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嫁田「爆発しろ」 京太郎「は?」 嫁田「だから、爆発しろ」 京太郎「…何言ってんだ?」 嫁田「リア充爆発しろっつってんだよこのハーレム野郎!」 京太郎「はぁ!?俺がリア充なわけねーだろ!!」 嫁田「すっとぼけんな!あんなレベル高い女子を五人も囲ってるじゃんか!」 京太郎「…はぁ」 嫁田「なんだよその哀れむような目は」 京太郎「お前もクラスの男達と同じこと言うんだな…」 嫁田「えっ?」 京太郎「ハーレムなんてとんでもねぇよ。第一俺男として見られてねーし」 嫁田「…どういうこと?」 京太郎「言葉のままの意味だよ、麻雀部に俺を異性として見てるやつは一人もいない」 嫁田「そうなの?でも咲ちゃんとは仲良いじゃん。それこそ嫁さん言われるくらいに」 京太郎「言い出したのお前だろ。まぁ咲とは仲良くしてたな、でももう過去の話だ」 京太郎「麻雀部に和って部員がいるんだけど、前に話したよな?」 嫁田「うん、京太郎が麻雀部に入ったきっかけだったっけ」 京太郎「そう、特大お餅の持ち主の。その和ってやつとやたら仲良くなってさ…同じ布団で仮眠とるくらい」 京太郎「前は京ちゃん京ちゃんって懐いてきてたのに、麻雀部入って暫くしてからはレディースランチ頼もうとしても和ちゃんと食べるからって…」 嫁田「一学期の途中辺りから昼飯誘ってくるのはそういう理由があったんだ」 京太郎「あぁ、お前にはほんと感謝してるよ」 嫁田「よせよ、照れるじゃん。それで他は?なんか部員に毎日タコス作ってるらしいけど」 京太郎「優希か、あいつも一時期はイヤになるくらい突っかかってきてたな。全国大会で中学時代の先輩と再会したらしくて、今はそっちにお熱だよ」 京太郎「タコスの方も最近近くに出来た惣菜屋が安くて旨いタコス置いてるらしくて、先日めでたくお役御免になった。そういやそれ以来会話してないな」 嫁田「そうなんだ…じゃあ先輩達は?たしか会長がいるんだよね」 京太郎「部長か…あの人は多分俺を男どころか人として見てないぞ」 嫁田「ええっ!?」 京太郎「数えたわけじゃないけど、名前を呼ばれた回数よりも買い出しお願いねって言われたことの方が多かった気がする」 嫁田「なんというか、ご愁傷さん…もう一人の先輩もそうなの?」 京太郎「いんや、染谷先輩はむしろよく面倒見てくれてた。まぁ家の手伝いが忙しくて部活にはあまり顔出してなかったけどな」 嫁田「じゃあ、もしかしてその先輩のこと…」 京太郎「いやぁ、良い人なんだけどそういう目で見るかというと…お餅ないし」 嫁田「そうなんだ」ホッ 京太郎「そんなわけで正直部室に居場所が無いから部活には行ってないし、お前との昼食が唯一のオアシスだよ」 嫁田「なっ、そんなこと言ったって何も出ないぞ//」 京太郎「それは見ればわかる」ジーッ 嫁田「…どこ見て言ってんだよ」ゴゴゴ 京太郎「そうだ、お前土曜日暇か?」 嫁田「え?まぁ予定は無いけど」 京太郎「じゃあ映画行かね?親父にペア券貰ったんだけど相手がいなくてさ」 嫁田「あっアタシでいいの?」 京太郎「だからお前以外誘うやついないんだって。まぁ俺と行くのが嫌なら別に」 嫁田「行く行く!行かせてください!」 京太郎「お、おぅ、じゃあ決まりな。詳しい事は後でメールするわ。俺職員室に用あるから先行くぜ」 嫁田「うん、また後で」 嫁田「京太郎と映画かぁ、これってチャンス…だよね?」 嫁田「…土曜日はうんとおめかしして行こう」 かんっ!

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