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京太郎「煌先輩……」 煌「おや、京太郎君。どうしました?」 京太郎「俺、麻雀の才能無いんですかね……?」 煌「突然どうしたんですか!?京太郎君らしくない」 京太郎「だって……俺、対局で一度も勝った事ないですし、ルールや役だってまだあやふやだし……」 煌「それは…京太郎君はうちに来るまで麻雀した事ない素人だった訳ですから、今は出来なくて当然だと思いますよ!」 煌「むしろ飲み込みが早くて大変すばらだと思います!」 京太郎「でも……俺、他の部員のいいカモになってて…!悔しいけど勝てないし…!もうどうしていいか分からないんです……」 煌「京太郎君以外、全員経験者ですからね。確かにいいカモにされるでしょうね」 京太郎「はい……」 煌「でも“仕方ない”ではなく、“悔しい”と思うという事は向上心がある証拠です!その気持ちを大切にすればきっと強くなれますよ!」 京太郎「強く…なれますかね…?」 煌「はい!絶対強くなれます!」 京太郎「強くなれる……。強く、なりたい…!煌先輩!俺、強くなりたいです!」 煌「ならば共に頑張りましょう!強くなるために!勝利するために!」 京太郎「はい!…ところで煌先輩?」 煌「なんでしょうか?」 京太郎「もし、お嫌でなければ俺に麻雀を教えてもらえませんか?毎日少しずつでもいいんです!お願いします!」 煌「え、でも…うちの部で私より強い打ち手はいっぱいいますよ」 煌「例えば白水部長とか姫子とか…その方達から習った方がすばらだと思いますが」 京太郎「いえ、俺は煌先輩から習いたいんです!同郷の方ですし、一緒にいて一番楽しい人ですし…駄目ですか…?」 煌「いえ、後輩が頼ってきているのにそれを助けないのはすばらじゃないですし、何より私の主義に反します!」 煌「私で良ければいつでもいくらでも教えますよ!」 京太郎「ありがとうございます!では早速お願いします!」 煌「こんなにやる気がある後輩に指導できるなんて、こんなにすばらな事はないですね!では行きますよ~!」

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