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【京太郎の部屋】
霞「京くんとデートをしたいです」ドンッ
京太郎「デート、ですか……?」
霞「うん。だって、京くんが鹿児島にいる間、一回もデートをしていないっておかしいと思うのよ」
京太郎「まあ、色々ありましたしねぇ……全部解決したなーって思ったら、霞さん達は全国大会で東京行っちゃいますし
となると、今しかやれませんねえ」
霞「えっ?全国大会には京くんも連れて行くわよ?」
京太郎「えっ。なにそれ怖い」
霞「だって、京くんがいる方がおねーさん頑張れるんだもん……」
霞「それに京くんと一緒に東京観光したいし」
京太郎「つまり、俺は霞さんの充電器的なものですか」
霞「そうそう、京くんの膝の上で充電充電~」
京太郎「充電はいいですけどここでは暑苦しいので勘弁して下さいよ」
霞「ひどいっ!って、話がズレてたわ……デートに行きましょう!」
京太郎「デートですか……確かに彼氏彼女になってから一回もしてませんね」
霞「そうよ。せっかく、京くんとこういう関係になれたのに……」
霞「京くんが嫌だったら別にいいのよ」
霞「でも、もし嫌じゃなかったら……駄目かしら?」ウワメヅカイッ
京太郎(全く、いつもはお姉さんとして振る舞っているのに、俺と二人きりの時に限って甘えてくるんだから……)
京太郎(敵わないなあ、霞さんには)
京太郎「わかりました、行きましょう!」
霞「でも、どうせ京くんは行かない……って。えっ!」
京太郎「いやいや、なんですかその驚き様は。俺だってその……霞さんとデートしたいなって思っていましたから」
霞「きょ、京くんっ……」ウルッ
京太郎「ちょ、何で泣くんですかもうー!」
霞「だって、嬉しかったから……。京くんは私を選ばないだろうって思っていたから」
霞「この幸せな時もいつか壊れてしまうか不安で不安で」
京太郎「あーもう!壊れなんかしませんってば!言ったはずですよ?霞さんと一緒に生きていくって」
京太郎「もう、絶対に手を離したりはしないって」
京太郎「だからこの幸せが壊れるとか言わないで下さいよ」
霞「う、うん……」
京太郎「そんなに不安だったら証明しますよ、今ここで」チュッ
霞「きょ、京く――――ぷはぁ」
京太郎「何度だって言いますよ、俺は霞さんのことを愛している」
霞「わ、私だって京くんのことが好きよ?でも、どうしても不安になっちゃって……」
京太郎「ですから、その不安をここで消しますよ」ガバッ
霞「ひゃっ!ちょ、まだ心の準備が!」
京太郎「何を言ってるんですか。ノーブラで来てる人が心の準備をしてないって言い張るのはどうかと思いますよ」
霞「だって……京くんも男の子だし。そろそろ頃合いなのかなーって思ったから」
京太郎「頃合いも何も。俺はいつだって霞さんとこうしたいと思っていましたよ」ジッ
霞「あ、あんまりじっと見られると照れるわ……」
京太郎「綺麗だから仕方ないじゃないですか。こうしてる間も俺は必死で抑えているんですよ?」
霞「そ、それなら仕方ないわね。おねーさんが全部受け止めて上げる。だから……その」
霞「優しくしてね?」
霞ちゃん!エッチなことはいけないとおもいます!
京太郎「はぁ……最初はデートの計画を練ろうとしていたのに……」
霞「ふふっ……京くんが悪いんだからね?」
京太郎「む……霞さんにも責任はあると思います。ノーブラで来るとか反則だと思います」
霞「人のせいにするのはよくないわよ?」
京太郎「そんな事言って……あーちくしょー。俺の負けですよ」
霞「ふふっ、京くんに勝っちゃった」
京太郎「……ああ可愛いなあ!」ダキッ
霞「もう、さっきあんなにもしたのに……」
京太郎「霞さん可愛いんで何回でもオッケーです、問題なしです!」
霞「そ、そういう事言うの禁止っ!可愛いだなんてそんな……」
京太郎「だって可愛いんですから仕方ないっすよ」
霞「もう……京くんがこんなにもエッチだなんて知らなかったわ」
京太郎「健全な男子高校生なんで」
霞「……そこまで言うのならいいわよ」ボソッ
京太郎「えっ」
霞「その、ね……私と、もっとしましょう?」
京太郎「喜んでお受けしますよ、お姫様」
終われ!