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セーラ「ハッ!ハッ!ハッ!ハッ!ハッ!」シュッシュッシュッ
京太郎「精が出ますね、立て鏡の前で正拳突きとは」
セーラ「アホっ!これはなっ!告白のっ!練習やっ!」シュッシュッシュッ
京太郎「はぁ…告白っすか?」
セーラ「おうっ!せっかくっ!気持ちをっ!伝えるんやからっ!半端な気持ちはっ!アカンって!おもってな!」シュッシュッシュッ
京太郎「へーなるほどー」
セーラ「想いはっ!まっすぐ!ストレートっ!
正拳もっ!まっすぐ!ストレートっ!告白はっ!正拳やぁっ!!」シュッシュッシュッ
京太郎「哲学っすね」
セーラ「と、身体が温まったところでビシっと気をつけぃ!そしてぶちまける!
ずっと好きでしたぁっ!!付き合ってくださいぃぃっ!!!」
京太郎「決まったぁー!」
セーラ「ふぅっ…よーしこれならバッチリや、いい汗かいた~」
京太郎「お疲れさまっす、はいタオル」
セーラ「お、悪ぃな京太郎……
京太郎っ!!?」
京太郎「おお、これが本場のノリツッコミ…」
セーラ「いいいいいいいいつからそこにいたんやぁっ!?」
京太郎「ずっと先輩と会話してたんすけど」
セーラ「なっ!ななななな…!
っちゅーことは……み、見たんか!?」
京太郎「ええ、『綺麗』な正拳でした」
セーラ「あ、アホぉ///綺麗なんてそんな~////」
京太郎「正拳の話ですよ?」
セーラ「アホンダラっ!なんや勘違いさせよって!
…あぁ~~!きょ、京太郎に見られてたなんてぇ~~~……!!」
京太郎「いやいや言いふらしたりしませんよ、告白の練習なんて」
セーラ「アホー!口に出すなー!」
京太郎「それにしても先輩にも好きな人がいたんですね、そいつはラッキーなやつだ」
セーラ「え…そ、そうかな…てへへ………って、ちゃう!
お、俺のいう告白はな……その………ま、麻雀へや!麻雀への告白に決まってるやろ!
あれや!キリスト信者が信仰を告白するいうみたいなもんや!」
京太郎「え…じゃあ、『好き』と『付き合ってください』っていうのは?」
セーラ「あ、あれは麻雀が何よりも好きやっていう気持ちと、
牌たちに俺はまだまだ未熟やけど、これからも俺の打ち方に付き合ってくださいっていう、
そういう決意表明やっ!!」
京太郎「す、すげぇ…!」
セーラ「ふ、ふんっ!せやろ!俺はな、そこらの軟弱な打ち手とは違うんやで」
京太郎「……感動しました!じゃあ俺も決意表明していいっすか!」
セーラ「へ?」
京太郎「いくぞー……すぅぅぅ…………
(麻雀が)ずっと好きでしたぁぁっ!!(牌たちよ、これからも)俺と付き合ってくださいっ!!!」
セーラ「………………」
京太郎「ふぅっ……どうですか先輩!」
セーラ「………」グラァ・・・バタンッ
京太郎「せ、先輩っ!?」
セーラ「ふへ……ふへへへへ………」ニヘラァ
以降、この麻雀への熱い告白はたびたび二人きりで行われるようになったという
カンッ