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京太郎「うへぇこんなのもあるのかよ…げっ!?もうこれって拷問の類じゃないのか!?」 煌「須賀君も殿方なのでこの手の本を読むのは理解できますが、部室で読まれるのはすばらくないですね」 京太郎「どぉわ!花田先輩!!何時からそこに!?」ビク 煌「おや、落としましたね。どれ須賀君はどういうことに興味があるんでしょうか」ペラ 京太郎「ちょっと花田先輩ストッ」 煌「…個人的な趣向にどうこういうのは憚れますがこういうすばらくないものは止めといた方が…」ドンビキ 京太郎「ち違うんですよ池田先輩!?これには深いわけが」カクカクシカジカ 煌「成程つまり須賀君は白水先輩の趣向を理解しようとしてこの本を読んでいたと」 京太郎「そうなんです!ですからこの件にかんしましては平にご容赦を」ドゲザ 煌「好きな人のためなら否定もせず、無関心でいるわけでもなく自ら歩み寄り理解を示す。その考えすばらです」 京太郎「え、それじゃあ」カオアゲ 煌「この件に関しては見逃してあげます。ですが、こういうものを持ち込むなとは    言いませんが次からは公共の場で読むのは控えるように」 京太郎「ありがとうございます」 煌「それと私からのアドバイスです。こういうのはですね…」ゴニョゴニョ 京太郎「え!?そんなのでいいんですか?」 哩「あれ?今日は京太郎以外まだ来やないと?いつもなら花田あたりがとっくにきてる頃なんに」 京太郎「あ、白水部長おはようございます。なんか次に向けてのミーティングをするとか        先生が言ってたのでそれに呼ばれたんだと思いますよ」 哩「次って秋季大会?私はなん聞いてなかよ」 京太郎「あーそれなら春に向けてってことじゃないですか?飲み物はコーヒーで大丈夫ですよね」 哩「あ京太郎砂糖なんやけど…」 京太郎「分かってます。多めでいいんですよね。熱いから気を付けてくださいね」コト 哩「ん、ありがと。ってなんコレは?」 京太郎「何ってコーヒーですよ?」 哩「そげなんは見ればわかるとよ。私の言うてるんはカップ(ハートマーク入り)んこと」 京太郎「その事ですか。すいません実は何時も部長が使ってる奴割っちゃいまして…それで代用品を買ってきたんですよ」 哩「そいで、なしけん京太郎まで私と同じカップ使ってると?お前のもちごうとる奴やったやろ」 京太郎「あぁ部長の買ったついでに俺のも新調してみました」 哩「あくまでもそうゆう態度ばとるのか」コーヒーイッキノミ 京太郎「あ、部長そんなに一気に飲んだら…」 哩「〜〜〜!!」ジタバタ 京太郎「あーあ部長は猫舌なんですから一気のみなんてしたらそうなりますって。今冷たい水持ってきますよ」 哩「うるふゃいひゃいひゃいおまへが」 京太郎「あー部長ろれつが回ってなくて今一なに言ってるのか分かりません。        はい、一応氷も入れといたんで水でもダメなら氷も舐めたほうがいいですよ」 哩「とにかく!私は今から買い物に行ってくる」 京太郎「それなら俺も付き合いますよ」 哩「いらん!」スタスタ 京太郎「ちょっと待ってくださいってば部長」アセアセ 哩「お前は来るな」 京太郎「すいませんでした!本当は軽い冗談のつもりだったんです。        ここまで怒るとは思わなくて…だからお詫びに荷物持ちをさせてください」 哩「…ほんまに反省しとるんか?」 京太郎「はい」 哩「なら今回は特別に許してやる」 京太郎「ありがとうございます。それじゃあ」テサシノベ 哩「…言ったそばからなんのつもり?」ジトー 京太郎「ほら、部長って美人じゃないですか。だから買い物に行った時のナンパ防止の為ですよ。        嫌なら無理強いはしませんけど俺としては繋いで欲しいなーなんて」アハハ 哩「…そこまでゆうなら仕方なくつなかでやるとよ。勘違いしちゃいかんとあくまでもナンパ避けのためやけんな」ス 京太郎「じゃあいきましょうか」コイビトツナギ 哩「おい何だこん繋ぎ方は!こら手ばつなかだまま引っ張るな」 哩「うう…恥ずかしい。絶対にあん店員にカップルだと思われた」 京太郎「そりゃ買い物中も手をつなぎっぱなしでしたからね」ゲンザイシンコウチュウ 哩「それはナンパ防止の為だしゃあなかやろ」 京太郎「でも会計の時も手を離さないのはどうかと思いますよ?携帯にチャージしてたから問題なかったですけど」 哩「それは関係なか。お前が―――― 哩(あ、コレよかかも) 哩『♪』 京太郎『あ、コレいいですね』オナジモノトリ 哩『…』チガウモノセンタク 京太郎『こっちもいいですね』ヒョイ 哩『……』サラニチガウモノ 京太郎『そっちも捨てがたいですよねー』ヒョイ 哩『…京太郎』 京太郎『あ、哩さんこのストラップいいと思いません?』ペアセット 哩「って事あるごとに私と同じものばセットで選ぶからだ」ドッサリ 京太郎「それじゃあコレ全部返品して弁解してきますか?」 哩「そぎゃん見っとも無いこと出来るか!大体なんだ学校出た途端下の名前で呼びはじめて」 京太郎「流石に外でも部長って呼ぶのは控えたほうがいいかなと思いまして…ひょっとして迷惑でした?」 哩「いいやなら学校ば出てスグに辞めさせてる」 京太郎「よかったぁ」ホッ 哩「さて、そろそろよかやろう…京太郎ちょこっとそこんベンチに座れ」グイ 京太郎「え?どうしたんですかいきなり」ドサ 哩「誰の差し金だ?」ギロ 京太郎「…なんのことですか?」 哩「とぼけるな。京太郎とは半年くらいの付き合いやけどお前がいきなりこうゆう事ばする奴とは思えん。言え誰の指示だ」ゴゴゴ 京太郎「…言えません」 哩「京太郎、今正直に話すなら今日の事は冗談で済ませてやるとよ。…もし言わんけんなら本気で怒るぞ?」 京太郎「……実は花田先輩に知恵を貸してもらいまして」 哩「花田か…アイツはこういった事には参加せんと思ってたんやけど」 京太郎「誤解しないでください。花田先輩にはアドバイスをもらっただけで全部俺の意思です」 哩「なら改めて聞く。何故こぎゃん事ばした?コーヒーカップば割ったってのもウソやろ?」 京太郎「それは…その……哩さんの趣味ってちょっと個性的じゃないですか。        それを理解しようとしてたのを花田先輩ばれちゃいまして…        そうしたら花田先輩が恥ずかしいことをするのもソレに含まれるって聞いたんです。        それで前に先輩がこういったことは恥だって言ってたのを思い出して、それなら同じことをすればいいかなと」 哩「は?それだけ…か?冗談や悪ふざけやなくて?」 京太郎「冗談なんかじゃありませんよ!俺は本気で…!!」 哩『なんやいいつらは人目も気にせんでちゃ!なんやよかつらは人目も気にしぇんでちゃ!     男んほうも男ん方ばいあげなんは福岡ん恥ばい』 京太郎『気持ちはわかりますけどさすがに言いすぎじゃないですか?』 哩『よかしゅぎじゃなか京太郎もあげな風になりよったらいかんばい』 哩(確か前にそぎゃんことば言った気がするけど…京太郎はそぎゃんことまで覚えてたの?) 哩「プ…ふふふ…あはははははははは」 京太郎「笑うことないじゃないですか///」 哩「いやスマンスマン。まさかそぎゃん答えが返ってくるとは思ってなくてな。     まぁお前の気持ちは理解したが、お前が良かれとした事でも私は凄く怒っとる」 京太郎「…はい」 京太郎(好きな人の嫌がることをやったんだ。嫌われて当然だよな)ズーン 哩「やけん一つだけ私のゆう事ば聞け。そうしたら許してやる」 京太郎「え…」 哩「どうしたゆう事ば聞くのか?聞かいなかのか?」」 京太郎「聞きます!なんだってやります!!」 哩「そうか。なら今か行くカフェのスイーツで前から食べたかった奴があってな。     値段もそうなんやけど色々と問題があって行けなかったんやけん。やけんそれば奢ってくれたら許してやる」 京太郎「分かりました!それで許してくれるならすぐ行きましょう」 哩「ちょー待て京太郎」 京太郎「はい?」 哩「手」サシノベ 京太郎「て?」 哩「ナンパ防止に手伝ってくれるんやろ?早くつなかだらどがんね///」メセンソラシ 京太郎「…いいんですか?」 哩「すぐ行くんやろ?なら早くしろ」 京太郎「あ…はい」フツウニツナグ 哩「さっきとちごうとるがまあよかやろうとよ。それや行こうか」 京太郎(??さっきまでのは失敗だったんじゃないのか?) スタッフ「いらっしゃいませーお席のご希望とかございますか?」 哩「カップルシートで」 スタッフ「かしこまりましたそれでは席の方にご案内いたしますね」 哩「ここんハートの形ばしたチミミサンガ…油で揚げたブリトーのデザートな。ソレの見た目がすごく可愛くてな 他にも薔薇の形をしたペアパフェや細長いクレープが人気があってな前から来てみたかったんだ」 京太郎(あぁそういう事か。哩さんが甘いもの好きだって事は俺しか知らないもんな…こりゃ完全に脈なしか)ハァ スタッフ「男女でのカップルシートをご利用の場合記念撮影をすることもできますが、いかがいたしますか」 哩「…よろしゅう頼む///」ウツムキ 京太郎「え?……え?」 スタッフ「それじゃあ彼氏の方、彼女を後ろから抱きしめる形でお願いします」 哩「だ、そうやけん。京太郎早くしろ///」カオマッカ 京太郎「…いいんですか?」 哩「しょうがなかやろ。こうせんと利用できんんやけん。それともさっきの言葉は嘘やったのか?」 京太郎「それじゃあ…失礼します///」ギュー 哩「ん…」 スタッフ「それじゃあ撮りますね」パシャ 哩「さっき気付いたんやけど…京太郎とならこぎゃん恥ずかしい事も悪くなかな」 京太郎「…それって」 哩「これ以上は言わせるな恥ずかしい///」 カン

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