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京太郎「おいーっす……って、お前だけか」 数絵「なによ、私じゃ不満?」 京太郎「いや、今日はじいさんに教えてもらう約束だったからさ」 数絵「おじいさまならちょうど出かけたわ。すぐ戻るとは言ってたけど」 京太郎「なら待つとしますかね」 数絵「おせんべいあるけど、食べる?」 京太郎「お、食う食う。腹減ってたんだ」 数絵「待ってて、今お茶も用意するから」タタタ 京太郎「手伝おうかー?」 数絵「おとなしく座ってて」 京太郎「さいですか」 京太郎「うーむ」ズズズ 数絵「どうかしたの?」 京太郎「ちょっとな……」 数絵「なによ、濁して」 京太郎「まぁ話してもいいけど、取り乱さず聞いてくれよ?」 数絵「もったいぶるじゃない」 京太郎「あ~、やっぱやめようかな」 数絵「いいから、話して」 京太郎「わかったから、そんな凄むなよ……」 京太郎「お前、俺のこと好きだったりする?」 数絵「……え?」カァァ 京太郎「いや、学校の友達とかにお前のこと話すじゃん?」 京太郎「そしたら、高確率でお前が俺に気があるみたいなこと言われるんだよな」 京太郎「あいつらも他人事だからって好き勝手言ってるんだと思うけど……なぁ?」 数絵「あ、え……っと、あの、その……」アタフタ 京太郎「……とりあえず落ち着こうぜ」 数絵「――っ、そうね……」スーハー 京太郎「だから言いたくなかったのに……やっぱお前怒るじゃん」 数絵「怒ってなんか、ない」 京太郎「そうか? ならいいけど」 数絵「……ところで、どう思ったの?」 京太郎「なにをだよ」 数絵「あなたの友達が、その……す、好きなんじゃないかって言ったことについてよ」 京太郎「ああ、それね。まぁ、ありえねーとは思ったな」 数絵「そう、なの?」 京太郎「だってお前理想高そうだし、俺みたいなのはそういう対象じゃないのかなって」 数絵「……」 京太郎「嫌われてはいないかなーとは思ってたけど」 数絵「……よく、わかったわ……本当、バカね」 京太郎「いきなりバカ呼ばわりはやめてくれ」 数絵「バカなのは私。あなたは鈍感なだけ」 京太郎「は?」 数絵「いつか気づくかなって思ってたけど、それじゃダメみたいね」ハァ 京太郎「いや、どういうことだよ」 数絵「こういう……」ミヲノリダシ 京太郎「え?」 数絵「ことよ」チュッ 京太郎「……は?」ホオヲサスリ 数絵「言葉にした方がいい?」 京太郎「いや、いやいやいや……ちょっと待て!」 数絵「私はあなたが――」 京太郎「――っ、俺もお前が……!」 「「好き(だ)!」」 数絵「……」 京太郎「……」 数絵「え、あれ……?」 京太郎「……ったく、女に告白させるとかかっこ悪すぎだろ」 数絵「そんな……」ポロポロ 京太郎「あー、泣くなよ。じいさんに見られたら殺されちまう」ポンポン 数絵「私……ずっと見向きもされてないって……」 京太郎「まぁ、結局は両想いなんだろ? じゃあそれでいいだろ」 数絵「……でも、不公平よ。私だけキスして」 京太郎「ああ、ほっぺにね……たしかにこのままじゃ、男らしくないよな」 数絵「どう、するの?」 京太郎「数絵、立てるか?」テヲサシダシ 数絵「うん」テヲツカミ 京太郎「目、閉じて」 数絵「ん……」 ――二人は幸せなキスをして終了 「あー、こりゃ家に入れないな……まぁ、今日は赤飯でも炊いてやるとするか」 カンッ

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