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373 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/11/10(火) 02:11:26 ID:xGs6QZIB 菫「高校生一万人の頂点! インターハイといえばすなわち彼女! …だってさ。プッ」 照「…なんだよ」 菫「だが彼女に憧れる一万の高校生達は知らない。彼女はパスケースの中に初恋の男の写し」 照「わー! わー! 黙れ!!」 菫「初恋の男の写真を忍ばせるくらい乙女なのである。ということを」 照「うるさい!」 菫「しかも小学生だか中学生だかの写真を。属に言う少年愛」 照「と、当時は私も中学生だったの!」 菫「わかってるよ。冗談だ」 照「ぐ…」 菫「『はぁ~。京ちゃん今何してるのかなぁ~。はぁと』」 照「な!? わ、私はそんなセリフ言ったことない!!」 菫「言ってたよ」 照「言ってない!」 菫「冗談だよ」 照「……く~!」 全国大会当日 菫「愛しの京ちゃんは今高1だったな。男子の部探せば見つかったりして」 照「う…うるさい!」 優希「おーい! こっちだじぇー!」 咲「待ってよー、優希ちゃーん」 菫「お。あれは長野の…ん? 宮永、何で角に隠れるんだ。同じ宮永同士仲良くすれば…」 照「私に妹はいないって言っただろ」 菫「…誰も妹がどうとか言ってないが…」 照「いいからお前も隠れろ!」 菫「やれやれ」 咲「京ちゃん。大丈夫?」 京太郎「重い…」 優希「6人分の弁当持つだけなのに、まったく貧弱だじぇ~」 京太郎「お前の大量のタコスが重いんだよ!!」 菫「……なあオイ。長野で、お前の妹と一緒にいて、金髪で、京ちゃんと呼ばれてる男がいるぞ?」 照「……」 菫「…宮永?」 照「…き、京ちゃん……京ちゃんだ…。背も高くなって…声も、顔つきも…全部男らしくなってる…///」 菫「…おーい?」 咲「京ちゃん、やっぱり半分持とうか?」 京太郎「大丈夫だって。っていうか袋ひとつしかないし、半分も何も」 咲「えー、でも…そうだ、こうやって二人で一緒に袋の紐を持てば…」 ぴと 咲「…あ/// (これ、手と手がずっと触れ合って…)」 京太郎「おお、一気に軽くなった! サンキュー咲!」 咲「う、うん///」 優希「…ムム」 菫「あらら。愛しの京ちゃんは、あっちの宮永さんとずいぶん仲がよろしいようで」 照「な、なんで…なんで未だに咲が京ちゃんと仲良くしてるの…? なんで。なんで。なんで…なんで咲と…」ブツブツ 菫「…(こんなに面白い宮永は初めてだ)…ん? おい、京ちゃんが弁当の割り箸落としたぞ。しかも気付いていないみたいだ」 照「だいたい昔から咲はそうなのよね。私がさ。私が欲しいものは全部さ。咲が…」ブツブツブツブツ 菫「…ダメだコイツ。聞いてない」 スッ 菫「ちょっと行ってくる」 照「あ、ちょっとお前何を…」 菫「ニヤリ」 菫「そこの君。割り箸落としたぞ」 京太郎「え…あ、本当だ!」 照「(あー! 弘世のヤツ、気やすく京ちゃんに話しかけるな!!)」 菫「はい、割り箸」 京太郎「ありがとうございます」 ぎゅっ 照「(あー!! わー!! どさくさに手を握った! 何やってんのよアイツ!!)」 菫「うーむ…」 ジロジロ 京太郎「……/// あ、あの。俺の顔に何か?」 照「(あんまり間近で京ちゃんを見つめるな! 変態か!!)」 菫「いや別に…。ところで自己紹介がまだだったな。私は弘世菫と言う名だ」 京太郎「え…あ、俺は須賀京太郎です」 咲「わ、私は宮永咲と言います」 優希「片岡優希だじぇ!」 菫「ふむ。大会中にまた会うこともあるだろう。よろしくな」 京太郎「は、はい。よろしくお願いします」 菫「では失礼」 照「(そのまま行ってもう一生京ちゃんに近づくな!)」 咲「や、優しい人に拾ってもらって良かったね(なんだかちょっと怖かったけど…)」 照「(違うのよ。全然優しい人なんかじゃないよ…咲)」 京太郎「ああ、それにすげー綺麗な人だったな~…でへへ」 照「!?」 咲「む…。そ、そうだね…」 優希「ぬう…鼻のした伸ばすな犬のくせに!」 京太郎「また会えるといいな~…」 咲「むう~…」 菫「よっ。宮永」 照「……弘世」 菫「いや、なかなか格好良くて、それでいて可愛らしくて、いい子じゃないか。私もお近づきになれたことだし、本気で迫っちゃおうかな? なんて」 照「うるさい! お前なんか嫌いだーー!!」 ダッ 菫「…………あいつ面白っ」 京太郎「はー。ポカポカ陽気のいい天気だな~・・・こんないい日にみんなは全国大会の試合中・・・そして俺は弁当の買出し、か。ふっふっふ・・・ハァ」ガクッ 菫「おや。須賀君」 京太郎「あ、弘世さん! 昨日はどうも(あー、やっぱり綺麗な人だな~)」でれでれ 菫「ああ・・・ところでなぜ外に?」 京太郎「昨日と同じく、弁当の買出しに・・・弘世さんこそ、試合中じゃないんですか?」 菫「運が良くてな。相手飛ばして早めに終わった。暇だからブラブラしてたところだ」 京太郎「へえ、凄いですね! 強いんですね~、弘世さんの学校」 菫「いや、それほどでも・・・ところで、私は名字で呼ばれるのが何かよそよそしくて嫌いでな(・・・まあ嘘だけど)」 京太郎「? は、はあ」 菫「『弘世さん』ではなく、ぜひ『菫』と呼んで欲しい」 京太郎「え!? い、いいんですか?」 菫「ああ」 京太郎「え、えっと、じゃあ・・・す、菫さん・・・」 菫「うん、これからはそう呼んでくれ。京ちゃん」 京太郎「え、きょ、京ちゃ・・・?」 菫「照、じゃなかった・・・えー、昨日そう呼ばれてたみたいだから・・・駄目かな?」 京太郎「だ、だだだだめじゃないです!!  いくらでもそう呼んでください!」 菫「そうか、よかった。ふふふ」 京太郎「(ドキーン)」 菫「ところで、弁当の買出しは大丈夫か?」 京太郎「あ、はい。事前に予約してて・・・あと5分くらいかな」 菫「あと5分か・・・そうだ、あそこのゲーセンでプリクラでも撮らないか?」 京太郎「プリクラですか?」 菫「ああ、君とはなんだか馬が合いそうだし、2人知り合った記念に・・・駄目?」 京太郎「おおおオッケーっす!! こちらこそお願いします!」 菫「ふふっ・・・(可愛い反応してくれるじゃないか。なるほど、照が惚れてるのもわかる・・・)」 京太郎「(あーー!! パシリになるだけだと知っていながらも、全国までついて来て、本当に良かったーー! なんかツいてるぞ俺!!)」 菫「どのフレームがいいかな・・・あ、このハートに囲まれてる奴とか好都合・・・いや、可愛くていいかもな」 京太郎「は、はい!」 菫「じゃあ撮るぞ・・・・・・そうだ、京ちゃん。ちょっとこっち向いてくれ」 京太郎「はい?」   ちゅっ 京太郎「!!?」 カシャッ 菫「で。京ちゃん♪ 菫♪ と互いに呼び合う仲になってきた」 照「・・・う、うううう嘘つけ。き、きき昨日会ったばかりでそそそそんな馬鹿な」 菫「信じる信じないは自由だがな。ま、京ちゃんも私の好みのタイプではあるし・・・」 照「う、あ・・・う”う”う・・・・・・ぜ、全国大会中だぞ! 色恋に現を抜かしてないで、もっと集中しろ!」 菫「フッ。それはお前だろ」 照「うるさい!」 菫「(やっぱり面白い反応を・・・が、さすがにあのプリクラは見せない方がいいかな。本格的に大会に集中できなくなられても困るし・・・)」 誠子「・・・あ、弘世先輩。マークしろと言われてた長野の清澄ですが、先輩の言うとおり勝ち上がったみたいですよ」 照「き、清澄をマーク!? 聞いてないぞ。弘世、いつの間にそんな・・・」 菫「おお、良かったな宮永。これでまた会えるぞ」 照「え・・・/// きょ、京ちゃ・・・」 菫「いや、お前の妹にだよ」 照「あ、そっちか。うん、まあ・・・・・・・・・って、私に妹はいない」 菫「はいはい(・・・しかし、見せられなくなると分かっていながらも、ついあんな撮り方を・・・なぜだ。もしかして私も・・・・・・。ふう、まさかな)」 照「な、何ニヤニヤしてるんだ」 菫「え? ・・・いや、なんでもないさ」 #comment
373 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/11/10(火) 02:11:26 ID:xGs6QZIB 菫「高校生一万人の頂点! インターハイといえばすなわち彼女! …だってさ。プッ」 照「…なんだよ」 菫「だが彼女に憧れる一万の高校生達は知らない。彼女はパスケースの中に初恋の男の写し」 照「わー! わー! 黙れ!!」 菫「初恋の男の写真を忍ばせるくらい乙女なのである。ということを」 照「うるさい!」 菫「しかも小学生だか中学生だかの写真を。属に言う少年愛」 照「と、当時は私も中学生だったの!」 菫「わかってるよ。冗談だ」 照「ぐ…」 菫「『はぁ~。京ちゃん今何してるのかなぁ~。はぁと』」 照「な!? わ、私はそんなセリフ言ったことない!!」 菫「言ってたよ」 照「言ってない!」 菫「冗談だよ」 照「……く~!」 全国大会当日 菫「愛しの京ちゃんは今高1だったな。男子の部探せば見つかったりして」 照「う…うるさい!」 優希「おーい! こっちだじぇー!」 咲「待ってよー、優希ちゃーん」 菫「お。あれは長野の…ん? 宮永、何で角に隠れるんだ。同じ宮永同士仲良くすれば…」 照「私に妹はいないって言っただろ」 菫「…誰も妹がどうとか言ってないが…」 照「いいからお前も隠れろ!」 菫「やれやれ」 咲「京ちゃん。大丈夫?」 京太郎「重い…」 優希「6人分の弁当持つだけなのに、まったく貧弱だじぇ~」 京太郎「お前の大量のタコスが重いんだよ!!」 菫「……なあオイ。長野で、お前の妹と一緒にいて、金髪で、京ちゃんと呼ばれてる男がいるぞ?」 照「……」 菫「…宮永?」 照「…き、京ちゃん……京ちゃんだ…。背も高くなって…声も、顔つきも…全部男らしくなってる…///」 菫「…おーい?」 咲「京ちゃん、やっぱり半分持とうか?」 京太郎「大丈夫だって。っていうか袋ひとつしかないし、半分も何も」 咲「えー、でも…そうだ、こうやって二人で一緒に袋の紐を持てば…」 ぴと 咲「…あ/// (これ、手と手がずっと触れ合って…)」 京太郎「おお、一気に軽くなった! サンキュー咲!」 咲「う、うん///」 優希「…ムム」 菫「あらら。愛しの京ちゃんは、あっちの宮永さんとずいぶん仲がよろしいようで」 照「な、なんで…なんで未だに咲が京ちゃんと仲良くしてるの…? なんで。なんで。なんで…なんで咲と…」ブツブツ 菫「…(こんなに面白い宮永は初めてだ)…ん? おい、京ちゃんが弁当の割り箸落としたぞ。しかも気付いていないみたいだ」 照「だいたい昔から咲はそうなのよね。私がさ。私が欲しいものは全部さ。咲が…」ブツブツブツブツ 菫「…ダメだコイツ。聞いてない」 スッ 菫「ちょっと行ってくる」 照「あ、ちょっとお前何を…」 菫「ニヤリ」 菫「そこの君。割り箸落としたぞ」 京太郎「え…あ、本当だ!」 照「(あー! 弘世のヤツ、気やすく京ちゃんに話しかけるな!!)」 菫「はい、割り箸」 京太郎「ありがとうございます」 ぎゅっ 照「(あー!! わー!! どさくさに手を握った! 何やってんのよアイツ!!)」 菫「うーむ…」 ジロジロ 京太郎「……/// あ、あの。俺の顔に何か?」 照「(あんまり間近で京ちゃんを見つめるな! 変態か!!)」 菫「いや別に…。ところで自己紹介がまだだったな。私は弘世菫と言う名だ」 京太郎「え…あ、俺は須賀京太郎です」 咲「わ、私は宮永咲と言います」 優希「片岡優希だじぇ!」 菫「ふむ。大会中にまた会うこともあるだろう。よろしくな」 京太郎「は、はい。よろしくお願いします」 菫「では失礼」 照「(そのまま行ってもう一生京ちゃんに近づくな!)」 咲「や、優しい人に拾ってもらって良かったね(なんだかちょっと怖かったけど…)」 照「(違うのよ。全然優しい人なんかじゃないよ…咲)」 京太郎「ああ、それにすげー綺麗な人だったな~…でへへ」 照「!?」 咲「む…。そ、そうだね…」 優希「ぬう…鼻のした伸ばすな犬のくせに!」 京太郎「また会えるといいな~…」 咲「むう~…」 菫「よっ。宮永」 照「……弘世」 菫「いや、なかなか格好良くて、それでいて可愛らしくて、いい子じゃないか。私もお近づきになれたことだし、本気で迫っちゃおうかな? なんて」 照「うるさい! お前なんか嫌いだーー!!」 ダッ 菫「…………あいつ面白っ」 京太郎「はー。ポカポカ陽気のいい天気だな~・・・こんないい日にみんなは全国大会の試合中・・・そして俺は弁当の買出し、か。ふっふっふ・・・ハァ」ガクッ 菫「おや。須賀君」 京太郎「あ、弘世さん! 昨日はどうも(あー、やっぱり綺麗な人だな~)」でれでれ 菫「ああ・・・ところでなぜ外に?」 京太郎「昨日と同じく、弁当の買出しに・・・弘世さんこそ、試合中じゃないんですか?」 菫「運が良くてな。相手飛ばして早めに終わった。暇だからブラブラしてたところだ」 京太郎「へえ、凄いですね! 強いんですね~、弘世さんの学校」 菫「いや、それほどでも・・・ところで、私は名字で呼ばれるのが何かよそよそしくて嫌いでな(・・・まあ嘘だけど)」 京太郎「? は、はあ」 菫「『弘世さん』ではなく、ぜひ『菫』と呼んで欲しい」 京太郎「え!? い、いいんですか?」 菫「ああ」 京太郎「え、えっと、じゃあ・・・す、菫さん・・・」 菫「うん、これからはそう呼んでくれ。京ちゃん」 京太郎「え、きょ、京ちゃ・・・?」 菫「照、じゃなかった・・・えー、昨日そう呼ばれてたみたいだから・・・駄目かな?」 京太郎「だ、だだだだめじゃないです!!  いくらでもそう呼んでください!」 菫「そうか、よかった。ふふふ」 京太郎「(ドキーン)」 菫「ところで、弁当の買出しは大丈夫か?」 京太郎「あ、はい。事前に予約してて・・・あと5分くらいかな」 菫「あと5分か・・・そうだ、あそこのゲーセンでプリクラでも撮らないか?」 京太郎「プリクラですか?」 菫「ああ、君とはなんだか馬が合いそうだし、2人知り合った記念に・・・駄目?」 京太郎「おおおオッケーっす!! こちらこそお願いします!」 菫「ふふっ・・・(可愛い反応してくれるじゃないか。なるほど、照が惚れてるのもわかる・・・)」 京太郎「(あーー!! パシリになるだけだと知っていながらも、全国までついて来て、本当に良かったーー! なんかツいてるぞ俺!!)」 菫「どのフレームがいいかな・・・あ、このハートに囲まれてる奴とか好都合・・・いや、可愛くていいかもな」 京太郎「は、はい!」 菫「じゃあ撮るぞ・・・・・・そうだ、京ちゃん。ちょっとこっち向いてくれ」 京太郎「はい?」   ちゅっ 京太郎「!!?」 カシャッ 菫「で。京ちゃん♪ 菫♪ と互いに呼び合う仲になってきた」 照「・・・う、うううう嘘つけ。き、きき昨日会ったばかりでそそそそんな馬鹿な」 菫「信じる信じないは自由だがな。ま、京ちゃんも私の好みのタイプではあるし・・・」 照「う、あ・・・う”う”う・・・・・・ぜ、全国大会中だぞ! 色恋に現を抜かしてないで、もっと集中しろ!」 菫「フッ。それはお前だろ」 照「うるさい!」 菫「(やっぱり面白い反応を・・・が、さすがにあのプリクラは見せない方がいいかな。本格的に大会に集中できなくなられても困るし・・・)」 誠子「・・・あ、弘世先輩。マークしろと言われてた長野の清澄ですが、先輩の言うとおり勝ち上がったみたいですよ」 照「き、清澄をマーク!? 聞いてないぞ。弘世、いつの間にそんな・・・」 菫「おお、良かったな宮永。これでまた会えるぞ」 照「え・・・/// きょ、京ちゃ・・・」 菫「いや、お前の妹にだよ」 照「あ、そっちか。うん、まあ・・・・・・・・・って、私に妹はいない」 菫「はいはい(・・・しかし、見せられなくなると分かっていながらも、ついあんな撮り方を・・・なぜだ。もしかして私も・・・・・・。ふう、まさかな)」 照「な、何ニヤニヤしてるんだ」 菫「え? ・・・いや、なんでもないさ」 #comment

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