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京太郎「ん…あれ……?」 塞「あ、起きちゃった?ごめんね」 京太郎「いえ…それより俺は今何を?耳に違和感が…」 塞「耳かき。京太郎、居間で爆睡してたから今なら出来るかな~って。いやならやめようか?」 京太郎「別にいいっすよ。現状掴めなかっただけですし。にしても耳かきなんて久しぶりっすね」 塞「でしょ?中学の時はやってあげてたけど高校入ってからは一度もやってないじゃん」 京太郎「そういえばそうですね。あ~、気持ちいい…」 塞「あんまり大きく動かないでね。手元狂っちゃうから」 京太郎「耳かきもですけど膝枕自体久しぶりですね。やっぱ塞さんの膝枕は最高ですよ…」 塞「むっ。まるで色々と膝枕を経験してきたような言い方だね」 京太郎「ち、違いますよ!塞さんにしかやってもらったことないですって!」 塞「あはは。冗談冗談。ちょっと辛かってみただけ」 塞「というか、別に付き合ってるわけじゃないんだし本当に別の子にしてもらってても怒らないっての」 京太郎「……そうっすよね」 塞「ん?どした?元気なくなったような……」 京太郎「いえ、何でもないです。俺もそろそろ覚悟決めないとって思っただけですから」 塞「何の?」 京太郎「内緒です」 塞「えー?教えてよ」 京太郎「いやです」 塞「京太郎のケチー」 京太郎「ケチで結構ですよ」 塞「ちぇっ。あ、こっち終わったから反対ね」 京太郎「はい。……あの」 塞「何かな?」 京太郎「もう少し寝てもいいですか?」 塞「ん、いいよ。耳かきはこっちで勝手に終わるから。夕飯まで私の膝を貸してあげよう」 京太郎「ありがとうございます」 塞「おやすみ京太郎」 京太郎「はい、塞さん」 カンッ

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