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「・・・・・ZZZZ」 「本当に、この子は」 膝の上で暢気に寝息を立てる金髪の男子。 肉体労働の雑用ばかりで疲れていたのだろう、ベンチで姿勢を崩して眠っているところを膝枕してあげたのだ。 張り切ってくれるのはありがたいけれど 「もしそれで体調を崩したら小蒔ちゃんは麻雀どころじゃなくなるわよ」 そっと頭をなでる。 安らかな寝顔は子供のようで可愛らしい。 いつもの女性の胸を前にすると浮かべるだらしのない笑みとは大違いだ。 普段からこうならもっと女性にモテているかもしれない。 「もっとも、そうなると小蒔ちゃんが大変なことになるでしょうけど」 「ZZZ・・・む・・・む?」 膝の上で京太郎くんが身じろぎして薄目を開ける。 「あら、まだ寝ていても大丈夫よ?」 「・・・・・かあ、さん?」 「・・・・・・!!?」 京太郎くんの口からその言葉を聞いた瞬間、私の胸に何かが走った。 頬が紅潮する。神を降ろした感覚よりも強く、それでいて心地よい衝撃。 母さん。 ああ、なんて 「・・・・・なんて、素敵な響きなのかしら」 「・・・・・・・・はい?」 カンッ

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