに、智美さんを追い詰めてしまった。それを謝りたくて…」 智美「いや、そんな…」 京太郎「いつも笑顔を絶やさない智美さんから笑顔を奪ってしまうなんて、俺の告白は智美さんの重荷にしかならなかった。こんな事なら俺、告白なんてしなかったら良かったですね」 智美「それは…、……」 京太郎「…告白の事は忘れてください。もう迷惑をかけたりしませんから、後輩らしく大人しくしてます」 智美「……」 京太郎「今日は時間を取ってくれてありがとうございました。そして本当に、すいませんでした」 智美「………なー」 京太郎「?」 智美「須賀君は告白の時、私の笑顔に惚れたって言ってくれたけど、さ」ジワッ 京太郎(涙!?) 智美「もしかして、笑ってない今の私は、須賀君にとってもう価値なんて無い、ただの先輩なのか?」 京太郎「なっ!なんで、そういう事を言うんですか…」 智美「だって、私が笑わなくなったら告白取り消そうとするし、ユミちんやモモ、佳織にむっきーと比べたら同じ条件じゃきっと私が一番魅力が無いだろうし…」 京太郎「そんな…そんな事、俺は…」 智美「口ではどうだって言えるさ」 京太郎「……」 智美「須賀君は優しいからなー、泣いてる私を放って置けないだけなんだよ」 京太郎「……」 智美「頭ではそうじゃないって思ってても、きっと本心は「違う」…ぅえ?」 京太郎「違う、違いますよ。だって、俺が今抱いてる感情が優しさなんかから出てきた物である訳ないですから」 智美「…どーいう事だー?」 京太郎「こんな事言うの、明らかに不謹慎ですけど、それを承知で言わせてもらって良いですか?」 智美「…何だー」 京太郎「コホン…単刀直入に行って、正直泣いて弱ってる智美さんが可愛過ぎて辛抱たまりません」 智美「へっ?」 京太郎「いつも笑顔の智美さん、むしろそれ以外の表情とかあんまり見た事のない、智美の弱弱しい姿」 「その表情自体もトストライクですが、何より普段とのギャップが俺の中のなんやかんやを刺激してたまらないんです」 「無価値どころかむしろ今までの『好き』から倍率ドンですよもう」 智美「ワ、ワハハ…えーと…?」 京太郎「分かりますか?俺は智美さんの事を考えてなんかいない、身勝手な欲望で今の智美さんを求めちゃってるんです」 智美「欲望…も、求っ///」ワタワタ 京太郎「智美さん!」ガバァッ! 智美「ひぅっ」ビックーン 京太郎「俺は、貴方が欲しいんです」 智美「あ…あう///」カァァァ 京太郎「……」 智美「……///」 京太郎「……」 智美「……///」 京太郎「……///」カァァァ 智美「……あの」 京太郎「ハッ!と、とにかく、俺は優しさとか同情とかそんな綺麗な理屈じゃなく、本心から智美さんをもっと好きになっちゃってるんです。むしろ汚い感情なんですよって」アセアセ 智美「………………ワハハ」 京太郎「智美さん?」 智美「ワハハ、そっかそっか、もっと好きになっちゃったんだな。笑ってる私も、泣いてる私も、須賀君は好きでいてくれるんだな」 京太郎「っ、もちろんです!これでまだ見た事ない表情とか見せてもらったら、きっと…いや、絶対俺そのたびに智美さんの事もっと好きになって、もっと欲しくなっちゃいますよ!」 智美「し、仕方ないなー。そんな欲望丸出しの告白なんてされたらなー。思春期の男子は色々大変だって聞くし、それが私のせいなら責任を持って鎮めてやらないとなー」ワハハ 京太郎「『鎮めて』ってそれってもしかして、え、あの、その、えっと……嬉しいです」キリッ 智美「ワハハ、そう素直に喜ばれるとちょっと照れるけど、こっちも嬉しいな」 京太郎「…すいません、なんか馬鹿な事ばっか言う後輩で」 智美「ワハハ、その馬鹿な事ばっか言われてその気になっちゃう私も大概馬鹿だけどなー。そうだ、いつまでも須賀君じゃなんだし、京太郎って呼んでいいか?」 京太郎「!全然オッケーッス!むしろこっちからオナシャス!」 智美「よーし、早速だが京太郎、ちょっと屈んでくれるか?」 京太郎「え?えっと、これ位で―――」グイッ ――――チュッ 京太郎「―――え」 智美「ワハハ…と、言う訳で、これからよろしくなー、京太郎!」ニコッ 京太郎「~~~っ……はいっ!」 カンッ! ――*―― 智美「よーし、それじゃ新しい関係を祝してこれから二人でドライブに行くかー」ワハハ 京太郎「あ、それは勘弁してください」 智美「えー…」 京太郎「あ、その残念そうな顔!めっちゃキュンとキました!」ヒャッホーイ 智美「…ワハハ///」 もういっこカンッ!

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