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初美「はるるー、はるるやーい」
春「どうしたの…?」ポリポリ
初美「あっ、はるる!それが面白い話を聞いたんですよー!
なんでも京太郎がですねー、
最近『ハルチャーが可愛すぎて辛い』と呟いたとか…」
春「」ポリーン
初美「(なんで驚いただけで黒糖が割れるんですかねー…?)」
春「………行かなきゃ
そしてごめんなさい、私戻ってこないかもしれない…
あっちで永久就職したら長野に住む事になるだろうし……」
初美「えっ?
あっ、はるるー!?
行っちゃった…
ちょ…ちょっと喜ばせようと思っただけなのに、とんでもない事に…」
…………
灼「ハルちゃん、ハルちゃんいる…?
最近、カップ麺の本気盛にハマってコンビニにいったら5個は買っちゃう可愛いハルちゃん…
おととい、ペヤングの超盛がなくて店員に詰め寄ってた可愛いハルちゃんいるー…?」
晴絵「灼、人に言われると悲しくなるからちょっとやめてほしいな……
で、どうしたの?」
灼「うん…京太郎が『ハルチャーとちゅっちゅしたいよー』って言ってたって聞いたから知らせようと思って…」
晴絵「」バサァー
灼「(なんで驚いただけで垂れた髪がストレートになるんだろ…可愛いけど)」
晴絵「理事長、ちょっと有給休暇をとりたいんですけど…
ええ、それとすみませんが私結婚するかもしれません
大丈夫です、彼を説得してこっちにつれてきますので仕事は続けられます
それじゃあ、バイちゃ…」
灼「がんばってハルちゃん…」フリフリ
理事長「…………
赤土先生、今時バイちゃって…」
…………
長野県
京太郎「いい天気だな~、歌のひとつでもうたいたくなるほどだ…
おーまーきばーはーみーどーりー♪
くさーのうーみーかぜーがふーく♪
おーまーきばーはーみーどーりー♪
よくーしげったーもーのーだー…」
ガササ…バサッ!
春「京太郎結婚しよ」
晴絵「京太郎結婚しよ!!」
京太郎「ホイッ!!?」
春「………京太郎、おばさんのストーカーがいたなんて…可哀想に」
晴絵「ちょっとコラ!私はまだ20代!!教師やってるんだからね!」
春「え………教師が男子高校生に結婚迫るとか…怖い…」
晴絵「怖くない!年の差とか最近は普通!!ていうかあなた永水の…滝見春?」
春「そう…京太郎が私のことを可愛すぎてたまらないから結婚したいって聞いたからきた」
晴絵「はぁ?!私だって京太郎が私を求めているって聞いたからやってきたのに!」
京太郎「な、なにこれ…やばいよやばいよチェン……」
春「京太郎、この人に言ってあげて…愛しているのは私のほうだって」
晴絵「京太郎現実を伝えてあげるのが優しさってものよ、さあ!」
京太郎「え、ええと……えぇ~…」
.
未春「京太郎君、なにやってるの?」
京太郎「あっ!は、ハルチャー!!」
春「………」
晴絵「………」
春&晴「あ?」
未春「あの……その人たちは?」
京太郎「あ、ああ、県外から来た友達なんだよ…なんか勘違いしてるみたいで」
未春「ふーん、大変だね……じゃあ私、こっちに買い物に来ただけだから」
京太郎「あっ、ま、待ってハルチャー!俺もいくっ!行くんだよぉー!」
未春「そう?あ、でも確かに京太郎君にも来てもらったほうが助かるかな…お話はいいの?」
京太郎「大丈夫!なにか思い違いをしているだけみたいだから、あとで話をつけるよ!」
未春「それなら…まあいいのかな……じゃあ手をつないでいこっか」ギュッ
京太郎「オッケー!ハルチャー!」ギュッ
ウフフ…アハハ…
春「………」
晴絵「………」
数日後、なぜか二人は眼鏡をかけ始めたという…
巴「私とキャラかぶるからやめて……」
春「やだもん……こんなことであきらめないもん……」
灼「眼鏡かけたハルちゃんもかわい…」
晴絵「灼、あなた本当にいい子ねぇ~!」
カンッ