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ガタンガタンッガタンガタンッ 京太郎「ふぅ……佐賀の地も久しぶりだな。ようやく姫子に会える」 プシューッ 京太郎「佐賀に着いたか。まずは白水さんを探さないと」テクテク 哩「おーい!京太郎ー!」ブンブン 京太郎「あ、白水さん!お久しぶりです!」 哩「ほんと久しぶりやな。元気しとった?」 京太郎「はい、この通りですよ!白水さんこそ元気にしてましたか?」 哩「ああ、私は滅多さん風邪引かんけんな。そいばってんわいも面白か事すんな~」 哩「彼女の姫子に内緒で会いに来るとか。まあ、驚かせたいって気持ちは分かるばってんが」 京太郎「へへ~、今日は姫子の誕生日ですからね~!色々と驚かせるつもりですよ~」 哩「はっ?」 京太郎「え、俺何かおかしな事言いました?」 哩「いやね、姫子の誕生日昨日ぞ?」 京太郎「……はい?」 哩「はい?じゃなかさ。姫子は3月26日が誕生日って本人から聞いとったろうだい」 京太郎「えっ……?う、嘘だろ……そんな……間違えてたなんて……」 哩「マジで間違えとったいや。はぁ……」 京太郎「じゃ、じゃあ俺は彼女の誕生日に祝いの電話どころかメールすらしてない最低な彼氏って事じゃないか……」 京太郎「こんなんじゃ会わせる顔がない……帰ります」 哩「おい、ちょっと待て!それともう少し落ち着け!」グイッ 京太郎「待ちません。帰ります!」 哩「おいて!話ば聞けって!」 京太郎「何の話ですか!?姫子が俺に失望して別れるかどうか検討しているって話ですか!?」 哩「なんてかコラ!わいあんま姫子ば見くびんなよ!姫子がそがん事で別れようとすんもんかって!」 哩「そら確かにショックは受けとったさ!そいばってん、わいの悪口とかは全く言わんかったっぞ!」 京太郎「………」ピクッ 哩「……そいで、姫子はまだ付き合いだして日の浅かけん、しょんなかって言いよった。だけんわいば責めんなってもな」 京太郎「ほ、本当ですか…?」 哩「本当さ!なぁ京太郎、今から姫子んがた行って謝ってこい」 哩「そいで今からでも誕生日祝いしてこいさ!姫子も怒るどころか喜ぶやろうけんさ!」 京太郎「でも…」 哩「でももくそもあるか!四の五の言わんちゃはよ行ってこい!そいで姫子ば喜ばしてこい!」 哩「これ以上ゴチャゴチャぬかしたらくらすぞ!」 京太郎「……分かりました!姫子の家に行ってきます!それと白水さん、ありがとうございます!では!」タッタッタッタッ 哩「おう、頑張らんばぞ!……行ったか。京太郎、私の初恋の男……姫子と幸せになれよ」 カンッ!

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