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私はいつも微妙な位置にいる。
実生活も…阿知賀と練習した時も……
まるで、私の出身県みたいだ…
そんな時に憩さんの紹介で、京太郎君と出会った。
京太郎君も同じような悩みを持っていた。そのため、すぐ意気投合した。
そして…私は恋に落ちた……
だけど、京太郎君から長野に帰る事になった事を知らされた……
離れたくない、大好きなんです!
そんな言葉は、声に出せなかった…
そして、私は誕生日を迎えた。
京太郎君は、私のために帰る日を1日ずらして、デートしてくれた。
今日まで京太郎君には気持ちを伝えられなかった…
今日がラストチャンス……
そう考えた時、自然と、私は声に出していた。
京太郎「…そろそろ帰りますか絃さん」
絃「待って!!」ギュゥゥ
京太郎「…絃さん?」
絃「イヤだよ…」ポロポロ
絃「離れたくない!大好きなんです!京太郎君の事が!!」ポロポロ
京太郎「絃さん……俺もです」ギュッ
絃「………えっ」グスッ
京太郎「俺と結婚前提にお付き合いしてください!」
絃「…はい」ニコッ
京太郎「…夢みたいです、絃さんと恋人なんて」ギュゥゥ
絃「私もです、京太郎君」ギュゥゥ
幸せな私達の姿を、月と九十九里の海だけがそっと見つめてくれていた。
カンッ