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久「須賀くんはね、私にとっての王子様なのよ」 京太郎「……はい?」 久「どうして今まで部員がいなかったのかわかる?」 京太郎「いえ……」 久「私が拒んでいたからよ。王子様にも従者にもなれない存在なんて必要ないの」 京太郎「は、はぁ?」 久「須賀くんを一目見た時からわかったわ。やっと私の王子様が来てくれた!って」 久「3年になって、最後の年で、さんざん待たせてくれるなんて、ずいぶんとロマンチックなことをしてくれるじゃない?」 久「……まさか、その王子様が悪い魔王まで連れてくるなんて思わなかったけどね」 久「ヤスコには期待してたんだけどねー。悪い魔王と王子様を惑わす悪魔をやっつけてくれる魔法使いを」 久「結局はどうにも出来なかったけど……」 久「でも、やっぱり私ってさ。悪い時ほど運が良いっていうか」 久「まさかエレベータが止まるなんて思わなかったけど……おかげで、須賀くんと二人きり」 京太郎「あ、あの……おかしいですよ。部長」 久「あら、まだあのわるーい悪魔に惑わされているのね」 久「これは目を覚ましてあげなくちゃ……お姫様の、口づけで」 京太郎「な、なんでこんなに力が……」 久「ふふ……楽しみましょう? お・う・じ・さ・ま……♪」 カンッ

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